こんな時をせっかくの機会に!
緊急支援:国内2,000施設の保育者へ “洗えるマスク”を届けるプロジェクト
外出自粛が続く先週末、日用品の買い出しで出掛けた時に、3歳くらいでしょうか、小さな男の子が、スロープ越しに線路を通る電車を見ていました。隣には保育士さんが2人。この男の子のお母さんとかお父さんはお仕事なんでしょうね。男の子は電車が好きでいつも見に来ているのか、お母さんやお父さんが電車でお仕事に行くのをお見送りの気持ちで見ているのか。
自分の周りでは、テレワークでいえで仕事をするようになってから、家族とのコミュニケーションが増えたという声や家庭内でちょっとギクシャクすることも出てきたという声を聞くことがあります。そんな家庭が増えているのと同じこの時期に、お母さんやお父さんは今も仕事に出掛けて頑張って働いて、子どもを保育園に預けて、その子どもを保育士さんがしっかり見てあげて、という毎日もたくさんあるんだということを、線路を見る男の子と男の子を見守る2人の保育士さんの姿を見て、なんだか強く実感しました。
本日のお知らせは、「国内2000施設の保育者へ洗えるマスクを届けるプロジェクト」の紹介です。
「スマート保育園®」の展開など保育現場の負担軽減とそこからの家庭や社会のあり方づくりに取り組んでいるユニファさん(oton+toでもお付き合いをさせていただいています)、本業のストレッチパンツ素材で伸縮マスクを開発した工房のタクミバさん、国内を中心とした1,000社の縫製工場等と連携しているシタテルと病児保育・一時保育を通じて「子育てと仕事の両立」をサポートする認定NPO法人ノーベルさんが、保育施設でマスクが不足しているという状況もふまえ、少しでも保育者の負担を軽減するべく、「緊急支援:国内2,000施設の保育者へ“洗えるマスク“を届けるプロジェクト」をともに企画、保育者用マスクの無償提供に向けたクラウンファウンディングの取り組みです。
プロジェクトHPにはこのように書かれています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
#マスクをとどけたい
#守ってくれている人を守りたい
保育は、リモートワークできない
その現場のことを、私たちは知っています。
どんな状況でも、緊急事態の状況でも、働いてくださっている先生がいる。その現場に今、すごく必要で、急いで渡したいものがあります。
それはマスク。
とてもとても足りていない現実があります。
日々、子どもたちを守ってくださっている先生を、ほんのすこしでも守りたい。
けれどあまりに届けたい数が多すぎます。私たちの規模だけではとても足りませんでした。
保育業界で働く方々へ敬意と感謝を込めて、クラウドファンディングを通し、必要とする場所と人にしっかり届いてほしいと願います。
ぜひご支援をよろしくお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
具体的には、タクミバとシタテルが製造する、洗濯により繰り返し使用できる超伸縮フィットマスクの無償提供を希望する保育施設をユニファにて募り、また、マスク無償提供のための支援金をクラウドファンディングサービス「READYFOR」にて募集します。なお、今回のマスク提供目標施設数は2,000施設とし、4月下旬より順次提供を開始する予定です。
ユニファ、タクミバ、シタテルとノーベルは、日本の未来のためにも子どもたちの安全、安心を守るべく最前線で働く保育士をはじめとする保育現場スタッフと保育施設を応援します。
詳細は以下の通りです。
<保育施設へのマスクの無償提供について>
■概要
新型コロナウイルスの拡大が大きい上位10か所の都道府県(東京、大阪、神奈川、千葉、愛知、兵庫、北海道、埼玉、福岡、京都)で、マスクの無償提供を希望する保育施設(保育園・幼稚園・こども園)にマスクを送付します。
■各社役割
ユニファ…本プロジェクトの企画、無償マスクの希望施設の募集、資金調達
タクミバ、シタテル…マスクの製造、配送
ノーベル…本プロジェクトの企画、関係者への紹介を含む各種支援
(READYFOR…マスク無償提供に向けたクラウドファンディングの実施)
図:各社関係図
■クラウドファンディングについて
下記をご覧ください。
よろしくお願いします。
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こんな時をせっかくの機会に!
【こんな時をせっかくの機会に!】完熟フレッシュ、父と娘の過ごし方〜「ルールは破っても約束は破るな」〜家訓、子育て、家族ブランディング
以前もoton+toに登場していただいたお笑いコンビ、完熟フレッシュさんから近況のご報告をいただきました。娘のレイラさん、テレビ番組で受験にチャレンジする様子が放映されていたのでご存知の方も多いと思いますが、この春から高校1年生。父と娘の「こんな時をせっかくの機会に!」写真とコメントで紹介させていただきます。
オトン、池田57CRAZYさんより
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
娘が自宅に居る時間が多くなったので、簡単に出来る料理や、
お陰様で朝食に関しては娘が良く作ってくれる様になりました。
後は自分が元々スポーツジムで働いてたにも関わらず、
一人だと気持ちが折れそうになるトレーニングも、
腕立て
スクワット
体幹を鍛えるプランクに挑戦
あとはイチゴを靴下等を干すやつに挟んで、
これはおやつの時間に袋菓子を挟んでお菓子狩りにすると、
池田家の家訓は「ルールは破っても約束は破るな」と言う、
こんな時をせっかくの機会に!ということで決めた事はこれと言ってないのですが、娘には「
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
擬似イチゴ狩りは面白いです!イチゴだけじゃなくなんでも狩れちゃいそう。パン食い競争もできるかも。そこはオトンの腕の見せどころですね。
家訓も、「約束は守るものだ」ということを、よりしっかり伝えるための言葉ですね。
レイラさん YouTubeを始めたそうです。
第1回は、自己紹介になる質問20を全て10秒以内で答えます企画。
アシスタントはオトンです。下記からどうぞ!
とにかく、父娘、仲良くしているようで、何よりです!

わが家の家訓 募集中!
その家訓にいたった背景、考え方などを添えて、
以下のフォームからお送りください!
「家訓なんかないなあ」というオトン、
これを機会に作ってみませんか。
お送り頂いた家訓は、otonto編集部の審査の上、
随時当サイトで発表いたします!
