プロコーチによる、コーチングマインドを活かしたオトンな子育ての仕方

子どもにはダメ出しではなく、目標や夢に対するフィードバックを ~フィードバック~

世の中の子育てを楽しんでいる素敵なオトンの皆さま、こんにちは!お父さんコーチの山 田 真伸(やまだ まさのぶ)です。

 

前回は、質問を紹介しましたが、実践できましたでしょうか?

 

今回紹介するのは、フィードバックです。

 

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コーチングスキルとしてのフィードバックとは?

フィードバックとは?

私自身、フィードバックを学ぶ前は、「フィードバック=ダメだし」というイメージがありました。フィードバックという言葉を聞くだけで、「あっ、何か指摘される。注意される。何かやってしまったかな。」そんな風に反応していました。

 

コーチングスキルにおけるフィードバックは、以下のように定義されています。

 

「クライアントの行動がコーチにどのように見え、コーチにどんな印象や影響を与えているかの姿を、ありのまま事実として伝えること。」

 

その他にも、「大砲などを打った際に、的に向かって、軌道のズレがどれぐらい生じているかを認識して、伝えること。」という意味もあるとされています。

 

子育てにおいても、フィードバックは、子どもが目標や夢を達成する上で、必要なスキルの一つになります。

 

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子育てに大切なフィードバックの7つのポイント

フィードバック7つのポイント

私が、子どもにフィードバックをする際に意識している7つのポイントを紹介します。

 

・あくまでも、目標、目的に向かって、フィードバックをするという意識を持つ
・子どもの行動変容が実際に可能なことを、できるだけ具体的に伝える
・自分のことは、棚に上げて伝える
・直感で伝える(伝えた後に共感性を働かせて、どう思われるか?を気にしない)
・子どもができる存在であるという気持ちを持つ
・お父さん自身も沢山フィードバックを受ける
・子どもにはIメッセージで伝える

 

この中でも、「⑦子どもにはIメッセージで伝える」は、比較的すぐに実践することができるものです。

 

子どもにフィードバックを含めて何か伝える時の伝え方として、

 

・Youメッセージの「“あなたは”、頑張っているね。」
・Iメッセージの「“私は”、あなたが頑張っていると知っているよ。」
・Weメッセージの「あなたが頑張ってくれたので、“私たちも”、頑張ることが出来たよ。」

 

という3つがあります。

 

Youメッセージ自体が決して悪い表現ではないですが、やや上から目線で評価するという意味合いの要素が強く、Youメッセージを使いすぎると、「子どもは頑張って、親に評価してもらう。頑張らないと評価してもらえない。」となることもあります。

 

Iメッセージは、あくまでも、「“私(お父さん)”は、〇〇(子ども)が頑張っているのを知っているよ!いつも見ているよ!」と、存在承認の意味合いも強くなり、子どもに安心感を与えることにも繋がります。

 

また、Weメッセージも効果的で、“私たちも”とすることで、家族においては、お父さんだけでなくお母さんや、兄弟、祖父母などを含めることができて、子どもの、「あぁ、私は家族から応援されて、必要な存在なのだ。」と自己肯定感が高まります。

 

オトンの皆さんは、普段子どもにメッセージを伝える時に、3つの中のどのタイプを使用することが多いですか?

 

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子どもの夢を確認しよう

コーチングはゴールありき

フィードバックにおいて、上記の7つのポイント「①あくまでも、目標、目的に向かって、フィードバックをするという意識を持つ」がありますが、このことも大切です。

 

その中で、子どもの目標、目的、もう少し広く考えて、「子どもの夢」を確認しているかがポイントになります。

 

我が家の中学校1年生の長男の夢は、「キックボクシングの世界チャンピオン」なのですが、トレーニングのことなどで悩んでいるときは勿論ですが、学校の勉強のモチベーションが上がらない時に、

 

「そうなんだね。将来、世界チャンピオンになる〇〇にとって、勉強はどんな意味があるの?」

 

と、現状に共感しつつ、夢に向かってフィードバックも含めた質問を行うと、「勉強で、特に英語は必要だね!だってさ、世界戦でインタビューを受けるでしょ!」と、自分の中で勉強することへの動機付けができることにも繋がります。

 

「コーチングはゴールありき」と言われていて、子どもに置き換えても、子どもがどこに向かっているかゴール(夢など)を確認することにより、フィードバックも機能しやすくなります。

 

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子どもの夢を叶える原動力にフィードバックを

フィードバックが子どもの夢の原動力に

今回は、フィードバックを紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

 

オトンの皆さんもお子さんの夢を確認しているかと思いますが、今回紹介したフィードバックを上手く機能させることが、子どもが夢を叶える原動力になると考えたら、何だかヤル気が出てきませんか?ぜひ、日常の子育て場面でも、フィードバックを意識してみてください。

 

次回は、今まで紹介したコーチングスキルをまとめつつ、「子どもへのイケてるオトンの声のかけ方」をお伝えします!

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今までの連載と、これからの連載内容

【はじめに】

① オトン(お父さん)の日常の子育てにコーチングマインドを (4月16日公開)

【オトンのコーチングマインドスキル編】

② 子どもの話を最後、「。」まで聞くことの効果 ~傾聴~ (5月7日公開)
③ 子どものペースやテンポに合わせて寄り添ってみることの効果 ~ペーシングとリフレイン~ (5月21日公開)
④ 子どもが100点を取った時だけでなく、そもそもの存在を認めてみよう ~承認~ (6月4日公開)
⑤ 子どもには過去への詰問ではなく、未来への質問を ~質問~ (6月18日公開)
⑥ 子どもにはダメ出しではなく、目標や夢に対するフィードバックを ~フィードバック~ (7月2日公開)
⑦ 子どもへのコーチングマインドを活かした、イケてるオトンの声のかけ方 ~コーチングスキルのまとめ~ (7月16日公開)

【オトンのコーチングマインド応用編】

⑧ オトンが子どもの時の、親との出来事を思い出してみよう (8月6日公開)
⑨ オトン同士で、子どもの自慢話をしてみよう (8月20日公開)
⑩ オトンの今の仕事、そして夢の話を子どもにしてみよう (9月3日公開)
⑪ オトンとしての、あり方を考えてみよう (9月17日公開)

【おわりに】

⑫ かっちょいいオトンの背中を魅せ続けよう (10月1日公開)

