インタビュー
オトン同士、打ち解けのコツ。
ご近所付き合いのヘタなオトン、
地域の餅つき大会に行っても近くのオトンとなんにも喋らないオトン(これはお互いね)。
こないだもotonの習性:typeAで書きましたが、
PTAの集まりに参加したがらないオトン、行ってもひと言も発しないオトン。
何度か顔を会わせるようになって、少しは喋るようになって
そして、もっと打ち解けられるといいなと内心思っているけど、
お互いの敬語のせいで、ヨソヨソしさがずーっと解消されないままでいる
オトンとオトン。
仕事とは違う関係だから、名刺交換なんかはしない。
でも、そのせいで話すきっかけがわからない。
オカン同士っていうのはすぐ会話がはじまるのに。
そもそもオトンというものは、会話の中に目的がないと会話をしないという生き物だったりして、
内容云々より会話そのものを目的とするオカンたちとは違うんですね。
で、先日、兼業主夫放送作家の杉山錠士さんに聞いたんです。
この杉山さん、テレビやラジオの放送作家をしながら毎日家族のごはんを作っていて、
BARのオーナーでもあり週1?2回はお店のカウンターにも立っていいて、
さらに、娘さんの小学校のPTA会長でもあるんですわ。
杉山さんに聞いたのは、オトン同士の打ち解け方とか巻き込み方。
たとえば敬語。杉山さんは徐々に敬語を崩していくということではなく、
はじめからタメ口の関係を作ったほうがいいと言います。
ただ、子どもの学年は同じでも、親の年齢はバラバラですよね。
この年齢の上下関係とか、初対面でどうするか。
「子どもが同じ学年だから、お互い敬語はやめましょう」
と先に言ってしまうそうです。
ほぼ100%、ダメという人はいないとのこと。
杉山さん曰く
「こういうことを早めに言わないと、敬語が板につく」のだそうです。
「ただ、敬語を崩すのには勇気と覚悟は必要です」と。
それと、名刺交換はしたほうがいい。と杉山さんは言います。
仕事以外の関係とはいえ、名刺をきっかけに会話をすることっていうのは
ビジネスマンオトンの得意技。
何喋っていいかわからなくて黙っているよりはよっぽど会話が進むし、
相手オトンのことも分かります。
で、PTAとかの集まりでも、初回にみんなを飲みに誘うそうです。
あと、運動会のときなんかも。
「今から晩ごはん用意するのも大変だよね。せっかくだからごはん行こうよ」と。
それと、もうひとつ大切なコツ。
たとえばみんなでBBQ。
みんなが集まったら、自然にオトン同士、オカン同士、子ども同士に別れますよね。
そんなときに、
「ちょっと女の子たち、これそっちに持っていって!」
とか言うんですって。
子どものことじゃありませんよ。
オカンたちのことです。
その瞬間、オカンたちはみんな笑顔になるそうですよ。
そしてすっと女の子になるそうです。
そんな気分になったBBQの集まりっていうのは、
仲のいい、大学のサークルのような雰囲気になるんですと。
へぇ????。
勉強になりました。旗の台BAL Ceroにて
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ちょい遊び
ちょっとしたはなしです。
海から自転車で家に帰る途中、
ちょっとしたトンネルをくぐります。
そこは、坂をスーッと下りきって曲がったところ。
正確にいうと、幹線道路の下をくぐる道。
子どもをまだ自転車の後ろや前に乗せていたころ、
この坂になると、わぁーわぁー喜んでいました。
何度も何度も坂を下らせられたんです。
そして何度か坂遊びをしたあとにようやく道路の下をくぐります。
道路の下では「わっ、わっ!わっ!」
声の反響が面白くて、くぐり抜けるまで大声出し続けていました。
坂とトンネルで喜んでいたの、ほんの2?3年前だったのになあ。
と思いながら、息子と坂を下っていたんです。
なんてことなくそれぞれが自転車で下りていきます。
当たり前だけど、この短い小さな坂を下るだけではもう喜ばないですね。
あぁ、こういうことがもうなくなったなあ、と。
そして坂を下りきり、幹線道路の下に入ったとき、
「わっ!」
次男が叫びました。ボワワーンと声が反響します。
おっ!コイツ「わっ」って言った!