「わが家の家訓」投稿はこちらから
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わが家の家訓
「それは、家族とのご飯より大事なことか?」(所ジョージ)〜家訓、子育て、家族ブランディング〜コロナ離婚の前に
「所さんの新亭主論(幸せのルール・ブック)」という本(新といってももう20年以上前にだされた本ですが)には、なるほど!と思うことがいくつもあります。その中のひとつが昨日の記事「コロナで夫婦仲が悪くなったとか、コロナ離婚だとかの前に、家訓を作ってみませんか」でも紹介したこの言葉。
所さんが、趣味のことをやっている最中、「お父さん、ごはんよ」と言われたら、たとえ手が離せない状況だとしてもすぐやめて、食卓に降りていき、ご飯を食べるのだそう。「これが終わってからね」ということなんぞは決して言わない。好きなことをやっていたとしても、家族とのご飯のほうが大切。それは当たり前のことなのだと。もし、「これが終わってからね」なんて言おうものなら、家族みんながそうなってしまう。「ゲーム終わってからね」とか子どもが平気で言うようになってしまう。それではダメなのだ。そこは旦那が先頭をきって守らなければならんことだと。そうじゃないと、つまらない家庭になってしまうのだと。「それは、家族とのご飯より大事なことか?」当然、他のことを優先しなければならんときもある。やむを得ず、仕事を優先することもあるかもしれない。そんな時でも、このことはちょいちょい考えてみてもいいんじゃないかと。家族そろってご飯を食べるというのも、そう何年もできることじゃない。
家で一日中仕事をするようになった人が増えた今、あらためて、家での過ごし方、家族のあり方を考えてみるといいと思います。
「我が家の家訓」を作りませんか。自分たちはどんな家族でありたいか、どんな価値観を大事にしたいか、そのためにはどんな習慣や約束ごとがあればいいか、など、普段はなかなか言葉にしないけどとても大切なことです。そんなことをあーだこーだと話し合って決めていくことで、これまで感じていたストレスや不満の根っこが解消されたり、家族みんなが尊重し合えたり応援し合えたりできるようになる、子育てにおいて軸にしたいことも明確になる、どんなことがあっても家族同士支え合うことができる。それが家訓を作る大きな意味です。
そこで、これを読んでいただいているみなさん「かくん作りワークシート」のご案内です。各家庭で、手順に沿って記入していくと我が家の家訓が出来るようにoton+toが開発しました!ワークシートは夫用と妻用それぞれの「自分価値観シート」と、家族用の「かくん作りシート」の計3枚です。
▲上の2枚は自分価値観シート。20分を目安に個人で記入していただきます。
▲こちらは「かくん作りシート」。それぞれの自分価値観シートをお互い見せながら、夫婦で大切にしたい価値観を記入していくことから「かくん作り」をしていきます。お子さんの意見を取り入れるのもいいですね。
書き方例、説明書も用意しました。▼
このGW、ぜひ家訓作りにチャレンジしてみませんか。家族の絆が強くなると思います。ワークシートと説明書は、下記からダウンロードしていただけます。
こんな時をせっかくの機会に!ぜひ!
かくん作りワークシートシートダウンロードはこちら
かくん作りワークシート説明書ダウンロードはこちら
ご使用いただいた方、ぜひ、ご意見ご感想をお待ちしております。

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まだ間に合う!コロナで夫婦仲が悪くなったとか、コロナ離婚だとかの前に、家訓を作ってみませんか。〜家族ブランディング〜
外出自粛により、家族、夫婦が一つ屋根の下、一緒にいる時間が激増したご家庭が多いと思います。そのことでコミュニケーションが増えましたという幸せな話がある一方で、家庭内がギクシャクしてきたとか、夫婦仲が悪くなったという話もよくあるようです。コロナ離婚という言葉も出てきましたね。
例えば、小さな子どもがいるご家庭で、これまでは旦那さんは会社で、朝から晩まで家にいないことが当たり前だったときは、旦那は仕事で忙しいから、平日の子どもの面倒は私が頑張ろうと思っていた奥さんも、テレワークによって1日中旦那が家にいることになり、ずっとパソコンの前に座り、画面越しに会議や打ち合わせをしている姿を目にすると、確かに家でも仕事が忙しそうだと頭では理解しながらも、家にずっといるのだからもう少し子どものことを見てくれることはできないのかな?と苛立つ人も少なくないようです。子どもがグズっている時なんかは特にですよね。むしろ旦那さんから「今、お客さんと話しているから子どもを静かにさせてくれ」なんてことになろうもんなら、怒り爆発という人もいるかもしれません。夜は夜で、オンライン飲み会なんかをやって、子どもを膝の上に乗せながら話しているということもあるでしょう。画面の向こうにいる会社の同僚からすれば、いいパパだという風に見えることもあるかもしれませんが、奥さんからすれば、それはもう本当に一部の姿で、結局は家にいても旦那の生活は圧倒的に仕事中心ということを、むしろまざまざと見せつけられた気持ちになってしまう人もいるようですね。旦那さんは旦那さんで、家で仕事をするしかないんだから、もう少し協力してよと思っている人もいるかもしれません。俺だって!私だって!みたいな主張のし合いになってしまうとギクシャクもどんどん深まります。
働き方と同時に家での過ごし方も新しくすることが大切になってきているのかもしれませんね。家で仕事をする時に心がけることを、夫婦で話し合ってみることが必要だと思います。それも「俺だって!」「私だって!」という主張をぶつけ合うのではなく、相手の話を聞くことから。または「君が言いたいことはこういうことだよね。だからこうしてほしいと思っているんだよね」「あなたが言っていることはこういうことね、だからせめてここだけはこうしてほしいと思っているのね」と相手の気持ちを代弁し合うというやり方で話をするのもいい方法だと思います。初めはケンカごしの口調の夫婦でも、そこを頑張ってもう少し繰り返していきましょう(ここ大事)、そうすると相手の気持ちを自分の言葉で言えるようになります。つまり「うんうん、その通り!分かってくれているのね」と。
とにかく、これからの長い人生で見ると、今、働き方とか家にいることとか、物理的な状況が一気に変わったばかりです。これまでのスタンスや価値観がこの状況に追いつけず、まだ残ってしまっているという人がたくさんいて当然だと思います。夫婦仲が悪くなったと嘆いたり、コロナ離婚かと頭にチラついたりするのはまだ早いです。これを機会に、これから自分たちはお互い何を大切にしていこうかと話し合う機会を作りませんか。そのためには家族でどんな約束ごとを作ろうか、とか決めてみませんか。つまり、今こそ家族が幸せになる家訓を作りませんか。せっかく家族で家にいるのですから。話す時間はこれまでよりも、もっともっと作れるはずです。
自分たちは何を大切にしたいか。
そんなテーマを夫婦、家族で話し合いながら、
どんな家族になりたいか。
を考えて、言葉にしてみる。書いてみる。
漠然としてなかなか言葉が思いつかないと言うことであれば、少し具体的に
・自分が親から言われてきた中で、今でも覚えている、今の自分に影響している言葉は何か。
・家族の間で、どんな言葉が飛び交うと嬉しいか。
・周りの人からは、どんな家族だと思われたいか。
・どんな子どもに育ってほしいか。
・例えば10年後は、どんな家族になっていたいか。
など、いろんな視点から考えて、書き出してみるといいと思います。
この辺りは、またの機会に少し詳しく紹介させていただきますね。
ちなみに、
oton+toでは何度か紹介していますが、所ジョージさんが書かれていた本にこんな言葉があります。
「それは、家族とのご飯より大事なことか」。
家訓として書かれたものではないと思いますが、
家族を尊重し、楽しくやっていく上でのとても大切な価値観だと思います。
こんな時をせっかくの機会に!
