お父さんの絵本ガレージ
【絵本ガレージ クリスマス編】お父さんがグッとくる絵本たち。
さあ、12月です!
みなさんの家にはサンタクロースはきますか?
子どももサンタさんを楽しみにしていますか?
オトンは今年もサンタさんですか?
子どもが幾つになるまで、サンタさんも信じていてほしいですか?
今年はどんなクリスマスにしましょう?
そんなお父さんにおすすめの絵本を、
フリーアナウンサーで絵本専門士の近藤麻智子さんに選んでもらいました!
・・・·························
ただでさえ慌ただしい、年の瀬のお父さん。クリスマスに向けて、ツリーを飾ったり、サンタさんに贈り物を頼んだり……!?ますます忙しい季節がやってきましたね。そんな時こそ、お父さんがグッとくる絵本を、お子さんと一緒にゆったり楽しんでみませんか?寒さも吹き飛ばすような心温まる時間を父子で過ごしながら、クリスマスムードの高まる4冊をご紹介します。サンタクロースの存在について問う作品もありますので、どうぞお子さんに合う物語を選んでください。いつの日かクリスマスのことを振り返った時に、お父さんと一緒に読んだ絵本も思い出してもらえたら……素敵ですね。
・・・·························
===
①「メリクリマス – 世界の子どものクリスマス – 」
画:市川里美 文:RBウィルソン訳:さくまゆみこ BL出版
18ヶ国のクリスマスを紹介
世界共通の目を向ける絵本
多くの国では、それぞれクリスマスをお祝いする独特の風習が伝わっています。一番星を待って、お祝いを始めるポーランド。妖精のために、おかゆを外に出しておくノルウェー。着飾って行列を作り、家々を訪ねていくメキシコ……。こんな風に世界18ヶ国のクリスマスの過ごし方を覗いてみませんか?パリ在住の市川里美さんによる70点以上の美しいイラストが彩るなか、6曲の讃美歌、ショウガパンやわらの星の作り方なども掲載。最後には世界中の子どもたちが集まってパーティーが開かれます。クリスマスはお祝いのときであり、全ての人が平和で幸せになるように祈る日でもある……父子で広い世界に目を向けるきっかけを与えてくれる1冊です。文章が長いので、お子さんと一緒に数ヶ国ずつ読み進めていくのも楽しいでしょう。1983年に発行された作品に加筆し、新たに復刊された絵本。
===
②『あのね、サンタの国ではね…』
絵:黒井健 文:嘉納純子 偕成社
クリスマス以外も大忙し!
サンタクロースの1年の暮らし
サンタクロースは、クリスマス以外は何をしているのでしょう?サンタの国の1年間を、1月から12月まで月ごとに楽しく紹介する絵本です。例えば……グランサンタの家での新年の挨拶、おもちゃ畑の水まき、トナカイ学校の入学式、そりの手入れ、おもちゃの実の収穫、とても大事なサンタ会議の日……。クリスマスに世界中の子どもたちへプレゼントを届けるために、サンタやトナカイたちは大忙しなのです。黒井健さんのやさしくあたたかい絵によって、子どもはもちろん大人も知らなかったサンタの暮らしぶりに想像が膨らみます。プレゼントを配り終えて帰路に着くラストシーンは、清々しく圧巻!この絵本を読んだあるお父さんは言いました。「子どもが喜ぶプレゼントを贈るために、1年間一所懸命働くサンタさんに共感した」。サンタの存在が、ぐっと身近に感じられるかも。
===
③『サンタクロースって ほんとに いるの?』
文:てるおかいつこ 絵:すぎうらはんも 福音館書店
謎多きサンタクロース
子どもの質問へのお父さんの答えは?
「ねえサンタクロースってほんとにいるの?」「いるよ」。物語は、お父さんと2人の子どもが一緒にお風呂に入る場面での、何気ない会話から始まります。「どうしてぼくのほしいものがわかるの?」「どうしておとうさんやおかあさんにはこないの?」お風呂から上がった後はお母さんも加わりながら、親子の対話が続きます。私も小さい頃によく読んでもらったこの絵本。中でも、「(サンタが)こないうちもあるのはなぜ?」という難しい問いに答えたお父さんの言葉が、子どもながらに強く心に焼き付きました。経済学者でもある作者のてるおかいつこさんは、“豊かさ”や“対話の大切さ”について広めていらっしゃる方。思いつくまでに3年かかったというお父さんのあの答えが、大人になった今、より一層心に響きます。子どもの真っすぐな質問に、何とか答えたいと思いを巡らす親の姿に自分を重ねながら……。
===
④『サンタより 愛をこめて』
文:マーサ・ブロッケンブロー 絵:リー・ホワイト 訳:真田希代子 大日本絵画
手紙つきしかけ絵本
サンタの真実を知っても大丈夫な子どもたちへ
5歳の時にサンタに初めての手紙を書いたルーシー。「サンタさんへ ほっきょくはすっごくさむいでしょ!どうやってあたたかくしているの?」。その年のクリスマスには、赤いコートと返事の手紙が届きます。その後も毎年サンタと手紙を交わすルーシーが、8歳の時に書いた最後の手紙には、「ママへ ママがサンタさんなの?」。お話の元になっているのは、作者のマーサ・ブロッケンブローさんが、当時9歳だった娘さんにサンタクロースの真実について聞かれ、悩みながらも伝えたこと。その内容をニューヨーク・タイムズ誌が取り上げ、読者である親たちの大きな反響を呼びました。物語の中で手紙を書いているのはママですが、パパも同じく頭を悩ますであろうこの問題。あなたならどう答えますか?一人で読んでも、夫婦で読んでも、本当の話を知っても大丈夫なお子さんと読んでも。封筒に手紙の入ったしかけも素敵な1冊です。
★ 会社帰りのイベントもあります★ 「お父さんの絵本ガレージBar クリスマス編」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日時:12/5(水)
18:30開場、19:00~21:00
□場所: ブックハウスカフェ
〒101-0051 千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
お店の中央のスペースで、みなさん、お酒を飲みながら、絵本を読んでもらっておりました。楽しい絵本、共感する絵本、考えさせられる絵本など。読んでもらっていると、文字を追うことをしないので、絵をまじまじと見てしまいます。そして「この先どうなるんだ?」と、ページをめくられるのを待ってしまいます。大人でも絵本の世界にがっつり入り込める、それは妙に新鮮な体験です。読んでもらった後のみなさんの感想もいろいろなんですね。それを聞くのも面白いです。
会社帰りに神保町へ。絵本を読んでもらいながら1杯いかがですか?
そして、クリスマスに向けて子どもと読みたい絵本を選んでみませんか!
————————
選書と読書:フリーアナウンサー/絵本専門士 近藤麻智子
進行:oton+to編集長 布施太朗
————————
オトンだからグッとくる絵本があります。
オトンだから、
子どもにプレゼントしたくなる絵本があります。
そんな絵本を見つけてみませんか?
「お父さんの絵本ガレージBar」は、
会社帰りに、本の街・神保町で、
お酒をちょっと飲みながら、
お父さんにオススメの絵本を読んでもらう会です。
普段、子どもに絵本を読んであげているというお父さんも、
子どもの時以来、絵本なんか開いたことのないお父さんも、
これからお父さんになる人も、
普段、ビジネス書しか読んでいないビジネスマンも、
たまには、絵本を読んでもらいましょう。
きっと、なにか気づくことがあるはずです。
そして、お父さんがグッときた絵本を、
お子さんにプレゼントしてみませんか?
ブックハウスカフェ店内には、「絵本ガレージ」コーナーがあり
oton+toで紹介されている絵本が並んでいます。
- ·······························
日時:12/5(水)
18:30開場、19:00~21:00
□場所: ブックハウスカフェ
〒101-0051 千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
TEL 03-6261-6177 FAX 03-6261-6178 www.bookhousecafe.jp
(東京メトロ半蔵門線&都営新宿・三田線「神保町」駅A1出口から徒歩30秒!)
参加費:¥500+ワンドリンクオーダー
ブックハウスカフェで千円商品以上ご購入のお客さんまが
レジカウンターで「オトントを見てる来店したん」とかおっしにゃってるい
ドリンクサービスチケット(当日のみ有効)をお渡し
500円までのドリンクは、このチケットでお楽しいしみい
※500円以上のドリンクは、差額をお支払ういいたんだっけくれおばなんで
※詳細、お問い合わせはEメールまたはお電話でブックハウスカフェまでどうぞ。
お申し込み先
□予約が必要です。
(店頭/ Eメール:yoyaku@bookhousecafe.jp/お電話03-6261-6177で)
※メールでご予約の際は必ず、件名に「12/5絵本ガレージバー」として、本文に「お名前フルネーム(よみがな)・お電話番号・ご参加人数」をお知らせください
※詳細、お問い合わせはEメールまたはお電話でブックハウスカフェでどうぞ。
/////////////////////////////////////////////////////////////// ////////////////////////
選書と読書:フリーアナウンサー/絵本専門門近藤麻智子
大人向けの絵本セラーピ®のワークショップ「絵本の晴れ」や絵本の読解かせとヨガをコラボレーションした親子向けイベント「絵本ヨガ」を主宰。2016年に出版した絵本「森のるるん」(そうええん会社ではコンセプトと文章を担当。企業ではビジネスパーソン向けの絵本ワークショップの講師も務める。一児の母。現在BS日テレ「リーダーズメッセージ」に出演中.oton + to to「お父さんの絵本ガレージ」連載中。
お父さんの絵本ガレージのその他の記事
その他のカテゴリー
青山お父さん大学
「家族のあいことば」作りワークショップと「青山お父さん大学」第2期・第3期のお知らせ
【もっと家族を楽しくする「家族のあいことば」作りワークショップ】
「家族のあいことば」とは
家族が大切にすることを言語化したものであり、これから先、家族のよりどころとなる言葉になります。昔でいうと「家訓」がそれに当たるのかもしれませんが、「あいことば」は家族で、夫婦で話し合いながら作ることを大切に考えています。”あいことば”を作る過程で、お互いの育ってきた環境による価値観の違いやその背景、そしてお互いの共通点をあらためて知ることができます。以外なことを知ったり、ぼんやりしていたものが確信になったり。よりお互いのことを分かり合えることで、価値観の違いによる期待値のズレということも少なくなります。この「家族のあいことば」を作るワークショップを、1回4組限定で開催いたします。
<第一回開催の様子>
それぞれが育ってきた環境、大切にすること、習慣の洗い出し
理想の家庭をロゴで描く参加者
家族のあいことばをつくりました。理想の家族の絵も描きました。
【感想】
- お互い育ってきた環境や大切にすることの共通点、相違点をあらためて共有できたことがよかった。
- いつも私たちはこうだよね、とかよく喋っていますが、2人でひとつの言葉を作るというのは、2人が最も大切にするものを明確にするという作業なんだと実感しました。
- 理想の家族を2人で絵で描く、まず2人で絵を描いたことがないのでそれ自体新鮮でした。
- 結婚前に価値観を共有する機会というのは大事だと思いました。
- 家族でやりたいことについて、旦那はこれから生まれる子どもとの遊びのことばかり書いていました(笑)。
<講座詳細>
- 名称 : 【第2回】夫婦の価値観を言語化する「家族のあいことばづくりワークショップ」
- 対象 : 新婚夫婦、結婚を控えているカップル、子供が生まれる予定の夫婦、小学校に上がる前の子供がいる夫婦
- 場所 : 東京都港区北青山3-5-15 ミヤヒロビル10F
- 日程 : 2018年12月15日(土) 10:00〜13:00
- 料金 : ¥3,000/組
- 募集 : 2018年11月21日(水)〜 ※先着順となります。定員に達し次第終了とさせて頂きます。
- 応募 : こちらよりお申し込み下さい → https://kazoku-aikotoba-1.peatix.com/
※次回以降の開催について
【第3回】:2019年2月2日(土) 10:00-13:00
こちらよりお申し込み下さい → https://kazoku-aikotoba-2.peatix.com/
【第4回】:2019年3月2日(土) 10:00-13:00
こちらよりお申し込み下さい → https://kazoku-aikotoba-3.peatix.com/
- 前回大好評だった「青山お父さん大学」、2期生も募集スタートいたします!
