オトンの流儀とか アーティスト編
「僕は子どもに伝えたいことを上手く伝えられないことがあるんです。下の子がすごく泣いたり、上の子が悲しい気持ちでいる時に。だからもう抱きしめることにしています」。テツ【最終回】
【第4回】 得意不得意があると思うんです。つまり僕たち、ひな壇は得意じゃないってことですね。子育ても、その子にあったものを伸ばしてあげるってことが一番です。
【オトンの流儀とか】今回はお笑い芸人、テツandトモのお二人。トモさんは独身ですが、テツさんは3人のオトン。季節の行事を大事にするテツさん家族。テツさんにはお子さんのことをたくさん、トモさんには仕事のことをたっぷり伺いました。最終回です。
テツ:営業の方にシフトしたわけじゃなく、
トモ:自分たちの中でやってることは変わらなかった。
テツ:テレビも出させていただけるなら出たい。
トモ:以前は自分たちが面白いと思うネタばっかりやっていたんです。ショッピングモールのお客様は僕たちを見たい人がきてくれるから、盛り上がります。
でも企業さんのパーティーの場合、サプライズゲストのテツandトモさんですって普通に紹介されステージに出た時、お客様が40代・50代の男性ばっかりの時もあります。別に僕たちを見たいわけではない。という状況があるわけです。
テツ:興味ないんですよ。
トモ:お客様は懇親会で来てるのに、僕たちを30分間見ないといけないわけですよ、下手すりゃ1時間。これって見る方はきついじゃないですか。自分たちが面白いと思うネタをやってたんですけど、見てくれないんですよね。
テツ:さあ、じゃあ、どうすればいいんだってことですよ。
トモ:コンパニオンの女性がいらっしゃって、お酒飲んでワイワイ。見たい人は前の方に来てくださるけれど、まあ10分の1くらい。どうしようかって時に、お客様が見たいもの、僕たちがやりたいものじゃなくて、僕たちもやりたいし、お客様も見たいもの。それで、今のスタイルになったんです。企業さんのことや街のことを色々伺って、ネタにしたら「なんでそんなこと知ってんの?」「えっ!あそこのスーパーのことなんで知ってるの?」とか、そんなに興味なかったお客様も見入ってくださるようになったんですよ。
テツ:お客様の近くのことがお互いに楽しめるということに気づけた、というか。
トモ:それだけじゃ弱いから今度、テツの顎の上に企業さんのノボリや社旗だったり、お客様が知ってるものを乗せたりね。社長さんがステージに上がって、僕たちと一緒になって「なんでだろう」を踊ったらものすごく盛り上がりますよ。
テツ:そういう会社は、伸びてます。
―笑。
トモ:試行錯誤しながら30分、40分のステージをやります。「もう1回観たいな」って思ってもらえるようなものを作りたいと思っています。そういうことをやり始めてやっと6、7年になるのかな、40歳超えてからですかね、それに気づいた、というか
テツ:そういう創意工夫するところを全部子どもに聞かせたいですね(笑)。
トモ:だから狙って営業にシフトしたわけじゃないんです。出させて頂ける番組があれば、全力で頑張りたいと思っています。
テツ:得意不得意があると思うんです。つまり僕たち、ひな壇は得意じゃないってことですね。
―なるほど。
トモ:一瞬にかけて面白いことを一言で言うっていうのは得意じゃないかもしれません。でもそこも勉強して、更に今自分たちが出来るものもいかに伸ばせるかという事です。
テツ:子育ても、その子にあったものを伸ばしてあげるってことが一番です。
トモ:後付けじゃないか!
―あははは笑。まとめになりましたね。
テツ:でも本当にそう思います。人なんていろんな得意不得意があって、苦手なものを無理やり伸ばそうとしたって、苦痛になるだけですもん。だからその子が楽しんでるなってものを早めに見つけてあげて、それを一生懸命伸ばしていくほうが多分いいと思うんです。
―なるほど。ところで、お子さんのネタとかはありますか?
トモ:テツに子どもができてネタに取り入れられるようにりました。例えばテツが「愛媛県のここに来るって子どもに言ってきたんですよ、そしたらウチの1歳の子どもがみなさんによろしくって言ってました」って。
―あははは。
トモ:そうすると、ものすごく温かい空気になるんですよね。「言うわけねえだろって僕は突っ込むんですけど」。あとテツがニワトリのような動きで場内を一周する時があるんですよ。その時、テツの近くの人はいいんですけど、遠くの人って何やってるか分からないいじゃないですか、客席に降りてやってるので。だから僕が残ってギターを弾きながらずっと喋ってるんです。「こう見えてテツは48歳になって家に帰れば3人の子どもが待っています」。って言うと「エーっ」て。
テツ:みんな子どもがいると思ってないみたいで。
トモ:上は中学校2年生、中は小学校5年生、下は4歳になる子がいるんですって言うと、終わった後に今までと違った反応があります。
テツ:距離が近くなるね。
トモ:距離が縮まるのは確かですね。終わった後にお客様が「3人いるんですか?」とか「ウチの子もそうなんですよ」とか更に親近感を持って接して下さるようになったかもしれません。芸人とお客様という関係だけではなくて同じ境遇の親同士が、身近に感じてすごくいい方向に行ってると思いますね。
テツ:事前のご質問にもあったと思うんですけど、コンビとその、、、
―お仕事とご家族の関係についてですね。
テツ:そこはすごく合致してると思います。・・・あと、偉そうには言えないですけどね、思い出したのが・・・(鞄の中のメモを見る)
トモ:全部メモ見て、あれ話せばよかったっていうのがないようにね。
テツ:そうそう、だから、これなんかで見たのか聞いたのか、これいいなと思ったことがあって。
―よければそのメモを机の上に出していただいて読んでもらっても大丈夫です。
テツ:はい。では(メモを読み上げる)、あの、乳児期・・・
―乳児期、はい。
テツ:はなすなの法則。乳児期は肌をはなすな。幼少期は手をはなすな。少年期は目をはなすな。青年期は心をはなすなって。そういう言葉があるんだよってカミさんが教えてくれた時があって、確かにその通りだなと思ったんです。上の子は心にだんだん青年期に近づいてる時期なんですけど、そこをちゃんとケアしてやらないとな。今、娘は見ていてやんないとな、とか。そういうことを改めて自分の中で意識しようと思っています。
―ありがとうございます。
テツ:あと、はじめの話に戻りますが、行事ごとはすごく大事だと思います、家族で必ず豆まき、クリスマスもそう、ひな祭り、あと菖蒲湯とか、柚子湯をしたりとか、年越しそば食べたりとか。昔からある、節目節目の季節を感じる日本人の心を大事にしてたいって思います。うちの家族はコミュニケーションのひとつとして、特にそういうことを大事にしています。夏にはお墓参り。滋賀が実家なんですけど、お盆に帰ったらお墓参りと琵琶湖バレーです。
―あっ、琵琶湖バレー。