嬉しくなって、すかさずotonも叫んでみました。
「うわっ!!!!」
以前、子どもを自転車の前に乗せていたときよりも
大きな声を出した気がします。
なんだか楽しい気持ちになりました。
おしまい。
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【夏休み】海川山森&キャンプ特集
7/19はリゾ勤の日@葉山一色海岸です。
本日、7/19(金)は【otonto×別荘リゾートnet】リゾ勤の日!
場所は、先日からお知らせしている葉山一色海岸。午後からリゾ勤です。
昼間は神奈川県立近代美術館あたりで仕事、夕方から乾杯@BlueMoonの予定です。
そして、リゾ勤ロゴができました!
気持ちのいい場所に軽快に移動して
マイナスイオンをカラダいっぱい浴びながら、
「といっても遊びだけじゃありません。本気仕事もやりますので」
と硬派にモノ言うリゾ勤オトン(?)。
そんなサマをイメージしていたらこうなりましたw。
参加はotonto編集部員数名とリゾートの達人1名、
その他、数名の方々から参加の連絡をいただいています。
夕方ご家族が合流するっていう人もいます。
まだお会いしたことのない方もいらっしゃいます。
ということで、本日otonto編集部員が
リゾ勤ロゴのパネルを持っています。
こちらを目印にしてくださいな!
では、本日、よろしくお願いします!
Have a nice Risort-Workday!
本日のざっくりした予定は、こちらをご覧ください!
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【夏休み】海川山森&キャンプ特集
【7/26(金)から】リゾ勤:仕事も遊びも、島っていこうぜ!@伊豆大島
来たる、7/26(金)!
リゾ勤、第3回は伊豆大島へ。
今回は、金曜から行ってきます!
花の金曜日を島で過ごす。
仕事あがりの一発はキャンプにて。
そして遊びたい人は、そのままいればいいさ!
あんまり深く考えず、気分にまかせて過ごせばいいじゃないか。
だって、ここは島なんだからっ!!
ということで、今回のテーマはコチラっ!
「島時間でガチ仕事はできるのか!?」
太陽と共に目覚め、活動し(仕事)、
夕暮れと共に帰宅し(キャンプ)、
夜更けには夢を見る(星空)。
25(木)の23時、
竹芝桟橋からフェリーに乗り大島へ。
(ついついはしゃいでしまう移動時間ですが、ここはおとなしく体を休ませるが吉。)
到着は、AM5:00。
港付近の温泉施設で汗を流し、朝食をいただく。
AM6:30位から仕事をはじめ、
お昼は、地元の人気店「きらく小屋」へ。
ほどよい潮風に身をゆだね、
リラックスムードの打ち合わせをするも良し。
本島の同僚と電話やメールで連携を取るも良し。
今回はレンタカーも借りるので、電源確保は問題なし。
自由にまったり、仕事を楽しめます。
太陽が落ち着き始める15時頃には、仕事終了。
(6:30から始めてますから、けっこう働いてますもんね)
食材を買い込み、いざキャンプ場(海のふるさと村)へ。
テントや夕食の準備をはじめ出したら、あっという間に夕方です!
明かりに甘えず、陽のあるうちに食の支度をする、
これぞ島時間の楽しみ方!あとは、野となれ山となれ。
さざなみを見ながらぼーっとするのも、星空を眺めるもOK。
スッキリできること間違いなしの大島企画。
メンバーのご家族や友人も、土日に合流したりして、
土日は島でレジャーを楽しむ。これも一興。
そう。リゾ勤は、土日遊びの前乗りとしても使えるんです!たぶん!
はたして、この試みはうまくいくのか?!
近日中にまたご報告しますっ!
編集部員:オンダ
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オトンとこで働こう!
