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プロコーチによる、コーチングマインドを活かしたオトンな子育ての仕方

2021.7.16

子どもへのコーチングマインドを活かした、イケてるオトンの声のかけ方 ~コーチングスキルのまとめ~

世の中の子育てを楽しんでいる素敵なオトンの皆さま、こんにちは!お父さんコーチの山 田 真伸(やまだ まさのぶ)です。

 

前回は、フィードバックを紹介しましたが、実践できましたでしょうか?

 

今回は、「子どもへのイケてるオトンの声のかけ方」をお伝えします。

 

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あり方(マインド)が定まれば、やり方(スキル)は無数

あり方が定まればやり方は無数

これまでの連載の中で、

傾聴
ペーシング
リフレイン
承認
質問
フィードバック

と言ったような、代表的なコーチングスキルを紹介しました。

 

今までお読みいただき、勘が良いオトンの方はお気づきのように、子育ての中でコーチングスキルを使っていることは意外と多いです。

 

その無意識で使っているものを、ペーシングなどと名前をつけることにより、「子どもの話すペースに自然と合わせているけど、これをコーチングスキルのペーシングって言うのだ。」となり、スキルを見える化できて頭の中も整理できます。

 

さらに勘が良いオトンの方は、「スキルというやり方も大事だけど、『子どもの可能性を信じる。』というあり方も大事。」そんなことにお気づきですよね。

 

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子どもが三振しても「ナイススイング!」と言えるオトンに

野球

私が毎月開催している、「お父さんのためのお話し会」に参加してくれた、あるお父さんの素敵なエピソードを紹介します。

 

そのお父さんの息子さんは野球をやっていて、試合に応援に行った時に、空振り三振をした際にかけた言葉が、

 

「ナイススイング!!」

 

だったそうです。

 

ついつい、空振り三振をしたら、

 

「何やってるんだ!ちゃんとボールを見ろ!」

 

そんな声をかけたくなる気もしますが、そのお父さんはそれでは子どものやる気を削いでしまうと考え、「ナイススイング!」と声かけをしているとのことです。

 

とても素敵な、声掛けで、承認を上手に使われていますよね。空振り三振という結果に囚われず、そもそもの存在を認めていることが伝わってきます。

 

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「グータッチ」もイケてる声かけになる

グータッチ

もう1つ、「お父さんのためのお話し会」で出た素敵なエピソードがあります。

 

あるお父さんは、日々のお子さんへの声かけに悩み、いろいろな声掛け方法を試行錯誤する中で、読売ジャイアンツの原監督が良く選手に行っている「グータッチ」を取り入れているそうです。

 

「グータッチ」を行うタイミングは、良い時もそうだし、例え親子喧嘩をした時でも、仕切り直しとしても使っているとのことです。

その話を聞いて、私や他の参加者の方も、「なるほど!その手があったか!」となりました。声かけと言うと、つい、「格好いい言葉をかけよう!」と鼻息が荒くなりがちですが、「グータッチ」のように、非言語的なゼスチャーでも、イケてる声かけになりますよね。

 

子どもの話を聞いた後に、「グータッチ」することは、しっかりと傾聴したサインにもなり、色々と汎用性がありますので、ぜひオトンの皆さんもお試しください。

 

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緊張している子どもへの声のかけ方

緊張

最後に、私自身の体験談で、我が家の長男は、キックボクシングをやっていて、小学校最後の試合の時に、格上の中学2年生でアマチュアの試合に出るような格上の選手と戦った時のことを紹介します。

 

その日は、私はコーチング関係の研修講師の仕事が入っており、残念ながら応援に行けなかったのですが、当日の朝、緊張している長男に、LINEでメッセージを送りました。

 

「〇〇らしく、前に、前に、前に、それでも前に出て、思いっきり、戦ってきてください。

毎日、筋トレをあれだけやっていて、元日本チャンピオンの□□先生ともあれだけスパークリングやっているのだから、自信をもってください!

