父の失敗・悩み・たわごと
「がんばれタブチくん」にみる自信と捉え方と実力の話
自信を持つとか物事を前向きに捉えるとか、そういう話がよくあります。
捉え方で、目の前の状況が180度変わると思います。
PTAの挨拶なんかでも、私自身、そんな話をすることがよくあります。
先日、ふと「がんばれタブチくん」というマンガにあった話を思い出しました。
私が小学生の頃に読んでいたマンガです。
小学校の時、家庭訪問に来た担任の先生が
「おっ、がんばれタブチくんいっぱいあるやないか、借りてくで」
と言って持ち帰り、なかなか返してくれず、
何度か催促してようやく家に戻った時はボロボロだったという
思い出の漫画です(このおかげでいくつかの大事なことを学びました)。
話は戻りますが、思い出したのはこんなシーン。
(詳細はちょっと違うかもしれませんが、話の筋はこういうこと)
プロ野球選手のタブチくんが毎回三球三振でベンチに帰ってくるんです。
ベンチのすみっこにちょこんと座り、全く自信がない背中。
見るからに打てそうになく、本人の顔もそれが当たり前といった感じです。
“まずは自信を持たせなければ”と、監督、コーチは判断し、
タブチくんに自信がみなぎる催眠術をかけます。
するとタブチくん、目がギラギラになりました。
さすがマンガだけあって、その表情の違いは分かりやすいです。
目のタッチが違いますから。
自信に溢れた大打者オーラをまとい、打席に向かいます。
そして結果は、、、三球三振。
ベンチに帰ってきます。でもその目はギラギラ。自信に満ち溢れ続けています。
そのオーラが放出されたまま、ベンチの真ん中に腰掛け言いました。
「このオレを三球三振に打ちとるとは、なんてすごいピッチャーだ」。
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【最終回】
息子は生きる能力が大切ですが、娘はいい男を捕まえる努力が重要だと思っています。
今回は、東証マザーズ上場、株式会社SHIFTの代表である丹下大さん。自分には父性本能がないんですという一方、憧れの父親像もしっかりとお持ちで、自他ともに認める親分肌。以前、子育ては実験だとSNSで発信したらみんなにドン引きされたとか。そんな丹下さんの原体験から、理想の父親とは、息子・娘それぞれに対する教育方針など、いろいろ面白いお話を伺いました。
丹下 大さん
ソフトウェアテスト会社 経営
東京都在住
家族構成:妻、息子(小3)、娘(小1)、息子(3歳)
―壮大な実験ですね。
大きなテーマです。家族ぐるみでお付き合いしているところがあるんですけど、先日も一緒に旅行したりして。そこのお父さん、子どもとの接し方がすごく上手いんです。優しくドッジボールを教えてあげたり。そんな中、僕はずっとスマホをいじりながらボーッとしていたんですけど(笑)。そういうことが出来るお父さんを尊敬するんです。子どももそういうお父さんの方が楽しいじゃないですか。でも、僕にはそれがない。今から鍛えてもいいのですが、父性本能のない自分は楽しめないなと。それよりは、子どもが早く大人になって、ビジネスの話をしたほうが楽しい。「お父さん、新しいビジネスを考えたよ」「おーっ、面白いじゃん。一緒にやるか!」みたいな。
―早く大きくなってほしいと。大人になった子どもの親分でいたい感じ?
はい。僕にとっては20歳を越えた子どもが好きですね。それと、マフィアのボスが僕にとっての理想像です。
―マフィアのボスですか?
はい。大家族主義なんです。今度も奥さんの両親と妹夫婦、弟夫婦とみんなでご飯を食べに行くんですが、超憧れるシーンは長い机にみんなが座ってご飯を食べて、全部僕が払ってニヤリとする、みたいなこと。それってマフィアのボスな感じでしょ(笑)。会社でも同じで、会社のみんなで美味しいものをウワーっと食べて僕が全部払う。それが気持ちいいし、みんながおいしそうな顔をしているのを見るのが凄く好きなんです。「おいしい?」「この店いいでしょ?知らなかったでしょ」って、恩着せがましく言うのが好きですね。
―そういうシーンに憧れて、親分として生きているんですね。
完全にそうです。親分風を思いっきり吹かせて、子どもが生きる能力を身につけるための援助をなんでもしようと思っています。話はちょっと変わりますが、今年の父の日に、少3の息子が手紙をくれたんです。「来年10歳になるから2人で旅行に行こうね」という内容の。何年か前、僕が息子に言っていたことを、彼が覚えていたんですね。
―息子さんが覚えていてくれていた。
はい。原体験というものができるのが10歳らしいんですよ。記憶力が爆発的に増えると言われているんです。だからそのタイミングで2人旅をしようと思って、息子に言ったんです。覚えていてくれたのは嬉しかったですね。
―それは嬉しいですね。2人でどんなところに旅行したいですか?
息子はロケットが好きなので、ロケットの施設を見に行ったりとか、宇宙飛行士やエンジニアの人に会ったりとか。それと僕、ミヤンマーで活動しているNPOのジャパンハートっていうところを応援しているんですけど、そこに息子と行って一緒にボランティアをしようとも思っています。
―娘さんとは?