今こそ家訓を作りませんか。

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DIY・工作・自由研究
暮らしかた改革のススメ、自分たちらしい家|家は未完成でいい。我が家の子ども部屋の変遷
我が家の子ども部屋の話をします。子ども部屋のことは以前にも書きましたが、この家ができて16年。
16年前、ハーフビルドで建てた家。子ども部屋は自分で床を張りました。ちなみに私はど素人です。その頃は釘打ちなんて中学校の技術の授業以来したことありませんでした。「家を建てるなんて、多くの人にとって一生に一度のこと。全部人に任せるなんてもったいないじゃん。せっかくだから自分でもやってみたら」。大工さんのそんな言葉に刺激を受け、自分でも電動のこぎりを買い、家に積まれた床材(大工さんが注文してくれました)の寸法を測って切るところからはじめ、フロア釘というものを買い、トンカチも買い、1枚ずつ床に釘を打ち込んでいきました。現在、子どもは大学生男子、高校生男子、中学生女子になりました。今も3人の部屋です。3人の子ども部屋、その変遷を写真で紹介します。
床を張っているところ。2才の長男が見守ります
オトンと長男。「ど素人だけどだいじょうぶか?」2才の長男が見守ります。
それから数年後、長男(右)は小1になりました。これは3人が並んで座れる机。ホームセンターで天板となる板を買い、イケアで足を買い、取り付けました。写真は机が出来た初めての夜。
みんな喜んでいました。
家が出来て、いくつか取材をしていただきました。こちらもある雑誌に掲載された写真。
次男は机の上。
机の上にのって落書き中。
今の次男のスペース。小さかった時の落書きがそのまま残っています。当初は、子どもたちが小学生になったくらいで、壁を漆喰で塗ろうと思っていました。だからそれまでは自由に落書きしていいよと言っていたら、壁じゅうが落書きとなり、残しておきたいものになってしまいました。だから壁は石膏ボードのままなんです。上の写真を見ると、壁の落書きは小さな頃だけだと思っていましたが、最近も自分の名前を壁に書いていたようですね。
こんな感じで今も配管むき出しのままです。子どもから文句を言われたことはありません。生まれた時からの光景ですから。
娘のスペースは、中学生になってからカーテンで仕切るようにしました。ホームセンターで買った物干し竿をカーテンレールにしました。
奥が娘のスペースです。
息子2人の2段ベット越しにみた3人の子ども部屋です。この先、またどこかが変わるんでしょうね。
というわけで、うちの子ども部屋は作り途中のまま16年が過ぎました。で、思うわけです。家っていうのは、完成させなくてもいいんじゃないかと。住み始める前に出来上がっていなくても。屋根があり壁があれば、あとは何かを感じた時に、何かをしたいと思った時に、自分で手を入れていく、もし上手くいかないことがあったり、制限があったとしたなら、工夫をしていく。その工程こそが暮らしを面白がることにつながるんじゃないかと思うわけです。家族とか、人生とか、ずっと途中です。特に完成なんてものはないわけです。その視点を持つことができると、それはもう暮らし方改革。途中そのものを面白がることが出来たら、もう幸せですね。
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お父さんにおすすめの絵本
【お父さんの絵本ガレージ】新しい一歩編〜家遊び 読み聞かせ 子育て
新しい一歩を踏み出す季節は、子どもも親もドキドキしますね。特に今年は、いつもの春とは違う、不安や緊張が加わっているご家庭が多いことと思います。そんな日々こそ、親子でふれあう時間を大切に。お家で絵本を開けば、どんなときも変わらない物語がそこにある安心感に、ほっとすることでしょう。お祝いとエールをこめて読む絵本が、親子ともに揺れるこころを落ち着かせ、勇気づけてくれるかもしれません。お父さんの、あたたかく、おおきな温もりに包まれながら、くり返し味わってもらいたい絵本たち4冊です。
① 『おとうさんとあいうえお』
作・絵:東君平 出版社:廣済堂あかつき 対象年齢:5歳くらい~
父子で楽しむあいうえお
12の短編童話集
「きょうからとしちゃんに、じをおしえてあげよう」。お父さんから、ひらがなを教えてもらうことになったとしちゃん。「あ行」はお散歩しながら、「か行」は買い物しながら、「さ行」は動物園で……12の楽しいお話を綴った短編童話集。お父さんと女の子の、ほのぼのとしたユーモアあふれるやりとりと、シンプルかつあたたかい切り絵のイラストに、思わず顔がほころびます。作者は、やなせたかしさんや手塚治虫さんに“天才”と呼ばれながらも、46歳の若さで急逝した東君平さん。かつての連載をまとめた1冊は、時をこえる新しさに満ち満ちています。父子で過ごすひととき、この絵本をヒントにしながら、即興で物語を作ってみるのも楽しそう。これからますます世界を広げていくお子さんの、新たな一歩のお祝いに。
② 『またもりへ』
文・絵:マリー・ホール・エッツ 訳:まさきるりこ 出版社:福音館書店 対象年齢:2歳くらい~
名作『もりのなか』の続編
胸に残るお父さんの一言
名作絵本『もりのなか』の続編です。前作と同じく、森の中に入っていくぼく。すると動物たちが待っていて、みんなが自分の得意なことで腕くらべをするところでした。キリンは首を長くのばし、ライオンはものすごい声でほえるなか……男の子は子どものゾウのまねをしようとしますが、おかしくて笑ってしまいます。その姿を見た動物たちは「いちばんいい!」と大絶賛!!そのあと迎えに来てくれたお父さんに「みんな、ほかになにもできなくてもいいから、ぼくみたいにわらってみたいんだって」と話すぼく。ファンタジーの世界を受け止め、息子の言葉に自然にこたえるお父さんの一言が、胸に残ります。個性輝く集団生活が始まる春。何よりもその子らしさを大切に育みながら、親子いっしょにたくさん笑えますように。
③ 『おおきくなるっていうことは』
文:中川ひろたか 絵:村上康成 出版社:童心社 対象年齢:3歳くらい~
成長ってなんだろう?
