イベント
ワークショップ「粘土で作る俺の顔。そして壊す、俺の顔」
粘土で本気で、自分の顔を作ったことありますか?
子どもの頃、幼稚園で保育園で、学校で
もしかしたら作ったことあるかもしれません。
でも、その後、美術部にでも入らない限り、
美術の専門学校や美術大学にでも行かない限り
粘土で本気で自分の顔、作ったことある人は
なかなかいないんじゃないかと思います。
作ってみませんか。粘土で本気で自分の顔(正確にいうと自刻像というやつです)。
ただひたすら、自分で見た顔、触った頭を
粘土でこさえていく。
ひたすら凸凹つけて整えて、離れて見てみて
自分の顔をじっくり眺め、頭蓋骨の形を指先で感じて、
凸凹つけて、離れて見てみて、
自分の顔をじっくり眺め、頭蓋骨のカ、、、、
その繰り返しです。
鏡でよく見た眉間だとか口だとか、どうやってこさえたらいいか分からなくなる時や
どこか頭で考えて調整しようとしたりもする時があるんです。
「ちょっとこれはシュっとしすぎかな」とか
「もうちょっと特徴を強調しよう」とか。
なかなか見たまんまをカタチにするというのが難しいんですね。
それでもどんどん自分が出来ていきます。
でも、その没頭している時間がよいんです。
大人になって、あらためてこういう経験をするというのは
なんだか感じ入るものがありました。
日々、忙しく働いているお父さんには。
日々、目標を追いかけ走り続けるお父さんには、特に。
ここから始めます。粘土を首から上に盛り付けていきます。
いつのまにか顔らしくなってくるもんです。
どうにかこうにか自分に近づけようと。
目玉も埋め込みます。
約1時間半後。似ているのか?似ていないのか?
そしてね、形になったのもつかの間、そのあとは
粘土を壊します。思いっきり。
積み上げてきたものを壊す。
これが、また味わい深い体験。
大人になると、なかなか出来ない体験です。
ザクザク
ザクザクと
この時、自分はどう感じたか?
また作ればいいやって思ったんですね。
あっ、また作ればいいやって思ったんだ!ってあらためて気づくわけです。
でも、どう感じるかは、人それぞれらしいです。
その時に、自分が思うことを体験するというのも、貴重なことじゃないかと思います。
そんなワークショップを開催します。
せっかくの粘土なので、ぜひ、お子さんと一緒にお越しください。
子どもとがっつり粘土に本気になる時間をお過ごしください。
作るのは、それぞれ自分の顔ですがw。
でも、今回のワークショップ、そこが大事なので。
それは体験してみないと分からないかも。うまく説明出来ず、すみません、、、。
ワークショップ「粘土で作る俺の顔。そして壊すよ俺の顔」
日時:6/25(日)10:00am~12:00
参加費:大人2000円、子ども1500円
定員:5組
親子2人で1組です。
お子さんは小学1年生以上とさせていただきます。
アクセス:東急東横線「学芸大学駅」西口より徒歩約4分
下記よりお申込みください。
お申込みは、こちらから
お待ちしてます。
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オトンの流儀とか ビジネスマン編
自分で能動的に選択できるようになってほしい。年少さんなら確実に出来ると思います。
“オトン”なビジネスマンインタビュー Vol.22
自分で能動的に選択できるようになってほしい。年少さんなら確実に出来ると思います。
株式会社おかん 代表取締役 CEO
沢木 恵太さん(31歳)
東京都北区家族構成:妻、娘(6歳)、娘(4歳)、娘(2歳)、娘(0歳)
オトンなビジネスマン第22回は、4人の娘さんのオトンである沢木さん。株式会社おかんを経営されています。社員教育は子育てと同じと言う沢木さん、4人目の娘さんが生まれた時、育休を取りました。その時の印象を伺うと「カオスでした」と(笑)。
―よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
―会社名が株式会社おかん。とても親和性を感じる名前なのですが(笑)、お仕事内容から伺ってもいいですか。
はい。株式会社おかんと言います。私はそこで経営をしています。簡単にお伝えすると、働く人のライフスタイルを豊かにするというミッションでBtoBtoEのビジネスモデルを展開する会社です。Eとは、エンプロイー(従業員)ですね。オフィスグリコさんのようにエンドユーザーさんからお金をいただくのではなく企業様からお金をいただいています。現在私たちは“オフィスおかん”というサービスでオフィスの中で簡単にお惣菜が100円でお召し上がりいただけるという福利厚生サービスを提供しています。
―なんでまた“おかん”と?
“おかん”って一番お節介焼きの印象があるので。私たちは企業が従業員に対してお節介を焼くことをご支援する立場だと思っているんです。お節介といえば“おかん”だろうと(笑)。
―お節介をたくさん焼いている会社ということは、みなさんお忙しいですか?
そうですね。ただ、先ほど言いましたように、働く人のライフスタイルを豊かにするということを掲げている会社なので、スタートアップ企業なのですが、弊社は女性が多く、正社員の1/3に子どもがいるんです。現在育休中のスタッフもいます。長時間労働にならないように、また、それぞれの事情に合わせて出社時間をスライド出来るようにしたり、臨機応変にやれていると思います。
―今お子さんは何人?
4人です。1番下の子が生まれる時に私、2週間だけでしたが育休を取りました。3人目までは里帰り出産をしていたのですが、上の子も幼稚園に行っているし、3人連れての里帰り出産は無理かなということで。妻が2週間ほど入院している時に、私が普通に家事をしていました。
―いかがでした?その2週間は。
カオスでした(笑)。
―1番しんどかったのは?
予測出来ないところですね。仕事だとある程度予測出来ますが、子どもの場合は、その予測できないことに対応することでいっぱいいっぱいで、まさに追われる毎日でしたね。これを毎日やり続けている妻はすごいなと思いました。
―あと何日で終わる、とかカウントダウンをしてしまうことはありましたか?
それは考えませんでした。でも、毎日が過ぎていくのが、仕事をしているよりも早かったです。
―2週間の育休中に、ご自身の気づきとかはありましたか?
そうですね。幼稚園で過ごしている時の子どもは普段見ている子どもの姿とは違う一面があるんだなとか。それを妻から聞くのではなく直接見ることができたり先生から聞けたりしたのは良かったです。ああ、子どもたちはこんなことを大切にしているんだということをダイレクトに知ることが出来ました。
―お休みの日はどのように過ごされていますか?
基本的には家族とずっと一緒です。上の2人が日曜日にスイミングに通っているので、その送り迎えをして。だいたい土曜日に出掛けているか、日曜日の午後に出掛けるかしています。車で水族館や動物園、遊園地みたいなところに行くことが多いです。
―ご自宅はどちら?
東京都北区の赤羽です。
―おっ!最近の住みたい街ランキングで急上昇中のところですね。ちなみに車はチャイルドシート4つですか?
そうです。小学校に入るまではこの状態ですね。7人乗りの車で、3列目に上の子2人、2列目に下2人のチャイルドシートを設置しています。
―お子さん4人だと3列シートの車が必要ですね。
はい。3人目の時に買いました。もともとは車はいらないと思っていたんです。東京の便利な場所でそんなに固定費かけてどうすんの?と思っていたくらいなので。だから、きっかけは子どもがいるから買ったという感じです。でも車を買うとやっぱり一気に出掛けることが多くなりました。それまでは、出掛けると行ってもせいぜい近所の公園だったのが、車を買ってからはすごく色々な場所に行くことになったので良かったです。
―なるほど、いくら東京で便利な場所に住んでいるからと行っても、車があるのとないのとでは、行動範囲が格段に広がって頻度も増えるんですね。
はい。それだけ子どもが体験出来る機会が増えるので本当に良かったと思います。
―そうすると、今度の週末はどこに行こうっていつも考えている感じですか?
家のリビングに、テーマパークとかが載っている雑誌がいつも置いてあって、僕も妻も子どもたちもそれを見て、行きたいところを決めています。
―行きたくてもまだ行けていないところはありますか?
サファリパークですね。富士サファリパークとか群馬サファリパークとか。僕たちとしても車に乗りながら見ることが出来るのは楽ですし。
―リピーターになっている場所は?
水族館が多いです。サンシャイン、葛西、品川、江ノ島、八景島、鴨川。関東の水族館はほぼ制覇です。
―その中でもオススメは?
私個人的には、江ノ島ですね。ショーがアーティスティックで好きです。長女はシャチが好きなので鴨川が思い出に残っているようです。
―この週末はどちらに?
まだ決まっていません。だいたいいつも、当日の朝に決めるんです。
―今日はパパ疲れているから、お出掛けやめようとかは?
ないです。僕が疲れているからというのはありません。
―これまでに失敗したなと思うことは?
ないですね。後悔をしないタイプの人間なので。実際に振り返るとあれは失敗だったと気づくこともありますが、それも踏まえての今の結果ですし。そもそも楽観的に物事を捉えているので。逆にみなさんどういう失敗の話をされますか?