娘は難しいです。息子は生きる能力が大切ですが、娘はいい男を捕まえる努力が重要だと思っています。本気で20歳くらいで結婚してほしいと思っているんです。なので、いい男を見つけるための手段をこれから教えようと思っています。
―一番有効な手段はなんですか?
なんでしょうね。今は、私立の小学校に入ったばかりですが、女子校なので、とにかく外の世界で遊べということばかり言うかもしれないです。小学生だとコンパはしないと思いますが、違う学校の子と遊べとか、例えば公文やスイミングスクールや英会話教室など学校以外の世界で男友達を作れというようなことは、ひたすら言い続けると思います。
―とにかく出会う機会を多く持てと。
それが有効かなと思っています。それともう一つ。「いい男はだいたい早く売れてしまうから、さっさと唾つけろ」と。そのための、いい男の基準というのを教えると思います。
―ほう!いい男の基準とは?
大志を持っている男ですね。でもね、売れないボクサーはダメです。売れないバンドマン、売れない俳優も、僕からすれば、それはちょっとダメよと。それで飯食えるのかというところが大事です。本当に大志を持って、自分の才能、自分のキャラで、開花させられる人ならいいです。それをどう見極めるかも、娘にはケースバイケースで言います。高校生くらいになったら「彼氏が出来たら、パパがデューデリしてやるよ」と言います。イヤなパパですね(笑)。とにかく、息子には生きる力を、娘には男を見抜く力を。僕が教えるのはそういうことですね。
―3番目の子に対しては?
まだ3歳ですからね。なんていうか、もう可愛いだけです。コアラみたいな感じですね。先日も週末トライアスロンから帰宅したら、すぐに僕の膝にペタッとくっついてくるし、ただただ可愛い(笑)。下の子はお兄ちゃんお姉ちゃんが怒られたりするのも見て育つので、多分、相当要領が良くなると思うんです。それに可愛いから、明らかに他の人からもたくさん愛情を受けているので、図に乗らないでほしいというのが僕からのメッセージです(笑)。
―あははは。では最後の質問になりますが、先ほど、息子さんはこれから多分イヤな奴になるだろうとお話されていましたが、そうならないように事前に手を差し伸べたり、手助けをしたいという気持ちは起こらないですか?
それはないです。まあ、本当にイヤな奴になるかというのは分からないですが、そうなった時に、悩みを言ってくれる関係でありたいなとは思っています。だから、自分ひとりで何か、例えばいじめに会っているとか、もしくは学校で自分はちょっと浮いてるんだよねとか、そういう時に、僕に気軽に言ってくれる関係になれるようにということについては、普段からすごく意識しています。
―そのためには?
そのために子どもとは対等な関係で喋っているつもりですし、子どもがポロっと言った些細なことでも「へぇー!そうなんだぁ」とか、しっかり相槌を打って聞きます。子どもが喋りやすい環境に。そこにはすごく気を遣っています。
―思いっきりお父さんですね。
お父さんですね(笑)。
今回の”オトン”なビジネスマンは、
丹下 大さん
株式会社SHIFT 代表取締役
広島県出身。
家族構成:妻、息子(小3)、娘(小1)、息子(3歳)
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【第2回】
息子は最近、お金の話しかしなくなったんです。それはそれでいいと思っています。
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丹下 大さん
ソフトウェアテスト会社 経営
東京都在住
家族構成:妻、息子(小3)、娘(小1)、息子(3歳)
―社長よりもお祭りの中心にいるお父さん。
はい。でも、子どもは起業家に育てたいと思っています。起業家に必要なのは生きる能力。それはすごく重要なことで、そのためには欲が大切だと思っています。ウチの社員を見ていても欲がありません。日本で生まれ育って、何をしてもみんな大概は食えますからね。何が欲しいかって訊かれてもある程度手に入れちゃっていますし。だから長男には欲を出させようとしています。
―どうやって欲を出させるんですか?