テツ:あ、ご存知ですか?子どもたちも大好きで、おばあちゃん、僕の母親がおにぎりを握ってくれて、みんなでピクニックに行くのが恒例になっています。琵琶湖で泳いだり。最初は上の子、水が大っ嫌いだったんですけど、琵琶湖で泳いで水中眼鏡つけてお魚とか見たらすごく潜るの上手になっちゃって。泳ぎはできないんですけど、今はもう素潜りとか大好きなんです。だから自然というのは、すごく子どもを育てるなって思いました。そんな感じです。
トモ::最初からそのメモ読んでれば時間かかんないのに(笑)。でも途中、他の話もしちゃいましたから。長くなってすみません。
―いえいえ!とても面白かったです。ありがとうございました。
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―勉強しろとは言わない派なんですね。
テツ:長男の話ばっかりになっちゃうんですけど、一時期受験と思って塾に通っていた時期もあるんですけど、カミさんが大変になっちゃって、子どももすごく辛そうにしてるので、いいよって言って諦めたんです。今は近くの公立の学校に行っていますが、いろんな友達もできてよかったなと思っています。子育てに関しては、カミさんともすごく喧嘩しますけど、でもお互い子どもにはこうなって欲しいという思いは同じなので、そういう風に子どもが生活してたり頑張ってくれていると、よかったなあ、嬉しいって思います。カミさんはどちらかというと若い頃は、いじめっ子じゃないですけど強い立場だったんですよ。だからそういう目線で言ったりするんですよ。なんていうんですか、いじめられる人間も悪いんだっていうところを。そこには理由があるんだよって。僕はどちらかというといじめられていた側だったから、何でいじめるんだよってばかりの目線なんですけど、確かにカミさんの意見を聞くと、その自分もどこかダメな部分もあるんだろうなということを、ちゃんと理解しないといけないなって思います。
―なるほど。
テツ:難しいです。質問にもあったんですけど「子育てとはあなたにとってなんですか?」って質問があったでしょ?子育てとは「いくじ」。え、育児ってそのままじゃんって思うんですけど、僕の中で「いくじ」は、「育てる、自分」なんですよ。「育自」。
―育自。その実感はどういうところに?
テツ:育ってるかどうかはちょっと疑問ですけど、でも反省させられますね。なんていうか、ああダメだな。子どもは頑張ってるんだから、自分も頑張らないといけないなって。なんでしょうね、うん。具体的に、あげればいいんですけどね。
―お子さんは頑張ってるお父さんの姿をたくさん見ていますよね。
テツ:見てるんですかねー?どう見てるんですかね、でも本当に分かりません。自分が小さい頃、親父は自営業で工場を経営していたので、部品を工場に納品したり車に運んだりとか、工場で担当の人とのやりとりとか、まさに一生懸命に働いている姿を見てきたんです。でも、例えばテレビに出させてもらっている姿とか、ロケも編集されて楽しそうにやってるところは見ていますけど、そこに至るまでの打ち合わせとか、そういう部分は知らないのでね。
―見せたいですか、そういう部分?
テツ:あ、そういう部分、見てもらいたいですね。派手な部分だけじゃなくて、裏で打ち合わせしたりとかちゃんと練習したりしてんだよって。そういうのは見てもらいたいなって思いますね。
―ネタ合わせもたくさんするんでしょうね。
テツ:ネタ合わせ・・・昔はけっこうしてましたね。
―今は?
トモ:例えば企業さんが呼んでくださった場合、会場に入ったら主催者の皆さんと、出来る限り打ち合わせをさせて頂きます。そこで色々と質問をして、その企業さんオリジナルのネタを作るんです。お祭りであれば、その地域の事を調べ「なんでだろう」を作ったりもします。それを1時間程で覚え、本番を迎えます。ですから、勿論ネタ合わせもするのですが、そんなに時間はとれません。新ネタを全部、頭に叩き込んでいる感じですかね~。
ーちょっと視点が変わるんですけど、oton+toの読者って会社員のお父さんとか多いんですが、会社に入ったらもうその道から外れることとかは頭になく、自動的にその道を走り続けているという人もけっこういるのではないかと思うんです。テツandトモさんを重ねて見たときに、2003年くらいにブレイクされてすごくテレビに出られていた頃から、今は営業の神様って言われるくらいの方向に行かれたというところに興味があって。
トモ:まず、営業の神様ではありませんが・・・。自分たちの中で計算した訳ではないんです。上京した時は僕が舞台役者を目指し、テツは演歌歌手を目指していました。若い頃、お笑い芸人を目指してなかったんです。
―はい、なるほど。
トモ:27歳の時に大学時代の同級生の結婚披露宴に呼んでもらって、二人で歌を歌ったら、たまたまそこにいたプロダクションの方に声を掛けてもらったんです。歌手になれるのかと思って挨拶に行ったら、お笑いやりませんかって言われて。お笑いはちょっと無理なんでと断っていたんですが、「売れたらCDも出せるしお芝居もできるから、きっかけでいいからやってみないか」と、2ヶ月くらい言い続けてくださいました。じゃあちょっとだけって言って始めたのがきっかけです。売れたいっていう気持ち・・・はもちろんあるんですけど、なんだろうな。そこまで有名になりたい!売れたい!っていうのじゃなかったんですよね。
テツ:自分たちが冠番組持ってとかはね、
トモ:持ちたーい!っていうのではなく、自分たちがやりたいこと面白いことを作って、その延長がたまたま今に繋がった感じです。すみません、この話、親子の話じゃなくて。
―いえ、その話も訊きたいです。
トモ: コンビを組んだ当所は、漫才やコントに挑戦しました。しかし、僕たちには難しくて出来ませんでした。それならばテツが歌いたい!というので、歌ネタを始めたんです。最初僕はギターを弾くだけで、殆どテツが歌ってたんですよ。その後ネタ作りの段階で、子どもたちに分かりやすくする為に、動きを増やした方がいいんじゃないかという事になったんです。それでテツが少しずつ動くようになり、いつの間にか激しく動いてました。最終的には僕が殆ど歌い、歌いたかったテツは動くだけになってしまったんです。
しかしこの形で「なんでだろう」が出来上がったとたん、ボキャブラ天国や、NHKさんで始まった爆笑オンエアバトルというネタ番組等に出させて頂けるようになりました。そこから徐々に営業も増え、ギリギリですがこのお仕事だけで、ご飯も食べられるようになりました。
その後「めちゃイケ」で幼稚園等に行き、ナイナイの岡村さんとテツが「なんでだろう」の動き対決をするコーナーを作ってくださったんです。本当に嬉しかったのを覚えてます。そしたら、その「めちゃイケ」を見たんですという事で「こち亀」のアニメのエンディングテーマに「なんでだろう」を使ってくださるというお話を頂きました。2003年の1月からかな?エンディングテーマとして「両さんのなんでだろう」が放送されました。そこで子どもたちにも広まり、一気に仕事のオファーが増えたんです。「めちゃイケ」に出させてもらってる時も凄かったのですが、それをも飛び越えた感覚でした。自分で言うのもなんですが、2003年は激動の1年間。NHK紅白歌合戦出場に、流行語年間大賞も頂きました。感謝の気持ちでいっぱいです。でも忙しすぎたのか、所々記憶がないんです。