―先日ですと、自分の怒りが爆発して、子どものニンテンドーDSを金づちで叩き壊したお父さんがいました。
あははは。 あっ、子どもと遊んでいる時に骨折をさせてしまったことはあります。長女と3女が既に骨折経験者なんですが、3女の骨折は、一緒に滑り台を滑っていた時なんです。滑っている途中に娘が急に足を外に出してしまって引っ掛かり、違う方向に曲がっちゃったんです。それで大腿骨を骨折しました。それはもういたたまれないし、自分が一緒に遊んでいた時だし、後悔ですね。
―その時、奥様は?
妻も起こったことはしょうがないというタイプなので、それに対してどうこうというのはなかったのですが、単純に僕自身の反省としては、気が緩んでいた部分があるんですね。1人目の子どもだったら気をつけながら慎重に滑り台を滑った可能性もありますけど、子どもが3人目とか4人目とかになると慣れてくるので、基本的に大丈夫だろうという気持ちになってくるので。
―奥様も指向性は似ている?
そうですね。以前勤めていた会社で同期だったんです。内定者時代から。指向性は似ていると思います。そうじゃないと、起業も理解してくれないだろうし。子どもが2人いる時に起業したんです。あっ、ちなみに妻とは生年月日が全く一緒なんですよ。1985年の10月14日、占いが同じなんです(笑)。
―なるほど、似ているところは多そうですね(笑)。そんなご夫婦が決めた我が家の独自ルールってありますか?
他が分からないので何が独自かは分からないのですが、そうですね、かなり自分でやらせる文化が強いですかね。年少の子も自分で幼稚園の準備をしていますし、寝るのも子ども部屋、ママと一緒に寝ていませんし。
―欧米ですね。
寝かしつけはママがいないと泣いちゃう時があるのですが、それでも2歳の頃から別でした。
―そういうところも奥様と考え方が合っていたんですね。
お互いがいろんなところで情報を仕入れてきて、すぐシェアするんです。妻は公園で他の人から聞いたりとかが多くて、僕は何かの記事を読んだりとかで。そういうところから、自分で決めさせるということが我が家の考え方になりました。上の子と同じ基準でやらせるので、下の子ほどハードルが高いんですが。ただ、準備がちゃんと出来ていない時も、「何々やりなさい」という叱り方はせずに、「次は何やるんだっけ?」と考えさせるやり方で子どもと接しています。
―そうすると、親としては時間の忍耐力のようなものが必要ですね。
時間も子どもと共有しています。「長い針が4になったら歯磨きを終えていなさい」とか。そうするとその前くらいに時計を見るということを子どもも理解するので。
―お尻の時間を共有しているんですね。
お尻ももちろんですし、そのためにはどのくらい前から始めなければならないかも共有します。だから準備も、何時になったら始めるというのも習慣になっています。1番上の子がリーダーシップを発揮して、妹に「これから準備するよ」と言ったりしています。
―上の子に「お姉ちゃんだから」という言い聞かせ方は?
それはないです。ただ、リーダーという言い方はしています。次女はサブリーダーで3女はチビリーダーなんです(笑)。そうするとそれぞれに自覚が芽生えるんです。娘には「パパもリーダーなの?」って聞かれますが「パパはボスだよ、会社でもボスだよ」って、そんなことをご飯食べながら話しています。
―具体的に「何をしなさい」と言う前に、「自分は何をすべきか」という役割意識が、他の場面でも生かされているんですね。
そこまで考えていなかったかもですが、今、話しながらそうだなと(笑)。もともと子どもの育て方に対する僕の考えとして、人生、能動的に選択出来るようになってほしいという気持ちが強いんです。それは社員に対しても同じです。例えば、なんとなく安定しているから公務員になるというケースと、こういう課題に対してこうやって変えたいから公務員になるというケース、どちらが楽しい選択かでいうと後者だと思うんです。とにかく全てのことを能動的に捉えた方が人生ハッピーになると思っているので、それが出来る子になってほしいと思っています。自分で考えさせるというのはここに繋がります。これは妻とも擦り合わせしているので、彼女も娘たちに対して自分で考えさせるコミュニケーションをしてくれています。
―自分で決めさせることを徹底されているんですね。
年少さんくらいなら確実に出来ると思います。うちのサブリーダーが出来ているので。チビリーダーはまだ分かりませんが(笑)。
―お子さんに一つのことしか教えることができないとしたらやっぱり、、、
はい。人生能動的に選択するということを教えたいです。
―では「子育ては○○である」何が入りますか?
私、子どもと接するのも社員と接するのも変わらないと思っているので、そういう意味では、子育ては特別ではなく日常なんです。むしろ決して特別なものであってはならないと思っています。それと、逆に社員の教育は子育てだというのはありますね。先ほど言いましたが、社員に対しても能動的に選択出来るようになってもらいたい。社員にとってこの会社が最後の職場ではないはずなので、その人のキャリアに対して能動的に選択するためのきっかけといいますか、その準備のためにこの会社が存在すればいいなと思っています。だから社員に対しても、自分で考えさせることを徹底していますね。こちらが決めないとか、答えを与えないとか、時間をある程度待つとか、待てない場合はその基準を伝えるとか。
―なるほど、子育てと同じですね。ちなみに沢木さんのご両親はどんな方?
父はとにかく大人しくて、真面目に働く会社員でした。一方、母親は破天荒で訳の分からないことをよく言っていました。私としては、母の破天荒さを反面教師として見ているところがあります。父はそれによく耐え切ったなという尊敬の念があります。ただ、そんな母だったから、今の起業している自分があるのかもしれません。
―ご両親との思い出といえば?
小さい時に、とにかく色々なところに連れて行ってもらいました。海外旅行にもよく連れて行ってもらいましたし、長野に住んでいましたが東京にもよく連れて行ってもらいました。私は一人っ子なんですが、その都度、色々な人に会った記憶があります。
―そういうことをお子さんにも体験させてあげたいんですね。
はい。いろんな所に連れて行ってあげたい。だから車を買って本当に良かったです(笑)。
今回の”オトン”なビジネスマンは、
沢木 恵太さん
株式会社おかん 代表取締役 CEO
長野県出身。
家族構成:妻、娘(6歳)、娘(4歳)、娘(2歳)、娘(0歳)
聞き手:oton+to編集長 布施太朗
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ママは選びづらい、オススメの絵本。
なかなかママが手に取らない絵本というのがあります。
絵がコワいと感じる、例えばこんな絵本。
「ヤクーバとライオン 1勇気」
..............................
アフリカ奥地の村の少年ヤクーバは一人前の若者として
認められるために独りでライオンを倒しに出かける。
しかしそこで出会ったのは、瀕死のライオンだった…。
「BOOK」データベースより
..............................
社会に、人に認められること、勇気とは、得るもの、気高さとは。
オトンに刺さります。
オトンが子どもに読んであげて、感想を言い合うのもいいです。
この絵本には続編があり、2冊セットになっています。
家に2冊を持って帰り、ダイニングテーブルに置いていると
高1の長男が「なにこれ?」と手に取り、読みはじめました。
その後、中1の次男が帰ってきて、
「絵、コワッ」と手に取りすかさず読みはじめました。
2人とも2冊を一気に読みきっていました。
『どうだった?」と訊くと、
いつもはそういう感想なんて照れ臭くてなかなか言わない次男も
短い言葉でしたが、素直に感じたことを言っていました。
私個人的には、2冊めでグッとくるところがありました。
1度読んだ後、もう一度、絵をまじまじと見返したくなる絵本でした。
「絵がコワい絵本は、お母さんは選びづらいんですよね」
この本を薦めてくれた絵本専門士の近藤麻智子さんが言っていました。
オトンだからこそ、選べる絵本っていうのもあると思います。
そんな視点で、子どもと一緒に読む絵本探しをしてみてもいいかもしれません。
「ヤクーバとライオン 2信頼」
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オトンの流儀とか ビジネスマン編
2人目の子が生まれてから、超朝型勤務にしたんです。夕方6時過ぎに帰って。それで仕事も捗るようになりました。【家訓づくり 子育て 家族ブランディング】
小山浩平さん
IT企業エンジニア採用担当
神奈川県川崎市在住
家族構成:妻、娘(4歳)、息子(2歳)
“オトン”なビジネスマン第.21回は、国内最大級のECモールのエンジニア採用、小山浩平さんです。働き方を変えたオトン。でも「モノを買ってあげるとか、どこかに連れて行ってあげるとかしか子どもを喜ばせる方法を知らないんです」と。最近は4歳の娘さんあてにお手紙を書くようにしたらしいですよ。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よく海外に行かれることが多いと聞きました。
そうですね。出張は多いですね。エンジニア採用を担当していて、それで世界各国に行きます。それに時期によっても違っていて、10月〜12月とかはほぼ毎週休日出勤です。ちなみに2016年は10か国、こないだたまたま計算したら地球5.4周分くらい移動していました。
時期によっては、ほぼ家にいないのですね。奥様はなんと?