三つ子の魂百までって言いますよね。それがもし本当だとしたらと信じてやっていたのですが、長男が3歳になるまでひたすらミニカーを買い与えていたんです。他のものも買ってあげていたんですが、何かにつけてミニカーをね。でも4歳になった瞬間にピタっと買うのをやめました。すると「あれ、自分が今まですごく簡単に手に入れたものが手に入らない」ということに気づくんですね、4歳児でも。そこから凄い物欲が出てくるんですよ。それで「どうやったら手に入るか考えてみなよ」と言って、その頃からちょっと考えさせるようにしたんです。
―なるほど。
そうすると、パパは買ってくれない、どうしたらいいんだろうって考え始めて、彼が出した結論がゲームを作れるようになろうと思ったらしいんですよ、幼稚園の時に。それで「アプリの開発をしたい」と。僕も「確かにアプリの開発したら、お金が手に入って自分の欲しいおもちゃが買えるかもしれないね」と言ったんですが、「それは難しいことだから、まずは目の前にあるものを売ることから始めないか」ってメルカリを教えてあげました。
―幼稚園の子どもに、まずは売ることを教えたと。
はい。それで長男が好きなバズライトイヤーのガンがあったんですけど、それを写真に撮ってメルカリに出したら、売れなかったんです。そこでヤフオクを教えました。「メルカリは自分でまず値段を付けてみんなが買うというフリーマーケット式だけど、ヤフオクは、欲しい人が値段を決めるから、ヤフオクにしてみないか」って。そしたら小さなおもちゃが1円か2円で売れたんです。でも送料が650円かかったんですよ。それでちょっとクレームが来ちゃって。「なんでこういうクレームが来ると思う?」って訊いたら「送料がかかるから」って。「そうだよね、トータルの値段が大事だね」みたいな話をしたんです。
―もう商売の話ですね。
ただ、やっぱり買う人は少なくて「誰が買うの?」って訊くと「幼稚園とか小学1年生の子」って言うので、「いや、そうじゃない。お母さんだよ」と言いました。「お金出すのはお母さんだから、お母さんがメリットを感じないと買わないよね。そう考えたら、おもちゃ箱にいっぱい詰まっているとか、もしくはなかなか手に入らない、当時でいうと妖怪ウォッチのレア系アイテムとか。大人がみてもこれはいいと思えるもの。そう考えていくと、自分がいらないものは売れない。むしろ自分が一番欲しいと思うものしか売れないんだよ」という話をして、色々本人に勉強させたら、本人もすごく学んでくれたようです。
―それはマーケティングという話ですね(笑)。
でも最近はお金の計算ばっかりするようになってしまいました(苦笑)。自分の財布に1円、2円と毎日貯まっていくのが好きみたいで、でも、それはそれでいいと思っています。すごく計算が早くなったし。でもね、お金の話しかしなくなったんです。パパの肩を揉んだら100円あげるというようなことを決めているんですが「パパもやってほしい時とやって欲しくない時があるんだよ」と言って、サービスを受ける側にはわがままなニーズというものがある、という話もしています。そうやって学んで、お金の計算もすればいい。ただ、これを続けていくと、おそらくですが小学校高学年になる頃に、イヤな奴になってくるはずです。友達に対して。でも僕はそのままイヤな奴になればいいと思っているんです。
―イヤな奴になればいい、ですか?
はい。イヤな奴になると、突然、友達がいなくなる日が来ます。その時になって初めて気づくんですよ。社会性が重要だということに。友達に自慢しすぎてはいけないし、自分の欲望を押し付けちゃいけないんだなとか。社会性とか協調性というものが必要なんだということを、小学校高学年から中学生くらいの時に学んでくれればと思って。今はそういう教育方針で僕はやっています。
―以前、丹下さんは「子育ては実験だ」というようなことをSNSで仰っていましたね。
だいぶ前だと思いますけど、実験だと言ったらみんなにドン引きされました。例えば、会社を経営していい家に住んでいて、なに不自由ない生活をしていますっていう家庭の子どもって、はたして幸せなのだろうかと思ったんです。生きる能力の高い人って、コンプレックスを抱えて生きていると思うんです。だから子どもにとっての最高の教育は、僕が自己破産することです。「父親が自己破産してウチは貧乏だったから」みたいなことが、一番いい教育なんじゃないかと。でも僕は自己破産したくないんですよ。僕も自分の人生なんでね。だからウチの3人の子どもたちに最高の教育を与えるにはどうしたらいいかを考え試すのが僕の実験です。
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オトンなカラダのつくりかた
理学療法士&トレーナーによる、オトンなカラダのつくりかた。
はじめまして。理学療法士兼パーソナルトレーナーとして活動しておりますJunと申します。これから、oton+to読者の皆様が「かっこいいオトンでいるため」の様々な情報を発信させていただきたいと思っています。
その前に、、、
「そういうお前は誰なんだ!?」との声が聞こえてきそうなので、第1回の今回は私の自己紹介からさせていただきます。
長野県で育った私は、小学生の頃から野球に励み、大学まで野球を続けてきました。しかし高校時代に負った肩の怪我が原因で選手を退き、トレーナーの道を志し現在、都内でPersonal Fitness Salon J Styleの運営をしています。
さて、冒頭で肩書きを名乗らせていただきましたが、、、
“理学療法士(Physical Therapist ; PT)”ってみなさんご存知ですか?