テツ:記憶もないけど、僕たちはテレビ的なキャラクターを、自分たちで作れなかったかな。
トモ:それが原因ではないんですが、2004年以降だんだんテレビの露出が減ってきました。さっきの話になりますけど、切り替えようというより、二人とも大学は演劇学科の演技コースで舞台をやっていたので。
テツ:常に目の前にお客さんがいる状態での空気感での、演じるとか表現とかが、
トモ:好きなんですよね。そこがベースなんです。当時、雑誌を読むと「まだいたのか」とか「解散してないんだ」とかそういうことばかり書かれていて。でも営業は呼んでもらえていたんです、お祭りやショッピングモールに。でもテレビに出ていないと「ご飯も食べられないでしょう」って野菜を送ってくださったりする方もいらっしゃったり。意外と食べていけてたんですけどね。でも優しいなあと。それで2009年かな、マネージャーに、自分たちが何をやってるのかを発信してみたらって言われてブログを始めたんです。
テツ:ちょうどね、その時、ネットもみなさんが使うようになってきて。
トモ:で、やってみようかっていって、とりあえず僕は毎日。今日初めて見る人がいるかもしれないから。とりあえず今日何をやったかを毎日更新しようと。これをやってるうちに、北海道、東北ツアーなんかを4泊5日で回らせてもらったのをネットニュースにあげてくださったんです。
テツ:テレビに出てないと、「この人、今何やってるんだ?」って時代から、みんなスマホで調べられる時代になった時に、僕たちがイベントをやってることを知ってもらえるメディアが増えたんですね、テレビ以外に。
トモ:ヤフーニュースのトップにも掲載して頂いたんです。
テツ:B級グルメの取材をしてた人が、たまたま僕たちのステージを観たんですって。「テツトモ!まだこうやって現役でステージを盛り上げて、目の前のお客様を喜ばせるんだ、すごいっ!!」ってその方が感動してくださって。記事にしてくれたんです。
テツ:どんな場所でも全力でやってるっていうのを。
トモ:それがですね。半年後に、また僕たちの活動をネットニュースに載せて頂けました。その影響なのか、その後に複数のテレビ番組が、僕たちのイベントの模様等を密着してくださったんです。ブログやFacebookで日々の活動を発信するようにしたら、沢山の方々が目を向けてくださるようになりました。
テツ:テレビでも、僕たちはもちろん自分では言わないですけど、営業の神様みたいな感じで取り上げてくださったので。
トモ:そこからなんですよ。
【第4回 】 「得意不得意があると思うんです。つまり僕たち、ひな壇は得意じゃないってことですね。子育ても、その子にあったものを伸ばしてあげるってことが一番です」に続きます。
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オトンの流儀とか ビジネスマン編
下の2人の娘がよく言うのは「パパ、次お休みいつ?」。これは嬉しいです。でも一番上の子が小さい時は、パパに休みがある、その休みを楽しみにするという感覚がなかったと思うんです。仕事に時間を使えば使うほど成功率が上がると思っていた時なので。後編
【第2回】お小遣いは「単月黒字にしろ」と娘に言っています。
飲食店経営 田川翔さん
家族構成:妻、娘(小5)、娘(小3)、娘(小1)
【オトンの流儀とか】ビジネスマン編の今回は、国内外でラーメン店48店舗を経営する株式会社ギフトの田川さん。3人姉妹のオトンです。一人目のお子さんが生まれた時と創業がほぼ同時期。この子をちゃんと食べさせていけるのかという不安もあって、仕事一辺倒だったようです。そのせいか特に上の子に対しては、今も父親らしく振る舞えず、どこか引け目があるのだとか。後編です。
―真ん中の子に対するそういうお話は、インタビューでも何度か聞いたことがあります。少し話が戻りますが、上の2人の子に対しては、お父さんらしく振る舞うことへの遠慮のようなものがあるんですか。
引け目といいますか。大したことしてきていないのに、今更なんだよみたいなところはあります。子どもがそう思っているというより、自分の気持ちですね。でもこれから年齢が上がってくると、また父親として話せることも出てくるんじゃないかと思っていたりもします。仕事のことやお金のこととか、お母さんよりお父さんに訊きなさいというような話も増えてくると思うので。
―娘さんたちから見たらどんなお父さんですか?
どうなんだろう。なんとも言えないですね。
―たとえば「ウチのパパはホニャララなパパなんだよ」と娘さんが言ったとしたらホニャララにはどんな言葉が入りますか?
ホニャララ、、、、悲しいくらいに言葉が出てこないです(苦笑)。
―一番下の子は?
よく遊んでくれるパパですかね。下の子は今もけっこうべったりです。真ん中の子は小学2年生くらいまで「パパ大好き」って言ってくれていました。上の子は「パパ大好き」って言ったことあったかなあ、、、。多分あったんでしょうけど、こちらも忘れていたりしますよね。よく妻とも「なんかあったね、そんなこと」って、少し前まで日常だったことを忘れたりしていますから。
―そんな中、娘さんたちから言われたことで覚えていることはありますか?
真ん中と下の子が今でもよく言うのは「パパ、次お休みいつ?」とか「明日はお休み?」とか。一番上の子が小さい時は、休みをしっかりとるというのがなかったので、パパに休みがあって、その休みを楽しみにするという感覚がなかったと思うんですが。
―なるほど。
やっぱり休みはすごく楽しみにしていて、休みになったらアレしよう、コレしようと言うようになったのが嬉しいですね。父親との時間を楽しみにするようになったのは、本当にここ最近のことですね。だから同時に上の子が小さい時は、そういうことをしてこなかったなという思いもあります。あと、一番下の子が母親に「ママは毎日お休みだね」って言ったらしいです。
―あらっ!
それを聞いて、妻が腰砕けていました。子育てでどれだけ毎日忙しくしているのかという気持ちとはうらはらに、でもたしかに毎日お休みだなと思ったりして(笑)。そういうのは記憶に残りますね。そういえばウチは娘たちに日誌みたいなものを書かせているんです。
―日誌を?
「今日こんなことあったよ」というようなことを。上の2人はだんだん書かなくなってきているんですけど、下の子はまだけっこう書いてくれています。「こういうことをパパに伝えたいんだな」っていうことを読んでいて思いますね。
―それはいいですね。ちなみにわが家のルールのようなものはありますか?