さすがに出張に行くなとは言いませんが、本当に出張なのかと疑われることはたまにあります。
何かそう思われる原因でも?
いえいえ(笑)。ただ嫁の想像の範囲を超える出張の数だとは思いますね。だから出張に行ったときは必ずフェイスブッックでチェックインをしています。それと毎回何かしらのお土産を。嫁はお土産いらないって言うんですけど。子どもにも買って行きます。安いものですが。父親の存在証明として(笑)。それに、子どもにはグローバルな視点を持って欲しいというのもあって、出張前なんかでも「パパ、今度はインドに行くんだよ。インドってどこか分かる?」って、家に貼っている世界地図を一緒に見たり、国旗を見たりしています。
お子さんは今おいくつ?
4歳の娘と2歳の息子がいます。
お子さんもまだ小さくて、パパがほとんど家にいないとなると奥様も大変ですね。
そうですね。嫁は専業主婦で、大変だということも口には出さないのですが、特に2人目が生まれてからは、もう大変さは全然違うなと僕自身思ったんです。それまで子どもとの関わりは休みの日だけでしたが、平日もがっつり子どもの面倒を見なければと思って、基本、定時に退社して帰るようにしたんです。5時半過ぎに会社を出て帰宅が6時ごろ。ご飯を食べさせてお風呂に入れて寝かしつけをやるんです。
そうなんですね。そうすると、お子さんを寝かせてから、仕事をするとか?
いえ。子どもが寝るのが9時から10時で、その後から仕事をしても翌朝に仕事しても効果としては一緒だなと。例えば夜の時間にメールを送ったとしても相手は次の日の朝に見ますし。むしろ夜の11時とか12時に仕事をしている人と朝の4時とか5時から仕事をしている人と比べると、セルフブランディングとしては圧倒的に後者の方がいいなということに気づいたんです。だから9時過ぎに子どもと一緒に寝るようにしました。そうすると3時くらいに目が覚めるので、家が会社から近いこともあり、自然と4時、5時から仕事をするようになりました。
2人目のお子さんが生まれてから超朝型に変えたんですね。
はい。実際朝の方がすごく捗りますし。朝の3~4時間で自分の作業を済ませて自分に来ているメールは全て朝のうちに返信します。昼間は突発的な案件が多いので、その対応をして定時に帰ります。下の子が1歳になるまでは、できるだけ毎日僕がお風呂に入れていました。
下の子が1歳を過ぎてからは?
毎日定時で上がるということはなくなりましたが、週2回は定時帰宅ということをKPIとして置いています(笑)。朝の出社時間はそのままです。やっぱり朝早くから仕事をする方が進みますから。
お子さんとはどういう遊びをしていますか?
4歳の娘が、最近ひらがなを覚えるようになったので、手紙を書くようにしたんです。私から娘に。1行2行の手紙ですけど。そうすると娘も頑張って読もうとするから勉強になるじゃないですか。朝、パパと会わなくても「パパいるんだ」と認識してくれますし。
娘さんからはどういう返事が?
それがですね、パパには返事をくれないんです。手紙というのは、好きな人に書くものだというのは理解したようなんです。でも娘から見て好きな人はママだったりおじいちゃんおばあちゃんだったりで、私には書いてくれないんです(笑)。
なるほど、パパの手紙は無償の愛ということですね。
そうですね(苦笑)。
取材の後、娘さんからはじめてのお手紙をもらったそうです。
お休みの日は?
下の子がまだ小さいので遠出ができないのですが、最寄りの駅前にあるデパートによく行きます。娘が好きなんです。土日に行くとスタンプラリーをしていたり、お菓子もらえたりというのが楽しいようです。屋上でもショーとかイベントとかもやっていますし。だから、週末、朝ごはん食べている時に、娘に「どこ行きたい?」って訊くと「デパートに行きたい」って言います。子どもに決めさせるんです。ウチ、小さい子にしては珍しいくらいに責任感と決定権を与えているのかなと思います。
お子さんが自分で決めるようにと。
はい。先日は、娘が幼稚園に行きたくないという時があって、もちろん最終的には行かせるんですけど、無理やりに行かせるというのではなく、こちらは、仮に行かなかった時のデメリットを判断材料として提供して、その上でジャッジさせます。娘にはデメリットなんていい方はしないですけど。
例えばどういうデメリットを?
今日の給食の焼きそばパンが食べられないとか、先生が悲しむとか。そういう話をして、最後、自分で行くと言わせて行動させるようにしています。まあ時には親の都合のよいようにコントロールすることはありますけど。
親の都合といいますと?
以前、動物戦隊ジュウオウジャーというのがやっていたんですが、そのショーに行きたいと言ったことがあったんです。一度はこちらも賛成するんですが、こちらは疲れていて行きたくないなという時だったので、デメリット情報を与えたんです。「ジュウオウジャーが来るってことは、敵のデスガリアンもきちゃうんじゃないか」って。これって実際、確実に来るんですけど(笑)。そうすると「えー、怖い!じゃあ行かない」って(笑)。
パパとして、反省したこととかありますか?
僕、すごく甘いんです。
そんな気がします。
だいたい子どもが欲しいものは買いますし、本人が欲しいと言っていなくても買います、どこかに連れて行ってあげたりとかしていますし、僕自身が子どもの時と比べると投資額は大きくなっていると思います。ただ、メリットとしては、子どもが自分からモノを欲しがらなくなりました。「どうせくれるだろう」と思っているようでして(笑)。
それをメリットと捉えるか、デメリットと捉えるか、、、
そうですよね。そこはもう自分自身が長期的スパンで考えなきゃいけないだろうなと思いつつ、子どもと接する時間が少ないので、できるだけのことをしてあげたいという気持ちのバランスが僕の課題ですね。
接する時間が少ないから、せめて何かを買ってあげることで喜ばせてあげたいと。
はい、どうしよう(苦笑)。逆にそれ以外で子どもと喜ばせる方法を知らないんですよ。でも僕自身の小さい頃を振り返ると、ゲーム機はなかなか買ってもらえなかったという記憶があって、誕生日とかクリスマスとかじゃないと。だから小学校に上がってゲーム機とか欲しがるようになったら一つの区切りかなと思います。今は、子どものおもちゃなんて金額的にもたいしたことないのでつい買っちゃうんですけど。
なるほど。「ゲームは誕生日まで我慢しなさい」ということですね。ちなみに回りにお父さんの友達っていますか?
マンションに、同じくらいの子どもを持つお父さんとかがけっこういるみたいなので、今後そういうコミュニティを作れたらいいなと思っています。今は、公園で遊んでいるお父さんとかに挨拶をしたり少し喋るくらいですね。そういえば先日、公園で小学校低学年くらいの子とたくさん喋ったんです。
何を喋ったんですか?
その子の家のことですね。いやあ、子どもって家庭環境をすごく反映しているんだなと思って。使う単語とかで分かりますよね。その子のお家は、きっとシビアな外資系にお勤めのビジネスマンのご家庭です(笑)。
ほう、どういうところでそれを感じたんですか?
その子の家では、12月には家族で振り返りミーティングを行って、次の年の豊富を発表するんだっていうことを言っていました。その子は去年、九九を全部言えるようにするという目標があったらしいのですが、1年経ってもまだスラスラ言えないことが目下の課題だと話していました。完全にビジネスマンみたいな言葉遣いをしているなと。
「この目標については未達に終わりました」的な?
まさにそんな言葉遣いなんですよ。お子さんとの間でもそういうワードで話をされているんでしょうね。
小山さんはそういう言葉遣いはしないですか?
僕はけっこう赤ちゃん言葉を遣っていたんです。上の子に対しても最近まで。でも幼稚園に通い始めるとボキャブラリーにも差が出てくるようで、それに母親が気づいて、僕も基本的には大人と同じ言葉を遣うようになりました。
ということは、奥様が気づかなかったらまだ赤ちゃん言葉だったと?
そうだと思います。その方がコミュニケーションを取りやすいですから。
おお!そうですか。では話を変えて、小山家の家訓を作るとしたら?
うーん。そうですねー。うーん、、、、。オールウェイズポジティブですかね。
おお、けっこうポジティブムード溢れる家庭ですか?
今のところ、比較的そうだと思います。ただ、僕以外はワーキャー騒ぐタイプではないので、賑やかではないのですが、みんな楽しくやっている感じです。
パパはワーキャー騒ぐんですか。
どちらかというとそっちです。
奥さん、お子さんに笑いを提供したい?
完全にそうです。子どもがぐずりだしても、パパの一発で笑うんです。
コツは?