「聞いたことない」ですとか「聞いたことあるけど何してる人?」「医学療法士でしょ?」という声がよく聞かれます。(ちなみに医学療法士という士業はありません。。。)
堅っ苦しくいうと、、、
「運動療法や物理療法を用いて、身体機能の改善を促す専門家」と定められているわけですが、「運動療法って?物理療法って?」ということで
要は「運動機能の低下を改善させることができる医療従事者」「筋肉や骨のスペシャリスト」「治療ができる人」
という感じです。
多くのPTは病院や施設に勤務していることが多く、医師の指示の下、リハビリを中心に様々な方の治療行為を行っています。
私は、怪我やカラダの機能の低下によってディスアドバンテージを受けてしまっている方たちの力になりたいという思いから、メディカルの知識と経験を積みたいということで、PTのライセンス(国家資格)を取得しました。
PTであるトレーナーとして、カラダの機能についてより深くなった知識を活かして、単にボディメイクをするトレーナーではなく、カラダの機能を取り戻し維持するためのエクササイズ指導ができることが最大の特徴です。
カラダは約60兆個もの細胞からできています。それぞれに特徴があり、
身長や体重、骨の形はもちろん、生活習慣や生活リズムの違いにより、必要な情報は皆異なります。どうしてもパーソナライズされたプログラムが必要になるため、マンツーマンでの指導が基本になります。
私のクライエントには、肩の痛み腰の痛みをなんとかしたいという50代女性、子どもとの野球を続けられるカラダを維持したいという40代の男性、姿勢を整えながら疲れにくいカラダにしたいという30代の女性、とにかくカッコイイカラダになりたいという30代の男性など、年齢も目的も幅広い方々にいらしていただいています。また、運動しなくちゃいけないのはわかっているが、運動を止められているという方もいます。「誰に?医者に。。。」
「休めば治る」確かにそれも事実かもしれません。。。
ただそうしている間にもカラダの他の正常な機能は落ちていきます。
カラダの機能を落とさずに、患部をケアする。そんなアプローチができます。
もちろん、1番多いニーズはダイエットやボディメイクですけどね。
ベースの知識がある上で、大学までアスリートとして活動していた経験、また最近は市民ランナーとして数々のマラソンレースに出場している経験も生かして、ボディメイクやダイエットのお手伝いもさせてもらっています。
昨年は、100kmマラソンにも挑戦し、目標としていたサブ10(10時間切り)も達成することができました。
非常にざっくりな話ですが、、、
ヒトは、カラダが元気になれば気持ちも変わりますよね?運動により汗を掻くと、誰もが爽快感を感じますし、山の中を歩くと清々しさを感じます。それはヒトに限らず動物に備わっている本質的な反応です。
筋力をつけ、カラダを作るというイメージでジムに通う方も多いですが、私のジムでは、それよりももっと単純に、動きがスムーズになる、楽に動けるようになる、カラダを動かすことで疲れが取れるということを重要視しています。スポーツのパフォーマンスが上がることもそうですし、例えば単純に階段が楽に登れるようになるとか、ヨガでそれまで取れなかったポーズができるようになるとか、肩こり腰痛がなくなるとか、そういったことを体現しています。
そして「あれもやってみようかな」「これもやってみようかな」となり、幸せの循環が始まっていく。私はこの循環を一番大事にしたいと思っています。活発なお子様と一緒に運動する際に、「うちのオトン、カッコイイな」と思わせられるようなカラダの使い方をお伝えしたいなと思います!
今後は、oton+to読者の方々に1回6~8名を対象に、セミパーソナルトレーニングも開催していく計画もあります。皆様のカラダの状態を把握させていただき、オーダーメイドの提案もできるように個別に対応もさせて頂けるような、セミパーソナルトレーニングです。
またこちらの連載で、皆様からのカラダの悩みにも回答できたらと思っています。自身のカラダ、お子様のカラダについてのお悩みを受け付けていますのでいろいろな疑問をぶつけてみてください!!
これからカラダの基本的なことから、えっ!?というカラダの不思議までをお伝えしていけたらなと思っています。時には小難しくなるかもしれませんが、飽きずにお付き合いください!
福田 潤 ふくた じゅん
株式会社J−LIFE CREATION 代表
Personal Fitness Salon J Style 代表
Hawaii SUP Yoga Association Managing Director
J-LIFE CREATION。 この社名には、福田潤のJunであることに加えて、Japan、Joyful、Join、Journeyなど、どこかワクワクするようなプラスの意味を込めています。フィットネスサロンの運営を柱に、様々なことを通じてカラダとココロの健康や癒しをテーマに活動をしています。今、ブームになりつつある水上に浮かべたボードの上で行うSUP YOGAのインストラクターとしての活動、ランニングコーチとしての活動、2年ほど住んでいた経験を活かしてハワイ旅行のコーディネート、また国が推奨する「健康経営」のコンサルティング業務のお手伝い、と言った活動を通じ、一人でも多くの方の素敵な人生創造〜LIFE CREATION〜のお手伝いができればと思っています。
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第1回
僕は典型的なガキ大将だったのに、お神輿の一番隅っこのヒモを引っ張る役にさせられました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日は父親としての取材ですよね。はじめからこんなこと言うのはなんですが、僕、父性本能というものがないんです。
父性本能がないんですか?
それは僕の父親の影響なんだろうと思います。父親が僕と何も接してくれない人だったんです。あまり父親っぽいことをされた記憶がなく、僕のほうも父親を求めたということがなくて。うちの母親がよく親父に言っていたんですよ。父性本能がないって。
お父さまは何をされていたんですか?
学校の先生でした。広島の片田舎で人口3000人くらいの小さな町で育ちました。祖父は原爆で亡くなりました。なので僕の親父は父親を知らないんです。つまり親父は父親像というものを持っていないんですね。その息子の僕もそれを引き継いでいるんじゃないかと思っています。自分の子どもに対する思いとか、育て方や教育についての関心が、僕は他のお父さんたちより弱いのではないかと思います。でも、僕の中では憧れるお父さん像というのがありまして。
憧れるお父さん像?