毎月第1、3金曜日が連載予定日です。

~~~

執筆者プロフィール

山田プロフィール写真

山田 真伸(やまだ まさのぶ)
コーチングオフィス Be a Smile代表
お父さんコーチ
言語化コーチ

北海道出身神奈川県在住
3人の子ども(12歳の男の子、4歳の男の子、2歳の女の子)+8歳のチワワ

【保有資格】
国際コーチング連盟アソシエイト認定コーチ
一般社団法人コーチングプラットフォーム認定コーチ
理学療法士

【大切にしていること】

あり方
「私自身が笑顔で、周りの人も笑顔にできる存在であり続けたい。」

ビジョン
「自分の選択に肯定感を持つ。」一人ひとりが笑顔でそう思える世界をつくりたい。

【コーチとしての活動】

2020年6月6日に理学療法士として会社に勤務する傍ら、個人事業主として「コーチングオフィスBe a Smile」を立ち上げ、プロコーチとしても活動を開始。

プロコーチとしての活動は、会社経営者、マネージャー層、子育てに悩むお父さん、医療介護従事者などを中心にパーソナルコーチングセッションやに加えて、コーチング、コミュニケーションに関しての企業研修、セミナー講師。2020年8月からは毎月、お父さんのためのお話し会(日常の子育てにコーチングマインドを)を主宰。その他にも、理学療法士の養成学校に通う学生のために定期的にプロボノコーチングセッションを提供し、未来の理学療法士をプロコーチとして支援している。

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子どもには過去への詰問ではなく、未来への質問を ~質問~

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子どもには過去への詰問ではなく、未来への質問を ~質問~

世の中の子育てを楽しんでいる素敵なオトンの皆さま、こんにちは!お父さんコーチの山田 真伸(やまだ まさのぶ)です。

 

前回は、承認を紹介しましたが、実践できましたでしょうか?

 

今回紹介するのは、質問です。

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コーチングスキルとしての質問とは?

質問とは

オトンの皆さん、「質問」と聞くと、どんなイメージが湧くでしょうか?

知らないことを聞く、確認事項をするときに使うなどでしょうか?

 

今回、紹介するコーチングスキルとしての質問は、「コーチがクライアントに質問をすることによって、クライアントが必要としている情報を、クライアント自身から引き出すために使用する。」このように定義することができます。

 

私自身、子育てにおいて質問を使う際は、「子どもへの質問が、子どもらしい未来をつくるきっかけになるかも知れない♫」というコーチングマインドを常日頃から意識しています。

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「子どもができる存在。」と信じ、why?ではなくhow?の質問を。

子どもの可能性を信じる

今回紹介する質問に限らず、前回までに紹介した、傾聴、リフレインとペーシング、そして承認などのスキルでもそうですが、オトンのあり方として大切なのが、「子どもができる存在。」そう信じることです。

 

この前提が、オトンがコーチングマインドを持てるか、持てないかの最初の分岐点になります。

 

質問を考える時に、「why?を使うか、how?」を使うか、よく例に出されることがあります。why?だと、日本語にすると“なぜ?”のニュアンスが強くなり、問い詰められる詰問のようなイメージがあり、how?だと、“どうすれば?”となり、和らいだ印象にありますよね。

 

その理由として、why?だと、物事に対して「なぜ、できなかったのか?」という、“できない”ことにフォーカスをしてしまいがちになり、一方、how?だと、「どうすれば、できる?」という、“できる”ことが前提になり、“できる”ことにフォーカスできることが考えられます。

 

実際の子育て場面で良くあるのが、子どもが宿題をやっていなかった時に、why?で「なぜ、宿題ができなかったの?」だと、子どもも問い詰められた感じになり、子どもなりの理由があるのに、本音を言いづらくなってしまうことがあります。

 

how?で、「どうすれば、宿題ができるかな?」だと、why?に比べ、問い詰められる感じが少なくなり、子ども自身でどうすればできるかを考えるきっかけになり、自発的に宿題に取り組めるようにもなります。

 

~~~

質問されることにより、そこに意識が向く。

質問されると意識が向く

質問には、「質問されることにより、そこに意識が向く。」という作用があります。例えば、「昨日の夜ご飯は何を食べましたか?」と質問されると、何を考えるでしょうか?

 

ほとんどの方は、頭の中で、「昨日の夜か、、、生姜焼きだ!」と言うように、夜ご飯に対して意識が活性化されることと思います。

 

先ほどの宿題の例で考えると、「なぜ、宿題ができなかったの?」という質問になると、子どもは、“できなかった”そのことに意識が向き、“なぜ?なぜ?”と、どんどんと自分を追い詰めてしまうことがあります。

 

「どうすれば、宿題ができるかな?」になると、“どうすればできる?”と、“できる”方向に意識が向き、できる方法を自分で探りに行くことができます。

 

子どもに、質問自体を目的とせずに、コーチングマインドである、「子どもができる存在。」を前提に、「子どもへの質問が、子どもらしい未来をつくるきっかけになるかも知れない♫」

 

そのことを、大切にすることにより、自ずと私たちオトンが子どもにする、質問の質が変わってくるのではなでしょうか。

 

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質問は1回に1つまで質問は1回につき1つまで

子どもに質問をする時、私自身もそうですが、ついつい「宿題はやったの?今日やることあるの?学校はどうだった?おやつどうする?」と質問を連発してしまうことってありますよね。これでは、質問された子どもも混乱して、何から答えてよいかわからなくなります。

 

質問をする際には、「質問は1回に1つまで。」この原則を意識してみていただければと思います。よくコミュニケーションはキャッチボールと表現されることがありますが、1度に複数の質問をすることは、ボールを一気に4個も5個も投げることと同じで、グローブ一つでは取り切れないですよね。

 

1つのボールを質問に見立てて、子どもとコミュニケーションを取ってみてはいかがでしょうか。

 

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質問の捉え方に幅を持たせよう

質問の捉え方に幅を持たせよう

今回は、質問を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

 

私自身、「子どもらしい未来をつくるきっかけになるかも知れない♫」質問をそのように幅を持たせて捉えることにより、子どもへの質問の仕方が変わり、それと共に、子どもから出てくる答えをワクワクしながら待てるようになってきました。

 

オトンの皆さまも、お子さんへの質問を楽しんでみてくださると嬉しいです!

 

次回は、フィードバックのスキルを紹介します。

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今までの連載と、これからの連載内容

【はじめに】

① オトン(お父さん)の日常の子育てにコーチングマインドを (4月16日公開)

【オトンのコーチングマインドスキル編】

② 子どもの話を最後、「。」まで聞くことの効果 ~傾聴~ (5月7日公開)
③ 子どものペースやテンポに合わせて寄り添ってみることの効果 ~ペーシングとリフレイン~ (5月21日公開)
④ 子どもが100点を取った時だけでなく、そもそもの存在を認めてみよう ~承認~ (6月4日公開)
⑤ 子どもには過去への詰問ではなく、未来への質問を ~質問~ (6月18日公開)
⑥ 子どもにはダメ出しではなく、目標や夢に対するフィードバックを ~フィードバック~ (7月2日公開)
⑦ 子どもへのコーチングマインドを活かした、イケてるオトンの声のかけ方 ~コーチングスキルのまとめ~ (7月16日公開)

【オトンのコーチングマインド応用編】

⑧ オトンが子どもの時の、親との出来事を思い出してみよう (8月6日公開)
⑨ オトン同士で、子どもの自慢話をしてみよう (8月20日公開)
⑩ オトンの今の仕事、そして夢の話を子どもにしてみよう (9月3日公開)
⑪ オトンとしての、あり方を考えてみよう (9月17日公開)

【おわりに】

⑫ かっちょいいオトンの背中を魅せ続けよう (10月1日公開)

毎月第1、3金曜日が連載予定日です。

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執筆者プロフィール

山田プロフィール写真

山田 真伸(やまだ まさのぶ)
コーチングオフィス Be a Smile代表
お父さんコーチ
言語化コーチ

北海道出身神奈川県在住
3人の子ども(12歳の男の子、4歳の男の子、2歳の女の子)+8歳のチワワ

【保有資格】
国際コーチング連盟アソシエイト認定コーチ
一般社団法人コーチングプラットフォーム認定コーチ
理学療法士

【大切にしていること】

あり方
「私自身が笑顔で、周りの人も笑顔にできる存在であり続けたい。」

ビジョン
「自分の選択に肯定感を持つ。」一人ひとりが笑顔でそう思える世界をつくりたい。

【コーチとしての活動】

2020年6月6日に理学療法士として会社に勤務する傍ら、個人事業主として「コーチングオフィスBe a Smile」を立ち上げ、プロコーチとしても活動を開始。

プロコーチとしての活動は、会社経営者、マネージャー層、子育てに悩むお父さん、医療介護従事者などを中心にパーソナルコーチングセッションやに加えて、コーチング、コミュニケーションに関しての企業研修、セミナー講師。2020年8月からは毎月、お父さんのためのお話し会(日常の子育てにコーチングマインドを)を主宰。その他にも、理学療法士の養成学校に通う学生のために定期的にプロボノコーチングセッションを提供し、未来の理学療法士をプロコーチとして支援している。