挨拶はしっかりさせます。それとわりと父親を優先させるというのは、妻が意識してやってくれています。子どもの前で父親を落とすようなことは絶対言いません。それと妻のアイデアで、毎月僕が給料袋を渡すということをしています。子どもの前で「はい。今月の分」「いつもありがとうございます」というパフォーマンスをしています。
―それはステキなパフォーマンスですね。
「パパの給料でみんな生活しているんだよ」と。あとはお小遣い。上の子はお小遣いを渡し始めているので、お金の管理とかは厳しく見ています。小学3年生のときは月に300円、4年生は400円なんですが、必ずお小遣い帳を渡して、全部レシートを見ながら、いくら使ったかを書かせて支出と収入を確認して、次のお小遣いを渡しています。それは毎月やっていて、「単月黒字にしろ」と娘には言っています。
―単月黒字に?
はい。400円あったら399円までは使っていいけど、毎月1円ずつでも貯金する癖をつけなさいと。
―なるほど、それも奥様のアイデア?
これは僕ですね。僕も父親にそうさせられていたんです。今振り返って、それが良かったなと思っていまして。だから中3くらいまでは続けようと思っています。金銭感覚というのは小さい時に影響することが大きいと思っているので。
―今のところ単月黒字はいけていますか?
そうですね。しっかり貯めています(笑)。それと嬉しいのは、溜まったお金を妹の誕生日プレゼントに使ったりしているんです。
―ステキですね。
人のために使うことが出来るんですよね。募金もしますし。ウチ、お年玉も基本的には使わせないんです。2000円だけは特例で使っていいことにしていますが。そのお金から500円をユニセフの募金にしたり。去年も一昨年も自分から募金するといってやっています。それは僕もあまり頭にないことでした。
―娘さんたちゲームはしますか?
ウチはipadの中に入っているゲームですね。あとは僕の部屋にあるスーパーファミコン。それを一日1人10分ずつで計30分。siriに向かって「10分にタイマー」って言うとセットされるんです。それで交代しながらやっています。
―それは守れていますか?
それが守れているんですよ。あと、これは僕ではなく妻なんですが、娘達が赤ちゃんの時から、毎日寝る時に必ず一人1冊ずつ本を読んでいました。上の2人もつい最近まで、寝る前になったら娘3人がみんな1冊ずつ本をベッドに持ってきていました。そして月に1冊ずつ本を買ってあげるんです。だからみんな本好きです。そういうことを妻はやってくれています。
―奥様、とてもしっかりされていますね。
素晴らしいと思います。感謝です。ちなみに僕が経営者だということは子どもは知らないんです。お金の感覚も厳しくて、妻が質素な生活を心掛けてくれているといいますか。「ウチはお金がそんなにないからね」というような感じで。
―お父さんの仕事場、ラーメン屋に行くことは?
娘たちは僕がラーメンに関わる仕事をしているというのは知っていますけど、自分の店に家族で行くとことは基本的にないです。連れて行ったこともありますが、パパのラーメン屋とは言っていないです。公私混同をしたくないといいますか。
―なるほど。
ただ、マーケティングとしては、もっと連れていきたいですけどね(笑)。子どもが食べて何というか、感じるかという意味で。でもね、やっぱり僕も妻も気を遣うし、スタッフも気を遣ってしまいますから。
―子育てで一番大事にされていることは?
やっぱり子どもを独り立ち出来るようにさせることですね。そのために何が必要か。周りを見ていると、1から100までという教育をしていると子どもが大成しないような気がして、どちらかというと、環境を与えるだけ、くらいがいいのかなと思っているんです。環境は与えるけど、失敗させながら。価値観は教えるけど、やり方や答えは言わないというやり方で。
―今、それは出来ていますか?
出来ていると思います。もちろん妻主導です。娘達は自分のことを自分ですごくやりますから。お手伝いもよくするし。僕が小さい頃に親にやってもらっていたようなことも、自分たちでしっかりやっています。妻は娘達にお嫁さんとして恥ずかしくないように、というのはよく言っています。
―最後に娘さんにひとつのことしか伝えられないとしたら?
そうですね。人の役に立つようなことをして、それが自分のやりがいに感じるようにやりなさい、ということは言いますね。
―ご自身が大事にされていることですね。
結局、自分が先に、とか自分だけが、とかなると色々とうまく回らないけど、誰かの為にこれしたいなと思って、喜んでもらうことが楽しいと思えるようになると自然といいサイクルになりますから。そういうことは教えたいです。
―確かに。そのサイクルができれば。今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
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―よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
―お子さんは今、おいくつですか。
10歳と8歳と6歳です。3姉妹です。
―3姉妹なんですね。上の子は何歳の時ですか?
僕も妻も24歳の時ですね。一人目は。
―実感は最初からありました?
父親の実感というより、子どもが生まれたのと創業がほぼ同じ、半年違いくらいでしたから、仕事で頭がいっぱいでした。この子をちゃんと食べさせてあげられるのかという不安は大きかったですね。
―なるほど。
だから、まずはなんとしても仕事をうまく軌道に乗せなければと思っていました。
―奥様はどうでした?
お腹に子どもが出来たと分かった時、僕はまだ前の会社を退職するかどうかのタイミングだったんですが、もしかしたら起業しないでこのまま会社員を続けたほうがいいんじゃないかって頭をよぎったんですね。その話を妻にしたら、「絶対やめて!」と。
―起業を絶対やめてと?
いえ。嫁は中学の同級生で、卒業したころから付き合い始めて、高校生の時から自分で会社をやるという話をしていたんです。だから「夢だったのに。やめるとか言わないで、必ず独立して」と言ってもらえたんです。
―後押ししてくれたんですね。もし奥様から「独立はやめて」と言われていたら?
でも、独立してって言ってほしかったんだと思います。でも子どもが出来ると、意識も変わるだろうなと思って、どんな反応をするか確認をした感じです。でも100%反対されたら、時期をずらしたかもしれませんね。
―あらためて奥様の同意を得ようと思われたんですね。
はい。
―では、お子さんとのことを聞かせてください。お休みの日はどんな感じですか?
そうですね。土日は出来るだけ仕事を休むようにしているので、ショッピングモールとかキッザニアとかに行ったり、旅行は年に1〜2回くらいですかね。家で一緒にゲームしたり、あと、一番下の子がサッカーチームに入っているので、一緒にサッカーしたりとか。
―コーチでやられているんですか?
いえいえ、クラブチームなので。僕とは普通に遊びでやる感じです。
―上の子は何かやっていますか?
水泳とか工作教室とか。どちらかというとオタクになっていくと思うんです。
―そうなんですか?
明るい子ですけど、運動が苦手でものづくりが好きなんです。絵を描いたり工作したり。基本的には好きなことをやらせる方針なので、そっち方向にいっていますね。
―それはお父さんかお母さん、どちらかに似て?