僕が小学生の時にやっていたソフトボールの監督なんです。その人が『下町っ!!』って感じのおじちゃんだったんです。パンチパーマでこんな昔のすごいサングラス(編集部:おそらく西部警察の渡哲也がかけていたようなものだと思われます)、タバコも強いやつ、ピースですね。缶ピース。あれを1日2缶くらい吸っていたと思うんですけど、そのせいなのか、もう声ガラガラなんです。その声で「マサルーッ!」ってトラックから声かけるんです。喉仏がガツーンと突き出して、全身が男性ホルモンのおじさん(笑)。ウチが共働きだったので、食事代とかを払って、おじさんの家でごはんを食べたりしていたんですよ。僕はその人が好きで、男らしさというか男性ホルモンはその時にすごいインパクトを受けた記憶があります。
男らしさに憧れていたんですね。
それと、町の夏祭りでお神輿とかありますよね。僕は典型的なガキ大将だったので神輿を担げるもんだと思っていたんですよ。小学4年生の夏、僕はすっかり担ぐ人になるつもりでいたら、僕はお神輿の一番隅っこのヒモを引っ張る役にさせられました。その時に「あれ?オレ、ガキ大将なのに、ナニ?この虐げられたポジションは」と。町内会の祭り実行委員みたいな人たちが自分の子どもに担がせるんです。そういうところにウチの親父はいなくて、そういうコミュニケーション能力もなかったので、「丹下の息子はあそこでいいね」みたいな感じになっちゃったんですよ。その時に、父親というのは大切なポジションだなと。こうやって息子は悲しむんだなと思いました。
その話、お父様にはされましたか?
していないです。まあ言っても分からないと思います。でも別に親父と仲が悪いわけじゃないですよ。昔も今も。
お子さんは今3人ですね。
はい。小3と小1と3歳。男、女、男です。小3の長男はちょっと運動神経が鈍いんですね。僕に似ないで(笑)。幼稚園の時に、息子にボールを投げさせてみたら女の子投げをしまして。その時にボロっと言っちゃったんです。「投げ方がダサいよね」って。そしたら奥さんにものすごく怒られました。「あんたのそのひと言でどれだけ傷ついていると思ってるの」って。ああ、そういうことは言っちゃいけないんだって反省して、そこからはもう言わないようにしています。僕は普段ドSキャラなんですけど、息子にはドSは出さないようにしています。
でも最近は息子と毎週土曜日の朝10時からかけっこの練習をしているんです。背は高いんですが、さっきも言ったように運動神経があまり良くないので、徒競走とか負けちゃうんですよ。僕は息子が小1の頃から「別に1番になることが重要じゃないよ」と言っていたんです。ただ、そのせいもあってか、随分冷めた子になっちゃったなと。そんな中、東京体育館でかけっこの練習をやっているというので僕が連れて行ってみたんです。脚の上げ方とかがしっかりしてくるようになると、50m走のタイムも縮まるんですよ。毎週測るんですが、ちょっとずつ速くなってきて、そうすると自信を持ってきますよね。同級生でものすごく運動神経のいい子がいるんですが、その子にもう少しで勝てそうだと言い始めたんです。父親としては「おおーっ!」みたいな(笑)。そういう時はやっぱり家族の会話も増えるんですよね。僕もやっと、ある意味、子どもに期待をするというか、そんな気持ちになりました。
丹下さんご自身に、ちょっと父性本能が芽生えたんですね。
そうですね。それと土日は子どもを寝かしつける時に僕が絵本の読み聞かせをしているんです。普段は妻が毎日やっていて、土日は僕がさせられています。でも僕は子どもの時に絵本を読んでもらったことがないんですね。だから童話とか全く知らなくて。そのせいでしょうか、はじめの頃は「絵本の読み聞かせなんか意味あるの?」くらいに斜に構えながら読んでいたのですが、子どもはその本をすごく好きになったりして、それを見ていると、ああ、これはいいことだなと思えるようになりました。それで思いました。親からはやってもらわなかったことでも、僕は子どもにやってあげようと。父親から続いてきた父性本能の弱さを僕のところで止めようと思っています。さらには、さっき言った憧れのガテン系、強い父親でいようと思っているんです。
さきほどの男性ホルモン200%おじさんみたいな。
はい。神輿を担がせてもらえなかったというのが今でも強く印象に残っているので、子どもにはそういう想いをさせたくないという気持ちが強いです。祭りの中心にいるとか、腕力が強いとか、子どもから見ると格好いいガテン系の父親でありたいと思っています。運動会では絶対にコケるわけにはいきません。だからもの凄く鍛えています。トライアスロンもやって、その辺のお父さんより全然走れると思います。そういう分かりやすい父親でありたい。会社を経営しているとかは小さな子どもにはまだ分からないので、それよりも釣りが上手いとか足が速いとかお祭りの中心にいるのが、僕の理想の父親像です。
【第2回】「 息子は最近、お金の話しかしなくなったんです。それはそれでいいと思っています。」に続きます
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オトンの心得・決めごと