お祝いとエールを贈る
1999年に出版されて以降、入園・進級シーズンに子どもたちに贈りたい絵本として、毎年読み継がれてきたロングセラー。「おおきくなるっていうことは ようふくが ちいさくなるってこと」「おもしろいことが どんどんみつけられるってこと」「ちいさなひとに やさしくなれるってこと」……。幼児にもわかりやすい内容で、やさしく語りかけることができる、元保育士の中川ひろたかさんの文章。ふと気づけば、読み手がこころのアルバムを自然と開いてしまう、村上康成さんの絵。大きくなるって、一体どういうことだろう。父子いっしょにこれまでの成長を振り返りつつ、お子さんにお祝いとエールの気持ちを、まっすぐに伝えられる一冊です。
④ 『新装版 ともだち』
作・絵:太田大八 出版社:講談社 対象年齢:小学校低学年くらい~
20年後は何してる?
僕らの未来に思いを馳せて
主人公のやまぐちよしはる君が、各ページごとに、同じクラスの友だちを紹介してくれます。けんかが強い、いしまる君。算数の天才、けいこちゃん。図画が得意な、まつだ君。よく笑う、ふさえちゃん……。そのあとに描かれているのは、あれから20年経った、みんなの未来。それぞれが、子どもの頃から変わらない「自分らしさ」という個性を活かして、多様に、素敵に、人生を送っていることに心を打たれます。入学や進級という大きな変化のある季節、新しい友だちとの出会いに、わくわくと心が膨らむ絵本です。ちなみに最後のページで判明するのは、主人公の現在。友だち思いで観察力に優れたやまぐち君は、大人になってどんな仕事をしているのかな……?
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選書:フリーアナウンサー/絵本専門士 近藤麻智子
大人向けの絵本セラピー®のワークショップ「絵本のち晴れ」や、
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ブックハウスカフェ
ブックハウスカフェ店内には、「絵本ガレージ」コーナーがあり
oton+toで紹介されている絵本が並んでいます
※ブックハウスカフェは、4月4日(土)から5月4日(月・祝)まで、
完全予約制で営業いたします。
新型コロナウイルス感染症の流行拡大は未だ収束を見ず、政府からも長期戦を覚悟するべきとの見解が示されております。
この厳戒態勢のなか、ブックハウスカフェが、いま出来ることを考えました。
50坪以上ある広々としたブックハウスカフェの空間をまるごと、貸切でお楽しみいただくプランもご案内しております。詳しくは下記からアクセスください。
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こちらは、オトン弁当で紹介させていただいた 泉信二さん 6歳の娘 5歳の息子からの投稿です。 ・…続きを読む
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「お父さんと外遊びや冒険に行きたい!」と、子どもが思うような絵本ってありますか? 30代 5歳娘…続きを読む
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こんな時をせっかくの機会に!
「こんな時をせっかくの機会に!」家の中の小さな企て、7つの遊びを紹介〜家遊び パパ
こんな時をせっかくの機会に!
家にいる時間が本当に長くなり、テレビなんかでは家族間でのイライラなんかも募ってきたという話も聞くことがありますが、家の中で小さな企てをし続けているオトンもいます。
これから紹介するのは、超常連!泉オトンが紹介してくれた7つの遊び。
「こんな時だけど、家族にとってはかけがえのない時間になった」。となるといいですね。
①手作りすごろく
息子が友達からもらってきた手作りすごろく。子どもは面白いこと考えるなーと感心しました。オトンのスケールに拡張するため、模造紙用意して親子で人生ゲーム作るのも面白そうです。家中に張り巡らしたりなんかして。
②バルコニーキャンプ
お庭キャンプをやりたいところですが、マンション住まいの我が家では庭がありません。だけど、キャンプがやりたい!ということで、バルコニーキャンプやりました。親子3人芋洗い状態、寝心地の悪さはご愛機。くれぐれも、夜更かし、騒音にはご注意。
③おやこの交換ノート
気の向くままにゆる~く続けています。何故これ書いた?みたいなページばかりですが、子どもの発想は自由だな~と感心させられます。弟もママと始めたりなんかして、近くにいるんだけど、あえて交換ノートでコミュニケーション。会話とは違った表現を楽しんでいます。
④家の中で宝探し
宝の地図を描いて、ミッションにしてストーリー性を持たせたり、単に駄菓子をいろんな場所に隠すだけでも楽しめます。
⑤どんぐりクラフト
やり始めるとオトンがハマってしまい、子どもそっちのけでのめり込んでしまったり。
⑥家の中KYT
家の中を巡視しました。会社で定期的に安全委員会による巡視をやったり、毎日KYT活動を実施しています。KYTとは、K(危険)Y(予知)T(トレーニング)のことで、製造業ではよく知られている活動です。以前から、子ども版KYTをやりたいと思っていたので、まずは、「危ないところどーこだ?指差してみてー。」と、やってみました。テーブルの下を危険箇所にあげるあたりは子どもならではだと感心させられました。
⑦メンコ作り
自作メンコを紹介させていただきます。我が家の息子とオトンがはまっています。紙パックで簡単に作れるものですが、接着方法を工夫してみたり、別素材と組み合わせることで、中身の質、表面の質を変えてみたり、守備型、攻撃型を考えてみたり、非常に奥が深く飽きない遊びです。投げ方、当て方も奥が深く、当たったときの音の響き方、メンコのアクション、お出かけ自粛の今にぴったりな遊びです。子どもの運動不足解消、ストレス発散にもなります。オトンがはまりすぎて子ども置き去りにならないように注意。
全国のオトンのみなさん、ぜひ、家の中の小さな企てを!
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こんな時をせっかくの機会に!
【こんな時をせっかくの機会に!】お父さん、包丁を研ごう!
こんな時をせっかくの機会に!
オトンのみなさん!家の包丁を研ぎませんか?