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オトンが子どもの時の、親との出来事を思い出してみよう

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子どもへのコーチングマインドを活かした、イケてるオトンの声のかけ方 ~コーチングスキルのまとめ~

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子どもにはダメ出しではなく、目標や夢に対するフィードバックを ~フィードバック~

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子どもには過去への詰問ではなく、未来への質問を ~質問~

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プロコーチによる、コーチングマインドを活かしたオトンな子育ての仕方

子どもが100点を取った時だけでなく、そもそもの存在を認めてみよう ~承認~

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その他のカテゴリー

プロコーチによる、コーチングマインドを活かしたオトンな子育ての仕方

子どもが100点を取った時だけでなく、そもそもの存在を認めてみよう ~承認~

世の中の子育てを楽しんでいる素敵なオトンの皆さま、こんにちは!お父さんコーチの山 田 真伸(やまだ まさのぶ)です。

 

前回は、コーチングスキルのリフレインとペーシングを紹介しましたが、実践できましたでしょうか?

 

今回紹介するのは、承認です。

 

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承認とは?

承認とは?

承認は、「相手に現れている違いや変化、成長や成果に、いち早く気がつき、それを言語化して、相手に伝えること。」と定義されています。

 

私自身、子育てで承認のスキルを活用する場合に、「子どもに、興味・関心を持つ。」と言うことに気をつけています。「当たり前でしょ?!」と思われるかも知れませんが、後ほど3つの承認の種類の存在承認で詳しく説明しますが、「まず、子ども自体の存在を認めて、興味・関心を持つ。」このことはとても大切になってきます。

 

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3つの承認の黄金バランス比

承認の黄金バランス比

承認は3つの種類があるとされています。

 

・結果承認:結果を認めること。

・変化承認:変化(プロセス)を認めること。

・存在承認:相手の存在を認めること。

 

私自身コーチングを学ぶ前は、承認と言うと、子どもに対して結果承認が多かったです。テストで例えるなら、「100点を取ったことだけを褒める。」そのような感じでした。「前回80点だったのが、今回は100点だったことを褒める。」という変化承認をたまにしていた程度でした。

 

「子どもが存在していてくれるだけで良い。」という、存在自体を認める存在承認は、心の奥底では思っていましたが、口に出したりすることは殆どなかったです。

 

でも、承認のことを知り、特に存在承認を子どもにするようになり、より子どものことが愛おしく思えるようになりました。そして、存在承認ができるようになってくると、自然と結果承認、変化承認をすることも増えてきました。

 

この辺りは、存在承認をすることは、「子どもに、興味・関心を持つ。」ことに繋がり、子どものことをより観察するようになったためと、私自身分析しています。

 

さて、ここで、オトンな皆さまも、承認を、結果承認・変化承認・存在承認と3つに分けた時に、ご自身が普段、この3つの承認をどのようなバランスで使っているか考えてみてください。

 

私はお父さん向けのコーチングスキル講座などで、3つの承認のバランスの黄金比、「結果承認:変化承認:存在承認=1:1:8」のお話しをしています。

 

特に中学校に上がるまでは、このバランスのように、とにかく存在承認を沢山することが大切です。中学校に入りテストや部活などの活動が本格化してくると、「結果承認:変化承認:存在承認=2:3:5」に割合を変化させていきますが、それでも存在承認が50%あることは意識してみてください。

 

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承認のチャンスは足元に転がっている

承認は足元に転がっている

ここまでで、「承認は大切で、特に存在承認は大事なのだな。」というオトンな皆さまが多いと嬉しいのですが、「とはいえ、子どもを承認するポイントを知りたい。」そんな声も聞こえてきそうなので、ここからは、承認するポイントを説明いたします。

 

私は承認に関して、「承認は何も特別な事ではなく、承認のチャンスは足元に転がっています♫」と言うことをお伝えしています。私自身もそうでしたが、「よしっ!承認するぞ!!」と肩に力が入りすぎると、何かわざとらしくなってしまい、子どもに不思議がられてしまうことがありました。

 

足元に転がっているというのは、

 

・子どもの名前を呼ぶ

・「おはよう」「行ってらっしゃい」などの挨拶をする

・家の仕事を頼む(例えば、お皿を運ぶ、本を取ってもらうなど)

・「ありがとう」「助かったよ」などのお礼を伝える

・「少し背が伸びたんじゃない?!」「お兄ちゃんらしくなってきたね」などの変化を伝える

・子どもの目を見て話す(スマホを操作しながら子どもの話を聞く)

・学校で上手く行ったことを聞く

・子どもに相談をする

・将来の夢や目標を聞く

 

のように、きっと普段皆さんが何気なくやっていることで、承認のスキルに近いものが沢山あります。根本にある考えは、上記も、子どもの存在を認めていることが前提です。ぜひ、日常生活を振り返り、「あれ?!結構知らずの内に承認しているな♪」と気づいていただけたら嬉しいです。意識して承認を使えるようになると、もう立派な承認マスターなオトンです。

 

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「生まれてきてくれてありがとう」を伝えてみよう

承認のメッセージ

今回は、承認を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

 

私の中で、子どもへの一番の存在承認の言葉は、「生まれてきてくれてありがとう。」なのですが、最初は、照れくさかったですが、不思議なもので何度も口に出して伝えると、自然に言えるようになります。

 

承認を沢山受けた子どもは、自己肯定感が高まるとも言われています。ぜひ、子育ての中に承認を取り入れてみてください。

 

この連載が、世の中の子育てを楽しんでいる素敵なオトンの皆さまに届くと嬉しいです。

以上、お父さんコーチの山 田 真伸(やまだ まさのぶ)でした。

 

次回は、質問のスキルを紹介します。

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今までの連載と、これからの連載内容

【はじめに】

① オトン(お父さん)の日常の子育てにコーチングマインドを (4月16日公開)

【オトンのコーチングマインドスキル編】

② 子どもの話を最後、「。」まで聞くことの効果 ~傾聴~ (5月7日公開)
③ 子どものペースやテンポに合わせて寄り添ってみることの効果 ~ペーシングとリフレイン~ (5月21日公開)
④ 子どもが100点を取った時だけでなく、そもそもの存在を認めてみよう ~承認~ (6月4日公開)
⑤ 子どもには過去への詰問ではなく、未来への質問を ~質問~ (6月18日公開)
⑥ 子どもにはダメ出しではなく、目標や夢に対するフィードバックを ~フィードバック~ (7月2日公開)
⑦ 子どもへのコーチングマインドを活かした、イケてるオトンの声のかけ方 ~コーチングスキルのまとめ~ (7月16日公開)

【オトンのコーチングマインド応用編】

⑧ オトンが子どもの時の、親との出来事を思い出してみよう (8月6日公開)
⑨ オトン同士で、子どもの自慢話をしてみよう (8月20日公開)
⑩ オトンの今の仕事、そして夢の話を子どもにしてみよう (9月3日公開)
⑪ オトンとしての、あり方を考えてみよう (9月17日公開)