一見して子どもには子どもなりの理論があるんですけど、それに乗っかったらダメなんです。話が平行線になってしまうだけなので。全く違う方向から行くんです。子どもは突発性に弱い生き物ですから、突発的に意識をそらすというやり方です。
けっこうトリッキーなことなんですね。
当然、話し合いで済むものであればそうしますが、子どもの感情がある一線を超えてしまうと話しが収拾しないので、気を逸らすしかないんです。
その中で、これは自分でも見事だなと思うネタ、タマ出しというのはどんなものでしたか?
タマは出したことがないんですけど、お尻は出したことがあります。
あははは!なんで?
何かで娘がワーってなった時に、僕がたまたま後ろを振り向いた時があって。その時履いていたズボンとパンツが緩かったんですね。振り向きざまにお尻がペロっと出まして。そしたらそれが大爆笑にかわり、その場がおさまったんです。その時に学びました。困った時には突発的な何かを出せばいいのだと。
なるほど。では、「子育ては○○である」。何が入りますか?
月並みなんですが、子育てというのは、親の鏡だと思うんです。良くも悪くも、親がこうしたいというのを押し付けることもあると思いますし、どうしても親の言動に似通ってしまうのだろうなと思いますので、子どもは親の鏡ですね。
そうすると、ご自身の鏡となるお子さんを見た時に、自分のここを治した方がいいなと思ったところってありますか?
一つ治したところがあります。僕自身、もともとはコミュニティとか公園とかで話しかけるのは面倒臭いと思うタイプなんです。娘も同様にあまりコミュニティに入って行くのは苦手だなと思うところがありまして。だったら親がお手本を見せてあげないと、と思って、基本的に公園なんかに行っても僕から周りの人に話しかけるようにしています。
素晴らしい!ご自身から変えていったんですね。
ちなみに3人目というのは?
いやいや、正直な話、予算的な都合でヘッドカウントは2名かと。ただ、バジェットさえ手にはいれば3人もありかもしれません。
あははは。お子様もビジネス用語が早く身につくかもしれませんね。親の鏡ですから(笑)。
ありがとうございました。
今回の“オトン”なビジネスマンは、
小山浩平さん
楽天株式会社 勤務
大阪府出身
家族構成:妻、娘(4歳)、息子(2歳)
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決めるのは自分 ぬいぐるみ2。
前回、うちの次男のシン(中1)はボール遊び好きと書きました。
もうボールであれば小さなものから大きなものまでなんでも。
小さい頃からボールをいじっていればごキゲンでしたが、
もしかしたら、それと同じくらいぬいぐるみ好きかもしれません。
ホワホワした柔らかいものであれば、小さなものから大きなものまでなんでも。
シンが小4の時、お小遣いで、小さなぬいぐるみを買おうとしたら、オカンに
「えーっ!ぬいぐるみなんか買うの?」と言われてしまい、
ちょっとスネて、結局ぬいぐるみをやめて下敷きを買ったという話を、
ここに書いたことがあります。
その時は、シンに、
「いくらまわりから『えーっ!』って言われたとしても、
ぬいぐるみを買わないと決めたのは自分だぞ」という話をしたんですね。
先日、家から車で1時間くらいのところにあるコストコに家族で行って、
大量のパンを買ったり、どデカいピザやティラミスやらを買ったり
とにかく大量のどデカイものをここぞとばかりに買ったんですわ。
どさどさとカートに入れる中、
中1になったシンが「これ買う」と言い出したんですわ。
大きい犬のぬいぐるみ。
「これ、オレの小遣いで買うぞ」と。
ぬいぐるみを抱えてやってきました。
ぬいぐるみはカートに入れられ、
わが家へ。
今回も、オカンから「えーっ!」と言われましたが、
「オレはこの子を家に連れて帰るのだ」
今回、彼は自分で決めていました。
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父の失敗・悩み・たわごと
部活の選び方。
高校1年になったうちの長男コタは
ハンドボール部に入部した。未経験だ。
これは予想外だった。
小学校の頃は空手。中学の時は陸上部。
それに小学校から今の続けているライフセービング。
球技とは無縁だった。
以前、ここで書いたことがあるが、
学校でドッジボールをやれば、避ける専門だった。
コタが小さかった頃、息子とキャッチボールがしたいという
よくある父親の憧れのようなものが自分にもあって、何度かやってみた。
ただ、コタはボール遊びが好きではないというか
得意ではないというか、そんなに盛り上がらなかった。
一方、3つ下のシンは、なんというか、
アンパンマンにもきかんしゃトーマスにも
しまじろうにも戦隊モノにも仮面ライダーにも
ポケモンにもいかず、
ボール遊びがとにかく好きだった。
大きなボールも小さなボールも
家の中でちょっと彼にボールを投げれば
すぐにキャッチボールが始まった。そしてそれは延々と続く。
飽きもせず。
ボールを抱いて寝ていることもあった。
少しするとシンも一緒にキャッチボールをやるようになった。
ボール遊びがなんでも好きなシンと、それほどでもないコタ。
球に対する感度は、3つ下でもシンの方が良かったりする。
そしてボールのキャッチの仕方とか
「こうした方がいいよ」
みたいなことをシンがコタに言ったりして。
でもそれが兄貴のコタとしては面白くない。
兄貴としての気持ちはわかる。
何度か言われると、
「うるさい!」みたいなことになってしまう。
そういうことがキャッチボールの途中ですぐ起きる。
結局いつも兄弟喧嘩みたいになって終わってしまう。
「お前ら喧嘩するな」みたいな感じでオトンも怒るみたいな(苦笑)
こともよくあったと思う。
もっとやりようはあったんだと思うが、、、。
だから笑顔でずっと3人でキャッチボール、
ということがあまりなかった。
(海岸でやっていたバットで打って走っての
三角ベースは楽しくやれたんだけど)
キャッチボールをコタと楽しくやれなかったというのは、
自分にも心残りみたいな気持ちがある。
でも、好き嫌い、向き不向きというのがあるから、
球技はコタには違うんだろうなという風に解釈していた。
その彼が、高校でハンドボール部を選んだ。
驚いた。聞くと、
これまでずっと球技をやってこなかった、
だからやってみたいのだと。
学校の授業なんかでやると、
「みんな上手いなあ、オレ下手だなあ」
という苦手意識もあったんだけど、
ずっと苦手でいるのもイヤだと。
それと、今までは経験してこなかった
チームプレーをやってみたいのだとも言っていた。
仮入部での感触、先輩たちも良かったのだろうと思う。
ドッジボールでは避ける専門でやってきた彼が、
(避ける専門でも楽しくやっていたようだが)
高校生でハンドボール部。
こういう選択をする彼を、
なかなかカッコいいではないかと思ったのでございました。
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出かける
もっと木の上に行こう!「フォレストアドベンチャー」
このGWは、もっと森のスリルを!というオトンに。
うちは、子どもが小学校低学年の頃から行っています。
そして今年のGWも、3家族でやる予定。
こちら、フォレストアドベンチャーはどうでしょう?
◎◎「フォレストアドベンチャー」はスリル満点
本格的なアスレチックを楽しもうと次男のシンとふたりで、
神奈川県箱根町にある「フォレストアドベンチャー・箱根」に行ってきました。
木の上に作られたプラットフォームという足場に登り、
木から木へと空中を移動していくのは大人でも勇気が必要なんですわ。
訪れた日はあいにくの雨でしてね。
肌寒さと相まって若干テンション下がり気味のワタシたち親子でしたが、
到着したときには既に他の親子連れが木の上にいたんです!
この雨の中、木の上で楽しそうに!
果敢にロープを渡っている姿を見上げているうちに、シンとふたり、
沸々と闘志が湧いてきましてね。
まずはインストラクターから安全講習を受けるところからはじまります。
雨具の上からハーネスを装着。
いきなり気分は本格モードへ突入です。
◎◎信頼関係は木の上で生まれる?
