oton+to(オトント) > イベント > イベントのお知らせ > 【絵本ガレージ 秋の夜長に 後編】秋の夜長に、お父さんがグッとくる絵本たち。
お父さんにおすすめの絵本
2018.10.23
【絵本ガレージ 秋の夜長に 後編】秋の夜長に、お父さんがグッとくる絵本たち。
【絵本ガレージ 秋の夜長に 後編】
秋の夜長に、お父さんが男泣きする絵本たち。
なかなか、こういう切り口で絵本を選ぶというのも
なかろうかと思っております。
たまにはそんな気分になってもよいのではないですかね。
そんなお父さんにおすすめの絵本を、
フリーアナウンサーで絵本専門士の近藤麻智子さんに選んでもらいました!
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「秋の夜長に」後編は、お父さんが男泣きする絵本たち。絵本は、多くのお母さんたちが好きな、可愛らしくて優しい世界だけではありません。お父さんだからこそ心揺さぶられる、骨太だったり、ピュアだったり、時に難しいテーマを描いた作品もあるのです。今回は、両親の離婚など繊細な話題を扱う絵本も。まずは一人でじっくりと読んでみてください。子どもと一緒に楽しむかどうかは、お父さんの判断で……。絵本の意外な一面もお伝えしたくて、お父さんが泣ける4冊を選びました。
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① 『青のない国』
作:風木一人 絵:長友啓典・松昭教 小さい書房
「何が大切かは自分で決める」
青に翻弄された男が最後に望んだのは?
“青のない国”で暮らすひとりの男は、人と話すより花と話すほうが好きだ。ある日、山で見なれない植物を発見し大切に育ててみると、息をのむほど美しい色の花をつけた。画家の友人は言った。「これ……青じゃないか?」。次第に幻の青い花として話題になり、見物客は増え、お金の話も舞い込むように。しかし、とあるニュースで状況は一変してしまう。他人に同調しがちな世の中で、傷つき翻弄される男。彼が最後に望んだこととは……?装丁までこだわり抜いた1冊は、中・高生向け全国学校図書館協議会選定図書であり、大人にとっては自分の生き方を見つめ直したくなる絵本。これまでに多くのお父さん・ビジネスマンにおすすめしてきましたが、その度に深い反響がありました。本の帯に書かれたテーマは、「何が大切かは、自分で決める」。読み終えると、痛烈に胸に迫ります。
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② 『ホームランを打ったことのない君に』
作:長谷川集平 理論社
野球が好きなお父さん、子どもたちへ
感動と勇気を贈る1冊
試合で打てずに落ち込んでいた野球少年・塁は、野球部出身の仙ちゃんと久しぶりに再会する。レギュラーとして活躍していた仙ちゃんは、塁にホームランを打つアドバイスをくれた。そして実は仙ちゃんも、試合ではまだホームランを打ったことがないという。「夢見るだけにしとくのかい。オレだってまだあきらめてないぞ」。帰宅した塁は、母に意外な話を聞かされる。仙ちゃんはケガをしてリハビリ中だということ、それでも野球への情熱を失っていないことを知り、僕もいつかホームランを……と誓うのだ。野球を愛する長谷川集平さんが、第12回日本絵本賞を受賞した作品。毎月草野球に参加しているわたしも、仙ちゃんが実際に見たという場外ホームランの場面には、心震える感動が。かつて野球少年だったお父さん、野球が大好きな子どもたち、夢に向かって歩み続けている人たちへ。
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③ 『あたまにつまった石ころが』
文:キャロル・オーティス・ハースト 絵:ジェイムズ・スティーブンソン 訳:千葉茂樹 光村教育図書
石を愛し続けた父の人生
娘が語るノンフィクション絵本
文章を書いたキャロル・オーティス・ハーストさんが、自分の父親の人生について語ったノンフィクション。子どもの頃から大好きな“石”を集めていた父は、周りの人から「ポケットにもあたまのなかにも石ころがつまっている」と言われていた。ガソリンスタンドで働きながらも石に夢中で、世界恐慌で仕事を失ったときでさえ、石について学び続けた。そして通い詰めていた科学博物館の館長との出会いにより、奇跡のような、必然のような出来事が起きる。好きなことを貫くこと、学び続けること、仕事や生きがいとは何か……読者の感想はそのまま人生観につながるよう。大小、形も色も様々な石たちは美しく、淡々とした語り口の端々からは、父を誇りに想う娘の気持ちが伝わってきます。あとがきの締めくくりにはこんな言葉が。「父ほど幸福な人生を送った人を、わたしはほかに知りません」。
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④ 『パパはジョニーっていうんだ』
作:ボー・R・ホルムベルイ 絵:エヴァ・エリクソン 訳:ひしきあきらこ BL出版
離れて暮らすパパと息子
きょうは一緒に過ごせる特別な日