【おわりに】

⑫ かっちょいいオトンの背中を魅せ続けよう (10月1日公開)

毎月第1、3金曜日が連載予定日です。

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執筆者プロフィール

山田プロフィール写真

山田 真伸(やまだ まさのぶ)
コーチングオフィス Be a Smile代表
お父さんコーチ
言語化コーチ

北海道出身神奈川県在住
3人の子ども(12歳の男の子、4歳の男の子、2歳の女の子)+8歳のチワワ

【保有資格】
国際コーチング連盟アソシエイト認定コーチ
一般社団法人コーチングプラットフォーム認定コーチ
理学療法士

【大切にしていること】

あり方
「私自身が笑顔で、周りの人も笑顔にできる存在であり続けたい。」

ビジョン
「自分の選択に肯定感を持つ。」一人ひとりが笑顔でそう思える世界をつくりたい。

【コーチとしての活動】

2020年6月6日に理学療法士として会社に勤務する傍ら、個人事業主として「コーチングオフィスBe a Smile」を立ち上げ、プロコーチとしても活動を開始。

プロコーチとしての活動は、会社経営者、マネージャー層、子育てに悩むお父さん、医療介護従事者などを中心にパーソナルコーチングセッションやに加えて、コーチング、コミュニケーションに関しての企業研修、セミナー講師。2020年8月からは毎月、お父さんのためのお話し会(日常の子育てにコーチングマインドを)を主宰。その他にも、理学療法士の養成学校に通う学生のために定期的にプロボノコーチングセッションを提供し、未来の理学療法士をプロコーチとして支援している。

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オトンが子どもの時の、親との出来事を思い出してみよう

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プロコーチによる、コーチングマインドを活かしたオトンな子育ての仕方

子どもへのコーチングマインドを活かした、イケてるオトンの声のかけ方 ~コーチングスキルのまとめ~

世の中の子育てを楽しんでいる素敵なオトンの皆さま、こんにちは!お父さんコーチの山 田 真伸(やま…続きを読む

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子どものペースやテンポに合わせて寄り添ってみることの効果 ~ペーシングとリフレイン~

世の中の子育てを楽しんでいる素敵なオトンの皆さま、こんにちは!お父さんコーチの山 田 真伸(やまだ まさのぶ)です。

 

前回は、コーチングスキルの傾聴を紹介しましたが、実践できましたでしょうか?

 

今回紹介するのは、子どもに寄り添いたいときに効果的な、“リフレイン”と“ペーシング”です。

~~~

リフレインとは?

リフレインの効果

最初に、リフレインを紹介します。

 

リフレインは、相手の言葉をそのまま返すというスキルになります。子どもの言葉を繰り返すことで、「ちゃんと私の話を聞いてくれている♫」という感覚を与えることができます。

 

「言葉を繰り返すだけで良いの?」と思う方もいるかも知れませんが、ただ、機械的に言葉を返すと、わざとらしくなってしまいます。

 

その時に、私が2つ大切にしていることがあり、前回紹介した“傾聴”を行うことと、子どもの存在を認める“存在承認”です。(このことは次回の“承認”のスキルで詳しく説明します。)

~~~

効果的なリフレインを実践から学ぶ

リフレイン実践

それでは、リフレインが上手く機能した会話を例にして、その効果を説明します。

 

子ども

「ママ〜、おなかすいたぁ。」

 

母親

「おなかがすいたんだねぇ。」

 

子ども

「はやく、ごはんたべたい。」

 

母親

「ごはん、たべたいんだね。」

 

「今、準備するから、待っててね。」

 

こども

「うん!」

 

いかがでしょうか?この会話は、我が家の妻と子どもであった実際の場面です。ちなみに、私の妻は、特にコーチングを学んでいませんが、このやりとりを見て、あまりにも見事な、リフレインを使用したやりとりに感動しました。

 

なぜなら、この手のやりとりだと、最初の子どもの、「おなかすいたぁ。」に対して、朝という準備で忙しい状況なので、「今、準備しているから、ちょっと待ちなさいっ!」となることが多いですよね。

 

そこを、「おなかがすいたんだねぇ。」「ごはん、たべたいんだね。」と、まずは、二回リフレインを行い、その上で、「今、準備するから、待っててね。」というリクエスト(これも大切なコーチングスキル)。それにより、子どもも機嫌良く、「うん!」と返事することに繋がります。

 

私は、このやりとりを見て、リフレインは、まずは、子どもの話、要求を聞くという傾聴、そして、ちゃんと存在を認めて聞くという、承認、この2つがやはり大事だなと感じました。

~~~

ペーシングとは?

ペーシングとは

次に、ページングですが、相手のペースに合わせてコミュニケーションをとるスキルのことで、英語のpace(一歩、歩幅)に由来すると言われています。

 

例えば、

・話すスピード

・話す間

・話す声の抑揚

 

など、聞く側のペースに合わせるのではなくて、話す側のペースに合わせることが大切となります。前半部分でリフレインを紹介していますが、ペーシングのスキルの中に、「相手の言葉を繰り返す」も含まれており、リフレインを効果的に活用できると、ペーシングのスキルも上達してくると言われています。

 

なお、ペーシングは、話すことにだけに限らずに、視線を軽く合わせる、相手が笑えば自分も笑うことなども含まれます。

~~~

「一緒に」からペーシングを考えてみる

ペーシングの極意

ペーシングのスキルを考える時に、「一緒に」というキーワードを切り口に考えてみると、子育てにおいて、

 

・一緒にご飯を食べる

・一緒にお風呂に入る

・一緒に遊ぶ

 

など、当たり前のように子どもと行っていることも、実はペーシングであると言えます。様々な「一緒に」を行う中で、話すスピードや間や抑揚などを、子どものペースに自然と合わせていますよね。

 

コーチングスキルという言葉だけを取ると、何か特別なことする必要があると思われる方が多いかと思います。でも、実は、普段の子育ての中で、知らず知らずのうちに、ペーシングのように、コーチングスキルを使っていることが多いです。

私自身がコーチングを学び始めて、「私のやっていることは、間違っていなかったのだ。」と、スキルに背中を押してもらった、そんな感覚があります。

~~~

知ったうえでコーチングスキルを使おう♫

コーチングスキルの使い方

今回は、子どもに寄り添いたいときに効果的な、“リフレイン”と“ペーシング”を紹介いたしましたが、いかがだったでしょうか?

 

本文を読んでいただいて、きっと普段から寄り添いたい時に、“リフレイン”や“ペーシング”と言ったコーチングスキルを知らなくても、子どもの言葉を愛情を持って繰り返したり、子どもと一緒に過ごすということを、行っていることに気がついたのではないでしょうか。

 

仕事場面でもそうかと思いますが、スキルを知っていて使うのと、知らずに使うのでは、効果も変わってきますよね。そういった意味で、本連載がオトンの皆さまの子育てにおいて、コーチングスキルを知った上で使えるようになるきっかけになると嬉しいです。

 

次回は、承認のスキルを紹介します。

~~~

今までの連載と、これからの連載内容

【はじめに】

① オトン(お父さん)の日常の子育てにコーチングマインドを (4月16日公開)