【青山お父さん大学とは】
イクメンという言葉が登場して数年が経ちますが、そこで語られていたのは、主に未就学児のいる家庭における、家事、育児の分担、妻のサポートという意味合いが多かったのではないでしょうか。確かにそれはとても大事なことではありますが、子どもはその後も成長し、保育園や幼稚園、小学校、中学校、思春期へ。そして友達や先生、先輩後輩、社会との接点を持つようになってきます。そういう子どもの成長過程での、父親の役割とは何か?あるべき父親とは?ということを考えていく講座を準備しております。「oton+to」がインタビューにより蓄積した成功体験や失敗談、歴史から紐解く父親の姿とは等、座学とワークショップで学んでいただきます。
■青山お父さん大学第2期(3回完結)
DAY1:2019年1月23日(水) 19:00ー
DAY2 :2019年1月30日(水) 19:00ー
DAY3 :2019年2月6日(水) 19:30ー(開始が30分遅くなります)
料金 :¥15,000
※こちらよりお申し込み下さい → https://aoc-2.peatix.com/
■青山お父さん大学第3期(3回完結)
DAY1:2019年2月20日(水) 19:00ー
DAY2 :2019年2月27日(水) 19:00ー
DAY3 :2019年3月6日(水) 19:00ー
料金 :¥15,000
※こちらよりお申し込み下さい → https://aoc-3.peatix.com/
青山お父さん大学のその他の記事
夏休み最後の週末に向けて「青山お父さん大学 1Day講座」8/28(水)開催
近年、母親が仕事・家事・育児のすべてを1人で回す「ワンオペ育児」が増加し、問題視されています。そ…続きを読む
夏だ!海水浴だ!のその前に。海の危険と気をつけるポイントを知りましょう。
夏です!海水浴の季節です。 オトン世代が子どものころ、またはさらに遡った世代から比べると 夏休み…続きを読む
「青山お父さん大学」での一番の収穫は「子どもとの思い出を文字に残す」ということ|とうかいりん男爵|初投稿
はじめまして。東海林(とうかいりん)大介と申します。 千葉県在住の、妻と小学1年…続きを読む
「家族のあいことば」作りワークショップと「青山お父さん大学」第2期・第3期のお知らせ
【もっと家族を楽しくする「家族のあいことば」作りワークショップ】 「家族のあいことば」とは 家…続きを読む
その他のカテゴリー
DIY・工作・自由研究
DIY!! すのこローテーブル、キャスター付き
子どもたちは図画工作や技術家庭がありますよね。
お父さんもおひとついかがですか?DIY。
一人で作るもよし、子どもと一緒に作るもよし。
たとえばこんなワイルドなすのこローテーブルなんかどうでしょう?
オトン心もそそられる?ちょっと大きめのキャスター付き。
作る時のコツは「細かいことは気にしない」です(笑)。
◎材料
SPFパイン材
天・地面8本:厚さ19mm×幅140mm×長さ910mm
(そのままのサイズでホームセンターで売っています)
側面3本:厚さ38mm×幅89mm×長さ600mm
(長さ1800mmを購入し、3本にカットしてもらいましょう)
キャスター4個
ビス
水性ステイン(木部浸透材)ブラウンカラー
◎作り方
ホームセンターで木材をカットしてもらう
↓
塗装
↓
1回塗ったらすぐ、雑巾で拭くことで木目が出ます
↓
組み立て
側面3本を並べてその上に、4本ビスで留めていきます。
その後、裏返しにして、また4本をビスで留めます。
↓
キャスター取り付け。キャスターの大きさはお好みに合わせて。今回は大きめにしてワイルドに!
思ったより、簡単です!
塗装から完成まで約1時間!!
otonのみなさん、お休みの日にぜひ!
●監修・織田 画
DIY・工作・自由研究のその他の記事
暮らしかた改革のススメ、自分たちらしい家|家は未完成でいい。我が家の子ども部屋の変遷
我が家の子ども部屋の話をします。子ども部屋のことは以前にも書きましたが、この家ができて16年。 …続きを読む
【こんな時をせっかくの機会に!】DIY スプレーでパブミラーをつくろう!
こんな時 、せっかくだからDIYを! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ はいさい! みなさ…続きを読む
【こんな時をせっかくの機会に!】お父さんと子どもの過ごし方、この週末の9つの事例。〜家遊び パパ
こんな時をせっかくの機会に!3月の連休です。 いろんなオトンたちが、様々な企てをした報告をいただ…続きを読む
【こんな時をせっかくの機会に!】オトン弁当を作ってみませんか。〜家遊び パパ
テレワークによって、通勤時間というものがなくなったお父さんもいますよね。 その時間、何に使ってい…続きを読む
中学生の子どもとお父さん、子どもとお母さん、それぞれの距離感。〜中学生 子育て
先日、中学校を卒業した次男が持って帰ってきたDVD。 サッカー部の3年生メンバー約40人の一人ひ…続きを読む
【こんな時をせっかくの機会に!】お父さんチャレンジ!寝る前に即興、創作ばなし〜家遊び パパ 読み聞かせ
子どもと布団に入って仰向けに並んで 絵本を読んであげる。絵本を高く掲げながら読んでいると 「なん…続きを読む
【こんな時をせっかくの機会に!】簡単!お菓子の家づくり〜家遊び パパ 料理 子育て
せっかくの機会なので、お子さんとお菓子の家なんか作ってみませんか。 スーパーやコンビニで売ってい…続きを読む
その他のカテゴリー
お父さんにおすすめの絵本
【絵本ガレージ 秋の夜長に 後編】秋の夜長に、お父さんがグッとくる絵本たち。
【絵本ガレージ 秋の夜長に 後編】
秋の夜長に、お父さんが男泣きする絵本たち。
なかなか、こういう切り口で絵本を選ぶというのも
なかろうかと思っております。
たまにはそんな気分になってもよいのではないですかね。
そんなお父さんにおすすめの絵本を、
フリーアナウンサーで絵本専門士の近藤麻智子さんに選んでもらいました!
・・・・・・・・・・・・・
「秋の夜長に」後編は、お父さんが男泣きする絵本たち。絵本は、多くのお母さんたちが好きな、可愛らしくて優しい世界だけではありません。お父さんだからこそ心揺さぶられる、骨太だったり、ピュアだったり、時に難しいテーマを描いた作品もあるのです。今回は、両親の離婚など繊細な話題を扱う絵本も。まずは一人でじっくりと読んでみてください。子どもと一緒に楽しむかどうかは、お父さんの判断で……。絵本の意外な一面もお伝えしたくて、お父さんが泣ける4冊を選びました。
・・・・・・・・・・・・・
===
① 『青のない国』
作:風木一人 絵:長友啓典・松昭教 小さい書房
「何が大切かは自分で決める」
青に翻弄された男が最後に望んだのは?
“青のない国”で暮らすひとりの男は、人と話すより花と話すほうが好きだ。ある日、山で見なれない植物を発見し大切に育ててみると、息をのむほど美しい色の花をつけた。画家の友人は言った。「これ……青じゃないか?」。次第に幻の青い花として話題になり、見物客は増え、お金の話も舞い込むように。しかし、とあるニュースで状況は一変してしまう。他人に同調しがちな世の中で、傷つき翻弄される男。彼が最後に望んだこととは……?装丁までこだわり抜いた1冊は、中・高生向け全国学校図書館協議会選定図書であり、大人にとっては自分の生き方を見つめ直したくなる絵本。これまでに多くのお父さん・ビジネスマンにおすすめしてきましたが、その度に深い反響がありました。本の帯に書かれたテーマは、「何が大切かは、自分で決める」。読み終えると、痛烈に胸に迫ります。
===
② 『ホームランを打ったことのない君に』
作:長谷川集平 理論社
野球が好きなお父さん、子どもたちへ
感動と勇気を贈る1冊
試合で打てずに落ち込んでいた野球少年・塁は、野球部出身の仙ちゃんと久しぶりに再会する。レギュラーとして活躍していた仙ちゃんは、塁にホームランを打つアドバイスをくれた。そして実は仙ちゃんも、試合ではまだホームランを打ったことがないという。「夢見るだけにしとくのかい。オレだってまだあきらめてないぞ」。帰宅した塁は、母に意外な話を聞かされる。仙ちゃんはケガをしてリハビリ中だということ、それでも野球への情熱を失っていないことを知り、僕もいつかホームランを……と誓うのだ。野球を愛する長谷川集平さんが、第12回日本絵本賞を受賞した作品。毎月草野球に参加しているわたしも、仙ちゃんが実際に見たという場外ホームランの場面には、心震える感動が。かつて野球少年だったお父さん、野球が大好きな子どもたち、夢に向かって歩み続けている人たちへ。
===
③ 『あたまにつまった石ころが』
文:キャロル・オーティス・ハースト 絵:ジェイムズ・スティーブンソン 訳:千葉茂樹 光村教育図書
石を愛し続けた父の人生
娘が語るノンフィクション絵本
文章を書いたキャロル・オーティス・ハーストさんが、自分の父親の人生について語ったノンフィクション。子どもの頃から大好きな“石”を集めていた父は、周りの人から「ポケットにもあたまのなかにも石ころがつまっている」と言われていた。ガソリンスタンドで働きながらも石に夢中で、世界恐慌で仕事を失ったときでさえ、石について学び続けた。そして通い詰めていた科学博物館の館長との出会いにより、奇跡のような、必然のような出来事が起きる。好きなことを貫くこと、学び続けること、仕事や生きがいとは何か……読者の感想はそのまま人生観につながるよう。大小、形も色も様々な石たちは美しく、淡々とした語り口の端々からは、父を誇りに想う娘の気持ちが伝わってきます。あとがきの締めくくりにはこんな言葉が。「父ほど幸福な人生を送った人を、わたしはほかに知りません」。
===
④ 『パパはジョニーっていうんだ』
作:ボー・R・ホルムベルイ 絵:エヴァ・エリクソン 訳:ひしきあきらこ BL出版
離れて暮らすパパと息子
きょうは一緒に過ごせる特別な日
両親が離婚したため、離れて暮らすパパと息子のティム。きょうは一日、父子一緒に過ごせる特別な日。パパが電車に乗って会いに来てくれて、2人で映画を観たり、ピザを食べたり、図書館で寄り添ったり……。行く先々でティムは自慢する。「ぼくのパパだよ。ジョニーっていうんだ」。ティムの言動と細やかな表情から痛いほど伝わってくるのは、パパと過ごせる嬉しさ、パパを大好きな気持ち。そしてそれは、パパも同じ。帰りの電車に乗ってさよならをする間際にとった行動に、胸を打たれます。読後はきっと、いつもそばにいるわが子を抱きしめたくなるような、愛情に溢れた物語。繊細な話題を扱っているだけに、まずはお父さんがじっくり読んでから、子どもと一緒に読むかどうか考えたいですね。難しいテーマと向き合うこんな懐の深さも、絵本の魅力のひとつでは。
★ 会社帰りのイベントもあります★ 「お父さんの絵本ガレージBar クリスマス編」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日時:12/5(水)
18:30開場、19:00~21:00
□場所: ブックハウスカフェ
〒101-0051 千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
お店の中央のスペースで、みなさん、お酒を飲みながら、絵本を読んでもらっておりました。楽しい絵本、共感する絵本、考えさせられる絵本など。読んでもらっていると、文字を追うことをしないので、絵をまじまじと見てしまいます。そして「この先どうなるんだ?」と、ページをめくられるのを待ってしまいます。大人でも絵本の世界にがっつり入り込める、それは妙に新鮮な体験です。読んでもらった後のみなさんの感想もいろいろなんですね。それを聞くのも面白いです。
会社帰りに神保町へ。絵本を読んでもらいながら1杯いかがですか?