夏休み 子ども会社見学会をしませんか。
よく、家で商売をしているオトンのもとで育った人から
「父がやっているのを見てましたから」というようなことを聞くことがあります。
でも、会社勤めをしているオトンのもとで育った人からは、
そういったことを聞くことがないような気がします。
「親父の背中」をみせる機会がないっていうことなんだと思います。
そんなことから、去年の夏、子ども会社見学会を企画しました。
◎ポイント1 子どもも仕事をする。
週末、休日に特別開催するのではなく普段の仕事の日に開催しましょう。
子ども会社見学会だからといって、“優しいかわいい企画”じゃなくていいです。
子どもにも仕事の機会をつくってあげましょう。
オトンの仕事の手伝いや他の社員からの頼まれごとなど、
ここでは新入りメンバーとして。
◎ポイント2 先輩社員が何をやっているかを取材する。
みんな机に座ってパソコンのぞいて、具体的に何をやっているか分からないことが多いです。
「いま、なんの仕事をしているんですか」と子ども取材をやってみましょう。
子どもの質問に分かりやすく答えるっていうことは、
これ、取材された社員の人やまわりにもいい影響があるんです。
何のためにいまこれをやっているのか。誰のためにやっているのか。を答えることになりますから。
仕事の意義の再確認ですね。
子どもは、自分が知っているものを「憧れ」にします。
先日、greenz.jpさんにも書いていただきましたが、
子どもがオトンの仕事の全部を理解しなくても、仕事の場を見せることで、
子どもの将来の選択肢が広がるんじゃないかと。
オトンがどんな人と一緒に仕事しているのかっていうのは、子どもはけっこう気になるみたいです。
そういうことがオトンの仕事を身近にするんだなと思いました。
これ、子ども会社見学をやって気づきました。
オトンだけの場所だった職場を、親子共通の場所にすること「子ども会社見学会」は、
いろんな相乗効果があると思います。
この夏休み、みなさんの会社でどうでしょう。
子どもがオトンの仕事を誇りに思う。
オトンが自分の仕事を誇りに思う機会になります。
◎子ども会社見学会について お問い合わせはこちら
ウチの会社でもやりたい!という方、お気軽にお問い合わせください。
考えられている人数、年齢、スケジュールなどお聞かせください。
見学会を濃いものにするためのオトンの心得などもお話させていただきます。
その会社らしい子ども会社見学会にしていきましょう。
そして、その模様を必ずコンテンツ化(冊子や映像)しましょう。
親子の記念になるのはもちろん、
企業ブランディング、採用ブランディングツールとして活用するのに
大変よいですよ。
otonto編集長 布施太朗
03-5414-5920
fuse@prdx.co.jp
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子どもと会話
「毎日かあさん」を熱弁の朝
木曜日、朝ごはんの食卓で、
「オトン、友だちがめっちゃいい本貸してくれた」
と本の虫 長男のコタが言ってきた。
「オトン、オレは感動した」と言いながら
内容を熱くオトンに説明するコタ。
何冊かの本を並行して読んでいるコタにしては
かなりのフィーチャリングですわ。
その本はこれ、
小説 毎日かあさん(2) 山のむこうで、空のむこうで (角川つばさ文庫)
有名な漫画で、映画にもなったし、知っている人もたくさんだと思いますが、
コタは、この小説ではじめて触れた「毎日かあさん」。
元戦場カメラマンのお父さんが亡くなって、
世界中を旅したお父さんの灰を、世界中にまきに行く。
っていう話を、朝から茶碗を持ったまま納豆ごはんを箸にのせたまま熱弁。
弟と妹にどんどんおかずを食われ、そんなこと構わず語り続け、
ひととおり話し終わって、最後に
「まあ、オトンも読んでみ」
と上から目線で薦められて終了。
「ただ、知らないで2巻から読んじゃってさあ。もったいねー!今日1巻読も!」
って言ってそそくさと学校に行きました。
小説 毎日かあさん(2) 山のむこうで、空のむこうで (角川つばさ文庫)
1巻はこちら
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子どもと会話
熱よさがれ。
こないだの週末、小2の娘が熱を出した。
夜、あまりに暑くて腹だして寝てたからか?
まあそんれはともかく、子どもは大人より熱に強いからか、
元気そうではあるのだけれど、とにかく娘、
熱が下がるように、下がるようにと寝ようとしている。
飽きるだろうに、と思うのだけれど、
とにかく寝ている。
そんな努力の甲斐もなく、夕方になるとさらに
熱は上がってしまった。
まあ、娘の悲しそうなこと。
「これだけ寝たのに・・・」
熱が下がるにこしたことはない、そしたら遊べるしね。
でも、なんでこんなに熱を下げることに、努力できるのか。
それは学校を休みたくないから。
月曜日に特別なイベントがあるっていうわけではない。
ただ、普段の学校に行きたくてしょうがないようなのだ。
小2の女子ともなると、ちょっとは学校でイヤなことがあったりとか、
友だちとうまくやれてんのかなとか思ったりするんですけど、
それに、どちらかというとシャイというか大人しいほうだと思うし、
勉強がすごくデキる!勉強だーい好き!