研ぎ石を使い、丁寧に、一心不乱に刃物を研ぐ。
心落ち着く時間になります。
ある意味、今よく言われている、
マインドフルネスに近いものがあります。
スパスパッ、サクサクッの切れ味は
料理も楽しくなるってもんです!
つまり、奥様も嬉しいってことです!
料理をするオトンはもちろん、
これまで料理をしていなかったお父さんも、
「俺もいっちょ、料理を始めているかな」ってなことに
なるかもです。
いかがですか、家にいることが多くなった
この機会に!
こちらは以前取材した、父子の体験レポートです。
ぜひご参考に。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ニンジンや牛肉をそのままの
大きさで食べる、そんなワイルドな
ご家庭は今やないと思う。
そこで文明の利器、包丁が活躍する。
でも、奥様が「華麗にスパっと切っている」と
信じてやまないその包丁が、
実は「押しつぶしているだけ」のおそれがある‥‥
さぁ、オトンの登場だ。
刃物を研ぐ、のだ!
『朝日おとうさん新聞
otonto JOURNAL』(2/8発行)の
紙面内でご紹介して好評(予定)の、
「父、刃物を研ぐ。」のコーナー。
ここでは、新聞には書ききれなかった
より詳しい内容をお伝えします
‥‥と、いうわけで、
「刃物と嫁を輝かせるのは、オトンの役目だ!」
いってきました、「刃物研ぎ体験」。
嫁がよろこぶ。子どもが学べる。
そして、オトンも楽しい‥‥。
(「趣味は刃物研ぎ」と自慢できる!)
「ダマされているんじゃないか」
と不安になるくらい、いいことづくめ。
今回、刃物研ぎ体験をしてきたのは、
たった2時間で「刃物を扱う男」
になったオトン、宮川さん(通称・ミヤジィ)。
都内の広告会社に勤める、
41歳のアートディレクターです。
そのお子さま、太良(タロウ)くんは、
10歳の小学生です。
では、さっそく、親子の1日を追ってみましょう。
2人は下町・東向島に降り立ちました。
おやすみの日の早朝、
町はしずかで、きもちいいです。
ミヤジィのリュックのなかには、
家の包丁が3挺(ちょう)隠れております。
しっかし、オシャレな親子ですなぁ。
オトン「たのしみ?」
太良くん「キンチョーする!」
オトナより大きい包丁がお出迎え!
きょうお世話になるのは、
「松井刃物株式会社」さんです。
まずはご挨拶、「おはようございます~!」
「はーい、おはようございます」
‥‥包丁を握っとるがな!
いきなり度肝を抜かしてくれたのが、
代表の松井さんです。
(刃物を握れるヒミツはのちほど!)
まずは師匠にご挨拶。
「きょうはよろしくお願いします!」
はじめは、松井さんから
「刃物を扱うということ」についてのお話が。
「さっきのように、刃物の特性を知っていれば
刃を握ることだってできます。
刃の先は、よーく見るとギザギザ。
だから『刃を引く』ことで切れます。
切れなくなった刃というのは、
そのギザギザがなくなって
スベスベになってしまった状態です」
へぇ~‥‥!
「刃物には『オモテ』と『ウラ』が
あるのを知ってますか?
右利きの人が包丁を使うときに
右側にくるほうが「オモテ』です。
刃物を研ぐときは、その反対側である『ウラ』から研ぐんですよ」
パッと見ただけじゃわかりませんが、
刃物にオモテとウラがあるなんて‥‥!
(まるで人間のようですねー)
いよいよ、実際に先生が包丁を研いでくれました。
「はじめにウラから研ぎます。
すると、だんだん刃の先にギザギザが現れます。
それを『バリ』と呼びます。
つぎに、オモテのほうをウラの倍の数だけ研ぎます。
ここで先ほどのバリをととのえます」
包丁の切っ先からアゴ(柄の部分)に
向かって、砥石にすべらせながら研ぐのがコツだそうです。
シュッシュッシュッシュッ。
「そろそろいいバリがでましたね」(松井先生)
包丁の切れ味を、新聞紙をつかってチェックします。
包丁を斜めに入れてみて、スーっと切れればOKです!
ほかにも、親指の爪に刃をあててみて、
すべらずに引っかかれば、バリが出ている証拠です。
「刃が磨かれたかどうかを確かめる。
これを私たちは、『刃物に訊く』と言っています」
では、いざオトン、刃物研ぎに挑戦です!
はじめは手の動きがぎこちない。
ですが、だんだん慣れてくると先生から
「いい音になってきた」とお褒めのことばも。
ここで、太良くんも挑戦。
オトンと先生からアドバイスをもらいながら。
すごい!
先生に教えてもらったことをきちんとできている。
子どもの吸収力、おそろしや~。
シュッシュッシュッシュッ。
オモテをウラの倍、研ぎました。
さあ、「刃物に訊いて」みましょう。
オトン「バリはどう?」
太良くん「ツルツルだったのがザラザラしてる!」
では、試し切りを。
スーっと刃が新聞紙に吸い込まれていく!
大成功やないかーーい!
宮川親子、見事に「刃物研ぎ」をマスター!
闘いを終えたばかりのオトンにインタビュー。
「刃物を研いでいると無心になれるのがいいですね。
子どももちゃんと教えてあげれば上手に研げるようになるし、
さっそく家でもやろうと思います。
特別な日にプレゼントを渡すだけじゃなくて、
こういう普段からのお手伝いもできる。
包丁研ぎは、お母さんをよろこばせるにも、
ピッタリだなぁと思います!」(息荒く)
それでは、さいごに
先生と記念写真!いいね!(ポチッ)
(いまさらですが、松井さんのヘアースタイルも、鋭い!)