【オトンのコーチングマインドスキル編】

② 子どもの話を最後、「。」まで聞くことの効果 ~傾聴~ (5月7日公開)
③ 子どものペースやテンポに合わせて寄り添ってみることの効果 ~ペーシングとリフレイン~ (5月21日公開)
④ 子どもが100点を取った時だけでなく、そもそもの存在を認めてみよう ~承認~ (6月4日公開)
⑤ 子どもには過去への詰問ではなく、未来への質問を ~質問~ (6月18日公開)
⑥ 子どもにはダメ出しではなく、目標や夢に対するフィードバックを ~フィードバック~ (7月2日公開)
⑦ 子どもへのコーチングマインドを活かした、イケてるオトンの声のかけ方 ~コーチングスキルのまとめ~ (7月16日公開)

【オトンのコーチングマインド応用編】

⑧ オトンが子どもの時の、親との出来事を思い出してみよう (8月6日公開)
⑨ オトン同士で、子どもの自慢話をしてみよう (8月20日公開)
⑩ オトンの今の仕事、そして夢の話を子どもにしてみよう (9月3日公開)
⑪ オトンとしての、あり方を考えてみよう (9月17日公開)

【おわりに】

⑫ かっちょいいオトンの背中を魅せ続けよう (10月1日公開)

毎月第1、3金曜日が連載予定日です。

~~~

執筆者プロフィール

山田プロフィール写真

山田 真伸(やまだ まさのぶ)
コーチングオフィス Be a Smile代表

北海道出身神奈川県在住
3人の子ども(12歳の男の子、4歳の男の子、2歳の女の子)+8歳のチワワ

【保有資格】
国際コーチング連盟アソシエイト認定コーチ
一般社団法人コーチングプラットフォーム認定コーチ
理学療法士

【大切にしていること】

あり方
「私自身が笑顔で、周りの人も笑顔にできる存在であり続けたい。」

ビジョン
「自分の選択に肯定感を持つ。」一人ひとりが笑顔でそう思える世界をつくりたい。

【コーチとしての活動】

2020年6月6日に理学療法士として会社に勤務する傍ら、個人事業主として「コーチングオフィスBe a Smile」を立ち上げ、プロコーチとしても活動を開始。

プロコーチとしての活動は、会社経営者、マネージャー層、子育てに悩むお父さん、医療介護従事者などを中心にパーソナルコーチングセッションやに加えて、コーチング、コミュニケーションに関しての企業研修、セミナー講師。2020年8月からは毎月、お父さんのためのお話し会(日常の子育てにコーチングマインドを)を主宰。その他にも、理学療法士の養成学校に通う学生のために定期的にプロボノコーチングセッションを提供し、未来の理学療法士をプロコーチとして支援している。

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それを聞いてから、我が家のサーフボード置き場の下に群生しているクローバーをよく見てみると、なんと五つ葉クローバーを見つけました。勘違いも甚だしいってのはこういうことを言うのですかね。いや、生命力、回復力ですな。五つ葉、もちろん人生はじめてのことでございます。

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ないはともあれ、こういうことをあれこれ考えながら手を動かすのが面白いです。完成度というのは自分にはあまり大切なことではないようです。IMG_6496
世の中で最近言われることが増えた廃材利用を推進するとしたら、「もったいない」と「かっこいい」と「おもしろい」がセットなんだなとあらためて思いました。

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プロコーチによる、コーチングマインドを活かしたオトンな子育ての仕方

子どもの話を最後、「。」まで聞くことの効果 ~傾聴~

世の中の子育てを楽しんでいる素敵なオトンの皆さま、こんにちは!お父さんコーチの山 田 真伸(やまだ まさのぶ)です。

 

前回は、私の自己紹介が中心でしたが、今回からは、実際にコーチングスキルを紹介いたします。

 

今回紹介するのは、“傾聴”です。

~~~

傾聴とは?

傾聴の3つのポイント

傾聴自体の意味は、「耳を傾けて聞く。注意深く熱心に聞くこと。」です。改めて、傾聴と聞くと少し構えてしまいますが、普段皆さんが子どもとコミュニケーションを取るときに、当たり前に行っていることでもあります。ただ、当たり前が故に、「聞いているつもり。」になってしまいがちです。

 

傾聴する際に、私が大切にしているポイントが3つあります。

 

●話を最後まで聞く
●先に結論を出さない
●非言語的な情報を受け取る

 

それでは、実際に①~③に沿って、一緒に傾聴について考えてみましょう。

~~~

「。」まで聞けている?

傾聴ポイント①

①の、「話を最後まで聞く」ですが、これは、「子どもの話を句読点の「。」まで、きちんと聞こう。」ということです。

 

「そんな当たり前のことやっているよ。」そんな声が聞こえてきそうですが、実は、子どもの話を「。」まで聞けていないことは多いです。

 

この「。」まで聞くことは、子どもにとって「お父さん、ちゃんと話を聞いてくれている。」という安心感にも繋がります。逆に、「。」まで聞いてくれないと、「お父さん、私にあまり興味がないのかな。」と思ってしまいます。

 

子どもにとり、「。」まで話を聞いてもらうことは、自分の存在を認めてもらい、「私は話して良いのだ、安心して存在して良いのだ。」そんな気持ちに繋がります。

 

親は子どもに「話をきちんと聞ける人になって欲しい。」と願いますが、親である私たちが、「子どもの話を最後まで聞けていない。」そのようなことは避けたいですよね。話を最後まで聞いてもらった体験がある子どもが、話を聞けるようになっていくのではないでしょうか。

~~~

答えは、子どもの中にある

傾聴ポイント②

②の、「先に結論を出さない」ですが、これは最初に説明した「。」まで聞くことと関連が強いです。

 

子どもの話を最後まで、「。」まで聞かずに、親が先に結論を出して、子どもが考えることを阻害してしまうことって多いですよね。例えば、子どもが相談してきた時に、話しの途中で、「それは、〇〇ということでしょ。」と先に結論を出してしまうことは、実は、子どもが自分で考えるきっかけを奪うことにも繋がりかねません。

 

コーチングでコーチが大切にしている原則で、「答えはクライアントの中にある。」そんな言葉があります。それを「答えは、子どもの中にある。」と置き換えてみてはいかがでしょうか。

 

そうすると、「答えは子どもの中にあるのだから、きちんと最後まで話を聞いて、子ども自身がどうしたいか、結論も含めて子ども自身が考えられるような関わりをする。」と、親の子どもの話を聞く姿勢が変わってきます。

~~~

言葉以外の情報が教えてくれる大切なこと

傾聴ポイント③

③の、「非言語的な情報を受け取る」ですが、子どもの話す内容自体の理解だけでなく、その時の子どもの表情、声のトーン、仕草など、非言語的な情報を親がキャッチしてあげることも大切です。

 

子どもが話をしている時に、何か表情が浮かなかったり、早口になっていたり、手を動かしているなど、そのような非言語的な情報が、子どもの状態を教えてくれることがあります。

 

そのような情報をキャッチし、子どもに、「なんとなく元気がなさそうだけど、学校で何かあった?」と、そんな声掛けに繋がり、「、、、うん、実は。。。」と子どもが話してくることもあります。

 

メラビアンの法則というものがあり、人は、情報を判断する際に、言語:7%、聴覚:38%、視覚:55%と、言語からの情報に比べて、非言語情報である聴覚や視覚から得ている情報が多いとされています。

 

ぜひ、子どもの言葉の内容だけでなく、非言語的な情報を受け取る、そんなことを心掛けてみましょう。

~~~

オトンも傾聴される体験を♫

オトンも傾聴される体験を

今回の傾聴に関しての内容いかがだったでしょうか?私自身、コーチングを学び始めて傾聴を知り、「子どもの話を聞いている“つもり”だった。」かに気づくことができました。