いえ、僕も妻もどちらかというとカラダを動かすほうが得意だったので。特に妻はバスケをずっとやっていて、もうスポーツ女子でしたから。
―そうすると、スポーツをやってほしいなという気持ちは?
それはありました。でも上の2人は苦手なので。逆に下はすごく得意なんです。下の子にはいろいろやらせたいなと思って、体操教室とか、今はサッカー、今度バスケをやらせようかなとかダンスやらせてみようかとか。
―ほう!いろいろですね。
まあ、やらせるというより「何やりたい?」って聞いてます。それで今はバスケをしたいって。ただ近くにクラブチームがないので、近くにあるチアがいいかなと思っているんですけど。
―じゃあ、ご両親のスポーツへの思いは、下の子に投入されているんですね。
そうですね。あと、得意だったら楽しいじゃないですか。上の子もカラダを動かすのは好きなんです。でも人に勝てないから、自然と別の方向に。やっぱり、褒められたり人よりも優れているとかを感じたいという気持ちが強くなるのかなと思います。
―子どもの得意不得意って、何歳くらいから分かりましたか?
2歳くらいでなんとなく分かりますね。度胸あるなとか怖がりだなとか。体幹がしっかりしているとか。あとは体格とか。すぐ転んじゃうとか、ぐぐっと踏みとどまるとか。下の子はけっこう早い時期から上の2人とは全然違うなという感じはありました。
―3人は仲良しですか?
仲いいですね。女の子というのもあるかもしれませんが、取っ組み合いのケンカはしないし。ごっこ遊びをしたりしていますね。
―何ごっこですか?
分からないんです。それは絶対に見ちゃいけないルールになっているので。
―見ちゃいけない?
しないです。見ようとするとものすごくうるさいんです。
―お子さんとのコミュニケーションで失敗したなと感じたことってありますか?
実は今回の取材の話を妻にしたら「えっ、イクメンぶるの?」って言われました。本当に何もしてこなかったので、特に創業期なんかは土日も休めず、全部妻に任せっきりでしたから。ましてや3人じゃないですか。
―はい。
だから、妻の負担は相当だったと思うんです。当時、全く手伝うことができなかったかといえばそうではなく、手伝うことは出来たと思うんです。でも、心の余裕もなくて。その後、土日を休みにしようとしたのは、やっぱり人生限りがあるなかで、家族との時間も大事だなと思ったからなんですが、その前は、とにかく仕事をし続けないとダメなんじゃないかと思っていたんですね。会社員じゃないので、使う時間ってどうにでもなるじゃないですか。だから時間を使えば使うだけ成功率が上がると思っていたものですから。
―仕事に時間を使えば使うだけ成果が上がると。
はい。だから完全に仕事優先でやってきました。そんな中、2人目が生まれて、、、。
―なるほど。
だからその時もっと僕が関わっていたら妻も余裕ができたはず。僕が関わらないことで妻にも余裕がなくなって、子どもにあたっちゃったりとか。
―はい。
そうすると、妻も自分の思うような子育てが出来なかったという気持ちがあるんじゃないかと思うんです。まあそういうことを言われたことはないんですけど、もっと妻にゆとりある子育てをさせてあげたらよかったなと思います。だったら今からでもやれって話なんですけどね(苦笑)。
―あははは。
僕の父があまり子育てに介入しないといいますか、そんなに遊んでもらった記憶もないんです。だからなんとなく、その感覚を真似しているというか、家族のあり方というのを自然に受け継いでいるような気がします。
―自分が体験してきた家族像ですね。
はい。別に父にもっと遊んでほしかったとか、父が冷たかったという印象はないのですが、振り返ってみた時に、家族の時間、どこかに連れていってあげたり一緒に遊んであげたりというのは、もっとあっていいんじゃないかと思います。
―一緒に遊ぶことが足りないと?
はい。特に上の2人は、ちょっと偉そうなこと言えないなという感じはあります。逆に一番下の子に対しては、2歳くらいからけっこう父親をしていたような感覚はあります。だから下には、まあ怒るし、父親っぽい感じでいられます。
―上の2人のお子さんには怒ることがない?
もちろんありますけど、やっぱり過ごした時間なのか、コミュニケーション量なのか、そこが足りないがゆえの距離を感じます。子どもの性格もあるんだろうな。一番下の子はすごく人懐っこくて一番上と真逆なんです。
―上の子は人見知り?
人見知りはないんですけど、ツンツンしているんです。小さい頃から。甘えベタというか、甘えることが出来ないんですね。甘えてこなかったので。
―お母さんにも?
はい。ただ、ワガママは言うし泣いたりはするんですけど「ママ抱っこして、パパ抱っこして」といった甘え方は出来ない。
―真ん中の子は?
上と下に挟まれて、どうしても構ってあげられる機会が少ないんです。性格もおっとりして人に合わすのが上手くて、だから余計に上と下ばかりに目がいっちゃうんです。別に真ん中の子がかわいくないとかそういうことではないんですが。
―それを真ん中の子は感じていますか?
絶対感じていると思います。だからよく妻と話をするのは、真ん中の子をちょっと特別扱いしようと。名前をさなっていうんですけど「これ、さなだけにあげるよ」とか言葉を添えてあげるんです。そうするとすごく嬉しそうな顔をするんですね。そうやってバランスをとろうとしています。
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―あははは。「あのネタ面白かったよ」って言われることは?
テツ:ないです。家族はみんなシビアです。特にカミさんが。
―奥様が?
テツ:まさか僕が芸人をやるなんて思っていなかった時期から付き合っているので。
―劇団時代から?
テツ:そうです。芝居やっている時も言われました。「芝居、向いてないんじゃない」って。それでもやっていたんですけど、でもそうですね。一番僕のことを知っているからダメ出しされるとこたえます(苦笑)。
―最近もダメ出しされました?
テツ:この前、釣り番組に出た時に、素になってしまった瞬間があって。
―照英さんの釣り番組?
テツ:そうですそうです。釣りをしている時、プロの方からダメ出しされて、それがショックだったんです。そしたらその時の顔が真顔だったって。「どうしてテレビであんな顔してるの」って言われました。
―息子さんはお父さんと同じ道に進みたいとか?
テツ:音楽は好きみたいです。今、ピアノを習っているんです。でも芸人になりたいとかは全くないと思います。
―そうなんですね。話は変わりますが、お子さんが小さい時って、お二人もすごく忙しい時期ですよね、その時期、お子さんとあまり関われなかったなとか、そういう思いはありますか?
テツ:そうですね。家にいないことが多かったので。電話をかけるとカミさん泣いていました。
―奥様が電話で泣いていた。
テツ:「今日、子どもをすごく強く叱っちゃった」とか。反省というより後悔の電話とかありましたね。僕はそれを地方で聞いていました。まだ3人で住んでいる頃だったので、カミさんと子どもが2人きりの時間が多くて、すごく大変だったんだろうなと思います。
―その時は、どんなことをテツさんは話しましたか?