さぁ、全国のオトンたち。
この週末は包丁研ぎをしてみてはいかがでしょうか。
オカン、きっと大よろこびです。ブランドバッグを買うような
たくさんのお金はいりませんからねー。
(ちょっとイイ砥石を買うだけです)
それでは、最後にもう一度ご唱和を。
「刃物と嫁を輝かせるのは、オトンの役目だぁー!」
(以上、初投稿の編集部・ゴロウでした)
*今回ご協力いただいた松井刃物株式会社さんの情報
『紋三郎司』
〒111-0036
東京都台東区松が谷1-9-10 第2マテックスビル8階
TEL 03-6821-4591(代表)
http://www.matsui-hamono.co.jp/
国内外の各種包丁や生け花はさみ、
爪切り、かつお節用のカンナまで、
あらゆる刃物を扱っています。
その数、包丁だけえも品揃えは300種以上。
包丁研ぎも承っています。
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オトンの流儀とか アーティスト編
「お前は父ちゃんと母ちゃんの子だから絶対大丈夫だ」。と言われてきました。僕も同じことを子どもに言ってあげたいです。【2017インタビュー】父親 つるの剛士
俳優、タレント、ミュージシャン 神奈川県藤沢市 つるの剛士さん
家族構成:妻、息子、娘、娘、娘、息子
【2017インタビューより】オトンなアーティスト、第4回はつるの剛士さん。5人のお子さんのオトン。今回はこの4月に中2になる息子さんとのやりとり。つるのさんが高校生の頃のお父様のお話などを伺いました。ちなみに、お父さんが娘さんの髪を結ぶのはとてもオススメだそうですよ。
―よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
―つるのさんは、いいお父さんとして、子育てに関する取材とかたくさん受けられていると思うんですが。今日は、上の子との関わり方とかを中心にお話を伺えればと思っています。
わかりました。まず、僕、イクメンとか言われていますけど、特にそういった育児雑誌を読んだこということはなくて、僕の両親がマニュアルなんです。長男が中学生になって、自分の時は親がどういう風にしていたのかなというのはよく考えますね。
―つるのさんのお父さんははどういう人?
銀行員でした。その頃は時代的にも仕事バリバリ人間で、休みは日曜日だけでした。でもいなくて寂しいということはなかったですね。親父は亡くなっているんですが。日曜日になると出かけたりという思い出が多いです。
―どういうところに出かけていたんですか。
例えば、日曜日に起こされて、当時は大阪に住んでいたんですが、親父と一緒にカメラを持って京都の嵐山まで行って景色を撮ったり。僕は高感度100くらいの安い白黒フィルムしか使わせてもらえませんでしたけど。他にも家族でドライブしたり旅行に行ったりという思い出がけっこうあります。
―何歳くらいの頃の思い出が濃いですか?
高校生になって、よくある自分が親と出かけたくないっていう年齢になったんですが、それでも僕、家族と出かけていました。思いっきりロン毛で家族と一緒に写っている写真もあります。それを先日発見して、高校生でも家族と一緒に出かけていたんだなと改めて思いましたね。その頃、親父が家族旅行のために新潟の温泉宿を予約したとか、どこどこの旅館に行こうとか、そういうのがあったので、子どもとしても親父に気を遣ったというか、親父がせっかくやってくれているんだから行かなきゃ、と思っていたところはあります。
―優しいお父さんでした?
基本的には優しかったです。でも僕が高校生くらいになり、社会に出ることが近くなってから、男としてどうあるべきか、社会とはこういうものだなど、そういうことに対して厳しく話をされることがありました。謙虚になれとか世のため人のためになれとか。ファミレスで朝まで訥々(とつとつ)と話していました。中学3年くらいからですかね、それは。
―お父さんと2人で朝までファミレスで?
2人です。いつも、メシ食いに行くかと、天一でラーメンを食べて、その後ファミレスに行ってコーヒー飲みながら喋っていました。僕は僕なりに、俺は子どもじゃないんだというところを親父に分かってもらいたかったんです。でも、ファミレスでの親父との話が自分を早く社会に出たいという気持ちにさせてくれたんです。
―そういうことを息子さんにもさせてあげたいと。
そうですね。今、長男は中1なんですが、もう少ししたら2人で出かけたりお茶したりしていろんな話をしたいなと思っています。これは親父の影響ですね。
―つるのさんも長男?
はい。僕が長男で下に妹が3人。ウチと同じ構成なんです。ただ、ウチはプラスその下に1人出来たのでそこは親を超えました(笑)。
―今、息子さんとはどんなお話をされるんですか?
昨日、学校から呼び出しの連絡が来たんです。子どもの勉強のことで。僕も中2の時に学校からの呼び出しを受けたんですよ。その頃、偏差値が36で、先生からいける高校がないと言われて。学校に呼ばれて家に帰って、次の日に親父の書斎に呼ばれたんです。「お前の人生だから、パパは別に関係ないけど、このまま勉強しなかったら高校には行けない。手に職をつけるのか高校に行くのかどっちで行くんだ?」と。それで僕は出来ることなら高校に行きたいと言いまして、それなら勉強しないとダメだなって。それで中3の1年間勉強したんです。それで偏差値が36から63になりました。そういうポテンシャルが息子にもあると思っているんで、昨日、僕も息子に話しをしたんです。学校の呼び出しはこれからなんですが。
―繰り返していますね(笑)。
そうです。全く同じなんです。僕も親父から勉強しろって言われたことがないので、僕も息子にどう言っていいか分からなくて。ちょうど今、試験中で息子のプレステとスマホを隠していたんです。昨日はその試験が終わって、息子はプレステを早々に見つけて勝手にやっていたもんですから怒ったんです。それに今まで遅刻した回数とかが書かれた紙を隠していたので「これ、どうなってんだ!」って夜まで話をして、息子はそれで泣き寝入りしました。そしたらさっき息子からLINEが入ってきたんです。「プレステやっていい?」って(笑)。僕は、昨日した約束を守れるんだったらいいよって返しました。
―なるほどー。勉強以外ではどんな会話を?
そうですね。今、思春期でいろんなことに興味を持っている時期で、僕が知らない音楽を聴いたりしているんですよ。ボカロがどうとか。聴いてみるとけっこうカッコよくて。「これ誰?」とか僕の方が聞いたりして。僕も勉強したいなと思って。あと、最近はなかなか行けていないですけど、2人で山登りに行ったりサーフィンする時もあります。
―息子さんはアウトドアも好きなんですね。
地元の冒険団に入っているんです。けっこうハードなところで5日間、自給自足で富士山に行ってみるとかニュージーランドでロッククライミングするとかしています。僕もたまにそこに行ったりするんですけど。それに今は絵が好きで、そういう学校にも行ったりしていますね。
―今まで息子さんとのやりとりの中で、やっちまったなあとかいうことはありますか?
いやあ、どうだろう?ないな。息子が思春期というか繊細な時期になってきて、それはけっこう自分としてもシリアスなことではありますけど。
―自分の怒りをあらわにしてしまったこととかは?