いよいよスタート。木の上に登るのは子どもとふたりだけ。
インストラクターは同行しません。お互いに声を掛け合い、安全を確認し合うことで、
父と子ふたりの信頼感のようなものが生まれてくるもんですねー。
まずはオトンから。実際に渡るロープや吊り橋は思った以上に不安定で、
なかなか一筋縄ではいかないのです。その後をシンは渡ってきます。
オトンよりも軽快に。「もしかしたらコイツのほうがうまいんじゃないか」
オトンとして、軽い焦りを感じながらもひとつずつ親子で難関をクリアしていきました。
オトンもシンも、いつの間にか雨が降っていること忘れていました。
そして最後のアクティビティを終えたときにはなんとも言えない達成感が。
渾身のハイタッチをしたのは言うまでもありません(笑)。
はじめに安全講習。ハーネスの使い方を教わります。
安全確認をするシン
高くて不安定な吊り橋を渡るオトン
全国に13ヶ所ある自然共生型アウトドアパーク。
標準的なコースで35~40のアクティビティを有する。
身長110cm以上から楽しめるキャノピーコースと身長140cm以上
または小学4年生から楽しめるアドベンチャーコースがあり、
その中でもここ箱根は最も難しいコースとなっている。
〒250-0311 神奈川県足柄下郡箱根町湯本字茶の花749-1
tel: 080-4219-2206
http://www.foret-aventure.jp/hakone.html
フォレストアドベンチャーは日本各地にありますので、
お近くの森にぜひ!
http://foret-aventure.jp/
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オトンの流儀とか アスリート編
16歳の時に親父から「アメリカかドミニカに行け」って言われたんです。母親は泣いて止めたんですけど、渡米となりました。
マック鈴木選手(41歳)
職業:元米大リーガー、プロ野球選手 ご家族:妻、息子(2歳)、息子(0歳)
オトンなアスリート第4回は、元メジャーリーガーのマック鈴木さん。2014年にお笑いコンビ「クワバタオハラ」の小原正子さんと結婚し、現在は2人の息子さんのオトン。子どもの頃の話から、お父様との関係、渡米の経緯、父として、少年野球の指導者として、いろんなお話を伺いました。
―よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
―今日は、マック鈴木さんのお父さんお話とか、お父さんとしてのマック鈴木さんのお話を伺えればと思っています。
僕は15歳くらいまで親父と遊んでいました。山に行ったりキャンプに行ったりというのもしていました。すごく仲が良かったんです。
―中学生になると、親と行動したくないという気持ちになる子どもも多いですが。全然そんなことなかったんですね。
親と出掛けたくないとかなかったですよ。参観日も抵抗なかったし、母親と2人で買いものに行くこともよくありました。そしたら、たまに下着コーナーとか行くわけですよ、母親が。婦人服売り場の。中学2年とか3年とかの男子が買い物袋持って、特に違和感もなくそこにいるんです。恥ずかしいとかもなかったです。母親の手伝いで買い物に来て、その流れで下着コーナーに寄ることが、むしろ「なんで恥ずかしいねん」と。
―なんで恥ずかしいねんと。
はい。僕の親父の影響だと思います。親父は、僕の友達を呼んで家でご飯を食べさせたり、銭湯に連れて行ったりしていたんです。例えば銭湯で前を隠す人とかいるじゃないですか。僕の親父、友達が前を隠している姿を見たら怒っていたんですよ。「なんで隠すんや?理由を教えろ」と。そしたら友達が「恥ずかしいやん」って。「だから、なんで恥ずかしいか、理由を教えろ」って。そういうところにうるさい親父やったんですよ。絶対理由がないとダメなんです。
―なるほど、理由がないと。
友達がやってるからっていうのは、理由じゃないんですよ。友達が吸っているからタバコを吸うとか、そういうのはありませんでした。そんなの親父に言ったら怒られますし。「あいつがやったらお前はなんでもするんか」って。筋を通していましたね、親父は。タバコについて言えば、僕は友達にそれを怒っていた立場だったんです。「なんで吸うの?」って。だから友達につられて悪いことをしたことはありません。まあ僕が悪いことする時っていうのは、友達につられてということではなく、つまり僕が先頭切ってやっていたということですね(笑)。
―お父様、お仕事は何をされていたんですか?
電気工事です。15歳で愛媛から神戸に出てきて、丁稚奉公で職人の修行をしていたんです。それで結婚して須磨というところに引っ越したんです。子どもを育てるんやったら、海でも山でも遊べて環境バッチリやって。親父はここでずっとボランティア活動をしていました。地元の人を集めて川の掃除をしたりとか。僕も物心つかない頃から駆り出されて一緒にお手伝いしていたようです。地域貢献ですね。今でも八幡さまの小さな神社の総代をしていて、何か行事があったら先頭に立ってあれやこれやしています。
ーそこからすぐ頭角を現したんですか?
4年生の時には5年生のチーム、5年生の時には6年生のチームに入ってやっていましたから、同級生とは一緒のレベルじゃないなというのは思っていました。
ーお父様はよく応援に?
しょっちゅうです。自営業なので時間の都合もつきやすくて、それが良かったですね。母親も率先して車を出して子どもたちの送り迎えをしてくれたりしていました。
ー家族ぐるみで参加している感じですね。コミュニケーションがすごく多い家族のような感じがします。
多かったですね。だから僕、家庭の中でグレたという記憶は1度もないんです。反抗期も無かったですね。近所の評判も良かったんですよ。でも、その頃の地域柄といいますか、いい子でいると、どんどん悪い方向からの圧が掛かってくるんです。それに負けないようにと、一生懸命わんぱくに生きていましてね。男の子ってそういうところあるじゃないですか。それに、なんでも1番を目指しなさいと言われていたもんですから、気づいたら1番わんぱくになっていたという(笑)。他校の生徒と喧嘩して、親父がこのまま日本にいたらアカンということで、アメリカに行かせたわけです。
ーアメリカに行くとは思ってもみなかったですよね。
はい。その時は「アメリカかドミニカに行け」って言われました。母親は、なんで16歳の子どもを一人でアメリカに行かせるのって泣いて止めたんですけど、それを押し切って行かせたという親父の決断は、今、僕自身2人の子どもの父親になって、いやー、すごいなと思います。自分は息子を行かせられるのかなと。それも仕送りなしですから。
ー仕送りなし。アメリカではすぐに野球選手で?
いえいえ全く。野球留学ではないですし、グローブも持っていっていません。語学留学でもないです。親父が伝手(つて)を頼って、アメリカのマイナーリーグ1Aの「サリナス・スパーズ」という球団の職員として仕事させてもらうことになったんです。仕事は選手のユニホームの洗濯係です。月給が月300ドル。バスに8時間も10時間も乗って移動するんですよ。窓から地平線を見ながら。それが毎日です。僕が入ったところは142試合中39勝しかしなかったチームなんです。もうダメな選手の寄せ集めです。でも中には真剣にやっている選手もいて、そこにいた元メジャー経験者のフレディトリバーっていう黒人のピッチャーが、一緒にトレーニングしに来いって言ってくれたんです。その頃はもう体も大きかったし、僕のことをいい素材だと思ってくれていたんでしょうね。彼からは「ビッグマネー」っていうあだ名をつけられていましたから。
ー洗濯係とトレーニングを両立させていたんですね。
はい。僕の洗濯の仕事は夜中から朝方までになるんですが、6時に起きてジムに行き、教えてもらうんです。ランニングメニューにも一緒に入れてくれて、トレーニングを習慣づけてくれました。そしてバッティングピッチャーもさせてもらえるようになったんです。ある時、体も強くなってきたから、どのくらいスピード出るのかなと思って投げたら95マイル、154~155キロ出まして。
ーその時17歳ですよね。
はい。野球できるなって思ったんです。
ー早くから、引っ張り上げてくれるいい出会いがあったんですね。
そうですね。今、どうしてんのかなあ?フレディ。(スマホで検索し始める)
出てこないですね。メジャーで投げていたから情報が出てくると思うんですけど。
ーもしテレビ番組とかで、マックさんの1番会いたい人と言われたらフレディですか?
あははは。会いたいですね。その頃は英語が喋れなくてあまりコミュニケーション取れなかったから、喋りたいです。
ー選手としてデビューしたのはいつですか?
洗濯係をしていた1年めのシーズン最終戦に1イニングだけ投げさせてもらったんです。キャッチャーフライ、ライトフライ、三振と3者凡退でした。そしたら「来年は野球をしないか」って言われて、「野球させてください」って。それでいったん日本に帰って、親父のところでのバイトとトレーニングをしてビザの申請をして再渡米したんです。
ーご両親がアメリカに来たことは?
けっこう会いに来てくれましたよ。1年目の時もサプライズで来てくれました。その時は1〜2日はゆっくりしていいよって球団の人が言ってくれたので、自分が知っている範囲ですけど、いろいろなところに案内しましたね。日本に帰る時は、母親は「一緒に帰ろう」って泣いていました。
ー17歳という多感な時期にで単身アメリカに渡って、大きく影響を受けたところっていうのはどこですか?