上記のことを、実践していく中で、少しずつ傾聴できるようになり、「子どもの話を聞くことが楽しいな♪」と変化してきました。

 

オトンの皆さんにとって、子どもの話を聞く、「傾聴って何だろう?普段、子どもの話を聞けているかな?」そんなことを考えるきっかけになれば嬉しいです。

 

最後になりますが、オトンである私たちが、話を聞いてもらう「傾聴される体験」を沢山してくださいね。傾聴上手になるには、自分が傾聴される体験がとても大切になってきます。

 

次回は、子どものペースやテンポに合わせて寄り添ってみることの効果がある、ペーシングとリフレインを紹介します。

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今までの連載と、これからの連載内容

【はじめに】

① オトン(お父さん)の日常の子育てにコーチングマインドを (4月16日公開)

【オトンのコーチングマインドスキル編】

② 子どもの話を最後、「。」まで聞くことの効果 ~傾聴~ (5月7日公開)
③ 子どものペースやテンポに合わせて寄り添ってみることの効果 ~ペーシングとリフレイン (5月21日公開)
④ 子どもが100点を取った時だけでなく、そもそもの存在を認めてみよう ~承認~ (6月4日公開)
⑤ 子どもには過去への詰問ではなく、未来への質問を ~質問~ (6月18日公開)
⑥ 子どもにはダメ出しではなく、目標や夢に対するフィードバックを ~フィードバック~ (7月2日公開)
⑦ 子どもへのコーチングマインドを活かした、イケてるオトンの声のかけ方 ~コーチングスキルのまとめ~ (7月16日公開)

【オトンのコーチングマインド応用編】

⑧ オトンが子どもの時の、親との出来事を思い出してみよう (8月6日公開)
⑨ オトン同士で、子どもの自慢話をしてみよう (8月20日公開)
⑩ オトンの今の仕事、そして夢の話を子どもにしてみよう (9月3日公開)
⑪ オトンとしての、あり方を考えてみよう (9月17日公開)

【おわりに】

⑫ かっちょいいオトンの背中を魅せ続けよう (10月1日公開)

毎月第1、3金曜日が連載予定日です。

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執筆者プロフィール

山田プロフィール写真

山田 真伸(やまだ まさのぶ)
コーチングオフィス Be a Smile代表

北海道出身神奈川県在住
3人の子ども(12歳の男の子、4歳の男の子、2歳の女の子)+8歳のチワワ

【保有資格】
国際コーチング連盟アソシエイト認定コーチ
一般社団法人コーチングプラットフォーム認定コーチ
理学療法士

【大切にしていること】

あり方
「私自身が笑顔で、周りの人も笑顔にできる存在であり続けたい。」

ビジョン
「自分の選択に肯定感を持つ。」一人ひとりが笑顔でそう思える世界をつくりたい。

【コーチとしての活動】

2020年6月6日に理学療法士として会社に勤務する傍ら、個人事業主として「コーチングオフィスBe a Smile」を立ち上げ、プロコーチとしても活動を開始。

プロコーチとしての活動は、会社経営者、マネージャー層、子育てに悩むお父さん、医療介護従事者などを中心にパーソナルコーチングセッションやに加えて、コーチング、コミュニケーションに関しての企業研修、セミナー講師。2020年8月からは毎月、お父さんのためのお話し会(日常の子育てにコーチングマインドを)を主宰。その他にも、理学療法士の養成学校に通う学生のために定期的にプロボノコーチングセッションを提供し、未来の理学療法士をプロコーチとして支援している。

プロコーチによる、コーチングマインドを活かしたオトンな子育ての仕方のその他の記事

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子どもが100点を取った時だけでなく、そもそもの存在を認めてみよう ~承認~

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その他のカテゴリー

プロコーチによる、コーチングマインドを活かしたオトンな子育ての仕方

オトンの日常の子育てにコーチングマインドを

世の中の子育てを楽しんでいる素敵なオトンの皆さま、はじめまして、お父さんコーチの山田 真伸(やまだ まさのぶ)です。

 

これから、oton+to読者のオトンの皆さまが「子育てにコーチングマインドを活かして、かっこいいオトンであり続けるため」の情報を全12回の連載を通して発信いたします。

 

1回目の今回は、自己紹介を通しながら、「なぜ、オトンの子育てにコーチングマインドを取り入れることが必要か?」を中心に説明させていただきます。

 

その前に、コーチングの定義を確認すると、「問いかけて聞くことを中心とした”双方向なコミュニケーション”を通して、相手がアイディアや選択肢に自ら気づき、自発的な行動を起こすことを促す手法」(Hello,Coaching!より)と言われ、このようなマインドを持つことがコーチングマインドと呼ばれるものになります。

~~~

サッカーに明け暮れる毎日の学生時代

少年ボール

私は、北海道生まれの北海道育ち、幼少時代は父親の仕事の都合もあり、様々な北海道の土地(帯広市、滝川市、八雲町、室蘭市、札幌市)に住んでいました。

 

幼稚園から兄の影響もありサッカーを始め、小中とサッカーに明け暮れる毎日でした。

「オレもJリーガーになって、カズ(三浦知良選手)のように活躍する選手になるぜ!」そう意気込んでいました。

 

ところが、中学3年生の試合中に足を骨折し、サッカー選手の夢を諦めましたが、トレーナーとして選手をサポートしたい思いがあり、スポーツ現場でも活躍できる理学療法士の道を選び、現在でも理学療法士として働いています。

~~~

マネージメントスキルを得るために、学び始めたコーチング

コンサルティング

そんな私が、コーチングと出会ったのは、2016年11月でした。当時、会社で管理職となるタイミングで、マネージメントスキルを身につけたいと考えていた時に、知り合いのSNSのタイムラインに、コーチングスクールの1日体験セミナーの記事が流れていていました。直感的に、「これだ!」と思い、すぐにセミナーに申し込みました。

 

そして、コーチングを学んでいく中で、「あれっ?コーチングってマネージメントだけでなくて、子育てにも役立つ?!最近、子育てが楽しい!」という感覚が芽生えました。

 

さらに、「子育てが楽しくなると共に、仕事も以前より、やりがいを持てるようになってきた!」となり、「コーチングを学ぶことにより、自分が輝いて毎日を楽しく過ごすことができるのではないか。」そんな風に思うようになりました。

~~~

コーチングマインドを子育てに取り入れ変化してきたこと

子育て

ここで少し、私の体験談を通して、コーチングを学び始めて、どのように子育てが変わったかを紹介いたします。

 

コーチングを学び始める前の私は、子どもと公園で過ごして、夕方近くなると、子どもが楽しそうに夢中で遊んでいるのに、「もう夕ご飯の時間だから帰るよ!」と一方的に伝えていました。当然、子どもはまだまだ遊びたいので、「帰りたくない!」となり、最終的には泣いている子どもを強制的に抱っこして帰るので、子どもも機嫌が悪いままで、夕ご飯やお風呂の時間も遅くなる。。。こんな感じでした。

 

そんな私がコーチングを学び始め、コーチングスキルの傾聴や承認の存在を知り、少しずつ子どもとの向き合い方に変化が出てきました。コーチングでは、「クライアントの可能性を信じる。」という、大切なコーチとしてのあり方があります。子育てに置き換えると、「子どもの可能性を信じる。」そのあり方で子どもと向き合え始めたことが、私自身の一番の変化です。

 

先日、4歳の次男が大好きな電車を見に最寄りの駅に行ったときに、「子どもが帰る。と言うまで帰らない。」と決めて関わった日がありました。一緒に電車を眺めていると、1時間もしないうちに、「もう帰る♫」とご機嫌に一緒に手をつないで帰り、帰宅後すぐにお風呂にも入り、夕ご飯も予定通りに食べ終える。そんな出来事がありました。

 

この関わりの中には、コーチングスキルの傾聴、承認、ペーシングなどを活用していて、この辺りは、次回以降の連載の前半部分「オトンのコーチングマインドスキル編」でも紹介します。そして、スキルだけでなく、「子どもの可能性を信じる。」というお父さんとしてのあり方も大切ですので、連載の後半部分「オトンのコーチングマインド応用編」でもお伝えします。