テツ:聞くしかなかったです。「そうだね。そうだね。ごめんね」って。
―うんうん。
テツ:でも、家にいる時は、子どもを自転車の前に乗っけて近くの公園にザリガニ釣りに行ったりしていました。自然が好きなので、外になるべく連れて行って、一緒に遊んでいました。
―お子さんを叱ることは?
テツ:叱ったりすることは、あります。あのー、最近だと・・・最近だと、叱ったのは・・・・えーっと・・・なんだろう、えーっと・・・すみませんね、ごめんなさいね。
トモ:無いんじゃねーか。
テツ:いや、叱ってますよ!全然ありますよ!何で叱ったかなあ
トモ:無いじゃん。
―ブチ切れたことはありますか?
テツ:ブチ切れたことはないですね。カミさんはよく叱っています。
―あー、そうなんですね。
テツ:あー。でもそう考えると俺は・・・
マネージャーさん:ほんと怒らないんですよね。
テツ:そうですね、カミさんが強く叱っているところを見てる時がありますね。でもあんまり2人がこう、言うとアレだから。
―はい。
テツ:そこは黙っていて、それが一件落着してから、後でカミさんに「そこまでそういう言い方しなくてもいいんじゃないか」というのは冷静に話し合ったりとかしたりとかしたりとか・・・したりとかしたりとか(笑)。
―あははは!
トモ:すみません、日本語がちょっと得意じゃないもんで(笑)
テツ:カミさんと喧嘩しても、カミさんの方が言葉が立つので負けちゃうことが多くて。それは子どもたちに対しても同じで、子どもに伝えたいことを上手く伝えられないことがあるんです。下の子がすごく泣いたりとか、上の子が悲しい気持ちでいる時に。だからもう抱きしめることにしてます。
―おおー。
テツ:それは、ついこないだもありました。下の子が幼稚園に行かないって言ってたんですよ、なんかイヤなことがあったのか、ちょっと休み癖がついてしまったんですが、行かなきゃいけない。そんな時は本当に何も言わないです。大泣きしたら抱きしめるだけ。色々喋るより「もうぎゅーっとしてあげよう」と言って、ぎゅーってしてあげることがありました。
―なるほど。
テツ:そういう風にすることが多いです。
―大切ですよね、そのぎゅーは。
テツ:思いっきりぎゅーってやるとなんか落ち着くみたいです。すごく泣いていても、自然と泣き止みます。だから、なんか分からない時はとりあえず抱きしめるみたいなのはありますね。経験値として。
―素敵な対応です。
テツ:いや、あの、それしかできないんです、僕。
―不器用なお父さんも参考になる、すごくいいお話だと思います。
トモ:結果、余計泣いちゃったらどうしようね、痛いよーって。
―トモさんはテツさんのご家族のお話とかって聞かれます?
トモ:あまり聞かないですね。去年の冬に20周年のライブをやったんですけど、テツの子どもたちも観に来てくれて。15周年の時も来てくれたかな。横浜でやった時も来てくれました。その時、舞台上の父親を見て何を感じているのだろうと思いますね。父親の職場を生で見ることってあまりないじゃないですか。
テツ:この前の20周年ライブに来てくれた時、僕はそんな「どうだった?」って訊かないんですけど、娘が「お父さんお笑いでしょ?歌多すぎ」って言ってました。「もっとお笑いの方が観たかった」って。
トモ:でもゲストに五木ひろしさんが来てくださって、五木さんと思い出の曲を歌わせて頂いたんです。テツは五木さんに憧れて演歌歌手になりたくて上京しました。20周年記念ライブで、その五木さんと一緒に歌うっていう・・・。それはそれでもう・・・
―感無量ですね。
テツ:そう、僕はもう。
―そしたら、言われちゃったんですね。
テツ:はい。
―娘さんの期待とはギャップのある舞台だったと(笑)。
トモ:だから娘さんは、お笑いを認めてくれてるってことだと思うんです。ご年配の方はもっと歌を聴きたいって言ってくださるんですよ。お笑いもいいけど、歌をもっとやった方がいいってよく言われますから。
―そうですか。
トモ:普通のお笑いのイベント等でも真面目に歌ったりしています。CDも出させていただいてるんですよ。
―でも娘さんは、お父さんのお笑いが好きなんですね。
トモ:多分。じゃなきゃもっとお笑いを観たかったとは言わないよ。恥ずかしいからお笑いはやめて歌だけ歌ってよって言われても、おかしくないと思う。もし僕が今、中学生だったら、父親が赤いジャージを着て変な動きをしていたら、恥ずかしいな。大人になった今は、ものすごいと思いますけど。
―それはあるかもしれませんね。多感な時期ですから。
トモ:学校でいじめられるかもしれない。同級生にお前も動いてみろよって。何やってんだ親父って。
テツ:そういう風にはなんないようには育ててるけどね。
―そうですか?そういう風にならないように。
テツ:カミさんと話すんですけど、父さんがこういうことしてるからいじめられるかもしれないよっていうのは、ずっと言っているんです。でもどんなに言われても、父さんと母さんは味方だから大丈夫だよと。それはもうずっと言ってきました。味方だから、味方だからって。いじめられる前提で話すんです。クラスの子が何か言ってくるかも知んないぞとか。そういう時があるかもしれないけど大丈夫だよと。父さんも母さんもついてるからねって。どんなことがあっても守るからって。強気の二人を演じてます。
―演じてる。
テツ:はい。子どもの前で。実際に、自分も小さい頃にいじめられてたことがあって、いじめる奴がすごく嫌いなんです。だから、長男には、いじめられているやつを助けられる人間になれよってことを話してます。カミさんも同じ想いです。絶対に弱い人間がいるからそういう人を助けられる人でいろと。実際、クラスの中で、みんなからちょっとあいつなんだよって言われてる子がいて、そういう子が周りからなんか言われてる時に「自分はおいやめろよって言うんだ」って。自分はそういう子の味方でいるよって。これはカミさんから聞いた話なんですけど、先生から「そういう時も中本くん(テツさんの本名)は助けてくれてる」って。それを聞いた時に、すごく嬉しかったですね。そういう人でいて欲しいというのが子どもにちゃんと伝わっていたなあって。勉強をしろとかそういうのは僕は全く言わない派なので、まあ宿題くらいはちゃんとやれよって言いますけど。
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お父さんの絵本ガレージ
【お父さんの絵本ガレージ】この春、お父さんがグッとくる絵本たち。
オトンだからグッとくる絵本がある!