そうですね。日本での当たり前が当たり前じゃないことに10代で気づけたというのは大きいですね。例えば、普通に道を歩いていたら大きな人がゴロゴロいるわけです。中には危なそうな人もね。僕、日本にいる時は、体が大きかったし別にちょっとくらいいざこざが起こってもいいわと思っていたんですけど、アメリカだと撃ってきたり刺してきたりね、そういうのがよくある地域だったというのもあるんですけど。自分はなんて平和な国で威張っていたのかということにまず気づいたんです。
ー平和の上に威張れていたと。
はい。それとパーソナルスペースという感覚ですね。人に対してはちゃんと間隔を空けないとという気持ちが生まれました。日本って広いところでもわざわざ密集するんです。なんていうんですかね、僕がやっている野球スクールでも「みんな、バット振れー」って言うと、1箇所に固まってバット振るんです。グラウンドは広いのに。混雑している駅の切符売り場なんかだと人がぶつかってきても気にならないと思うんです。日本はそれが当たり前だから。スポーツをやっていたら、例えば前から子どもが走ってきた時に10m手前で避けてあげるとか、そういうことに気づけると思うんです。でもスポーツやっていても気づかないというのがこの平和な日本です。だから10代の頃、ビザの更新で日本に帰ってくるとストレスが溜まったんです。なんでぶつかってくるのか、レディファーストとかお年寄りにドアを開けて「どうぞ」というようなことが日本人は出来ないんだろうって。
ーなるほど、そうすると、もう日本に戻りたいという気持ちはすぐに無くなったんですね。
いえ、戻るところがあったら戻りたかったです。戻るところがなかったんで(笑)。
ーでは、お子さんのお話を伺いたいのですが、まだ2人の息子さんは小さいのでもうちょっと先の話になると思いますが、マックさんのように早いうちから海外に行かせたいとかはありますか?
僕が16年日本に住んで、20年海外に住んで、7年また日本に住んでというサイクルなんですが、そういう区切りが作れればと思っているんです。そうすれば、視野も考え方も違ってくると思いますし。野球をやるとなっても日本の高校野球をやるのかそうじゃないのかとかね。
ーそこ訊きたいです。お子さんが野球の道に進みたいと言ったら?
そこは色々複雑な想いがありますね。まあ、プロ野球選手になれる人も少ないですけど、プロになってから成功する人も少ないじゃないですか。そういうことを考えると、一生懸命、少年野球から頑張ってきた子どもたちにプロの技術とかプロの考え方を教えるよりも、野球をやめた時に何かを残してあげることが僕の使命だと思っています。
ーそれは息子さんだけでなく野球を学ぶ子どもたちにということですね。
はい。この4月から東京の足立区で英語野球教室を始めたんです。例えばプロ野球選手になりたいって頑張る1万人の子どものうち、9,999人はなれない。プロ野球選手にはなれなかったけど、英語は喋れるようになったということができると意義のあることかなと。そういう視点で取り組もうと思っています。ちなみにメジャーでプレーをしている日本人選手の多くは、英語が喋れたらなと思っています。日本で成功してNPBからメジャーに行って、お金も実績もあるんですけどチームのメンバーと喋る時に緊張しながら半笑いで喋るという、それで本当にメンバーと打ち解けるかというとなかなかね。他の選手と対等に言い合ったりが出来ないと、充分なコミュニケーションが出来ないと、やっぱり100%充実したメジャー生活というのは難しいと思います。でも南米から来る選手というのは、言ってみれば相撲部屋のようなところから始まるんです。下にポーンと入れられてそこから上がっていくんですけど、そうすると語学力も身に付いてくるんです。語学力が付くと自分を取り巻く環境も変わってきますから、それは野球にも繋がっていくんです。
ーマックさんのところでは野球はどういう風に教えているんですか?
ちょっと野球をやっていた人が教える基本とは真逆の基本を教えています。
ー真逆と言いますと?
例えば、多くの指導者は子どもにボールは両手でキャッチしろって言うんですよ。そうすると子どもはなんでもかんでも両手なんです。走る時も初めから両手で取る体制でフライを取りに行くんです。僕はそういう子にグローブを片手にあげて走らせるんです。次に両手でグローブを持ったまま走らせて「どっちが走りやすかった?」って訊くんです。そしたら片手だと。当たり前のことです、これは。
ーよく正面向いて両手キャッチみたいな印象がありますね。
その正面でキャッチしろっていうのもね、バッターに向かって正面になっているんです、本当はボールに向かって正面なんです。そうじゃないと体で止めるだけになってしまうんですよ。でも指導者の多くは、そうやって体で止めたらオッケーな感じですよね。アウトにならなくても。ウチは小さいうちから逆シングルを練習させるんです。ミスして後ろに逸らすかもしれないけど、アウトになる確率も高くなるんです。
ー他だと小さい子が逆シングルやると怒られる感じですか?
怒られるところは多いと思いますね。でも中にはそういうことが大事だと気づいてくれる指導者もいます。あと、ウチはジャンピングスローを教えたりもします。やれば出来るようになってくるんです。今まで出来なかったことが出来るようになって、また違う事が出来るようになる、そういう教え方をしています。
(他にもキャッチしてから投げるまでの動作のことや、バットの振り方についても話が広がりました)
少年野球を教える人たちは、自分が学んできた経験でしか教えない人が多いから変わらないんです。サッカーの場合はライセンスを取って指導員になるとかあるんですが、野球にはそれがないので、自分の経験したことが基本。野球も基本の考え方というのは進化していますから。そこを指導者も勉強しないとダメじゃないかと思います。
ーそういえば先日、野球の指導方法に関する考えとかブログでも書かれていましたね。
子どもが小さいうちは、勝った負けたを気にしたらダメだと思うんです。それを気にする指導者が多いですからね。
ーマックさんが少年野球をやっていた時、お父様が何か言ったりは?
何にも言いませんでした。僕、エースで4番でキャプテンだったんですけど、「なんであそこで打たへんねん」とか「なんであんなとこでフォアボール出すねん」とか一切なくて。そういう時、一番落ち込んでいるのは自分じゃないですか。言いたいこともあったと思うんですけど、家という安息の場で追い討ちをかけたらアカンということを親父は思っていたんでしょうね。
ー最後にお子さんに一つのことしか教えられないとしたら、何を?
2人とも男の子なんで、お母さんだけは大事にしてもらいたいですね。見ているとやっぱり母親の愛情の深さは違うなと思います。夜中にギャーって泣いてオムツを替える。寝不足になっても朝ごはんを作る。365日ですからね。これはすごいなとあらためて思います。親父はどうでもいいんです。お母さんは守ってあげないと。それにはお母さんを大事に出来るくらいにお前ら頑張れよという意味も含まれます(笑)。
マック鈴木さん、自叙伝も出されています。
ここにもっと詳しい話が載っています。よろしければ。
今回の”オトン”なアスリートは、
マック鈴木選手
職業:元米大リーガー、プロ野球選手
年齢:41歳
ご家族:妻、息子(2歳)、息子(4ヶ月)
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オトンが楽しく暮らすマンション。
新築マンションに穴を開けよう!
新築マンションに穴を開けよう!
新築マンションって、なんか釘1本打てないって感じがしませんか?
打っちゃダメといいますか、そもそもせっかく購入した新築マンションに
穴を開けるなんて発想がない人が多いんじゃないかと思います。
一戸建てや中古マンションのリノベーションなんかだとイメージ出来るのに。
知り合いに、自分の家の柱に釘を1本打った人がいたんです。
彼は特にDIYなんかやったことがなく興味もなかったんですが、
その場所に、ちょっとしたものを掛けたくて、
その必然に迫られて釘を打ったんですって。そしたら、その釘が愛おしくなったと。
用もないのにその釘を、つい触ってしまうんだそうです。これって、
ちょっと自分のひとてまをかけて生まれた愛着ですね。
さて、話は戻って新築マンション。
先日は、モデルルームに展示する机をDIYするという模様を紹介しましたけど、
今回は新築マンションの壁に穴を開けてみようという趣旨です。
場所は前回に引き続き、埼玉の和光市にある
「エコヴィレッジ和光 新街区」のモデルルーム。
登場するのはこれまた営業部長の高橋さんと建築事業部長の樋口さん。
材料はここで探して買いました。コートハンガーになるアイアンのフックとか古材とか。
かっこよくDIYするのに、とても参考になります。
早速、古材の細い板にアンティークでちょっと無骨なアイアンのフックを
インパクトドライバーでビス留めします。
出来た。これだけでも本人の満足度は高いです。
すでに、やりきった感すらあります(笑)。
建築事業部長の樋口さん、ビス打ち出来る場所を探しています。
壁の中には何本かLGSの柱が通っています。そこにビスを打ち込むと
しっかりと固定できます。壁を叩いてみて、
音が違うところがあるのでそれでも分かりますし、
写真で樋口さんが使っていますが、
壁のどこに柱があるかを調べる道具も
ホームセンターに売っていますので、そちらを使うのも便利です。
ここにも宣伝部長の菅原さん登場。
柱が分かったら早速ビス打ち。玄関横につけられたアンティークで
便利なハンガーが出来ました!高橋さんご満悦(笑)。
次は壁に棚を。オトコらしい棚受けを固定します。
上に天板を固定。
棚は2段に。2段もあると飾りがいがあるってもんです。
ついでにこちらもご紹介。今回、机以外にもチェスト(TVラック)を作りまして、
その下に車輪をつけようと。この車輪がまたかっこいい。
このひとてまがまた一段とかっこよくさせるんですね。
こちらもモデルルームでご覧になれます。
新築マンションでもちょっとしたDIYは出来るんですね。
せっかくなら、ひとてまかけてやったほうが楽しいんじゃないかと思います。
新築マンションに、ちょこっと穴を開けてみませんか(安全な、できる範囲で)。
モデルルームの建物側面には、こんなコピーが。この穴だらけっていうのは、
今回紹介した内容とは別の意味なのですが、ご興味のある方、
ぜひ下記よりアクセスしてみてください。
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マンショ暮らしを楽しむオトン座談会 「お父さん!ここで何してるの?」後編
マンショ暮らしを楽しむオトン座談会 「お父さん!ここで何してるの?」後編 マンション暮ら…続きを読む
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オトンの流儀とか アーティスト編
息子の弁当をずっと作っていました、アフリカ料理とか。それに初めてクリスマスケーキを作ったんです。めでたく海老をドーンと乗せて。
タレント、俳優、放送作家 ダンカンさん
家族構成:娘(28歳)、息子(26歳)、息子(18歳)
オトンなアーティスト、第5回はタレントで放送作家のダンカンさん。2年半ほど前に最愛の奥様を亡くされてから「末っ子の虎太郎が高校を卒業するまで、母親がいた時以上に育てていこう」と心に決めたそうです。泥だらけになった息子さんのユニホームを洗ったり弁当を作ったり。そしてこの春、めでたく高校を卒業し大学へ。ダンカンさんのこの2年半、父親としてのお話を伺いました。
―よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
―oton+toは、「子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もないよ」っていうことを一人でも多くのお父さんたちに気付いてほしいなっていう思いで、いろいろ情報を発信とかしているんです。それって、言われて初めて気付くっていう人も多いようで。
ああ、そうですよね。僕もまさにそうでしたから。毎晩芸人仲間と朝まで呑んでいる生活だったので。一番下の虎太郎(とらたろう)が兄の甲子園(こうしえん)と8つ離れて生まれたんです。その時は、僕の方も気持ち的な余裕ができていたこともあり、まだ小さな虎太郎を連れて遊びに行くことも多々ありました。ある時、川に遊びに行ったんです。そしたら、遊んでいる時の表情がなんて可愛いんだろうと思いましてね。僕はなんて馬鹿なことをしたんだろうって思ったんです。
―どんな馬鹿なことを?