この週末「ウチの夫は仕事ができない」を観て。
週末、娘が録画していたドラマを観ました。
「ウチの夫は仕事ができない」の最終回。
関ジャニ∞の錦戸亮と松岡茉優が夫婦役のドラマ。
ドラマなんか観ねえよ、とか、最近全然観てないなという
オトンはとても多いと思います。
私もたまに娘につられて録画したものを観るくらいです。
たまたま観ていたこのドラマで、とても良い場面に出くわしたんですね。
oton+toでよく言っている、本のタイトルにもなっている、
『父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない」話でした。
oton+toでは、父親が子どもとがっつり遊べると感じることができる
4~5歳から5~6年間という言い方をしていますが、
このドラマの中ではもっと小さい時のことを言ってるようです。
でも、根っこは同じです。
子育て時期真っ最中の人ほど、言われないと気づかない話かもしれません。
今、この時の日常はかけがえのないものであるということは。
この時期が過ぎてしまった私も、ドラマの中の熱弁を聞き入って
「確かにそうだなあ」とあらためて気づかされました。
ドラマの中で小林司(錦戸亮)が企画したパパ向けの講演会
タイトル「男ってつらいよ」。
で語っていた10分超の長ゼリフ。
こんな内容でした。
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大抵のお父さんには仕事があるから、ものすごく頑張って、
必死になって作らないと、子どもと過ごす時間はないのかもしれないって、
そんなことに気がついた時に、僕は、お父さんたちのいろんな悩みを知りました。
例えば『これからがキャリアの正念場という時に、育休を取りました。
だけど、この時期のブランクは今後に影響する。
そう考えると、育休は本当に家族のためになるのかどうか考えてしまいます」。
「妻が高熱を出したので定時に上がって、保育園に子供を迎えに行き風呂に入れ、
夕飯を食べさせました。ふと電話を見ると、上司から着信が10回以上ありました。
「電話に出ろ。仕事はどうした」という怒鳴り声が留守電に残されていました」。
みなさん、仕事と家庭の板挟みで、辛さだったり苦しさを感じてるんだなって。
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10年後には、ある程度の子育てが終わっていて、
仕事に専念できる日々を送っていることでしょう。
だけど、その頃にはもう、僕たちの腕の中には、膝の上には、
必死でシャツにしがみつきながらよじ登ってくる小さなあの子は、いません。
どこまでもまとわりついてきて、やることなすこと全部邪魔してくる、
小さなあの子は、いません。
仕事で外回りに出る暑い夏の日、ふと空を見上げた時、
あの頃、笑いながら一緒に走り回った芝生を、
びしょ濡れになって一緒に遊んだ、あの日の青空を思い出して、
過ぎてしまった時間の愛おしさを知ることでしょう。
汗の匂い、ミルクの匂い、粉々になったクッキーのカス、
小さなぬいぐるみ、泥だらけの靴下、おしっこを失敗してしまったズボン、
カレーまみれのシャツ、「パパー!」とあなたを探す声、
バタバタと走る足音、「おかえりー」と響く声、廊下を横切る小さな姿。
それは、今の僕たちの、日常にあるものです。
だけど、その日常こそが、特別なんです。
一生のうちの、たかが数年間の出来事なんです。
その数年間に、過ぎ行く今に、数え切れないほどの愛おしさが、
死ぬまで忘れられないほどの思い出が、沢山ちりばめられている。
僕たちは、これから一生、どこにいても何があっても、
子を想い、心配し、愛し続け、だけどこの腕の中で、
膝の上で「パパー」と見上げてくるあの子を、ギュッと抱きしめられる時間は、
とても、とても短い。
ドラマ「ウチの夫は仕事ができない」最終回より
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クレイジーパパの日常
出産予定日を超える男・北村涼真(リョウマ)人生大いに笑おう!
出産予定日9月8日を余裕で超えてくる男、北村涼真(リョウマ)
先日の検診でお医者さんからは
「元気過ぎるぐらい元気」
との事で、よほどママのお腹の中の居心地が良いのだろう。
長男タイガも予定日遅れての出産だった。
やはりママのお腹の中は居心地が良いで確定。
里帰りから1週間近く経過。
自宅と実家を移動する日々が続く中。
これまでのマタニティライフの思い出をぼんやり思い浮かべてみる。
なんと言ってもマタニティライフ2回中2回ハワイを経験できた。
長男タイガがお腹の中の時。
2015年3月くらいだったかな。
結婚1周年記念もかねてのハワイ。
結婚式は2014年2月にハワイで。
新たな生命を預かってのハワイだった。
タイガはお腹の中でパパとママを祝ってくれた。
この5ヶ月後の8月にタイガが誕生。
そして次男リョウマの時。
タイガハワイデビュー!
