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お父さんにおすすめの絵本

2019.6.10

替え歌、ならぬ替え絵本?!

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「オレ、カエルやめるや」

:デヴ・ペティ 絵:マイク・ボルト 訳:小林 賢太郎  マイクロマガジン社

この本との出会いは、わが家で購読している「読売こども新聞」の本の紹介欄。紹介文を読んで読みたくなったというよりも、「面白そうな絵だな」という直感でポチり。いわゆるジャケ買いというやつです。冒頭はこんな感じ。

子「あのさ、おとうさん。オレ、ネコになることにするや。」

父「え?おまえはネコにはなれないよ。」

子「なんで?」

父「そりゃおまえがカエルだからだよ。」

子「うーん。おれ、カエルやなんだよね。なんかぬれてるしさ。」

父「だからといって、カエルはネコにはなれないんだよ。」

最初から最後まで、こんな感じの父子の掛け合いで物語が進みます。カエルをやめて他の何かになりたい息子。それに対する父の切り返しがいちいち最高。これだけでも、オトン的にはグッとくるものがあります。

色々なやり取りを経て、物語の最後のセリフがこれ。

子「じゃあオレ、カエルになることにするや!」

ある書評では「子供の自己肯定感を高める本」なんていう紹介もあるようです。本を通じて大切なことに気づいて欲しい、というのも無くはないです。でも、とにかくただ読むだけでも面白い本なのです。

***

ここからが本題。わが家ではこの本をただ読み聞かせるだけでなく、替え歌、ならぬ替え絵本にしてしまったのです。例えばこんな感じ。

父「あのさ、パパ、ママの好きなタケルくん(俳優の佐藤健さん)になることにするや。」

子「え?パパはタケルくんにはなれないよ。」

父「なんで?」

子「だってパパだからだよ。」

父「うーん。パパやなんだよね。イケメンじゃないしさ。」

子「だからといって、パパはタケルくんにはなれないんだよ。」

何になりたいか、なんで今の自分をやめたいかを、できるだけ分かりやすい例えで話します。例えば「もこみちになりたい。料理ができないから。」とか。「オレ、〇〇になることにするや」の〇〇に何か入れれば、無限パターンの話が作れてしまうんです。

手本を見せると「じゃあ、僕(兄)にもやらせて!」「僕(弟)もやる!」と息子達が勝手に話を作り始めます。例えばオトンを主語に「パパ、ヌルヌルのカエルになることにするやー」「きもちわるーい」とかいって兄弟でゲラゲラ大笑い(息子達はオトンをいじるのが大好き。)これが、わが家におけるこの本の新たな楽しみ方なのです。

もしよろしければ、親子でセリフをアレンジして遊んでみてください!

青山お父さん総研 研究員 藤本健創 9歳の息子、5歳の息子のオトン

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