新年度が始まりました。
なれない職場、新しい部署、気難しそうな上司、得たいの知れない
環境が変わって、
そんな春を迎えたお父さんにおすすめの絵本を、
フリーアナウンサーで絵本専門士の近藤麻智子さんに選んでもらい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
新年度はいつも以上にあわただしくなりますね。
そんなお父さんの心をほぐし、
晴れやかに前を向けるような絵本を集めてみました。
入園・入学・進級シーズン、
もちろんお子さんへの贈りものにもおすすめです!
近藤麻智子
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
===
「おおきくなったら きみはなんになる?」
文:藤本ともひこ 絵:村上康成 講談社
子どもたちへの真摯な応援歌!ひとつ大きくなったきみへの贈りものに
保育園に長年通い、子どもたちと遊びながら真摯に向き合ってきた藤本ともひこさん。毎年卒園に立ち会うたびに語りかけてきた言葉があります。その想いに、村上康成さんの風通しのよい絵が加わって、子どもたちへののびやかな応援歌と言える絵本が生まれました。ひとつ大きくなったきみへの贈りものにぴったり!「きみがやりたいことは、きみがきめるんだ。きみがやりたいことを、きみがやるんだ」。子ども自身が好きなものや大切なものを見つけるために、わたしたち親はどんな距離感で見守るのがよいか、そんなヒントも見つかるかも。ちなみにお父さん自身は、小さいころの夢は何でしたか?どんな風に好きなことを見つけていましたか?あの頃の自分に戻ってみませんか?
===
「はじまりの日」
作:ボブ・ディラン 絵:ポール・ロジャース 訳:アーサー・ビナード 岩崎書店
ボブ・ディランの息子を想う名曲が絵本に。愛情あふれる訳詩が見事!
2016年のノーベル文学賞受賞でも話題になったボブ・ディラン。彼が息子を想って創った名曲『Forever Young』に、詩人アーサー・ビナードの訳詩と新たな絵が加わった、お父さんの愛情あふれる絵本です。入園・入学・進級シーズン、新たな一歩を踏み出した“はじまりの日”を祝うため、父子でいっしょに読むのはいかがでしょうか。わたしの知る限り、涙がこぼれたというお父さんが続出!印象に残ったフレーズは、「やくそくをまもって うそをきらいますように」「流されることなく 流れをつくりますように」でしたが、あなたはどうでしょうか?あとがきをヒントに、ボブ・ディランが影響を受けた人物(ビートルズなど)を探すのもたのしいですよ。
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「だって春だもん」
写真・文:小寺卓矢 アリス館
待ちわびた春に歓喜する写真絵本。ゆかいなオノマトペがいっぱい!
北海道在住の写真家・小寺卓矢さんが切り取った、北海道や東北の森の風景を集めた写真絵本。「とつとつとつ」と雪が解け、「ぽわっ」と光が射し、「ぐんぐんめりり」と芽が開く。おたまじゃくしは「ゆーらゆーらぷりん」と泳ぎ出す。写真に添えられた文章には、思わず音読したくなるゆかいなオノマトペ(擬音語・擬態語)が使われて、豊かな春の息吹がイキイキと伝わってきます。雪国新潟出身のわたしは、待ちわびた春に歓喜する気持ちを見事に表現していると感じる1冊。ちなみに4月上旬の東京はすでに葉桜の季節ですが、
「ねえ とうさん」
作・絵:佐野洋子 小学館
あこがれの父への眼差しがまぶしい!”お父さんらしい”ってなんだろう?
『100万回生きたねこ』の作者として知られる佐野洋子さんの絵本。こぶしの花が咲く春に、久しぶりに帰ってきたくまのお父さん。父子で散歩に出かけ、肩車をしたり、川で泳いだり、流された橋の代わりに新しい橋をかけたり!そんなお父さんに心底あこがれているくまの子は、「ねえとうさん、ぼく、とうさんの子どもでうれしいよ。すごくとうさんらしいもの」。この言葉へのお父さんの返事がたまらなくいいのです。“お父さんらしい”って何でしょう?この絵本を読んだ後に沢山のお父さんたちに聞いてきましたが、その答えは十人十色で実に奥深い。わたしの夫に聞いてみると、「日々悩み中……」だそう(笑)。そんな新米お父さんにもベテランお父さんにもおすすめしたい1冊です。
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「空をつくる」
作・絵:村尾亘 小さい書房
ふと、空を見上げて、これからの仕事に想いを馳せたくなる絵本
物語の主人公は、絵描きのさる。彼が暮らす町では、次々に緑が消え、代わりにせいたかのっぽの家が空間を奪い合うように建てられていった。頭上の空が、どんどん小さくなるほどに。さるのところには、「建物に空の絵を描いてほしい」という注文がくるようになる。もっともっと!と頼まれるまま、空を描く仕事を続けたさるが、最後に気づいたこととは……?本の挿画などで活躍するイラストレーター、村尾亘さんによる初めての絵本。終盤のページに広がる本物の空は、どこまでも澄みきり、さらなる成長を目指そうとする現代社会に、静かに鋭く問いかけているよう。新年度のスタートだからこそ、一度空を見上げて、これからの仕事に想いを馳せてみては?