っていうタイプでもないような気がするし。
でも、学校に行きたいんですよね。とてもとても。
スゴイなあと、otonは思ったわけですわ。
otonが小学生のときなんか、スキあらば学校をさぼりたい
と思っていたほうなので、余計にそう思うかもしれませんが。
なんでそんなに好きなんだろ。と逆に思ってしまいますね。
で、「なんで?」ってきいても明確な答えは返ってこず。
たぶんotonの質問がバックリしているからです(笑)。
それにしても、学校に行きたい、って気持ちは
とてもステキなことだなあと。
これから行きたくないなっていう時もやってくるかもしれませんが、
いや、そういう時もでてくるっていうほうが当たり前なのかもしれませんが、
普段のいつもの学校に行くために、熱をがんばって下げようとしているのを
微笑ましく?見ておりました。
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夏休みの思い出
オトンの夏
2013年の夏のはじまりですわ。
ということで、わが家はサマータイムを導入しました(笑)。
オトンとコタとシンは朝5時起きで海入ります。
寝坊したとしても5時半には起きてちょこっと海行きます(ゆるいです)。
子どもの夏休みがはじまったら、ラジオ体操にも行こうと思っとります。
夏休みのラジオ体操、昔から好きなんです。
もし、お子さんがまだ小さいご家庭でも、夏休みの朝、
小学生がラジオ体操やっているところに行ってみるのも楽しいかと。
どうでしょう。
ここ2年ほど、腰痛めたり骨にヒビが入ったりで、
夏でもサーフィンするのが少なくなってましたけど
そしてその分といったらなんですが、山とか川に行くことが多かったですけど、
この夏の週末は、ほぼ全て海の予定を入れました。
がっつり海です。
歩いて行ける海、車で行く海、船で行く海いろいろです。
昨日の日曜日、otonは午後に奈良で仕事でしたけど、
朝は3人で海でした!
朝をあきらめないオトンの夏。
と、あえて宣言してみました(笑)。
朝の次男
これは夏に使いたくなるわが家の栓抜き
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オトンの心得・決めごと
otontoのきっかけと軸
最近よくいろんなところで、otontoをはじめたきっかけは?とか
このサイトで大切にしていることは?っていうのを質問されることが多いです。
こないだ、それが文章になる機会があったので、ちょっとこちらにも載せときます。
?「はじめての方へ」のページにも書かれていますけれど、
otontoのきっかけをあらためて聞かせてください。
子どもとがっつり遊べる期間っていうのは、短いな。って思ったことがきっかけでした。
僕は企業や商品のメッセージをつくる仕事をしていて、住宅関係の会社が多かったんです。
そうすると家そのものの話から、家族の時間を大切にするとか価値観の提案になっていくんですね。
ある時、あれっ?もしかしたら俺はできてないのでは?と思ってしまったんです。
その頃は30代後半の仕事モリモリの時期で、
3人の子どもたちとがっつり関わるっていう時間が少なくなっていました。
一緒にいる時でも、子どもと今ごはんを食べているんだ、今遊んでいるんだっていう、
その瞬間というものをしっかり意識していなかったっていうか。
そんな中、あっという間に1年が過ぎていっている感じでして。
これ、otontoに書いているんですけど、子どもと同じ目線で競い合って遊んだり、
お父さんすごい!とか思われたりするのがだいたい幼稚園くらいから。
そしてめいっぱいその関係でいられるのは小学生の高学年くらいまで。
そんなもんなんですよね。
そう、「そんなもんなんだ」って思ってしまって。
中学生になると自分の道を歩みはじめますから。
今から3年くらい前ですか、
自分と同じ思いのお父さんは多いんじゃないかと思って、ツイッターでつぶやいてみたんです。
「子どもとがっつり遊べる時期は、そう何年もない」って。
そうしたら自分が思っていたよりたくさんリツィートしていただきまして。
「あらためて気づきましたとか」とか
「これに気づいているのと気づいていないのはものすごく大きいと思います」とか、
あと、もう子どもが大学生っていう方からの反応もあったんです。