それはあります。塾に行くはずの時間に宿題もしないで、その時もプレステをやっていて、僕ブチ切れしてソファを蹴ったんです。そしたら捻挫しました(笑)。
その時はアドレナリンが出ているので痛くなかったんですが、後になって、やっちまったなと(笑)。
―爆発するお父さんなんですね。
普段は優しいパパなんですけど、僕、ファイナルウェポンなんです。たまにしかないけど、イッちゃったらヤバイというのを子どもは知っていて、妻も「パパに言うからね」と子どもたちに言うんです。たまに妻から電話がかかってきて電話口の向こうでワンワン泣いている子供の声がしています。「パパに言わないでー」って(笑)。
―お子さんたちの性格とかはバラバラ?
そうですね。それぞれの魅力があります。この子はこういう感じで、これは楽しそうでこれは苦手そうなんだとか、そこは親としてしっかり見ていきたいですね。子どもの目の輝きはそれぞれ違うのでそこを見逃したくないなと思います。あとは放任ですが。
―我が家のルールとかってありますか?
ウチ、お小遣い制なんですけど、歩合制でそれぞれの貯金箱に入れるんです。家に帰って奥さんと話しをするんです。今日は誰がお手伝いしてくれたとか。そしたら貯金箱に100円ポーンって。月末にお小遣い会議があって、テーブルにみんなお金をジャーって出すんです。それで、今月はこうだったからこうだったって、みんなで話し合って来月みんな頑張りましょうって。そういうのをやっています。もちろん年齢別に金額が違いますけど。もう4年くらいになりますね。
―つるのさんのアイデアですか?
はい。奥さんとのコミュニケーションもとれるし、子どもたちの状況もわかるし。仕事で家にいない時にもこれは分かりやすいなと思って。
―家を留守にされている時って、奥様から今日はこんなことがあったよとか頻繁に連絡は来ます?
基本的にはないですけど、今は1番下の子が小さいので、動画とか写真とか送られてきます。1番下の子は、お姉ちゃんたちで取り合いなんですよ。上の子どもたちが面倒見てくれて、すごい気が楽と言うか、すでに孫を育てている感覚です(笑)。上の4人は1年半くらいの差だったんで、小学校行くまではグチャグチャとした忙しさがあったんですが、今はもう自分で学校にも塾にも行くし、以前は親が送り迎えしなきゃいけなかったのが、今はお兄ちゃんお姉ちゃんにくっついて下の子も行くからすごく楽ですね。そこに5人目が生まれて、もう上の4人を経験しているのは大きいです。転んでも「はい、死にやしない」熱が出ても「はい、突発性」とか、経験値が高いんですよ。そして可愛さがひとしおと言いますか、もう全然違う可愛さと言いますか(笑)。
―じゃあ、プラスもう一人というのはオススメですか?
はい。それは僕よく言っているんですけど、みんな勝手に大変さを計算しちゃいますからね。でも本当に楽ですよ。上の子が面倒見てくれるから。物理的に大変なことはありますけど。例えばタクシーは2台にしなきゃいけない。旅館も消防法で2部屋取らないといけないし、ファミレスもテーブル一つじゃ料理が乗らないです。大家族あるあるですね。
―今もご家族で出かけることは多いですか?
長男はだんだん行きたがらなくなってきていますね。僕としてはちょっと寂しいですけど。こないだサイパンに行ったんですが、ウチ女の子ばかりだから長男はちょっとつまらなさそうで。かといって僕も長男ばかり相手にするわけにもいかないですし。
―そういうのはこの先何年か続きそうですね。
これはしょうがないですね。大人への階段として、おめでとうと言ってあげるしかないですね。僕があたふたしてもしょうがないことで、「今、一生懸命いろんなことを考えろよ」って心の中で呟くくらいの寛大さを持ちたいなと思っています。でも、昨日みたいにガーって言う時もあるので、それは親として寝床で反省するというか(苦笑)。勉強しろって言われたことがない自分が、なんで勉強しろって言わなきゃならないんだろうとか。でも一晩寝たら息子もケロっとしていますけど。さっきの「プレステやっていい?」ってLINEも、可愛いやつだなって(笑)。息子とコミュニケーション取るのにLINEはいいかも。さっきのLINEもヒルナンデスが終わったくらいのタイミングを見計らって送ってきたんです。「じゃあ、いいよ」って。そしたら「ありがとう」って。ありがとうに「。」も「!」もついてないんですけど、伝わってきました。
―反抗期が来ることとか想像しますか?
僕は反抗期が来る方が自然だと思っています。僕もあったと思いますし。
―つるのさんの反抗期はどんな感じでしたか?
僕は自覚していないんですけど、母親は言っていました。なんか分からなくなった時があったと。母親は自分の想像というか、この子はこういう行動をするであろう。きっとこういう感じだろうと自分が思っていた枠から飛び出して、どう扱っていいか分からなくなった時期があったみたいで。
―それ具体的にはどういうこと?
例えば、息子の目が青いとか、ラーメン食べている時に髪をかきあげたらピアスしているみたいな。その時、母親が「えーっ!!!!!」って言ったの覚えていますもん。でも、息子がそれをしだしたら、僕も心配になると思います。この先、そういう僕の想像の範囲を息子が超えることがあると思うんです。
―つるのさんの想像の範囲ってどの辺りでしょうね。
僕、ピアスあけたり、カラーコンタクトを入れたのは、芸能界に入りたいっていう目的があったからなんです。母親からしたらものすごく驚いたようなんですが、父親は分かってくれたんですよ。「ええやないか、剛士は芸能界目指してるんやから、普通の子と同じことやったらあかん」みたいな。すごい寛大だったんです。でも親父、銀行員ですからね(笑)。親父は僕の夢を分かっていて見ていてくれたんですね。僕もそういう親でありたいと思いますし、息子が枠を飛び出してきても許してあげられるような、息子はなんでこういうことをしているんだろうと考えて、親として見てあげられるくらいの距離感は保っていたいと思います。
―子どもの夢を分かって見てあげられる距離感—
でも、ちょっと飛び出してきたんですよ、最近。アニメイトに行って女の子のフィギュアを買ってきたりとか。「ああっ?」って思いますよ。僕、その道を通ってきていないので。周りのサッカー部のかっこいい友達なんかも買ったりしているんですよ。なんだか僕たちの時代とは違うんですよね。アニメに対しての取り組み方が。
―アニメに対する取り組み方(笑)?