~~~

オトンも子どももハッピーな世の中へ♫

ご機嫌

1回目の今回は、私のコーチングとの出会いと、なぜお父さんの子育てにコーチングマインドを持つことが必要かを、私の体験談をもとに説明させていただきました。

 

「子育てをする上でコーチングって大切そう!」と感じていただけたのなら、とても嬉しいです

 

ぜひ、最後までお付き合いいただき、一緒に子育てにコーチングマインドを活かして、オトンも子どもハッピーな世の中にしていきましょう!よろしくお願いいたします!

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今後の連載予定

今回が連載1回目で、「オトン(お父さん)の日常の子育てにコーチングマインドを」で、今後の連載予定は、

【オトンのコーチングマインドスキル編】

② 子どもの話を最後、「。」まで聞くことの効果 ~傾聴~
③ 子どものペースやテンポに合わせて寄り添ってみることの効果 ~ペーシングとリフレイン
④ 子どもが100点を取った時だけでなく、そもそもの存在を認めてみよう ~承認~
⑤ 子どもには過去への詰問ではなく、未来への質問を ~質問~
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⑧ オトンが子どもの時の、親との出来事を思い出してみよう
⑨ オトン同士で、子どもの自慢話をしてみよう
⑩ オトンの今の仕事、そして夢の話を子どもにしてみよう
⑪ オトンとしての、あり方を考えてみよう

【おわりに】

⑫ かっちょいいオトンの背中を魅せ続けよう

となっていて、月2回ペースで連載を続けていく予定です。

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執筆者プロフィール

山田プロフィール写真

山田 真伸(やまだ まさのぶ)
コーチングオフィス Be a Smile代表

北海道出身神奈川県在住
3人の子ども(12歳の男の子、4歳の男の子、2歳の女の子)+8歳のチワワ

【保有資格】
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【大切にしていること】

あり方
「私自身が笑顔で、周りの人も笑顔にできる存在であり続けたい。」

ビジョン
「自分の選択に肯定感を持つ。」一人ひとりが笑顔でそう思える世界をつくりたい。

【コーチとしての活動】

2020年6月6日に理学療法士として会社に勤務する傍ら、個人事業主として「コーチングオフィスBe a Smile」を立ち上げ、プロコーチとしても活動を開始。

プロコーチとしての活動は、会社経営者、マネージャー層、子育てに悩むお父さん、医療介護従事者などを中心にパーソナルコーチングセッションやに加えて、コーチング、コミュニケーションに関しての企業研修、セミナー講師。2020年8月からは毎月、お父さんのためのお話し会(日常の子育てにコーチングマインドを)を主宰。その他にも、理学療法士の養成学校に通う学生のために定期的にプロボノコーチングセッションを提供し、未来の理学療法士をプロコーチとして支援している。

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オトン同士で、子どもの自慢話をしてみよう

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子どもへのコーチングマインドを活かした、イケてるオトンの声のかけ方 ~コーチングスキルのまとめ~

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プロコーチによる、コーチングマインドを活かしたオトンな子育ての仕方

子どもには過去への詰問ではなく、未来への質問を ~質問~

世の中の子育てを楽しんでいる素敵なオトンの皆さま、こんにちは!お父さんコーチの山田 真伸(やまだ…続きを読む

プロコーチによる、コーチングマインドを活かしたオトンな子育ての仕方

子どもが100点を取った時だけでなく、そもそもの存在を認めてみよう ~承認~

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お父さんの絵本ガレージ

お父さんの絵本ガレージ 非認知能力を育む絵本 「コミュニケーション力」編

絵本ガレージ2021.3

春ですね。入園、入学、進級……新たな門出を迎えるお子さんたち、おめでとうございます!わが家の長男も、幼稚園の年少クラスから年中クラスへ。振り返れば、今まで誰も経験したことのない1年。子どもも大人も、初めてのことばかりで様々なストレスを抱えながらも「よく頑張ったなぁ」「これからよりよい1年になるといいなぁ……」と、桜咲く季節に思いを巡らせていることでしょう。新たな環境、新しい先生やお友達との出会いに、わくわくしたり少し不安を感じたり…そんな時期でもありますね。昨年春からスタートした「非認知能力」を育む絵本シリーズ、今回は豊かな人間関係を築くのに必要な「コミュニケーション力」をテーマにお伝えします。

何をもってコミュニケーション力とするか。その考え方は人それぞれ、この1年でコミュニケーションのあり方も様変わりしました。だからこそ、絵本を通したリアルなやりとりの大切さを想いつつ。まだ幼い子どもが園や学校などで直面するシーンを想定して、挨拶やお友達とのケンカにまつわる絵本、お父さんとの会話やふれあいが増える絵本を選びました。子どもの成長に寄り添いながら、親も一緒に考え気づきを得られるような5冊です。この春、また一歩踏み出すお子さんへのお祝いに絵本はいかがでしょうか。

① 『挨拶絵本』

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作:五味太郎 出版社:ブロンズ新社 発行年:2010年

対象年齢:4歳くらい~

こんなとき きみならどうする?

あいさつの基本から応用まで

まずはコミュニケーションの基本、挨拶から。いろいろな場面、いろいろな状況での挨拶を考えてみよう!というワークショップ絵本です。参考書のように教育的ではないところが、五味太郎流。「おはよう」「ありがとう」「ごめんなさい」といった基本はもちろん、ちょっと愉快な応用編まであるのが、この絵本の最大の魅力です。例えば、近所の知り合いのおばさんが、荷物をたくさん抱えてやってきて「あら、こんにちは」。今度は、いつも元気な高校野球の選手が、少し元気がなさそうに通り過ぎようとしています。あなたなら、どんな風に挨拶しますか?

お子さんとお父さんで、それぞれ挨拶の仕方が違ったり、その日の気分で変わったり。“正解のない”挨拶は、毎日を新鮮に、人間関係を豊かにしてくれそうです。GOMI TARO WORKSHOPシリーズには、この他「質問絵本」や「買物絵本」も。どれも父子の会話を楽しむ絵本です。

② 『けんかのきもち』

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文:柴田愛子 絵:伊藤秀男 出版社:ポプラ社 発行年:2001年

対象年齢:5歳くらい〜

本物のけんか本当の友達とは

実話をもとに描かれたロングセラー

たいは、一番の友達こうたとけんかをした。お互いにケリを入れて、パンチした。最後にどつかれて、しりもちをついた。くやしくて泣きながら家に帰ったけれど、泣きたい気持ちがなくならない。こうたがあやまりにきても、けんかの気持ちは終わらない……。

第7回日本絵本大賞受賞作。無認可の幼稚園が母体となって運営している“あそび島(じま)”での実話をもとに描かれた、ロングセラー絵本です。心も体も思いっきりぶつけあって、けんかする二人。ヒリヒリとした熱い気持ちが、迫力と臨場感のある絵と言葉から伝わってきます。泣きながら抱きついてくるたいを笑顔で受け止め、とことん泣かせてあげるお母さんの姿も印象的。親にできるのは、涙がとまるまで、けんかの気持ちが終わるまで、ただ信じて待つことなのかもしれません。幼い頃のこんな経験、お父さんにもありませんか?本当の友達になっていくための、コミュニケーションのあり方を考えさせられる一冊です。あそび島でのもうひとつのけんかを描いた絵本『ぜっこう』もあります。

③『カラーモンスター きもちはなにいろ?』

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作:アナ・レナス 訳:大友剛 出版社:永岡書店 発行年:2020年

対象年齢:3歳くらい〜

うれしい?悲しい?それとも不安?