両親が離婚したため、離れて暮らすパパと息子のティム。きょうは一日、父子一緒に過ごせる特別な日。パパが電車に乗って会いに来てくれて、2人で映画を観たり、ピザを食べたり、図書館で寄り添ったり……。行く先々でティムは自慢する。「ぼくのパパだよ。ジョニーっていうんだ」。ティムの言動と細やかな表情から痛いほど伝わってくるのは、パパと過ごせる嬉しさ、パパを大好きな気持ち。そしてそれは、パパも同じ。帰りの電車に乗ってさよならをする間際にとった行動に、胸を打たれます。読後はきっと、いつもそばにいるわが子を抱きしめたくなるような、愛情に溢れた物語。繊細な話題を扱っているだけに、まずはお父さんがじっくり読んでから、子どもと一緒に読むかどうか考えたいですね。難しいテーマと向き合うこんな懐の深さも、絵本の魅力のひとつでは。
★ 会社帰りのイベントもあります★ 「お父さんの絵本ガレージBar クリスマス編」
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日時:12/5(水)
18:30開場、19:00~21:00
□場所: ブックハウスカフェ
〒101-0051 千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
お店の中央のスペースで、みなさん、お酒を飲みながら、絵本を読んでもらっておりました。楽しい絵本、共感する絵本、考えさせられる絵本など。読んでもらっていると、文字を追うことをしないので、絵をまじまじと見てしまいます。そして「この先どうなるんだ?」と、ページをめくられるのを待ってしまいます。大人でも絵本の世界にがっつり入り込める、それは妙に新鮮な体験です。読んでもらった後のみなさんの感想もいろいろなんですね。それを聞くのも面白いです。
会社帰りに神保町へ。絵本を読んでもらいながら1杯いかがですか?
そして、クリスマスに向けて子どもと読みたい絵本を選んでみませんか!
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選書と読書:フリーアナウンサー/絵本専門士 近藤麻智子
進行:oton+to編集長 布施太朗
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オトンだからグッとくる絵本があります。
オトンだから、
子どもにプレゼントしたくなる絵本があります。
そんな絵本を見つけてみませんか?
「お父さんの絵本ガレージBar」は、
会社帰りに、本の街・神保町で、
お酒をちょっと飲みながら、
お父さんにオススメの絵本を読んでもらう会です。
普段、子どもに絵本を読んであげているというお父さんも、
子どもの時以来、絵本なんか開いたことのないお父さんも、
これからお父さんになる人も、
普段、ビジネス書しか読んでいないビジネスマンも、
たまには、絵本を読んでもらいましょう。
きっと、なにか気づくことがあるはずです。
そして、お父さんがグッときた絵本を、
お子さんにプレゼントしてみませんか?
ブックハウスカフェ店内には、「絵本ガレージ」コーナーがあり
oton+toで紹介されている絵本が並んでいます。
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日時:12/5(水)
18:30開場、19:00~21:00
□場所: ブックハウスカフェ
〒101-0051 千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
TEL 03-6261-6177 FAX 03-6261-6178 www.bookhousecafe.jp
(東京メトロ半蔵門線&都営新宿・三田線「神保町」駅A1出口から徒歩30秒!)
参加費:¥500+ワンドリンクオーダー
ブックハウスカフェで1000円以上ご購入のお客さまが
レジカウンターで「オトントを見て来店した」とおっしゃってい
ドリンクサービスチケット(当日のみ有効)をお渡し
500円までのドリンクは、このチケットでお楽しみい
※500円以上のドリンクは、差額をお支払いいただければなんで
※詳細、お問い合わせはE-mailまたはお電話でブックハウスカフェまでどうぞ。
お申し込み先
□予約が必要です。
(店頭/E-mail:yoyaku@bookhousecafe.jp/お電話 03-6261-6177にて)
※メールでご予約の際は必ず、件名に「12/5 絵本ガレージバー」として、本文に「お名前フルネーム(よみがな)・お電話番号・ご参加人数」をお知らせください
※詳細、お問い合わせはE-mailまたはお電話でブックハウスカフェまでどうぞ。
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選書と読書:フリーアナウンサー/絵本専門士 近藤麻智子
大人向けの絵本セラピー®のワークショップ「絵本のち晴れ」や、絵本の読み聞かせとヨガをコラボレーションした親子向けイベント「絵本ヨガ」を主宰。2016年に出版した絵本『森のくるるん』(そうえん社)では、コンセプトと文章を担当。企業にてビジネスパーソン向けの絵本ワークショップの講師も務める。一児の母。現在BS日テレ「リーダーズメッセージ」に出演中。oton+toにて「お父さんの絵本ガレージ」連載中。
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【絵本ガレージ クリスマス編】お父さんがグッとくる絵本たち。
oton+to編集長 布施太朗が本を出しました!
書籍のご紹介
父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。
布施太朗・著¥1,300(税抜)
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