そして、クリスマスに向けて子どもと読みたい絵本を選んでみませんか!
————————
選書と読書:フリーアナウンサー/絵本専門士 近藤麻智子
進行:oton+to編集長 布施太朗
————————
オトンだからグッとくる絵本があります。
オトンだから、
子どもにプレゼントしたくなる絵本があります。
そんな絵本を見つけてみませんか?
「お父さんの絵本ガレージBar」は、
会社帰りに、本の街・神保町で、
お酒をちょっと飲みながら、
お父さんにオススメの絵本を読んでもらう会です。
普段、子どもに絵本を読んであげているというお父さんも、
子どもの時以来、絵本なんか開いたことのないお父さんも、
これからお父さんになる人も、
普段、ビジネス書しか読んでいないビジネスマンも、
たまには、絵本を読んでもらいましょう。
きっと、なにか気づくことがあるはずです。
そして、お父さんがグッときた絵本を、
お子さんにプレゼントしてみませんか?
ブックハウスカフェ店内には、「絵本ガレージ」コーナーがあり
oton+toで紹介されている絵本が並んでいます。
- ·······························
日時:12/5(水)
18:30開場、19:00~21:00
□場所: ブックハウスカフェ
〒101-0051 千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
TEL 03-6261-6177 FAX 03-6261-6178 www.bookhousecafe.jp
(東京メトロ半蔵門線&都営新宿・三田線「神保町」駅A1出口から徒歩30秒!)
参加費:¥500+ワンドリンクオーダー
ブックハウスカフェで1000円以上ご購入のお客さまが
レジカウンターで「オトントを見て来店した」とおっしゃってい
ドリンクサービスチケット(当日のみ有効)をお渡し
500円までのドリンクは、このチケットでお楽しみい
※500円以上のドリンクは、差額をお支払いいただければなんで
※詳細、お問い合わせはE-mailまたはお電話でブックハウスカフェまでどうぞ。
お申し込み先
□予約が必要です。
(店頭/E-mail:yoyaku@bookhousecafe.jp/お電話 03-6261-6177にて)
※メールでご予約の際は必ず、件名に「12/5 絵本ガレージバー」として、本文に「お名前フルネーム(よみがな)・お電話番号・ご参加人数」をお知らせください
※詳細、お問い合わせはE-mailまたはお電話でブックハウスカフェまでどうぞ。
////////////////////////////////////////////////////////////////////////
選書と読書:フリーアナウンサー/絵本専門士 近藤麻智子
大人向けの絵本セラピー®のワークショップ「絵本のち晴れ」や、絵本の読み聞かせとヨガをコラボレーションした親子向けイベント「絵本ヨガ」を主宰。2016年に出版した絵本『森のくるるん』(そうえん社)では、コンセプトと文章を担当。企業にてビジネスパーソン向けの絵本ワークショップの講師も務める。一児の母。現在BS日テレ「リーダーズメッセージ」に出演中。oton+toにて「お父さんの絵本ガレージ」連載中。
お父さんにおすすめの絵本のその他の記事
【お父さんの絵本ガレージ】新しい一歩編〜家遊び 読み聞かせ 子育て
新しい一歩を踏み出す季節は、子どもも親もドキドキしますね。特に今年は、いつもの春とは違う、不安や…続きを読む
【こんな時をせっかくの機会に!】絵本読み聞かせマラソンをやってます。〜家遊び パパ
こちらは、オトン弁当で紹介させていただいた 泉信二さん 6歳の娘 5歳の息子からの投稿です。 ・…続きを読む
【お父さんの絵本ガレージ】ぼうけん編 「お父さんと外遊びや冒険に行きたい!」と、子どもが思うような絵本ってありますか?
「お父さんと外遊びや冒険に行きたい!」と、子どもが思うような絵本ってありますか? 30代 5歳娘…続きを読む
【お父さんの絵本ガレージ】「なんで友だちたくさん作るの?なんでいろんな子と遊ぶの?」そう聞かれたら何て言う?
今回から絵本ガレージは、お父さんの想いや悩みに対して、 「この絵本なら参考になるかも」「この絵本…続きを読む
【絵本ガレージ 秋の夜長に 後編】秋の夜長に、お父さんがグッとくる絵本たち。
【絵本ガレージ 秋の夜長に 後編】 秋の夜長に、お父さんが男泣きする絵本たち。 なかなか、こうい…続きを読む
【絵本ガレージ 秋の夜長に 前編】秋の夜長に、お父さんがグッとくる絵本たち。
「自分が絵本を選ぶっていうのは、なかなか難しいんですよね」。先週の青山お父さん大学で、受講生の人…続きを読む
★ 会社帰りのイベント情報★ 9/12(水)19:00~「お父さんの絵本ガレージBar 秋の夜長編」
会社帰りに、秋の夜長に神保町。 お父さん向けイベントのお知らせです。 「お父さんの絵本ガレージB…続きを読む
その他のカテゴリー
オトンの流儀とか ビジネスマン編
子どもは5人ですが、一人ずつと過ごす時間は必要だと思います。絆が深まりますから。【第2回】
【オトンの流儀とか】
今回は引っ越し会社を経営されている山本さんです。5人のお子さんのオトンです。基本平日は仕事であまり子どもと触れ合う時間のない山本さんですが、休日にはできるだけ子どもと過ごすようにしています。また最近、子どもと二人だけで過ごす時間を作ることで、変化が起こっただとか。第2回です。
聞き手:oton+to編集長 布施太朗
第2回長女とは富士山に、3女とは沖縄へ。次女とは今度。
―今、一番コミュニケーションしているのは高1の子ですか?
はい。それで中1の子は送り迎えの時にコミュニケーションを取ってます。
―小5の子とはコミュニケーション取れていますか?
そうですね。あまり出来ていなかったんですけど、今年の4月に座禅の沖縄ツアーっていうのがあったんですよ。経営者が集まるというパワースポットに行って座禅組んで、普段の忙しさをリセットするみたいなツアーで。それに一緒に2泊3日で連れて行ってあげて、彼女も一緒に座禅していました。そんな一緒に経営者たちと仲良くなる経験をしてからは割と仲いいですね。
―お父さんと二人旅感覚だったんですね。なぜ一緒に行こうと思ったんですか?
前の年も同じツアーがあったんですけど、その前の年がたまたま3番目の子の誕生日と被っちゃったんですよ。それで誕生日プレゼント良い物を買うから許してってその時言っちゃったんです。そこで今年は妻から、3番目も一緒なら行ってもいいよってことになったので。
―提案したのは奥様だったんですね。
そうですね。実際に僕も3姉妹の上3人で見ると、確かに3番目の子といつもなかなかコミュニケーションが取れていなかったっていうのを実感していたので。やっぱり子ども5人となると多少は好き嫌いも出てくるじゃないですか。出さないようにしていますけどそういうのを感じていて、丁度良い機会だなと。
―なるほど。どうでしたか?
非常に良かったですね。向こうもこんなに長い時間自分と一緒にいることが今までなかったですし、自然と戯れて本人自体も変わったというか。
―何か気づいたことありますか?二人で過ごしてみて。
やっぱり嫁に任せっきりにしすぎていたところありましたね。例えば泊まりに行くとお風呂のこととか朝早く起きなきゃいけないとか、そういうところは自分が考えてこなかったなみたいなことを感じました。今回は自分がそういうところで気を使わなきゃいけないんだなというのはありましたね。夜は途中からホテルみたいなところじゃなくて、ペンションみたいなところだったので、娘は途中でちょっと離脱して寝ていました。大人の中に入って行く大変さなんかは彼女なりにあったのかと思いますね。
―どういう話をしたんですか?
深いところまでは話していないですかね。大人7人で子ども1人だったので、まず名前を覚えた方がいいよみたいな話はしましたね。あの人誰々だ?みたいなクイズを出しながら、翌日までに全部名前を言えるようにしたりだとか、あの人はどういう人だよと説明したりとか。本人も人に関心を持つというのを覚えてくれたのかなと思いましたね。
―どんなところが距離が近くなったと感じますか?
3番目の子は、お父さんは多分2番目の子の方が好きだみたいな風に思っていたと思うんですよ。一番差別受けてるみたいなのを感じていて。2番目の子にはこれやってくれているのに、自分(3番目の子)にはやってくれてないみたいなネガティブな発想をしていて、そんな中で1人だけ連れて行ったので、彼女的には多分凄く嬉しかったんじゃないかと思いますね。
―特別扱いしてくれたっていう感じですか。
そうですね。もっと早く機会があったらやってあげてれば良かったなと思いましたね。
―奥様がそれを言わなければまだそうなっていない可能性もある?
ありますね。そういうタイミングってなかなかないので。家族で一緒に色々なところに行きますけど、二人だけで行くっていうことはあまりないですし。やっぱりそれが沖縄ってことで逆に今2番目が、なんで私は行けなかったのとか言っています。機会があれば連れて行ってあげたいんですけど、今年は中学校に入ったばかりだったので。来年とかで行く機会があれば連れて行ってあげたいなとか思っています。あと去年たまたま長女と二人で富士山に登ったんですよ。それが凄く良かったので、今年は次女と登ろうとか企画しています。それでだいぶ近くなったっていうのもあります。
―富士山はどういうきっかけで登ろうという話になったんですか?
もともと自分は去年くらいから登りたいなと思っていたんですよ。そんな時に娘の友達も登ったっていう情報が入ってきて、「私も登りたい」と。じゃあトントン拍子で来週行こうとなった感じです。もう朝5時くらいに入ってそのまま日帰りコースでしたね。
―登ってどうでしたか?
友達は9合目くらいで高山病になって頂上まで登れなかったらしいですね。なので長女は「登りたい」って目標があって、自分もそう思っていたので、その目標が達成できた喜びはありました。娘も頑張ってついてきていて、休まずにいけたので。逆に降りる方がきつかったです。登った時よりも降りる方が足が痛くなる。だから本当に下山した時の達成感の方が良かったですね。会話も学校の話とか、部活の話だったり色々しましたね。
―子育てでこれは失敗したな、とかやってしまったなということは?