自分の感情を色分けしてみよう

きょうのカラーモンスターは、色々な気持ちが混ざり合って、とても複雑。色までぐちゃぐちゃです。うれしい、かなしい、いかり、ふあん、おだやか……。女の子のともだちが、色分けしながらモンスターの気持ちの整理をお手伝いしていきます。

全世界で200万部を突破している「カラーモンスター」シリーズの1作目。まだ感情のコントロールが難しい子どもが、自分の気持ちに気づき、整理し、どう動けばよいのか考え、表現する手助けをします。それは相手の気持ちに「共感する」ことにも繋がり、コミュニケーションの大切な土台となるでしょう。大人だって、複雑な感情に困惑してしまうこともありますよね。幼児期ならなおさらです。例えばこんな風に、子どもの気持ちを一緒に色分けしながら聞いてあげるのも、日々の育児に役立つ時がありそうです。この絵本は、素敵なしかけ満載のポップアップバージョンもあり、特別な贈りものにおすすめします。

④『しつもんブック 100』

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作:tupera tupera 出版社:青山出版 発行年:2019年

対象年齢:3歳くらい~

デジタルの時代こそアナログな会話を!

究極のコミュニケーションブック

「とおくのひとや あったことがないひとと つながることは たのしいけれど いま めのまえにいるひとと もっと つながってみるのも いいんじゃない?」。そんな言葉で始まる一冊。家族、友人、みんなに聞いてみたい100の質問が詰まっています。「本というアナログなコミュニケーションツールを通じて、人と人とが繋がってほしい」という作者の想いから生まれました。あえてスマートフォンを模した、判型や表紙デザインが粋ですね。13のフリーページつきなので、父子で自由に質問を書き込んでみるのも楽しいです。持ち運びやすいサイズも秀逸。いつでもどこでも……例えば家族のお出かけの移動中にも、大活躍まちがいなし!2020年には英語版も出版されました。

ちなみにわが家の4歳の長男と遊んでみると……Q.「ひとつだけ まほうを つかえるとしたら?」→A.「きょうりゅうの世界に行ってみたい!」。Q.「おちこんだとき なにを する?」→A.「涙をふく!」。わが子らしいなと笑ったり、意外な一面に気づいたり。お互いのことをもっと知るための、よいきっかけになりそうです。

⑤『きは なんにも いわないの』

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作:片山健 出版社:復刊ドットコム 発行年:2014年

対象年齢:4歳くらい〜

木登りって楽しい!

父子ならではのふれあい遊び

すーくんは、お父さんと出かけた公園で「おとうさん きになって。」とおねだりします。木になりきったお父さんは、すーくんが登れなくても、虫が出てきても、何を話しかけられても、ただ黙って見守ります。心のなかで(きは なんにも いわないの)とつぶやくばかり。なんとか自力で登った木の見晴らしは最高です。そこに女の子もやってきて……。

そよそよ そよそよ。片山健さんのやわらかな水彩画を通して、すーくんと女の子、お父さんを吹きぬけるいい風が伝わってきます。絵本ガレージのイベントでこの絵本を紹介すると、あるお父さんの家では『きは なんにも いわないの』ごっこが流行ったそう。お父さんの体で作られる木の幹や枝は、無邪気なリクエストで自由自在に動き、子どもたちは大喜び。その後は、公園などで木登りに挑戦するようになったとのこと。お父さんならではの子どもとのふれあい、遊び心あるコミュニケーションには、言葉を交わすこととは一味違う豊かさを感じます。

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選書:フリーアナウンサー/絵本専門士 近藤麻智子

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大人向けの絵本セラピー®のワークショップ「絵本のち晴れ」や、絵本の読み語りとヨガをコラボレーションした親子向けイベント「絵本ヨガ」を主宰。2016年に出版した絵本『森のくるるん』(そうえん社)では、コンセプトと文章を担当。企業にてビジネスパーソン向けの絵本ワークショップの講師も務める。現在BS日テレ「コーポレートファイル」に出演中。メディアでの絵本に関する執筆、講演など、活動は多岐に。  男の子2人の母。

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ブックハウスカフェ

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神保町のブックハウスカフェ店内には「お父さんの絵本ガレージ」コーナーがあり、 oton+toで紹介した絵本が並んでいます。

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クリスマスが終わりました。

わが家では、クラスの中でどうであれ、友達の間でどうであれ、

小学生のうちはサンタクロースからのプレゼントでした。

 

ただ、わが家のクリスマスにサンタが来てくれるのは

子どもが小6まで。

中学生になると来なくなります。

なので、高校生の長男と中学生の次男には

サンタからのプレゼントはありません。

長男が中1になったとき、今年から君に

サンタクロースからのプレゼントはないんだよ、

という話をしました。

3つ下の次男は、兄だけがもらっていないのを見て、

自分も中学生になったら、プレゼントはもらえなくなるんだ

と、小4の時から思っていました。

そして、今年、一番下の小6の娘は

サンタが来る最後の年でした。

 

 

毎年24日の夜、

サンタさんへの手紙とクッキーとミルクを

テーブルの上に置いて寝ます。

サンタクロースは、夜中、子どもの枕元にプレゼントを置き、

(大きいもののときは他の場所に)

クッキーをひとくち食べてミルクを飲み、

サンタクロースのサインをします。

今年、娘は自転車をお願いしていました。

夜中、雨の中、家の外に隠しておいた自転車を

サンタは2人して家の中に運びました。

ダイニングテーブルには、いつものように手紙とクッキーとミルクが

置かれていました。

そこには、娘からこんなふうに書かれていました。

・・・・・・・・・・・・・・

さんたさんへ

今年で最後のクリスマスプレゼントです!

いままでほしかったものをくれてありがとうございました!

わたしがほしいものは・・・・

ピンク色のレインボーの自転車です!

お願いします。

・・・・・・・・・・・・・・・

サンタクロースは、娘から

いままでありがとうございましたと言われるなんて、

不意をつかれたような気分でした。

そして、ああ、今年で終わりなんだなあと思いました。

子どもたちが小さな時は、

子どもが朝起きて、枕元にあるプレゼントに気づいた時の

表情を残しておきたくて、いつもビデオを持って待ち構えていました。

クリスマス間際になってもほしいものが決まらずに、サンタのほうがドキドキしたり。

 

 

次男のほしいものが、どのお店ににもなくて

何軒も何軒もまわって結局なくて、

結局、お願いしていたものとは

ちょっと違うものをもらった彼の微妙な顔も覚えています。

 

とにかく我が家にとって、サンタさんは子どもの楽しみであり、

親の、大きな喜びだったことに、あらためて気づきました。

 

昨晩、ひとりのサンタがクッキーを食べ、

もうひとりのサンタがミルクを飲みました。

 

来年からは、また違ったクリスマスになります。

 

なにはともあれ、一気に年末〜正月モードに入りますね。

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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