お父さんはめちゃくちゃ応援しているよ。

〇〇も緊張しているように、相手も緊張していると思います。

緊張しているのは、勝ちたいという思いが強い証拠だよ!

お父さんも、同じ時間にコーチングの講義頑張るね!」

 

試合の結果は、格上にも関わらず臆することなく挑み続けて、引き分けに持ち込み、会場も長男の頑張りに盛り上がったそうです。緊張している子どもに、どんな声かけをするか、オトンとしてのあり方を試される時なのかも知れませんね。

 

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次回からは、話の軸をオトン自身に

望遠鏡

今回は、コーチングスキルを活かした、イケてるオトンの声かけのことを、実際のエピソードを交えながら紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

 

「子どもの可能性を信じる。」そんなオトンとしてのあり方を大切にできると、自然とスキルは出来るようになってきます。ぜひ、そんなことを考えながら、お子さんに沢山の声かけを実践してみてください。

 

次回からは、「オトンのコーチングマインド応用編」と言うことで、話の軸をオトン側に持っていき、よりオトンとしてのあり方にフォーカスした内容になりますので、楽しみにしていてください!

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今までの連載と、これからの連載内容

【はじめに】

① オトン(お父さん)の日常の子育てにコーチングマインドを (4月16日公開)

【オトンのコーチングマインドスキル編】

② 子どもの話を最後、「。」まで聞くことの効果 ~傾聴~ (5月7日公開)
③ 子どものペースやテンポに合わせて寄り添ってみることの効果 ~ペーシングとリフレイン~ (5月21日公開)
④ 子どもが100点を取った時だけでなく、そもそもの存在を認めてみよう ~承認~ (6月4日公開)
⑤ 子どもには過去への詰問ではなく、未来への質問を ~質問~ (6月18日公開)
⑥ 子どもにはダメ出しではなく、目標や夢に対するフィードバックを ~フィードバック~ (7月2日公開)
⑦ 子どもへのコーチングマインドを活かした、イケてるオトンの声のかけ方 ~コーチングスキルのまとめ~ (7月16日公開)

【オトンのコーチングマインド応用編】

⑧ オトンが子どもの時の、親との出来事を思い出してみよう (8月6日公開)
⑨ オトン同士で、子どもの自慢話をしてみよう (8月20日公開)
⑩ オトンの今の仕事、そして夢の話を子どもにしてみよう (9月3日公開)
⑪ オトンとしての、あり方を考えてみよう (9月17日公開)

【おわりに】

⑫ かっちょいいオトンの背中を魅せ続けよう (10月1日公開)

毎月第1、3金曜日が連載予定日です。

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執筆者プロフィール

山田プロフィール写真

山田 真伸(やまだ まさのぶ)
コーチングオフィス Be a Smile代表
お父さんコーチ
言語化コーチ

北海道出身神奈川県在住
3人の子ども(12歳の男の子、4歳の男の子、2歳の女の子)+8歳のチワワ

【保有資格】
国際コーチング連盟アソシエイト認定コーチ
一般社団法人コーチングプラットフォーム認定コーチ
理学療法士

【大切にしていること】

あり方
「私自身が笑顔で、周りの人も笑顔にできる存在であり続けたい。」

ビジョン
「自分の選択に肯定感を持つ。」一人ひとりが笑顔でそう思える世界をつくりたい。

【コーチとしての活動】

2020年6月6日に理学療法士として会社に勤務する傍ら、個人事業主として「コーチングオフィスBe a Smile」を立ち上げ、プロコーチとしても活動を開始。

プロコーチとしての活動は、会社経営者、マネージャー層、子育てに悩むお父さん、医療介護従事者などを中心にパーソナルコーチングセッションやに加えて、コーチング、コミュニケーションに関しての企業研修、セミナー講師。2020年8月からは毎月、お父さんのためのお話し会(日常の子育てにコーチングマインドを)を主宰。その他にも、理学療法士の養成学校に通う学生のために定期的にプロボノコーチングセッションを提供し、未来の理学療法士をプロコーチとして支援している。

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