===
近藤麻智子
フリーアナウンサー/絵本専門士
大人向けの絵本セラピー®のワークショップ「絵本のち晴れ」や、絵本の読み聞かせとヨガをコラボレーションした親子向けイベント「絵本ヨガ」を主宰。2016年に出版した絵本『森のくるるん』(そうえん社)では、コンセプトと文章を担当。企業にてビジネスパーソン向けの絵本ワークショップの講師も務める。現在BS日テレ「リーダーズメッセージ」に出演中。一児の母。実家は絵本館を運営。オフィシャルサイト:風machi日記
===
◎本の街、神保町で唯一の絵本専門店
BOOK HOUSE CAFEで、oton + toで紹介した絵本が一気に読める
「お父さんの絵本ガレージ」コーナーがスタートしました。
oton+ toでは「オトンだからグッとくる絵本がある」
をコンセプトに、定期的にお父さんにオススメの絵本を紹介していきます。
ここで紹介した絵本が、神保町の絵本専門店
BOOK HOUSE CAFEの「お父さんの絵本ガレージ」
コーナーで、手にとってご覧になれます。
(品切れになっている絵本があったらごめんなさい)
店内はカフェもあり、夕方からはBarにもなります。
ビールが飲める店内で、お気に入りの絵本を見つけてみませんか。
お仕事帰りにおひとりで、また会社の同僚と、週末はお子さんと、ぜひお越しください。
お店の情報は下記のリンクからご覧になれます。
お父さんの絵本ガレージのその他の記事
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オトンの心得・決めごと
<子育てを知る>ツギハギだらけの子育て支援方針
理想と現実は違う。仕事もそうだけど、
子育てをしているとより一層そう感じることが多い。
娘が産まれた時に、夫婦で話し合って
子育て支援方針を定めた。
★○×家 子育て支援方針
子どもたちに多様な選択肢を与え、
その中から子どもたちが好きなものを選ぶ(よう仕向ける)
▼
しかしながら、その方針はブレにブレている
「選択肢を与え」まではできていると自負しているが、
「子どもたちが好きなものを選ぶ」は全くできていない
そんなブレブレの両親に対して6歳の娘は吠えた。
「パパとママはいつも私が嫌がることを
押し付ける!大嫌い」
娘の正当なる主張にショックを受けた我々は
「子育て支援方針の原点に戻ろう!」とはせず・・・
子育て支援方針に附則をつけることで
自分たちを納得させた。
★○×家 子育て支援方針附則
英語力、体力、非認知能力(多様な経験)など、
特定の時期(ゴールデンエイジ)に集中的に資源を
投入した方が効果の高いものについては、
親が押し付けることも可とする。
ただしその場合は期限を決めて実施すると共に、
できる限り本人の納得のいく説明を行うものとする。
▼
そんなこんなで自分に、そして娘に言い訳しつつ
のらりくらりと過ごしていたが、娘が小学校3年生になり、
周りがざわつき始めた。中学受験を見据えて塾通いを
検討する家族が増えてきたのだ。
僕たち夫婦は完璧に流された。
そしてできた別記がこれ
↓↓
★○×家 子育て支援方針別記
塾について
中学選択は今後の人生の選択肢を増やす上で
非常に重要な機会である。子育て支援方針
「子どもたちに多様な選択肢を与え」に則り、
地元中学、私国立一貫校、都立一貫校など、
多様な選択肢を与える観点から4年生で○×塾に入れる。
1年間様子を見たのち5年生進学時点で
本人の意思を考慮し継続、転塾、退塾を決定する
▼
ツギハギだらけの子育て支援方針。
どこかの国の憲法か、どこかの会社の
システムじゃないんだから。
これからも子育ての理想と現実の間で葛藤は続いていく・・・。
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父の失敗・悩み・たわごと
入学式、新学期、新しいクラス。
先日、家族で朝食を食べながら話している時、
「そういえば、今日から新しいクラスだよな」と
言ったら、それまで全然関係ないことを喋っていた長男が
「そうなんだよ、めちゃくちゃ緊張する」と。
次男に聞いてみても
「ああ、、、うん」と。
食卓で明るく淡々としていたけれど実は、、、。
という感じで不安な気持ちを口にしはじめました。
「こうだったらいいな」というイメージよりも
「こうだったらイヤだな」というイメージのほうが明確にあるようです。
それは、訊かなければ言わなかったことでした。
経験が少ない分だけ、大人よりも子どものほうが不安な気持ちに
なりやすいのだと思います。
不安というのは、大人にとってもとてもイヤなもの。
つまり、大人が思う以上に
子どもはストレスの高い毎日を過ごしているかもしれません。
その日の夜、わが家の食卓には
「すげえ、仲いいやつとまた一緒になった」と喜ぶ子どもと
「うわあ、仲いいやつ誰もいねえ」と天を仰ぐ子どもと
別に取り立てて気にしている様子もない(見せない?)子どもがいました。
数日後、
今年から中学1年生の娘に訊いてみました。
「仲良くなった子いる?」
「うん、みんな」。
「ああ、そう。みんななのね…」。
先日、天を仰いでいた子どもにも訊いてみました。
「誰か面白そうなやついた?」
すると
「おお、いた。デコピンしたらすごい勢いで絡んできた」
「仲良くなれそうか?」
「うん、たぶん」。
4月はこうして過ぎていきます。
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理学療法士・パーソナルトレーナーのジュンです。
さて、つい先日も雪がちらついたりなどの日も
ありましたが、一気に春を飛び越えて
夏の入り口を感じるほどになってきましたね。
まさに、いま私の目の前にも桜が咲き誇っていますが、
みなさん花見には出かけましたでしょうか?
この間、ランニングがてら夜桜を見に
行ってきましたが、
みなさん携帯片手に上を見上げていましたね!!
いつもは携帯を見るために下を覗き込んでいるので、
たまには上を向くのもいいですよー
下を向き続けると、重たい頭を支えるために
首肩の後ろが固くなるのは容易に想像できるかな
と思いますが、実はくびの前の筋肉も
固くなっていきます。
すると頭部を前方へ引っ張ることになり、
胸鎖乳突筋という筋肉を中心にくびの前が
固くなっていきます。
その結果、頭の位置がずれ、全身の姿勢を乱す
きっかけとなります。
最終的には腰痛、内臓機能の低下も起こしかねない
と言われています。
カラダの免疫機能は、内臓の機能に起因する
ということも言われ始めていますので、
頭部の位置を修正することは大切ですよ!
話の流れからもうおわかりですね!
今回ご紹介するのは
首のコンディショニング方法です。
仕事や勉強のしすぎ、PCや特にスマホの見過ぎで、
肩こり、首の疲れを感じているかたも
少なくないですよね?
今回のエクササイズの前に
まずは環境を整えることも大切ですよ。
PCの画面を見る時に、
背中が曲がる
顎が上がる
そんな姿勢になっていませんか?
デスクや椅子の高さがあっていないのかも
デスクトップのパソコンであれば
多少はディスプレイの高さも調整できるはず。
この環境を整えないと、日々のストレスからは逃れられませんからね。。。
さて、そろそろ本日のエクササイズのご紹介です。
首を上下にゆっくり動かしていただくのですが、その動かし方がポイント
耳たぶの裏のくぼんだこの部分に指を当て、そこを中心に動かします。
一つの軸ができその軸を中心にくびが動いている
ことを実感できるはず。
いかがでしょうか?
少しテクニックが必要ですが顎がが前後に
動かないようにするのがポイントです。
ぜひ疲れた時ほど丁寧に実践して見てください。
マッサージいらずでご自身で施しができるようになりますよ。
どうしても困っているという方はぜひご意見ください!!
お待ちしています!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
福田 潤 ふくた じゅん
株式会社J−LIFE CREATION 代表
Personal Fitness Salon J Style 代表
Hawaii SUP Yoga Association Managing Director
J-LIFE CREATION。 この社名には、福田潤のJunであることに加えて、Japan、Joyful、Join、Journeyなど、どこかワクワクするようなプラスの意味を込めています。フィットネスサロンの運営を柱に、様々なことを通じてカラダとココロの健康や癒しをテーマに活動をしています。今、ブームになりつつある水上に浮かべたボードの上で行うSUP YOGAのインストラクターとしての活動、ランニングコーチとしての活動、2年ほど住んでいた経験を活かしてハワイ旅行のコーディネート、また国が推奨する「健康経営」のコンサルティング業務のお手伝い、と言った活動を通じ、一人でも多くの方の素敵な人生創造〜LIFE CREATION〜のお手伝いができればと思っています。
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