2017年、今年の6月。
リョウマもお腹の中で一緒にハワイを楽しんだぜ。
それ以外にもたくさん「今しかできない事」を一緒に楽しんだ。
だからかな。
クレイジーファミリーは本当にいつも笑顔が絶えない。
タイガもお腹の中にいる時から、毎日笑い声を聞いて育ってきた。
リョウマもきっとそう。
タイガが加わった事により、タイガの時以上にお腹の中で笑い声を聞いている。
今日もたくさん笑って、リョウマに笑顔を届けよう。
お腹の中でたくさん笑って、もっと笑いたくて、出てきてくれるだろう。
おまけ
いつ出産するかわからない状況の中、出場したアメフトのシーズン初戦でチームMVPに。
家族、仲間、ファンのみんなに感謝。
クレイジーファミリーは家族の夢を全力で応援する。
そんな家族であり続けたい。
今年こそ日本一になって。
ママとタイガとリョウマを抱っこして喜びをわかちあう。
人生大いに笑おう。
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キャンプする
秋キャンプでリベンジ?スマートにキャンプ道具を車に積み込むコツのようなもの。
キャンプが気持ちいい季節になってきました。
夏にキャンプデビューをして、蚊に刺されまくったり、
テントが暑くて寝れなかったりで、
もうキャンプはツラい!なんて思っているオトン(オカン)のみなさま、
秋キャンプでリベンジしませんか。
リベンジと行っても、特に何かをがんばるわけでなく、
せっかく揃えたテントやタープ、バーベキューコンロをもう1回車に積み込んで
自然の中に出かけましょうということでございます。
ということで、今回は、キャンプ道具をスマートに車に積み込むコツのようなものを
紹介しますね。
キャンプを始めたころ、参考にした本がありました。
その名も、
「オヤジがエバれるオートキャンプ㊙︎テク」松澤政昭著 山と渓谷社刊
特に、初めての時なんかは、タイトルにある
クルマへのパッキングについて書いているところを
そのまま真似したのを覚えています。
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①クーラーボックスは1番後ろに置く。行き掛けの買い出しを考え、食品をいれやすい位置に置くのが正しい。
②プラスチックコンテナを1つ入れ、ランタンをその角に立てて固定する。これはランタンのマントルが破損しにくいようにする工夫だが、その他の破損しやすいものもここに入れる。
③最初に出したいものが手前、後から出すもの、最後まで出さないものが奥、というのが基本。こうしないと、全部出さなければ設営できない。
④手前に食器類と食料をいれたトートバッグで隙間を埋める。こうすればここがキッチンとなり、料理のときに全部取り出さなくともいい。また、コンテナよりも変形するバッグの方が隙間にぴったり収まるので使いやすいのだ。
⑤テント、チェア、タープはリアシートの背もたれの後ろに。これを1番最初に出したいのに、なんで奥に、という人もあるだろうが、背もたれを倒してしまえばすぐ出せる。細長いもの、薄いものだから斜めの空間によく収まるのだ。
⑥クーラー、コンテナ、トートバッグを基準に、平らになるようにその他のものを入れていく。
⑦左右の隙間をブランケットなどで埋める。これは荷物が動かないようにするためだ。
⑧全ての上に薄い銀マットを敷くように広げる。銀マットの上には鉄板やテーブルを乗せ、個人用マットをかぶせる。マット類は畳んだりまるめるとかさばるが、広げると意外に薄いものだ。さらにその上には着替えのバッグを乗せる。このとき後方視界を確保しておくことを忘れずに。
⑨シュラフはリアシートへ収める。ステーションワゴンで3人乗りならこれで完了だ。
ここに挙げたのは私が行っていることであり、絶対的なものではないが、参考にしてほしい。
「オヤジがエバれるオートキャンプ㊙︎テク」松浦政昭著 山と渓谷社刊より
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ウチは5人家族でワンボックスカーなんですが、3列目を倒して
ほぼこれと同じように積んでいました。時にはここに大きな望遠鏡を積んだりもしました。
リアシートを倒して、テントやターブやチェアを取り出すっていうのは
なんだか、いかにもコツを知ったよう気がしてうれしかったです。
これからは焚き火台(バーベキューコンロと併用?)とかも
積んで、秋キャンプを楽しみましょう!
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【夏休み】海川山森&キャンプ特集
四万十川カヌーキャンプ 番外編 長男の初バイト。
今回の四万十川カヌーキャンプでは、
高1コタのアルバイト体験というのもありました。
行くにあたって、テントやライフジャケットや
たくさんのTシャツ、帽子などをモンベルさんに協力してもらうことになりました。
家族全員分の諸々、何を使うかという装備の選定まではオトンがやったのですが、
そうか、これコタのアルバイトにしたら良いかも、と思い立ち
その装備の管理をコタの仕事にしたわけでございます。
スタイリストのアシスタントさんのような仕事の一部を
やる感じですな。
コタは最近やたらとオシャレに目覚めておりまして、
かつ、高校になったからバイトもしてみたいななんて思っていたところですから、
このオトンの誘いに、
「おー、やりたいやりたい!オレ、はじめてのバイトだ」ということで
ノリノリOK。
最後、装備の洗濯・片付けするところまでが仕事だぞということでスタート。
出発前の装備のチェックから、旅行途中における家族全員分の装備の管理、
四万十川から帰ってきて、洗ったり汚れを拭き、片付けるまでの仕事。
「どんな風にみんなが写ればいいかも考えときな」と言っておいたので、
誰がどれを着るかなんてことも本人が考えて、振り分けておりました。
明るい色と茶色やダークグレーなど渋い色のものがあったんですが、
「オトンが暗い色を着ると、ごくごく一般的な、いわゆるオッサンにしかならないと思う」
という彼の冷静な思考、判断のもと、オトンは服も帽子も明るい色をあてがわれました。
※ノンの帽子、3人の短パンは私物
テントを張って片付けるのはずっと息子2人の役目。