虎太郎の上に2人いたのに、こんな大切な時間を自分の方から放棄していたんだと気付いたんです。そう思うとショックでした。そして今から2年半くらい前に妻が亡くなって心に決めたんです。虎太郎が高校を卒業するまでは、母親がいた時以上に育てていこうと。そうしたらどんどん不思議な感情が芽生えてきたんですよ。
―不思議な感情というと、例えば?
虎太郎は高校野球をやっていたので、泥だらけのユニホームを毎日持って帰ってくるんです。それって、すぐに洗濯機に入れるわけにはいかないんですよ。すぐ洗濯機に入れると多少綺麗に泥は落ちても、スライディングした時の腰だとか膝だとかはまだ汚いので、僕が手でゴシゴシ洗うんです。翌日の朝早かったとしても、自分の手の皮が剥けそうになるくらいに。でもね、もっと綺麗にしなきゃって気持ちになるんですよ。もっと綺麗にすることで、明日もっといいプレーが出来るんじゃないかと思ってくるんです。
―ダンカンさんが息子さんのユニホームをゴシゴシ洗っていたんですね。
はい。その時はもしかすると、亡くなった妻が降臨しているんじゃないかって思うくらいでしたね(笑)。妻が亡くなるまで僕は1度も洗濯なんてしたことがなかったですし、飯も作ったこともなけりゃ掃除もしたことがありませんでした。でも、飯にしても、うまいものを作ってあげると、明日息子にいいことあるんじゃないかとか、そういうことを思うようになったんです。
―次の日、息子さんにいいことがありますようにと?
うーん。不機嫌な時でも、もしかすると気持ちが晴れる方に転換するんじゃないかとか考えるようになるんですね。
―それは奥様が亡くなられてから芽生えた感情なんですね。
そうですね。そうなりましたね。なんだろう?それと同時にいろんなことがだんだん分かってきたんです。ああそうか!って。僕も中学校高校と運動をしていたのでユニホームを真っ黒にしているわけですよ。その時は、洗ってもらうのは当たり前くらいに思っていたんですけど、母親も夜遅くまで一人で起きていて朝も早く起きていたんですよね。あれって、仕事でやっていたんじゃなくて、愛していてくれていたんだなと。だからお袋にやってもらっていたことを返すとしたら、こういうことなのかなと感じてきたりとかね。
―愛なんですね!ちょっと違う視点でお伺いしますが、奥様が亡くなられた時って虎太郎君は高校1年生ですよね。そうすると、父親としてはそろそろ息子さんに自立を促すと言いますか、部活も大変だけど、洗濯とかそういう自分の身の回りのことは自分でやろうぜという方向で話をするというのもありじゃないかって思ったんですが。
そういう選択も考えましたし、実際そういう風にしている親もいます。でもね、これは父親の僕がやってあげているとかではなくて、やらせていただいているんですよ。
―やらせていただいている?
これを男親に話をすると共感されないこともあって、これから社会に出て行くんだから自分でやらなくちゃいけないんだよっていう人も当然います。野球部の父兄の飲み会とかに行くと、お母さんたちと話が合うんですよ。「やらせてもらっているんだし、社会に出て今みたいに野球をやらなくなったら、もう洗濯が出来なくなってしまう。あと2年しかないなとか思うと、さらに一生懸命、洗濯をしようって思うよね」とか。
―そうやって洗濯を出来るのは今しかないと。
人生で、子どものために直接何かを力入れてやれる期間って、もうそこしかないかもしれないっていう感覚ですね。
―今、一緒に住んでいるのは虎太郎くんだけ?
甲子園も一緒に住んでいますよ。でも仕事が忙しくて朝早く家を出て夜中に帰ってくるので、家には寝るためだけに帰ってくるという感じです。姉ちゃんの方はすぐ近所に住んでいて、しょっちゅう家に来て掃除とかしてくれています。僕がいない時は虎太郎にご飯作ってくれたり。
―ダンカンさんは月にどのくらいご飯作るんですか?
月に6~7回くらいじゃないですか。自分でイチから作るというのは。それ以外は一緒に食べるけど知り合いのお店に行ったり、飲み屋に行ったりとか。今日もこのあと四谷三丁目の「あぶさん」(よく行く居酒屋さん)に行くんですけどね。虎太郎と同じ野球部だった友達が昨日から泊まりに来ていて、今日あぶさんに行くっていうから、「じゃあ俺、金払う役目として行こうか?もし子どもたちだけの方が話しやすいとかだったら行かないけど」って言うと、「いいよ、来てよ」って。高校3年生にもなると親をちょっと煙たがるところがあってもいいのに不思議なもんです。親子と言うより兄弟みたいな感じかな。
―ああ、兄弟みたいな感じですか。
昨日とかも、「どうする?釣り堀でも行こうか」って。そのあと一緒に銭湯に行って。
―よく一緒に行動されていますね。
そうですねえ。よく一緒にねえ。お互い暇だなって。「俺、夜中に原稿書けばいいからどうする?釣り堀でも行く?」そんな感じですかね。
―喧嘩したりとかは?
喧嘩しないですもん。例えばね、虎太郎はいつも長い財布をズボンの後ろポケットにぞんざいに入れているんですよ。「紐つけるとかしないと絶対に落とすからな」って僕は言うんですけど「まだ1回も落としてないから絶対に落とさないよ」って言うんです。「そうじゃなくて、絶対落とすんだよ!長い人生の中でみんな落とした経験があるんだよ」って言って「いや、でも落としていないと言うことは落とさない」って。「いや、絶対に。間違いなく落とすから言ってるんだよ」って言うと「うーん、分かった」って。「そういう風に言ってるってことは落とした人がいるってことだから気をつけるようにするよ」って息子が折れるんです。僕も言いながら後に引けない感じになっているのに気付くんですけど、向こうの方が大人なんですよ。これ以上言い合いするよりも聞いたふりしておさめようってね。
―そうか、お父さんは言い続けてしまうんですね。
はい。気付くけれども止まらない。いやあ、でも落としたらカードを止めたり面倒臭さですからね。その経験がありますからムキになりますよ、こちらは。でも、もしかすると頭の中で30%くらいは、落とす経験もいいかと。これから大人になるにつれ、失敗だとかうまく行かなかったことを経験しながら成長してくんだろうなと思うんですよ。でも落としたら面倒臭いしなあって(笑)。
―どちらもありますよね。失敗をさせるのも親心、先回りするのも親心。
こっちは経験があるからムキになるけど、向こうはムキにならないんです。
―叱ることはありますか?
それはたくさんあります。虎太郎を思いっきり殴ったこともあるしね。
―最後に殴ったのはいつですか?