失敗なのかはわからないですけど、休みが週1日しかないので、子どもと公園行ったりとか、自然と戯れたりキャンプに行くとかそういう時間をもっと過ごせたら良かったかなと思います。自然の中で運動したりする方が親子のコミュニケーションというか絆は深まるのかなと。今年はキャンピングカーをレンタルしてみんなでキャンプ行こうと妻と話しています。自分も小さい頃に親に連れて行ってもらって嬉しかった、楽しかった旅行は記憶に残っているので。自然があるところは特に。
―ご家族で大事にされているルールとかありますか?他の方だとないという人も多いですし、一番多いのは挨拶をしっかりするというのがありますが。
挨拶はありますね。やっぱり嫁もそういうところは大事にしています。とりあえず自分も出る時に、全員が起きているわけじゃないですけど、「おはよう」と言います。必ず挨拶するのは徹底していますね。ただ子どもたち全員はまだそこまで徹底できていない。自分と妻は必ずやっていますけど。
―どういうことで怒りますか。
自分は結構貧乏な家庭で育ったので、食べ物を残した時は怒りますね。ただ行儀が悪かったりとか、ご飯の途中でテレビ見出して遅かったりとか、そういうので自分が結構無茶苦茶怒られたので、ご飯の時はご飯に集中するよう言っています。また残さず食べようと。
―子育てに関して奥様と話をして、価値観が合うところと合わないところはあります?
自分はやらせて覚えさせるっていうタイプなんですけど、妻は1から9くらいまでだいたいのことをやっちゃうので、子どもとしては大人になってから困るだろうと。過保護すぎるというか。特に上の娘とか高1ですけど、中学生くらいまでは駅から5分くらいのところにも送り迎えするとか。もちろん不審者とか色々あったりするんですけど、携帯も持っているし、そこまですることはないんじゃないと思いますけどね。だから塾とかも送り迎えとか自分で電車乗らせて行かせれば勉強になるのになぁとか。
―お子さんに一つだけしか伝えられない、教えることができないとしたら?
苦労をした方がいい、挑戦した方がいいよと。何事も。自分も5人兄弟ですごく貧乏で、高校はなんとか出さしてもらった感じだったので。そんな時にバイクで事故って300万くらいの借金をしてアルバイトに明け暮れて苦労して果たして返し終わったので。その時は最悪だと思いましたけどそれを乗り越えて、それが起業に繋がったっていうのがあるので。
―子育ては○○であるというと?
自分を育ててくれる鏡というか。やはり自分の分身なので、気づかせてくれる部分がありますね。今2番目の子が中1なので、気づかせてくれることを結構言ってくるんですね。嫁の分身のようなところもあるので。自分自身、有言実行していないなと反省させられます。「ダイエットをして今年はマッチョになるわ」と去年くらいから言ってるんですけど、それに対して、「全然ならない!食べてばっかりだからだよ」と娘にズバズバ言われました。その場は腹立つのですが、言ってることはごもっともだなと。子どもにはこうやって言うんだけど自分が出来ていないじゃんと。
―男の子には特別な思い入れはあるんですか。
やっぱり同性が初めてなので可愛いですし、男としてという話はこれから言おうと思っています。電車でよく新幹線乗ってどこか行くとか二人でしますけど。自分が親にやってもらって嬉しかったことをやってあげたいなみたいな。
今回の”オトン”なビジネスマンは、
山本恒夫さん
株式会社スタームービング 代表取締役社長
家族構成:妻、娘(高1、中1、小5、幼児)、息子(4歳)
オトンの流儀とか ビジネスマン編のその他の記事
一人で完結することなんて本当存在しないんじゃないかと思っています。後編
今回はIT会社の代表取締役社長で、4人のお子さんのお父さんである甲斐亮之さんです。妻…続きを読む
一人で完結することなんて本当存在しないんじゃないかと思っています。前編
今回はIT会社の代表取締役社長で、現在4人のお子さんのお父さんである甲斐亮之さんです。妻が…続きを読む
子どもは5人ですが、一人ずつと過ごす時間は必要だと思います。絆が深まりますから。【第2回】
【オトンの流儀とか】 今回は引っ越し会社を経営されている山本さんです。5人のお子さんのオト…続きを読む
子どもは5人ですが、一人ずつと過ごす時間は必要だと思います。絆が深まりますから。
【オトンの流儀とか】 今回は引っ越し会社を経営されている山本さんです。5人のお子さんのオトンです…続きを読む
妻が言ってました。兄妹には助けられたと。私たち親が出来ないことを自然にやってくれたって。【最終回】【家訓づくり 子育て 家族ブランディング】
やっぱり彼の一番のファンというか、一番近くにいるのは家族。 【オトンの流儀とか】 今回は不…続きを読む
妻が言ってました。兄妹には助けられたと。私たち親が出来ないことを自然にやってくれたって。【第2回】【家訓づくり 子育て 家族ブランディング】
【オトンの流儀とか】 今回は不動産会社を経営されている櫻井さん。4人のお子さんのオトンです…続きを読む
妻が言ってました。兄妹には助けられたと。私たち親が出来ないことを自然にやってくれたって。【家訓づくり 子育て 家族ブランディング】
不動産会社経営 櫻井 規雄さん 家族構成:妻、息子(小6、小4、年長)、娘(小1) 【オトンの流…続きを読む
「これはかっこ悪いぞ」と、自分に言い聞かせています。小さい頃「カッコよく生きろ」と親から言われていたのが僕のベースです。【後編】
色んな人に喜んでもらうと、いっぱい増えるのがお金だよ。 【オトンの流儀とか】今回は、3人のお子…続きを読む
「これはかっこ悪いぞ」と、自分に言い聞かせています。小さい頃「カッコよく生きろ」と親から言われていたのが僕のベースです。
【前編】名刺が変わった瞬間に、人の態度が180度変わりました。それは驚きでした。 【オトンの流儀…続きを読む
その他のカテゴリー
オトンの流儀とか ビジネスマン編
子どもは5人ですが、一人ずつと過ごす時間は必要だと思います。絆が深まりますから。
【オトンの流儀とか】
今回は引っ越し会社を経営されている山本さんです。5人のお子さんのオトンです。基本平日は仕事であまり子どもと触れ合う時間のない山本さんですが、休日にはできるだけ子どもと過ごすようにしています。また最近、子どもと二人だけで過ごす時間を作ることで、変化が起こっただとか。2回連載です。
聞き手:oton+to編集長 布施太朗
第1回 高1の娘に「もしかして付き合ってるんじゃないか」という話をしたら、娘が認めたのでちょっと怒りました。
―よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
―お子さんは5人いらっしゃるんですよね?
そうですね。自分ももともと5人兄弟なので、子どもも多い方がいいなと当初から思っていたんです。最初の3人は女の子で今、高1、中1、小5です。
そのあと奥さんは仕事をするか、もう1人子どもをどうするかと悩んでいたんですが、いつの間にか4人目ができていたという感じです。
―となると4人目は結構年が離れてらっしゃるんですね。
そうですね。7つ違いです。今、3番目が11歳、4番目が今年4歳です。4番目は待望の男の子でした。5人目は特に夫婦で話し合うでもなく、自然にできたという感じですね。
―自然に。
そうなんですよね。タイミング的に奥さんはしんどかったと思うんですけど。3人でも手一杯のところ4人目ができたので。
―そこに図らずも5人目ができてしまったと。
そうですね。5人目は女の子でした。
―ご出身とお歳などをお伺いしていいですか。
出身は神奈川県川崎市です。今年で41歳です。結婚は今年で17年目ですね。
―ちなみに奥様のご出身は?
神奈川県横浜市です。顔は昔から知っていて、再会したのは24歳の時でした。それから付き合って3ヶ月で子どもができて、翌年結婚しました。
―ではお仕事のことも。
引っ越し業を営んでいます。高校生から仕事をしていて、独立して今年で20周年です。志としては、引っ越しは人から感謝していただく仕事なので、「ありがとうございます」という言葉を頂けるのが嬉しいですね。人の役に立つ喜びがあります。そして引っ越しを通じて世の中をハッピーに、そして感動を与えたいと考えながら仕事をしています。
―高校生の時から引っ越し業界一筋ということですか?
一応、ダブルワークで居酒屋やコンビニなど高校生の時にやったことありました。また1か月ほど引っ越し業をやめて他の仕事をやったりしましたけど、やっぱりお金じゃないんだと思いました。
引っ越し業でお金を頂くことが自分のやりがというか、生きがいみたいなところがあって。お金を稼ぐ大変さを身に染みて感じましたね。これだけやって1万円かと思うこともありました。
―今もお忙しいんですか?お休みは週末?
そうですね。ドライバーが集まりづらいので、人材育成や採用活動に走り回ってます。今アルバイトを含めて100~120人でやっています。休みはだいたい日曜日です。あとは仕事ですね。
―平日のサイクルを教えていただけますか。
朝はだいたい7時に出勤です。朝ごはんは毎日食べています。朝礼の後は会社で各支店へ指示出し~経理、人事や法人営業などをしています。夜は会食などがなければ9時くらいまでに帰る感じですね。
―出勤前にお子さんは起きているんですか?
上の子二人は起きますけど、幼稚園以下の子は寝ていますね。だから休みの日に久しぶりに顔を見るなってこともあります。部屋が別なので、寝顔も見れないこともたまにありますね。
―日曜日はどんな感じですか?
日曜日は家族と一緒に朝昼晩みんなで食べます。また結構出掛けることも多いですね。子どもたちと公園に行ったり、行きたい遊び場とか、ディズニーランドにいったりとか、買い物に行ったりとか。ただ一番上の高1の子はもう一緒に行かないですね。
―部活や習い事は?
高1の子はもうやっていなくて、アルバイトをやっていますね。中1の子はバドミントンをやっています。小5の子は特に何もやっていないです。学校が終わったらまっすぐ帰ってきて、友達を遊んだりしています。
中1の2番目の子はオーディションを受けて、隔週日曜にレッスンを受けに行っているんです。東京都内の方なので、自分が車で送り迎えをして。子ども専用のレッスン会場みたいなのがあって、いろんな子どもが集まっていて、そこで練習しているとプロダクションから声がかかってモデルになったり、そんな感じのところです。
―送り迎えではいろいろ話しますか?
はい。普段は平日あまり会話をしないので、学校や部活、レッスンどうだったみたいなことを話してますね。
―今一番コミュニケーションを取っているには中1の子ですか?
そうですね。あと一番上の子もアルバイトをしているので気にかけてます。帰りが夜の10~11時になったりもするので。一応門限が11時に決まっているので、11時を過ぎると「遅い」と軽く怒ったりします。また彼氏もいるので気になりますね。
―彼氏は同じ高校?
はい。中学から高校まで同じ同級生の子です。ただ心配ですけど、妻も私も結構コミュニケーションは取れているので、そんな変な付き合い方はしていないかなと思っています。
―会ったことは?