「思い返せばあのときの5?6年が父としての青春でした」と。
ほぉ!なるほど、父としての青春か、と。
じゃあこれは楽しまな!と。
そして、過ぎ去ってしまえば取り返しのつかない「オトンの青春期」に
ひとりでも多くのオトンに気づいてもらえるようなことができればいいなと
思って、まずはotontoのサイトをはじめてみたんです。
といっても、自分が子どもとやったことを書いただけなんですけど(笑)。
-otontoの編集方針というものを教えてもらえますか。
「otonから面白がる」ということを軸に考えているので、
そのことが伝わるコンテンツを中心に載せていきたいと考えています。
やり方はなんでもいいと思っているんですけど、
私の場合、面白がるっていうことは、
面倒くさい手間やプロセスもまるごと面白がろうってことなんです。
ここを面白がれると、俄然楽しいんですよね。
だからできるだけ短時間でラクラクとか、いかに効率良くするか、
とはスタンスがちょっと違うかも。
たとえば去年、四万十川に行った時に書いたことですけど
旅行も準備も単に作業と捉えるんじゃなく、せっかくだったら面白がろうって。
家に着くまでが遠足だ、じゃないんですけど、
家にいるときから四万十川だ!みたいな(笑)。
仕事をがんばってがんばって、でもオトンであることをあまり意識しなかったり、
休みの日なんかには、いろいろと面倒くさっと思ったりしてしまうお父さんも多いと思うんです。
でも、これはかけがえのない時間なんだって意識して、
自分たちの周りに転がるいろんなことを面白いって捉えることができたら、
家族の時間がもっともっと豊かになるんじゃないかと思っています。
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商品紹介
僕の好きなものは、ベスト盤には入っていなかった。
ある日、小6の長男コタが
「いま、学校で歴史やってるんだけどさ、
やっと信長が出てきたと思ったら、次のページで死んじゃった」
と言った。
「そんな早く終わったのか、その時代」
「うん、なんにも書いてなかった」
コタは小3のときから歴史好き。
その頃流行っていたこともあるけれど、
武将のこと、お城のこと、
戦国?安土桃山時代や幕末、とにかく
どんどん調べてどんどん詳しくなっていった。
もうotonもついていけないくらい。
歴史に全く興味を示さないokanにいたっては
「ウチの息子がなにを言っているのか、ワタシさっぱりわかりませんわ」
っていうくらいに。
その頃のコタの模様はここにも以前書いています。
この情熱は小3、小4と続き、
5年生には少し冷めたけれど、
学校で歴史を勉強するのは6年生から。
自分が興味持って調べていたことをようやく、学校の授業でやることになる。
やっぱり楽しみにしていたようなんですわ。
教科書は、古い時代から進んでいきます。
自分が興味ある時代がやってくるのが待ち遠しい。
そしてようやくその日、その授業がやってきた。
そしてその授業中に、その時代は終わった。
otonも教科書を読んでみた。
安土桃山時代あたりは確かにサクッと終わっているが、
主要な出来事はひととおりこの3?4Pの中に
コンパクトに揃っているようにも思えた。
「一応ひと言ずつ書いてるじゃん、教科書に」
「うん、でも、なにも書いてないんだよね」
コタと同じように、歴史に興味のあった友だちが先生に言ったようだ。
もっと詳しいことは勉強しないんですか?って。
「そしたら先生なんて言ったの?」
「中学校でやります、って言ってた」
まあそうか、確かに小学校の歴史って細かいとこは勉強しなかったな。
そんなに厚くない教科書(確か上下巻あったと思う)に、縄文時代から現代まで
が詰まっているから、全体がざっくり把握できるのはよいけど。
この教科書って、歴史のベスト盤みたいなもんなんだなあと。
ベスト盤といえば、と、思い出したことがある。
重松清の小説に、「小さき者へ」というのがありまして、
そこには、こんな文章がありました。
//////////////////////////
親は、どんなときにもベスト盤を子どものために、
よかれと思って選んでしまうものなんだな。
そして、子どものほんとうに聴きたい曲にかぎって
ベスト盤には入っていないんだな。
//////////////////////////
なるほどなあ。