いやいや、もう随分殴っていませんよ。いつだろうなあ?この1年くらいは殴っていないです。
―1年ですか?ずいぶん最近ですね。
高校2年生くらいです。
―グーですか?パーですか?
頬っぺをパーです。
―どういうことで殴ったんですか?
嘘をついているとか、そういうことです。「結局、嘘をつくとそれをどうにか正当化して誤魔化そうとしてまた嘘をついて後戻り出来なくなるから面倒臭いんだよ、人間社会って」っていう話です。嘘を重ねるよりも「嘘をつきましたすみません!」って素直に言われたら、そうやって頭を下げられたら、僕の経験値からして、もうそれ以上は言いようがないんです。「うん、、、。分かった。絶対次は同じことするなよ」で終わるんです。常に僕もそうやって謝ってきましたから。嘘で誤魔化そうとしているなというのは大人から見ればわかるのでね。そういうことが何度かあったので。
―お兄ちゃんお甲子園くんと虎太郎くんはタイプが違います?
お兄ちゃんはとても真面目ですね。大学まで野球をやっていて、野球の世界ってバントとかをして自分が犠牲になっても点を取るというような組織のプレーをしているわけじゃないですか。それをそのまま持って社会人になった部分がありますね。こういうくだらない人生を送ってきた僕としては、それじゃあ面白くないような気がしてしまって、、、。もっとね、立川談志師匠のいうところの「業の肯定」ですよね。人間のダメな部分が愛おしいというか、たけしさんなんかは「もう、オマエらよう」って厳しく言いながらケツ出してみたりとか「この人何やってんだ、70歳にもなって」って(笑)。そこに人間味があるからこの人と一緒にいたいなっていうのはあるんですよ。
―業の肯定、人間味、なるほどー。ちなみにダンカンさんの大学時代は?
僕の大学生時代って、女の子に好きになってもらったり付き合ったりするためにどうしたらいいかとかばっかり考えて、サーフボードを抱えて渋谷の街を歩いていましたから、出来もしないのに(笑)。あとは映画を観たりコンサートに行ったり酒呑んでみたり、ありとあらゆるバイトをしたりだとか、やれることは全部やってましたね。それらは、後々になってよかったのかなって思います。直接何かがこれに役立っているとか具体的なことはないかもしれませんが、何にでも興味を持つようになっているし、どんな世界でも一生懸命やっている人が輝いているんだというところも知ることが出来たし。
―虎太郎くんは大学で野球は続けるんですか?
迷っていたんです。野球をやることを前提とした大学に進むのか、自分の入りたい大学にするのか、自分で決めればいいことなんですけど、僕の意見としては、一生懸命に遊ぶっていうのも一つの選択肢としてありだよと。警察のお世話にならなければ4年間遊んでもいいよって。そんなことを虎太郎に言ってから数日経って、2人で夕食を食べに行ったんです。店にいた僕の知人だったかに「虎太郎、大学で野球を続けるのか?」って言われて、そしたら「野球の道も確かにあるけど、それよりも僕は映画を見たり音楽を聴きに行ったりスキーをやったり、その方が人生の財産になると思うから野球はやらない」って言っていました。僕が言ったことそのままね(笑)。
―でも、自分が言ったまんまのことを息子が言っているというのは嬉しいですよね。
そうですね。どう転ぶかは分からないですけど、僕は失敗だらけの人生ですからね(笑)。でも、じゃあ振り返って見てイヤだったかというとイヤじゃないですから。
―虎太郎くんが芸能界に入りたいって言ったら?
少し興味はあるみたいです。この世界には入らない方がいいと思いますけどね。35年前、僕がタケシさんに言われたことがあるんです。例えば高校卒業してからとか大学卒業してからとかを平均して、20歳で社会に出るとしましょう。「芸能界に入ったらポッと売れることはあるかもしれないけど、世の中でいうところの定年60歳まで食っていけて初めて、自分は芸能界で仕事をさせてもらいましたって言えるんだぞ、そういうことだからな」って。その時はピンとこなったけど自分がこの世界で35年やっていて、後2〜3年で60歳になるんですけど、ずーっとこの世界にいる人ってごくわずかなんですよね。たぶん60歳まで食っていける人って、1000人に1人もいないんじゃないかって思うんですよね。だんだん年齢がいくにつれ、そういうことだったのか、恐ろしい世界に知らないままいたんだなと。だからといって仕事を変えるという選択肢はなかったですけどね。僕、能天気だから(苦笑)。
―ダンカンさんは、どういうスタンスで仕事をされているんですか?
日々楽しいことがいいなって思ってやっています。周りの人に、「それ見たことないねえ」とか「そんな企画、聞いたことないよ」とか、常に相手を驚かせたり喜ばせたりすることだけを考えてやってきました。
―お子さんを職場に連れていったりとかは?
先日、虎太郎をドラマの打ち上げに連れて行きましたけど、アイツ、物怖じ一切しないんです。ふと見ると大女優さんにご飯とってもらったりしていますから(笑)。「じゃあ、虎太郎くんからひとこと」って振られても「えー、ダンカンの息子のコダンカンです」って言ってますから。なんだか堂々としていますね。こないだタケシさん主演のドラマの撮影があって長野の松本まで行ったんです。虎太郎が免許をとって1週間だったので、彼の運転で。今までタケシさんとは2回くらいしか会ったことないんですけど、現場で友達みたいに喋っていました。「俺の車やるからよ、2億円くらいだけど」って言われていて、「虎太郎、もらうんじゃないぞ!維持費がとんでもないから」って(笑)。そしたら今度は「オマエ、大学入ったのか?じゃあよ、4月に入学すんだろ?5月になったら中退して俺んとこで役者やれ」って。アイツ「それもいいですね」って言ってました。「やめてくれよ、高い入学金払ったんだから」って(笑)。
―ダンカンさんがお子さんにひとつのことしか教えられないとしたら?
人と違う生き方をしなさいということですかね?なんでもいいんですよ。なんだろうなあ。女の人と恋愛して失恋してとか本人にとってはすごく深刻なことなんですけど、そんなことは人類が始まってから、ものすごくたくさんの人が同じことを味わっていて、ということは先人のコピーみたいなもんでね、自分が最初じゃないですから。つまり大概のことは今までの歴史でやってきちゃっているんですよね。そんな中、何か違うことをやってみていいんじゃないかって思うんです。犯罪でない限りね。ワイドショーに出るくらいの人と違うことがあってもいいんじゃないかって思うんです。叩かれたり批判されたとしても。ワイドショーって人と違うことをした人しか取り上げないですから。叩かれないように人と同じに合わせてもその先には行けませんからね。
―虎太郎くんがワイドショーを賑わしているのをダンカンさんがコメントしているっていうのも面白いですね。
立てこもり犯になったりね(笑)。でもすごく良いこと言う立てこもり犯とか。みんなが「彼、とても良いこと言ってるよ!でも立てこもってるよ!」って(笑)。それを僕が現場に行って、日本中に中継されながら息子を説得するっていうね。
そしたら「ダンカン、バカヤロー!!!オマエより立てこもりの息子の方がいいこと言ってるじゃねーか。出てくんじゃねーコノヤロー」って言われたいです(笑)。
―あははは!あらためて質問ですが、奥様が亡くなられたこの2年半で、ダンカンさんご自身が1番変わったなと思うところってなんですか?
去年のクリスマスにケーキを作ったんですよ(ムフフ)。自分がケーキを作るなんて生涯ないと思っていたので自分自身ビックリしました。具体的に言うとそこですかね。で、どうせなら世界に一つしかないケーキを作ろうと思って、めでたく海老を1匹乗せたんです。茹でた海老をサンタに変身させました。
―海老をサンタにしたクリスマスケーキは見たことないですね(笑)。
虎太郎も喜んでくれて、近所の行きつけの飲み屋に持って行こうってことで、お客さんに振舞いました。虎太郎も誇らしげにしていましたよ。自分が作ったわけじゃないのに(笑)。
―大学生になるとユニホームが洗えなくなって寂しい?
そうですね。ユニホームが洗えない。弁当が作れない、、、。
―お弁当も作っていたんですね。
ずっと作っていました。睡眠時間が3時間くらいでも朝早く起きて。弁当もいろいろ工夫して、普段見たこともないようなものを作っていましたから。
―見たことないお弁当、例えば?
アフリカ料理とかなんだとか全部弁当にしましたよ。家の食事にしたって、京都の懐石料理のレシピ調べて作ったしね。献立までちゃんと筆で書いて(笑)。
―すごい!よその家庭では作らないものばかり作っていますね(笑)。楽しかったですか?お弁当作りは。
面白かったです。そうやっていると、こっちもたくさん発見がありましたからね。
今回の”オトン”なアーティストは、
ダンカンさん
家族構成:娘(28歳)、息子(26歳)、息子(18歳)
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