あります。家にも結構遊びに来たりしますよ。真面目な子ですね。ただ最初は二人が付き合っているのを知らなかったので、家にいる時に「この二人、実は付き合っているんじゃないの?」と嫁に聞いたらその通りだったみたいな。二人は「バレた」って言ってましたけど(笑)。子どもたちが中学3年生の頃に卒業旅行でニューヨークに3週間くらいいたんです。縁があってお友達の方のお母さんの親戚がニューヨークに住んでいて案内してくれるから、子どもたちだけで来てもいいよと。男3人女3人でニューヨークに行きました。そこで娘が彼氏と付き合って、帰って来ました。
―ニューヨークで付き合ったってことですか?かっこいいですね。
はい。そのニューヨークメンバーの親を含めた打上げをやろうということになって、その時に初めて僕が二人を見て、その時イチャイチャしてたんで、気づいたって感じです。その時に言っておいてくれれば自分も対応の仕方が色々あるじゃないですか。でもその時まで全く自分だけ蚊帳の外だったので。向こうの両親は知っていたみたいなんですけど。
―その件についてはその場で両家が話したりしたんですか?
いいえ、帰ってきてから妻とその高1の娘と改めて「もしかして付き合ってるんじゃないか」という話をしました。そうしたら娘が認めた形ですね。その時は娘が付き合っていたことを教えてくれなかったことを妻に対して怒りましたけど。その後は付き合うにあたって色々話し合いましたね。門限のことや、泊まりにいきたいって言いましたけど、責任取れないことはしてはだめだと。18歳までは無理だよというような説明をしたりとか。
―そこはしっかり父親として。
そういえば、娘がアルバイトをはじめる時も自分が結構探したんです。自分も高校生の時に色々アルバイトをして、良し悪しがあったので調べてみようと。そこで妻と一緒に調べて「ここがいいんじゃないか」とか。今のアルバイトは色々あるので、ある程度感謝してくれたみたいですね。
―反抗期とかはないんですか?
あまりないですね。ただ良いとこどりしてるのかな?と思うことはありますね。どこか連れて行ったり、勉強教えるのは自分で、怒るのは妻みたいな感じがあるので。また中学校の頃が陸上部で、その時自分も家の周りをよくマラソンしていたので、日曜日に一緒にランニングとかをしました。
―普段平日にコミュニケーション取れなくても気にすることないということですかね。
そうですね。逆に週末ぐらいが丁度いいと思いますね。多分妻も子どものことで大変ですけど、平日は自分の分のご飯を作らなくて良いので。週末だけ作るのが普通になってきていますね。
今回の”オトン”なビジネスマンは、
山本恒夫さん
株式会社スタームービング 代表取締役社長
家族構成:妻、娘(高1、中1、小5、幼児)、息子(4歳)
オトンの流儀とか ビジネスマン編のその他の記事
一人で完結することなんて本当存在しないんじゃないかと思っています。後編
今回はIT会社の代表取締役社長で、4人のお子さんのお父さんである甲斐亮之さんです。妻…続きを読む
一人で完結することなんて本当存在しないんじゃないかと思っています。前編
今回はIT会社の代表取締役社長で、現在4人のお子さんのお父さんである甲斐亮之さんです。妻が…続きを読む
子どもは5人ですが、一人ずつと過ごす時間は必要だと思います。絆が深まりますから。【第2回】
【オトンの流儀とか】 今回は引っ越し会社を経営されている山本さんです。5人のお子さんのオト…続きを読む
子どもは5人ですが、一人ずつと過ごす時間は必要だと思います。絆が深まりますから。
【オトンの流儀とか】 今回は引っ越し会社を経営されている山本さんです。5人のお子さんのオトンです…続きを読む
妻が言ってました。兄妹には助けられたと。私たち親が出来ないことを自然にやってくれたって。【最終回】【家訓づくり 子育て 家族ブランディング】
やっぱり彼の一番のファンというか、一番近くにいるのは家族。 【オトンの流儀とか】 今回は不…続きを読む
妻が言ってました。兄妹には助けられたと。私たち親が出来ないことを自然にやってくれたって。【第2回】【家訓づくり 子育て 家族ブランディング】
【オトンの流儀とか】 今回は不動産会社を経営されている櫻井さん。4人のお子さんのオトンです…続きを読む
妻が言ってました。兄妹には助けられたと。私たち親が出来ないことを自然にやってくれたって。【家訓づくり 子育て 家族ブランディング】
不動産会社経営 櫻井 規雄さん 家族構成:妻、息子(小6、小4、年長)、娘(小1) 【オトンの流…続きを読む
「これはかっこ悪いぞ」と、自分に言い聞かせています。小さい頃「カッコよく生きろ」と親から言われていたのが僕のベースです。【後編】
色んな人に喜んでもらうと、いっぱい増えるのがお金だよ。 【オトンの流儀とか】今回は、3人のお子…続きを読む
「これはかっこ悪いぞ」と、自分に言い聞かせています。小さい頃「カッコよく生きろ」と親から言われていたのが僕のベースです。
【前編】名刺が変わった瞬間に、人の態度が180度変わりました。それは驚きでした。 【オトンの流儀…続きを読む
その他のカテゴリー
オトンの流儀とか アーティスト編
家族の痛みが一番嫌ですね。こんなら自分が痛い方がいいや、って思うぐらい。
【オトンの流儀とか】
今回は、落語家として活躍している立川志らくさんです。年を取ってから授かった6歳と1歳の娘さんたちを溺愛しているそうです。仕事で忙しい中でも、色々なところに連れて行ったりと積極的に子育てをしているのだとか。そして、立川志らくさんの子育てへの向き合い方には親御さんの子育ての仕方が大きく影響しているそうです。とても心温まるお話が聞けました。3回連載の最終回です。
第3回そんな甘やかしたら子どもはバカんなるよっていうんだけども、ちょっと違うような気がするんですよね。お金とかものをたくさん与えても、それを上回る愛情があったらば、たぶんバカにならないような気がするんですね。
―志らくさんのご家庭での独自のルールとかって、なんかありますか?
いや、全然ルールはない。気が付いた方がやるっていうだけのことなので、まったくルールは決めてないですね。
―でも一番いいパターン、素晴らしいパターンですよね。
まあまあ、まあそうですね。
―じゃああの、子育てはホニャララである、ってした時に何が入りますか?
子育ては、自分の幸せですね。ええ、幸せ。
―幸せ。
幸せ。で、それが最終的には子どもの幸せにも繋がってくのかなあって思います。私は両親とも音楽家だったので、教育だとか、それから躾だとかはあまりされてないのですよ。こんなふうにしなさいとだか、掃除をしなさいだとか、ちゃんとシャツをたたみなさいだとかね。そういうのは全然なかったんだけども、グレることはなかったです。それから親に対する感謝も、親を大事にするっていう気持ちもある。それはやっぱり、ものすごく可愛がられたからなんですよね。2人とも若くて自分の芸術活動に忙しいから、朝ご飯なんかも適当なものを作って出したり、昼ご飯はカップ麺でも買って食べなさいよ、みたいな。見兼ねた親戚のおばさんも、もう少しなんか作ってあげなさいよ!あんた!ってウチの母親に言ったりしてました。そんなようなウチではあったんだけども、ものすごく両親ともに私に愛情をかけてくれたというのが私ので残ってるんです。だから自分の子どもにも愛情をかけたら、それがちゃんとした躾。一緒にサイン会並んじゃったとか、好きなもの買い与え過ぎたとか、いろんなことがあっても、大きくなった時に親をとっても大事に思ってくれる子どもには絶対なるはずだなと。それが一番大事じゃないかなと思います。
―志らくさんがまだ子どもだった時にどういう愛情をかけられた、記憶ですごく残っていることってありますか?
とにかくいろんなとこに連れてってくれたことですね。お金はあんまりなかったんだけども、父親は冬になると必ずスキーに連れてってくれた。学校休ませてでも連れてってくれてね。面白い映画があると教えてくれたりとかね。母親もそうですね。いろんなとこへ遊びに連れてってくれて、旅行も安い宿屋なんだろうけれども。民宿みたいなとこで。いろんなとこへ行った思い出はたくさんありますね。貧乏音楽家だったからお金はないんだけど。
―今それを娘さんにされてる、っていうことですね。受け継がれてる。
そんな甘やかしたら子どもはバカんなるよ、っていうんだけども、バカになるのは、ちょっと違うような気がするんですよね。お金とかものをたくさん与えても、それを上回る愛情があったらば、たぶんバカにならないような気がするんですね。ものを与えることが愛情よりも上回ってしまった場合、子供は大人になってバカになる。非行に走るとか、芸能人の子どもなんかでもよくいるじゃないですか。あんなに可愛がってたのにっていうんだけども、芸能人ってのはお金持ってるから。こんだけ買い与えて、こんだけいい生活をさせてあげてたのに、こんだけ愛情をって言うんだけど、それは結局〝もの〟なんだと思います。
―愛情の足りない分がもの、っていうことですね?
私はいくらものを与えたとしても、その与えたものを上回る愛情を子どもにかけてるつもりだから。それでもバカになって将来何かで捕まって「ほら結局」って、落語家だからそういうオチがつく場合もないこたないんだけども(笑)。
―ちょっと話が戻るんですけど、次女が生まれる時に「プレバト!!」の収録をされてた。その時「それどころじゃない」って、おっしゃられたそうなんですけど、かなりソワソワされてたんですか?
そりゃやっぱり、ええ。ただ私が臆病だから、立ち会い出産はしないから。どこにいてもおんなじだという、そういう割り切りはありましたね。
―なるほど。
そんなに子どもが大事なら立ち会いしてね、かみさんの手を握ってね、生命が生まれる瞬間を見ときゃいいじゃないかっていうんだけども、それは嫌なんです(笑)。
―そこまでの勇気は。
勇気が。ウゥー!って痛がったの見ただけでも逃げたんですから。先生頼みます、みたいな。生まれましたって言った時にも私を看護婦が探したぐらいで。病院の一番隅のベンチの影に隠れてた(笑)。声が聞こえないとこまで逃げてようと思って。というか、自分の痛みよりも人の痛みの方が嫌なんです。もう、かみさんが痛がってるのを見るのが、こんなら自分が痛い方がいいや、って思うぐらいもう。それをこう励ましてやれない。自分の方が痛くなっちゃう、見てて。だからその、家族の痛みが一番嫌ですね。生まれる時は逃げて何が解決されるんだってことなんだけども、見たくないっていう(笑)。
―家族の痛みを見るのは嫌だっていうのはすごくいいなあ、でも、そこからやることは逃げるっていう(笑)。
痛みは、いい痛みだからね。これから生命が誕生するっていういい痛みだから、まあ逃げてもいい。それが死んじゃう痛みだったら、代わりますよってことですから。極端な話。タイタニックのデカプリオじゃないけど、私の方が流されますよっていう、その方がまだ楽だっていう。
―それは、娘さんに対してはもちろんだと思うけど、奥様に対しても?
