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インタビュー
2017.1.18
子どもが小学校高学年。お父さんはそろそろ本音を語ろう!
子どもも大きくなり、小学校高学年になってくるとどのように接していけばいいか
戸惑ってしまうお父さんたちもたくさんいます。
もう怪獣ごっこでもおままごとでもないし・・・。
そこで、「子どもを伸ばす父親、ダメにする父親」の著者、
花まる学習会代表の高濱正伸さん
に お話を伺ってみました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
子どもとの2人旅をおすすめしますね。
これは小学校の低学年よりも 高学年になってからのほうがいい。
お子さんがまだ小さいと、親がいろいろ考えた旅行でも、 あんまり覚えていない。
「あれ、そんなとこ行ったっけ?」なんてね(笑)。
高学年になると、 もうしみじみと覚えていますよ。
旅行はワンテーマ掲げるといいですね。
父と子の修学旅行と 称して、たとえば原爆ドーム。
歴史の中で人間たちが犯したひどいことや残酷なこと。
小学校 高学年にもなると、そういうものを見て
なんとかして言葉にしたいという気持ちになるものです。
その時お父さんはどういう話をするか。
単純にかわいそうだね。だけで終わらせないこと。
どうしてこういうことを人間はやってしまうのか、繰り返してしまうんだろう。
お父さんの本当に思っていることを話す。答えを出さなくてもいいんです。
その中で子どもは現実というものや矛盾というものを受け入れる。
メディアや学校では、少しとがったことを発言するとすぐに糾弾されてしまいます。
あらゆる方面に配慮したことしか言えません。
でもお父さんはそこをドーンと言える。
いや、今の時代、お父さんしか言えないのではないでしょうか。
お父さんが社会の中で体験したことを通して言える本音を。
たとえば今、メディアに取り上げられている企業にしても、
単純に「イケないことをした企業だね」 ということより、
「なかで働いている人たちはギリギリのところで頑張っていたかもしれない。
それはお父さんたちも同じかもしれないんだよ」そういう本音を子どもに話す。
大人といっても完璧はありえない。
不完全なもの同士だからしょっちゅう理不尽なことは起こる。
そういうことは社会に出ると当たり前にあることなんだ。
身近な大人がどれだけ本音を子どもにぶつけられるかどうかで、
子どもはちゃんと考えることができる人になっていきます。
メディアや学校のことだけをきいていると、
「この会社ひどいね」ということしか言わない若者ばかりになってしまう。
それだけだと社会に出てから現実との折り合いをつけることができない人間になってしまいます。
偏っていようが、とにかく小学生高学年の子どもには、
お父さんはそろそろ本音で話しないと。
花まる学習会代表●高濱正伸さん 子どもたちの「生き抜く力」を育てることを重視。
算数オリンピック委員会理事、NPO法人「子育て応援隊むぎぐみ」の理事長も務める。
著書は『わが子を「メシが食える大人」に育てる』(廣済堂出版)、
『子どもを伸ばす父親、ダメにする父親』(角川学芸出版)など多数。
『子どもを伸ばす父親、ダメにする父親』
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