現場で装備のことを一番理解している状態になっておくため、
テントも事前に自宅で練習しました。
それでも当日はなんだか手こずっておりましたが、
それ以降は毎日スムーズにやっていたと思います。
そういえば、四万十川に行く前のよさこい祭りで、
見終わって、さあ、車で出発だという時に、
シンが帽子をどこかに置き忘れているのに気づきました。
すかさずコタが「シン、探しに行くぞ」と、
「オトンたちは車で待っといて」と言い、
走って行きました。結局見つかったのですが、
コタは、シンが無くしても自分の責任だということは理解していたようです。
四万十川から帰ってきて、コタは翌日からすぐに用事があったのですが、
(といっても、友達の家に泊まりに行ったり、ラップを観に行ったりと遊びの用事ですが)
Tシャツを洗濯し、綺麗にたたみ、
その翌日はテントも広げて汚れを落とし、少ない晴れ間に天日干しをし、
全ての装備の状態を黙々とチェックしていました。
そして、なんとか無事に終了。
基本、マイペースな性格なので、ゆっくりさが気になるところもありましたけど、
オトンが思っていた以上に責任感を持ってやっていたなというのが私の印象。
親バカ視点も多分にあるのだと思いますが。
ただ、とにかくこれをやってくれたおかげでオトンは楽になりました。
“はたらく”。まさに、側(はた)を楽にするです。
後日、近所の焼肉屋にてアルバイト代を払いました。
オトンの懐からですがアルバイト代4000円。
コタ、すかさずLINEでみんなに報告、速攻で友達からの反応。
「どこでバイトしたの?」が一番多かったようで、
「父の手伝い」というと「なーんだ」とか
「もっと詳しく教えろ」とか。
中には「この夏、オレはもっと稼いだぞ」とか。
まあ、とにかくコタは初めてバイト代を手にしたんですが、
焼肉屋を出た後、ママの運転で家に帰る途中、
「買いたいものがあるからちょっとスーパーに寄ってくれ」とコタ。
スーパーの駐車場に車を停めて、
子どもら3人が店に入っていきました。
車の中で待っていると
「これどうぞ」と、オトンにはおつまみミックス、
ママにはハーゲンダッツのアイスクリーム、
弟妹にもお好みのアイスクリームと、
4000円の中から900円ほどを「はじめてのバイト代だから」家族に。
みんな予想もしていなかったプレゼントをもらいました。
この心意気は嬉しかったですね。
本人によれば、
レジで「うわ、4000円のうち1000円弱か、、、」と一瞬ためらったそうです(笑)。
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oton+toチャンネル
四万十川カヌーキャンプ最終回 家族テント。
四万十川カヌーキャンプも最終日となり、
私たちのカヌーも街中へと近くにつれ、
遊覧船ともすれ違うよになり、手を振り合うようになります。
壮大に見えていた山の景色がなくなってきます。
少し寂しさを感じながらも、ゆっくりゴール地点に向かって漕いで行きます。
そしてお昼頃、街の大きな赤い橋をくぐり、ゴール。
荷物をおろし、カヌーを陸に上げました。
このあとは、近場の温泉に行ってからそのまま帰ります。
3泊4日のカヌーキャンプ、妻は3日目の時に「わ、まだ半分か」と思ったそうです。
「2泊3日くらいでいいんじゃない?」と、
子どもたちにも言っていたらしいです。
でも、この旅はとてもよかったよう。
後日、帰ってきてから聞いたことですが、四万十川に行く前と行った後では、
家族の距離感が変わったように思うと言っていました。
「みんなが近くなった」と。
長男が高1、次男が中1、背丈は小柄だけどちょっとませた娘が小6、
休みの日もそれぞれの用事があり、家ではスマホがメインという中、
母は、子どもの成長を感じながら、そこから生まれる距離感にちょっと寂しさも
感じていたのかもしれません。
そこは父より母の方が敏感なのかもしれませんな。
まあ、そういう意味でも、この旅の意味を深く感じ入ったのかもしれません。
彼女にとって、とてもいい旅になったようです。
沈下橋から飛び込めたことも含め(笑)。
そういえば行く前、テントを選ぶ時、
妻は「家族が5人で寝れる大きなテントがいい」と、
ここだけ主張していました。
私としては、みんな大きくなっているし、
小型のテントをいくつか持って行くつもりでした、
このoton+toにでも
「テントは小さいものを」ということを勧める記事(小川さん執筆)を
掲載していたりもするので、
そこは当然、小さいものがいいだろうと。
でも、妻の唯一の主張を受け入れて、家族全員が寝れる大きなテントにしました。
クソ暑いのではないかという不安もありましたが、
暑いと感じたのは初日の夜だけ、あとは幸いにもそこまで
暑さを感じることはありませんでした。
明け方なんかはむしろ少し肌寒くて寝袋をかぶったくらいでした。
妻はみんなが一つのテントで寝ている姿をスマホで撮っていたようです。
子どもらはどうだったかといえば、
まあ、飛び込んだのが楽しかったとか、流れ星がすごかったとか
ご飯がうまかったとか、川に入って気持ちよかったとか、
小学生の夏休みの絵日記のような感想しか上がってきませんが、
すごく楽しんでいたように見えました。
オトンとしては、いやあ、まさか家族全員で今、
四万十川をカヌーで下ることになるとは思ってもいませんでした。
5年前に行った時も、
まさか長男が高校生になってから来るなどということは
想像できなかったと思います。
「子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。」
oton+toではよく言っていますが、
もしかしたら、そうでもないかもしれません。
その頃とカタチは違っても、みんなで同じものを見て聞いて、笑い合う。
別に毎日じゃなくても、そういう時間は作ることができるんだなと。
「この夏はまた四万十川に行こう!」
みんなに言ってよかったです。
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アウトリガーカヌー「ManōKamakura号」を漕ぎに西伊豆の松崎へ
流れ着いた直径1m以上ある丸太をくりぬいて作ったアウトリガーカヌー、 丸太をくりぬいて作ったカヌ…続きを読む