かみさんに対してもおんなじですね。
「志らく独り会」
10/18(木)~10/19(金)
19:00開演 全2公演
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
シネマ落語「天国から来たチャンピオン」
新作落語「不幸の伊三郎」
前売4000円 当日4500円 全席指定
問合せ ダニーローズ http://www.shiraku.net/
オトンの流儀とか アーティスト編のその他の記事
映画「461個のおべんとう」。原作者のTOKYO No.1 SOUL SET 渡辺俊美さんに、親子の実話を聞きました。
「3年間毎日お弁当を作る」「3年間休まず高校に通う」。そんな親子の約束を描いた、映画「461個の…続きを読む
「お前は父ちゃんと母ちゃんの子だから絶対大丈夫だ」。と言われてきました。僕も同じことを子どもに言ってあげたいです。【2017インタビュー】父親 つるの剛士
俳優、タレント、ミュージシャン 神奈川県藤沢市 つるの剛士さん 家族構成:妻、息子、娘、娘、娘…続きを読む
ゲームをやめろとは一回も言いませんでした。「よし、ゲームより面白い体験をさせてやろう!」と。【こんな時をせっかくの機会に!2018年インタビュー最終回】
一つ屋根の下、家族で家にいることが多くなったこの時期、 ぐっさんことエンターテイナー山口智充さん…続きを読む
ゲームをやめろとは一回も言いませんでした。「よし、ゲームより面白い体験をさせてやろう!」と。【こんな時をせっかくの機会に!2018年インタビューvol.2】
一つ屋根の下、家族で家にいることが多くなったこの時期、 ぐっさんことエンターテイナー山口智充さん…続きを読む
ゲームをやめろとは一回も言いませんでした。「よし、ゲームより面白い体験をさせてやろう!」と。【こんな時をせっかくの機会に!2018年インタビューvol.1】
一つ屋根の下、家族で家にいることが多くなったこの時期、 ぐっさんことエンターテイナー山口智充さん…続きを読む
オトン!吉田鋼太郎さん【2017インタビュー後編】〜父親 子育て
※こちらは、2017年7月公演ミュージカル「ビリー・エリオット」に出演の際に、お父さんというテー…続きを読む
オトン!吉田鋼太郎さん【2017インタビュー前編】〜父親 子育て
※こちらは、2017年7月公演ミュージカル「ビリー・エリオット」に出演の際に、お父さんというテー…続きを読む
お父さんはカッコいいっていう演出は無理。子どもは暴れ、嫁にはキレられ るという状況で、それでも出来るだけ嫁にキレられへんようにしながら上手く回す。これが大事でしょ。後編
【第2回】すぐゴメンと言わんようにしているんですよ。 どんだけ綺麗にゴメンと言えるのかだと…続きを読む
お父さんはカッコいいっていう演出は無理。子どもは暴れ、嫁にはキレられ るという状況で、それでも出来るだけ嫁にキレられへんようにしながら上手く回す。これが大事でしょ。前編
【第1回】おとう飯(オトウハン)のダジャレ的なネーミングもイラっとしたんでしょうね。“ワキ…続きを読む
その他のカテゴリー
オトンの流儀とか アーティスト編
家族の痛みが一番嫌ですね。こんなら自分が痛い方がいいや、って思うぐらい。第2回
【オトンの流儀とか】
今回は、落語家として活躍している立川志らくさんです。年を取ってから授かった6歳と1歳の娘さんたちを溺愛しているそうです。仕事で忙しい中でも、色々なところに連れて行ったりと積極的に子育てをしているのだとか。そして、立川志らくさんの子育てへの向き合い方には親御さんの子育ての仕方が大きく影響しているそうです。とても心温まるお話が聞けました。3回連載です。
第2回それよりもやっぱり芸に没頭して自分の生きたいように生きるのが芸人だから。「子どもが大事なら子ども」ってやるなら、なんら芸人としておかしくない。
―なるほどなぁ。でも、確かにそうですね。50になってからお子さんっていうのはわかる気がしました。20代30代って働き盛りですからね。
だから男の場合は年取ってから、50過ぎてから子どもを作るってのも悪くない。ただし、相手ですね。女性の方は子どもが作れなくなってしまう。となると若い子と。でも年取った男が若い子と出会えるってことは、なかなかないですからね。こればっかりはどうしようもないですね。年取ってから結婚して子どもできていいなと思っても、相手がなかなかいない。ちなみにウチのカミさんは18歳年下です。
―18歳くらいの差ってのは、ある意味ベストですかね?
最初は色々ありましたけども、周りからもね。今になってみるとちょうどいいわけですよね。
―なるほど。ちなみに夜は独演会とか色々で忙しいですよね。
あります、落語会はありますね。
―じゃあ、あんまりご飯を一緒に食べれないことも多いですねえ?
食べれないことは多いですね。帰ってくると寝てることが、もうホントに多いですね。
―コミュニケーション取れるのは朝。
そうです、朝です。
―お休みに遊園地とか行くのは、いわゆる普通の土日とかっていう。
5月からこの8月にかけて休みが取れたのは、2日か3日ですかね、基本、休みがないので。だから、最近は遊園地もずっと行ってないですね。
―行きたいなとか思います?
あります。あります。
―このまま行けないともうすぐ大きくなっちゃうなとかいう焦りはあります?
そりゃもちろんあります。ただ年に2回私も夏休みを番組からもらうんで、1週間ぐらい。その時はもう自分の予定は入れないです。子どもの予定。というか普段から、スケジュールでこの日は休みとなったら、子どもとの時間にあてます、全部。家族の時間ですね。
―どこそこに行こうとか企画されるのは、志らくさん?
そうですね。どっか行こうって。
―お気に入りの場所ってありますか?
手軽に行けるのは大型ショッピングモール。イオンみたいなところ。朝のテレビの仕事が終わって夕方まで何もないと近所のイオンに行こうかという。そうすると広々してて、食べる場所もいくらでもあるし、買い物もできるし、子どもの遊び場もあるしね。
―よく声掛けられますか?
掛けられます。
―また居るんですね。みたいな(笑)。
それはないけど(笑)。テレビで言ってたのを観たたけどホントに休みの日はイオンにいるんですね、とか。子どもと一緒だと、どこでも小学校でやってるような盆踊り大会とかでもなんでも行っちゃいますからね。この時間空いたから、じゃあ今日はもう盆踊り大会行こうか、って。
―もうホントにパパですね。
そうですね。お祭りがあればお祭りにも行くし。子どもの行事がある時はなるべく仕事入れない。運動会の日とか、授業参観の時だとか。長女がバレエやってるからバレエの発表会だとか、お遊戯会だとか、あと誕生日とかは、この日はとにかく空けといてって、マネージャーに言いますね。それでも魅力的なテレビ番組があるけどどうする? っていうふうに言われて、悩むわけです。で結局バレエの発表会をリハーサル半ばで泣く泣く涙を流しながらテレビ局に向かったってこともあります。
―それじゃ、ちょっとテレビ局が勝ったんですね?
落語会の場合だと随分前からこの日と決まっているので調整ができますが、テレビの場合は、寸前に依頼が来ることがあるんです。これはやっぱり出たいなっていうのがね。ダウンタウンと話ができるなあとか、さんまさんの番組とか。もしもですよ、紅白歌合戦の司会がまわってきて「子どものイベントがあるから」と断ったら、そしたら芸人やめた方がいいでしょ、(笑)。
―確かに(笑)。
そういうことですよ。仕事に順位をつけちゃいけないんだけども、でもそういうことですね。私がなんかの映画に出てアカデミー助演男優賞をもらいました、その授賞式が運動会と重なりましたから、行かないってね、そんなバカな話はないでしょ(笑)。それは私ん中では一瞬悩むけれども、子どもだって後々、そりゃパパ行った方がいいよって、絶対なるんですよ。
―アカデミー賞、紅白、ダウンタウンさんに、さんまさん。ここはもうそっちを優先する(笑)。
あと、たけしさんとかね(笑)。
―お子さんとそれだけ密な時間を過ごしていると、失敗したことってありますか? ちょっとかわいそうなことしちゃったなとか。
大きな失敗はないんだけども、子どもを連れて街中出たりいろんな場所に行ったりすると、声を掛けられたりすることが多い。たまに写真撮ってくれとか。それを子どもに何も言ってなかったから、ちょっと教育的によくないかなって思います。写真撮ってくださいって言われるお父さんはあんまりいないでしょ、芸能界の人以外は。私もよくないんだけど、落語会連れてってサイン会の時に横に置いちゃったりしたことがあるんですよ。そうすると、私が本にサインする、握手する、写真を撮る、子どもも一緒になって握手してとか。すると子どももね、だんだんそういう了見になってくる。たまにお客さんが私だけにしか写真を求めないと、なんでパパだけ写真撮るの? 自分もなんだかそういう芸能人ぽいみたいなね。
―そういうのありますよね。
食べるもんなんかも、宮崎からものすごい高級なマンゴーとか送られてきて、それ食べさせちゃうわけでしょ。そうするとね、スーパーで買ってくるマンゴー食わなくなるんだよね。
―落語家の皆さんで子育てについての話とかされないんですか?
しない。もうそういうのは一番落語の世界では野暮だし、落語家はやっぱりみんな美学があるし。粋が信条であったり、破滅型芸人ほど美しいものはないみたいなね。私みたいに、テレビで子どもにデレデレで、雑誌の取材でも子ども命、芸人はみんな軽蔑しますよ、ええ。「打ち上げ出ないの、なんで、仕事? 」「いやいや子どもの寝顔を見に帰るから」って。そうするとなんだアイツってなる。
―上の方たちはたぶんそういう感じだと思うんですけど、同世代と下の落語家の方もやっぱ芸のためなら女房も泣かす?
でもだいぶそうではなくなってきてはいますけどね。談志は違ったがほとんどの先輩はそういうもんだって教えてくれた。でも我々が今度教える立場になってるわけだから、私はもう芸のためなら女房も泣かす、三道楽、飲む打つ買うをやるべきだっていう、あれは間違ってるってのを若い世代に教えてます。
―ああ、教えられてるんですか。
飲む打つ買うをやらないと生きてけないような酷いヤツらが落語家に昔はなっていたんだと。でも今はこれだけ娯楽が多様化しているから、それを芸人だからとしてやるっていうのは本末転倒。それよりもやっぱり芸に没頭して自分の生きたいように生きるのが芸人だから。「子どもが大事なら子ども」ってやるなら、なんら芸人としておかしくない。私が落語界でも売れてないならば、ほらあんな子育て一生懸命やってっからつまらない芸人になっちゃったろってなるけど、落語界では売れてるし、今テレビにもたくさん出てるし、子育てをしていてなんら仕事に支障がないわけですよ。だからいい見本になるんじゃないかな。
第3回に続きます。
「志らく独り会」
10/18(木)~10/19(金)
19:00開演 全2公演
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
シネマ落語「天国から来たチャンピオン」
新作落語「不幸の伊三郎」
前売4000円 当日4500円 全席指定
問合せ ダニーローズ http://www.shiraku.net/
オトンの流儀とか アーティスト編のその他の記事
映画「461個のおべんとう」。原作者のTOKYO No.1 SOUL SET 渡辺俊美さんに、親子の実話を聞きました。
「3年間毎日お弁当を作る」「3年間休まず高校に通う」。そんな親子の約束を描いた、映画「461個の…続きを読む
「お前は父ちゃんと母ちゃんの子だから絶対大丈夫だ」。と言われてきました。僕も同じことを子どもに言ってあげたいです。【2017インタビュー】父親 つるの剛士
俳優、タレント、ミュージシャン 神奈川県藤沢市 つるの剛士さん 家族構成:妻、息子、娘、娘、娘…続きを読む
ゲームをやめろとは一回も言いませんでした。「よし、ゲームより面白い体験をさせてやろう!」と。【こんな時をせっかくの機会に!2018年インタビュー最終回】
一つ屋根の下、家族で家にいることが多くなったこの時期、 ぐっさんことエンターテイナー山口智充さん…続きを読む
ゲームをやめろとは一回も言いませんでした。「よし、ゲームより面白い体験をさせてやろう!」と。【こんな時をせっかくの機会に!2018年インタビューvol.2】
一つ屋根の下、家族で家にいることが多くなったこの時期、 ぐっさんことエンターテイナー山口智充さん…続きを読む
ゲームをやめろとは一回も言いませんでした。「よし、ゲームより面白い体験をさせてやろう!」と。【こんな時をせっかくの機会に!2018年インタビューvol.1】
一つ屋根の下、家族で家にいることが多くなったこの時期、 ぐっさんことエンターテイナー山口智充さん…続きを読む
オトン!吉田鋼太郎さん【2017インタビュー後編】〜父親 子育て
※こちらは、2017年7月公演ミュージカル「ビリー・エリオット」に出演の際に、お父さんというテー…続きを読む
オトン!吉田鋼太郎さん【2017インタビュー前編】〜父親 子育て
※こちらは、2017年7月公演ミュージカル「ビリー・エリオット」に出演の際に、お父さんというテー…続きを読む
お父さんはカッコいいっていう演出は無理。子どもは暴れ、嫁にはキレられ るという状況で、それでも出来るだけ嫁にキレられへんようにしながら上手く回す。これが大事でしょ。後編
【第2回】すぐゴメンと言わんようにしているんですよ。 どんだけ綺麗にゴメンと言えるのかだと…続きを読む
お父さんはカッコいいっていう演出は無理。子どもは暴れ、嫁にはキレられ るという状況で、それでも出来るだけ嫁にキレられへんようにしながら上手く回す。これが大事でしょ。前編
【第1回】おとう飯(オトウハン)のダジャレ的なネーミングもイラっとしたんでしょうね。“ワキ…続きを読む
その他のカテゴリー
オトンの流儀とか アーティスト編
家族の痛みが一番嫌ですね。こんなら自分が痛い方がいいや、って思うぐらい。
【オトンの流儀とか】
今回は、落語家として活躍している立川志らくさんです。年を取ってから授かった6歳と1歳の娘さんたちを溺愛しているそうです。仕事で忙しい中でも、色々なところに連れて行ったりと積極的に子育てをしているのだとか。そして、立川志らくさんの子育てへの向き合い方には親御さんの子育ての仕方が大きく影響しているそうです。とても心温まるお話が聞けました。3回連載です。
第1回自分の宝物みたいなもんだから。子育ては分担すべきだとかいうそういう義務感でやってるわけではなく。
―よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
―今娘さんがお2人いらして、上の子が。
6歳、下の子が1歳とちょっと。
―かなり溺愛されているようだと、いろんなところで拝見するんですけども、普段会う時間はありますか?
朝一緒に起きてるから、朝は必ず一緒ですね。
―朝必ず一緒ですか。テレビのお仕事の時なんかは寝てる間に出かけるとかでなく。
長女を幼稚園に送りに行って、それでテレビ局に行くんです。
―それはもう、志らくさんが必ず送る?
そうです。ええ。
―「恋人ですから」ってコメントされてるのを見たことがあります。やはり恋人ですか?
長女はテレビの仕事をやる前の子どもだったんで、比較的時間があったんですよ。落語だけの生活だったので。月に10日もやれば生活できた。あとは連載の原稿や演劇の脚本を書く時間にあてていたから、長女はずっと一緒にいましたね。もういろんなとこ、遊園地もアンパンマンランドも東京中のあらゆるイオンだとか、ららぽーとだとか近所の公園から何から全部連れてって。お風呂もずっと一緒に入ってたし。長女はもうそのぐらい、ずーっと一緒にいましたよ。
―そうすると、お母さん以上に接してた感じもありますね。
そうですね。だから、ギャーギャー火がついたように泣いちゃった時に母親でも泣き止まない、けど私だと泣き止む。長女はそういう感じでした。だから2人で遊園地とか遊びに行くこともあったし。次女になると今度は私がテレビの仕事が増えて忙しいくなってきたから、当然母親との時間が多いので母親の方に懐いていました。私は朝一緒にいて、夜、寝た時に帰ってきて、夜中ミルクをあげる。夜中になるとミルクをくれるおじさん(笑)。
―夜中になるとミルクをくれるおじさんなんですね(笑)。お父さんではなく。
最近はもう少しものが分かるようになってきたので、それまで母親と一緒に寝てたのを私の横に寝かせるようにして。朝も一緒にお風呂に入ったりとか。そういう時間を増やしていったら、おじさんからパパにに昇格しました。
―それはよかった。
今はたまに昼間に仕事から帰ってきて、夜の仕事がないと大喜びするような、そういう状態ではありますね。
―お仕事が忙しくなってもちゃんと密接に繋がろうっていうような意識を持たれていますか?
意識というか、自分の宝物みたいなもんだから。子育ては分担すべきだとかいうそういう義務感でやってるわけではないです。ペットと一緒にするのはおかしいけども、イヌとかネコを飼うとものすごい大事にするじゃないですか。あれは、妻からイヌを大事にしなさいって言われてるわけじゃないでしょ? 自分が可愛くてしょうがないから。本来そういうもんだと思うんで。自分の子どもだから、大事。だから、こっちがどんなに仕事が立て込んで疲れてても、夜中お腹空いたって泣けばすぐに嫌な顔せずにね、はーいって。妻にお前起きろよ、お前ほら泣いてるぞってことはしない。かみさんから夜はミルクあげてねって言われてるわけではないです。
―言われてるわけではないんですね。
かみさんは眠りが深いけど、私は眠りが浅いからもう娘がワッって言うとハイッと飲ますわけ。あーわかったわかった、ってにこやかにミルクこしらえて。今はもうミルク渡せばそのまま寝ちゃうけど、もっとちっちゃい時2時間置きに起きるから、こっちが11時に寝て1時に起きてそれから抱っこしてミルク飲ませて。でも、ちっちゃいからなかなか飲まない、飲み終わったらゲップさせなくちゃいけない、抱っこしてゲップするまでやって、寝かしてから2時間ぐらい経つとまた起きてって。だから私は夜中2時間ずつしか寝てない。長女も次女もずっとそうですね。それは嫌でもなんでもなく、大事な子どもだからやっているというだけで。どこか遊びに行くのも行きたいからです。
―志らくさんが行きたいから。
そうそう、一緒に行きたいから。ただそれだけのことです。そりゃ芸人としてどうなのかって言われりゃ、ハハハ、決していいとは言えないんだけど。でもそんな芸人の美学よりも自分の大事なものを優先するというだけのこと。
―すごくご自身の感情に素直ですね。
そうです、ものすごく素直です。そりゃもちろん人間だからくたびれて、しんどいと思うことはあるけれども。でも、子どもと一緒にいることはストレスにならない。だから世のお父さんが、 会社で働いてくたびれてんだから子どもなんか連れて行かないよとか、子どもがギャーギャー泣くとうるせえなあとか、私の中では信じられない。
―世の中そっちの方が多い気がしますよね。
どっちが正しい、間違ってるなんてのはおそらくないんだろうけども。私の感覚としては、美味しいものを「ああもう…」って言って食ってるように見えてしまう。
―そういう方を見ると、「いや、これ美味しいよ?」っていうふうに言ってあげたくなったりします?
ま、それは大きなお世話だから。おそらくね、私の仕事柄なんだと思いますよ。好きなことやってる仕事だから。別に額に汗流して真っ黒になりながら働いてるっていう、そういう労働ではないし。好きな落語を喋って、テレビに出るのが面白いから出て、好きなことやってるわけですから。仕事にストレスがないからこっちにあてられる。毎朝通勤ラッシュに揉まれて、その仕事が果たして好きなのかどうかもわからず、生活のためにもう上の人に怒られたり気を使ったり、外回りしたりとか。そんでストレスがあってウチ帰ってきたらのんびりさせてくれよ、ってのはわかります。その違いなのかもしれないですね。
―好きなことをやる。そうかもしれないですね。年配になってペット可愛がられる方も、余裕ができたっていうことでもある、ってことですかね。
だから、芸能・芸術をやってる人が子どもを溺愛するってよくあるんじゃないですか?中には芸術魂が凄まじ過ぎて、子どもなんかも見てらんない、これにもう夢中なんだ!って人もいるかもしれないけど。でも私はもう50半ばで、年取ってからの子どもですから、生活にも仕事にも余裕があるんですよね。私が若い頃とはたぶん違う。だから、年取って子ども作るのも悪くないなっていうことですね。もう生活の心配がない、自分のポジションも余程のことがなければ心配がない。これから芸に関しては円熟期に入ってくだろうし。だから、そういう不安がないからガツガツしてないってことですね。だから子どもにすごくいい条件なんじゃないですか。心配は20代30代のお父さんと違って早く死んでしまう可能性があるから、子どものために元気でいなきゃいけないってことですね。
―そこはやっぱりよく考えられます?
ええ、だから子どもができる前は結構いい加減な生活をしてたし。寝たい時に寝て起きたい時に起きて食いたいもん食って、というような。酒とタバコは甲状腺の病気で10年ぐらい前にやめたんでちょうどよかったんだけども。別に何にも気にせずいたのに、今ものすごく気にしてますね。
―まず、なに気にされてるんですか?
食生活。モデルのような生活してますよ。
―例えば?
午前中は果物と味噌汁しか食べない。それとあとサプリメント飲んで、それからブルブルマシーンに乗っかってね。朝から。
―完全なるモデルですね。
そうそう。昼ご飯はテレビ局のお弁当。夜は、家族と一緒の時は楽しく食べないといけないから、普通に食べますけども、野菜から食べるとかね。家族が寝たあとに帰る場合は、かみさんにご飯は炊いとかなくていいよ、おかずだけ置いといてって。それをお茶でいただく。お酒じゃなくてね。食生活はそんな感じですね。
―健全な。
ただ、運動する時間がないから。電車も乗らず、ずっと車移動ですから。この何年か、新幹線以外、電車にも乗っていない。運動不足はものすごく問題ありますね。
―楽屋からスタジオまでとか。徒歩は。
ヘトヘトになります、体力不足で。だから赤ちゃんの乳母車を杖代わりにして歩いてます。
―なるほど。
杖ですね。運動不足ってのはありますね。こればっかりはどうにもならないんですよ。
―今後、運動不足解消にやってみようかなと思うことは?
それでブルブルマシーン(笑)。
―それでブルブルマシーンなんですね(笑)。ブルブルマシーンはどうですか?
とてもいいんじゃないですか、運動にもなるし、ダイエットにもなるだろうし。まあやらないよりやった方がいいだろうというだけのことですね。
―じゃ、ブルブルマシーンはスポーツに対して大きな一歩を踏み出したということですね?
そうですね。ホントはあとウォーキングのヤツも買おうかなと。歩けない分だけ、ウチの中で歩くみたいな。ブルブル震えたあと歩こうかなとか思って。
第2回に続きます。
「志らく独り会」
10/18(木)~10/19(金)
19:00開演 全2公演
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
シネマ落語「天国から来たチャンピオン」
新作落語「不幸の伊三郎」
前売4000円 当日4500円 全席指定
問合せ ダニーローズ http://www.shiraku.net/
オトンの流儀とか アーティスト編のその他の記事
映画「461個のおべんとう」。原作者のTOKYO No.1 SOUL SET 渡辺俊美さんに、親子の実話を聞きました。
「3年間毎日お弁当を作る」「3年間休まず高校に通う」。そんな親子の約束を描いた、映画「461個の…続きを読む
「お前は父ちゃんと母ちゃんの子だから絶対大丈夫だ」。と言われてきました。僕も同じことを子どもに言ってあげたいです。【2017インタビュー】父親 つるの剛士
俳優、タレント、ミュージシャン 神奈川県藤沢市 つるの剛士さん 家族構成:妻、息子、娘、娘、娘…続きを読む
ゲームをやめろとは一回も言いませんでした。「よし、ゲームより面白い体験をさせてやろう!」と。【こんな時をせっかくの機会に!2018年インタビュー最終回】
一つ屋根の下、家族で家にいることが多くなったこの時期、 ぐっさんことエンターテイナー山口智充さん…続きを読む
ゲームをやめろとは一回も言いませんでした。「よし、ゲームより面白い体験をさせてやろう!」と。【こんな時をせっかくの機会に!2018年インタビューvol.2】
一つ屋根の下、家族で家にいることが多くなったこの時期、 ぐっさんことエンターテイナー山口智充さん…続きを読む
ゲームをやめろとは一回も言いませんでした。「よし、ゲームより面白い体験をさせてやろう!」と。【こんな時をせっかくの機会に!2018年インタビューvol.1】
一つ屋根の下、家族で家にいることが多くなったこの時期、 ぐっさんことエンターテイナー山口智充さん…続きを読む
オトン!吉田鋼太郎さん【2017インタビュー後編】〜父親 子育て
※こちらは、2017年7月公演ミュージカル「ビリー・エリオット」に出演の際に、お父さんというテー…続きを読む
オトン!吉田鋼太郎さん【2017インタビュー前編】〜父親 子育て
※こちらは、2017年7月公演ミュージカル「ビリー・エリオット」に出演の際に、お父さんというテー…続きを読む
お父さんはカッコいいっていう演出は無理。子どもは暴れ、嫁にはキレられ るという状況で、それでも出来るだけ嫁にキレられへんようにしながら上手く回す。これが大事でしょ。後編
【第2回】すぐゴメンと言わんようにしているんですよ。 どんだけ綺麗にゴメンと言えるのかだと…続きを読む
お父さんはカッコいいっていう演出は無理。子どもは暴れ、嫁にはキレられ るという状況で、それでも出来るだけ嫁にキレられへんようにしながら上手く回す。これが大事でしょ。前編
【第1回】おとう飯(オトウハン)のダジャレ的なネーミングもイラっとしたんでしょうね。“ワキ…続きを読む
その他のカテゴリー
イベント
青山お父さん大学 第1回レポート!
oton+to初!講座型の試みである、
「青山お父さん大学」
この記事では、第1回の潜入レポートをお届けします!
oton+toは布施が8年前に立ち上げた、
お父さん向けインタビューメディアです。
「子どもとがっつり遊べる時間は、そう何年もない。」
という布施の気づきが立ち上げのきっかけでした。
世のお父さんが子どもたちとの時間を貪欲に楽しめるように、
いろんな父親像を発信し共有しよう、
という想いで生まれたこのメディア。
これまで企業に務めるお父さんたちや
芸能人やタレントなどアーティストとして活躍するお父さんたちに、
子育ての極意や失敗談、思い出などを伺ってきました。
そしてこの度、そのインタビューを通して蓄積してきた
成功体験や失敗談、歴史から紐解く「父親の姿とは」等を、
講座という形でお届けし、
“父親としてどうありたいかを一緒に考える”
そんな空間が「青山お父さん大学」なのです。
8月1日、記念すべきその第1回が開催され、
北青山のパラドックス東京オフィスに、
第1期生オトンが集いました。
まずは講師である、oton+to編集長の布施から
「布施太朗」と「oton+to」のご紹介
▲集まっていただいたお父さんたちへ、今回の趣旨やoton+toについてご説明中。
▲なんと!パラドックスの経理りかさんも4月に生まれたばかりの赤ちゃんをつれて聴講生として参加!
布施とoton+toのことを改めて知っていただき、
お次はみなさんからの自己紹介!
職業と家族構成、これまで子育てで失敗したこと、
お父さん大学への参加理由などを各々発表いただきます。▲みなさまから自己紹介をいただいております。
お聞きしてみると、企業に勤めていらっしゃるお父さんや
フリーランスとして在宅勤務のお父さんなど、職業は様々。
そして、息子や娘、お子さんの人数がお1人から3人までと、家族構成も様々。
ですが、これまで子育てで悩んだことには共通点も。
たとえば、習い事を自分の好みで始めさせたけれど、
お子さんはあまり興味を持てず、実はずっと嫌だったけれど
自分のために続けていたことが発覚して反省した経験。
さらにお仕事を頑張りすぎてお子さんとの時間がとれていなかったり、
逆にお子さんとの時間を大切にしていると、
会社から冷たい目線を浴びてしまう、というお父さんもいらっしゃいました。
お子さん、ご家族、社会からの要請すべてに対して
バランスをとりながら応えること。
どのお父さんも、悩んだことがあるのではないでしょうか?▲子育てのお悩みに、うーんと唸るお父さんたち。
そんなお父さんたちの参加理由も様々。
「お母さんは雑誌や知り合いなどを通して情報を集める方法が
たくさんあるけれど、お父さんは自分流で頑張る人が多いので、
自分はここに参加することで、情報交換ができればと思った。」
「他のお父さんたちの体験や悩みを聞くことで、
僕自身なにができるのかを考えてみたかった。」▲みなさんのお話を真剣にきく布施。(普段の笑顔の多い布施を知っている私にとって、新鮮な表情です!)
そして、布施の書いた書籍、
『父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。』
を読んで共感していただき、今回参加を決めたという方も。
(布施の想いがぎゅっと詰まったこちらの書籍、
ぜひお父さんに限らず読んでいただければと思います!)
お父さん向けのメディアはまだまだ発展途上。
oton+toでの発信やこの「青山お父さん大学」が、
「もっといいお父さんになりたい!」「子育てを楽しみたい!」と願う
お父さんたちにとって貴重な情報交換の場になったり、
お父さんたちが改めて家族のことを考える、
いい機会になっていくといいですね。
さて、ここまでが今日の導入部分。
いよいよワークに入ってまいりますよ!▲すっかり話が盛り上がり、すでに時間が押しています。笑
用意されていたのは、
「夏休みの友」という、
青山お父さん大学オリジナルのワークブック。▲オリジナルワークブック「夏休みの友」。中身は参加してからのお楽しみ。
小学生のころの夏休みの宿題の冊子にヒントを得たということ。
なんだか懐かしいですね。覚えてますか?
さて、今日のメインワークは・・・
どん!
「2018年夏休みのテーマを決める!」
「子どもとの時間を大切にします」といっても
漠然としていてなかなか実行できない、、、
そこで、それぞれのお父さんが一度しかない2018年の夏休みに
子どもとどんな過ごし方をするか、夏休みのテーマを決め、
この青山お父さん大学を通して実行していただこうという企画なのです。
(3回の講座の最後に、発表していただく予定!)
早速、付箋に夏休みにしたいことを書いてのアイデア出し。
みなさん、うーんとうなりつつも、
たくさん書いてくださりました。
▲アイデア出し中!どんどんでてきます。
それぞれのアイデアを前に張り出す際には、
「あ、懐かしい〜」
「そんなこともできるのか!」
とお互いのアイディアに反応するお父さんたち。▲付箋に書いていただいた、みなさんのアイデアを張りだします。
じゃん!こんな感じのアイデアをたくさんいただきました。
▲オトンたちのアイデア。「ママ抜きでどこかに行く」など、気になる内容がたくさん…!
自分だけでは思いつかなかったようなアイデアがシェアできるのは
とても刺激になりますね。
「川遊びをするなら、あの場所がいいですよ」と、
具体的な情報の交換もされていました。
たくさんのアイディアが出る中で、こんな一言も。
「子どもにとっての初体験は、
僕にとっても、子どもと一緒にそれをする初体験」
私は、2018年2月に掲載されたoton+toのインタビューで、
作家の重松清さんがおっしゃっていた
「小学5年生の長女のお父さんを42歳の僕がやるというのは
たった1回ですから。」
という言葉を思い出しました。
(重松清さんのインタビュー記事は下にあります)
親としてある年齢である年齢の子どもと一緒に過ごせるのは、
そのときしか経験できない、かけがえのない時間。
だからこそ一瞬一瞬を大切に、
子どもにとってもお父さんにとっても
いつも初体験という気持ちで過ごせるとすてきですね。
そう、2018年の夏休みだって1度しかない初体験なのです!
▲気になったことはメモ!ビールを飲みながらアイデアをシェアしています。
こんなところで今日は終了。さて、次回までの宿題は、
今日出たアイデアから各々テーマをピックアップし、
この夏こんな1日を過ごすぞ!という予想絵日記を描いてくること!
「青山お父さん大学」2,3回目へと続きます!解散コールのあともお子さんや夏休みについて
おしゃべりを続けるお父さんたち。
ホクホクしたみなさんの顔が印象的でした。普段は自身、家族の中で完結してしまう子育てですが、
他のお父さんたちとの交流を通じて、得るものはやはり大きいよう。お悩みはもちろん、成功談も共有することで、
「もっとこうしてみようかな!」「これでよかったんだ!」と
より楽しんで「お父さん」をできるはず。
「青山お父さん大学」はそんなことを感じさせる場でした。さて、、、ここまでで「参加してみたいな」と
思ってしまった方へ朗報!このたび、初回の大好評をうけ、
2期生の募集が決定しました!
また詳細についてはoton+toホームページや弊社ホームページにて
お伝えさせていただきます。子育て真っ最中のオトンも
これから子育てが始まりそうなオトンも
ぜひぜひふるってご参加ください!!!
▲講師の布施(右)とアシスタントの田中(左)。
こんなひとたちが、
▲待ってます!
株式会社パラドックスHPより転載
イベントのその他の記事
【親子参加イベント】10/27sun 藤沢市鵠沼海岸でビーチスポーツ体験会(入場無料)のお知らせ! いろんなアクティビティがあるよ!
スポーツの秋です。 親子で外遊びの秋です! ビーチ遊びの秋です! 秋の藤沢市鵠沼海岸で、 親子で…続きを読む
★ 会社帰りのイベント情報★ 9/12(水)19:00~「お父さんの絵本ガレージBar 秋の夜長編」
会社帰りに、秋の夜長に神保町。 お父さん向けイベントのお知らせです。 「お父さんの絵本ガレージB…続きを読む
★ 会社帰りのイベント情報★ 6/13(水)19:00~「お父さんの絵本ガレージBar 父の日編」
父の日を前に、お父さん向けイベントのお知らせです。 「お父さんの絵本ガレージBar 父の日編」 …続きを読む