僕らの頃はオタクだったんですけど、今はスタンダードみたいです。LINEのヘッダーも、なんかのアニメのなんとか少女のなんとか魔法使いのどうのこうのっていうヘッダーなんです。なんじゃこれ?って(笑)。でもその画像がカッコいいんですよ。サイケな感じで。そういう見方をすると、いいじゃんって思うんですが。まあ、ウチの奥さんもヘンテコな漫画をいっぱい読んでいて、エログロみたいな本がたくさん本棚にありますから。そこに感化されたのもあるかもしれないですね。
―しかし、まあお父さんの寛大さは、つるのさんにとって大きいですね。
そうですね。僕もこういう世界にいるから許容範囲は広いと思うんです。だからうちの親父には感謝します。これで父ちゃん母ちゃんどちらも反対していたら、かなりキツ買ったと思うんです。親父が後押ししてくれたのは相当な自信に繋がりましたから。今になって親父すごいなって思います。
―高校卒業してからは?
もし23歳までに、みんなが大学を卒業するまでに夢が叶っていなかったら、芸能界は諦めようと思っていました。その時はピザ屋の社員になろうと思っていたんです。けっこう真剣にバイトしていてマネージャークラスだったんですよ。バイトの中でもピザも作る出前もとる30分で4件運ぶみたいな。でもいつも釣銭を間違えるという(笑)。
―そうやって時期を決めていたんですね。
はい、だからうちの息子にもさっさと出ていけよって言っています。20歳くらいになって家でぐうたらしてたら追い出すからなと。
―娘さんたちとの関係は?
僕ね、娘の髪を触っていたから、今でも触らせてくれるんですよ。それってけっこう大きいと思うんです。初めはママみたいにカッコよく髪の毛を結びたいと思っていただけなんですが、それがすごくスキンシップになっています。娘たちにとって髪の毛は繊細な部分だと思うんですが、それをパパが触れるのはいいことだなと最近思っていて。だからオススメですよ。ポニーテールでもいいと思うんです。クルリンパっていう簡単な結び方もあります。それをパパがやってあげられるといいと思います。大人になって娘もいつか思い出す日が来ると思うんです。あの時パパやってくれたよねって。
―髪の毛を結んであげられるパパはいいですね。
最初はもう下手くそだったんです。娘は玄関出てからとっていましたから。僕その瞬間を偶然見ちゃったんです。
―それはショックだ。
めちゃくちゃ悲しかったです。髪を結んであげていってらっしゃいって送り出して、そのあと、犬の散歩で付いて行こうと思って追いかけたんです。そしたら長女がバーってとったんで、わっ!悲しいって。帰りましたもん。
―声かけられなかったんですね。
はい。別のルート行きました。でも次の日、なんでとったのって聞いたんです。そしたら体育だったからって。パパには言えなかったんだけど、この結び方じゃ取れちゃうって。それからはぎゅーって結ぶようになりました。
―あの時パパがやってくれたという思い出になりますね。
他にも、僕、キッチンに普通に立っていたりするので、そういったことが娘にどう映るかとか、普通にママのお尻触るんですが、それもいい感じに思い出すんじゃないかなと(笑)。「パパとママ仲良かったよね」みたいな。今は娘たちが「きもーい」みたいなこと言ってくるんですけど、「パパの好きな人なんだよ、何が悪いんだよ!そういうお前の方がキモイわー」って僕も言い返します(笑)。僕も両親がラブラブしてんの嫌な気分しなかったんですよ。子どもの前でイチャイチャしてもなんとも思わないし、別に夫婦仲良いんだからいいだろみたいな。娘にはそういう旦那さん見つけて欲しいと思いますね。
―育休の期間はというのはどうでしたか?
短期間でもいいから絶対やった方がいいと思うんです。絶対夫婦円満になりますから。そしたらますます仕事頑張れますし。少しでもやれば奥さんのツラさが分かるから。そしたらその後も「今日ツラいよね。パパやっとくよ」って気軽に言えるようになるんです。イヤミなく。
―つるのさんの周りで、そうは言ってもできないんだよねっていう人は?
ほとんどの方がそうですね。男性の育児休暇の取得率が2%台の社会ですから。僕、それに対して大手を振ってみなさん育休取りましょうとは言いませんが、これから取ろうかなという人には後押ししたいですね。やった方がいいですよって。絶対夫婦円満になりますよって。僕も経験者ですし、何かツラいことがあったらツイッターにグチ言ってくださいって、僕思っています。最初はやっぱりツラいんで。
―ツラかったですか?
何がツラかったかって、仕事をしていると目標を立てて達成して社会で認められるじゃないですか。でも家にいる奥さんって自分の目標を立てても時間に追われてネイルに行けない髪の毛切りにいけない、そんなことが毎日繰り返されてずっと消化不良で終わるんです。目標達成感覚が全く得られない。僕もずっと同じ格好してエプロンしてました。誰とも合わないしツライなこれはって思いました。そういう、日々感じたことを書いたらママたちが響いてくれたんです。そしたらブログが1週間で350万PVいったんですよ。これだけママが共感してくれているのに、パパたち誰も知らないんですよ。僕、それにびっくりしちゃって。
―つるのさんにとって子育てって?
僕、自分の子どもだけでも自分の子どもと思っていないんです。社会から預かっている感じですね。だから社会に戻すという感覚が強くて。だから自分の子どもだからどうのということはないんですが、ただ、僕の人生の助けになっている両親からの一言というのがあります。「お前は父ちゃんと母ちゃんの子どもだから大丈夫だ」って言われ続けてきたんです。根拠はないんですよ。でも根拠のない自信が植えつけられたんです。だから自分の子どもたちにも言ってあげたいなと思って。「お前たちはパパとママの子で、パパはこれだけママのことが大好きで、ママもパパのことを好きでいてくれている。そんな2人の子どもなんだからお前ら絶対大丈夫だ」。そう言ってあげられる親でありたいなと思っています。だから自分もそういう生き方をしていないと、子どもたちに説得力がないですから。今、イクメンとか子育てとかっていう話をしていますけど、やっぱり自分がどれだけしっかり生きられるかということだと僕は思っているんで。だから僕は子どもたちに背中を見せてあげることだと思っています。だから自分の夢を追いかけたいしママのこと好きでいたいし、そういうことがしっかりしていれば子どもたちもそんなに変にはならないだろうと思っています。イクメンなんて言葉はさっさとなくなればいいと思っているんです。まあ、その言葉が出てきたことで子育てに対する敷居が低くなったのはいいと思うんですけど、そろそろ、イクメンという言葉がなくなっていく社会になっていくことが理想かなと。
―「パパとママの子だから大丈夫」。絶対的安心感ですね。
はい。でも長男の勉強のことで学校からの呼び出し受けたので、まずは行ってこようと思います(笑)。
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こんな時をせっかくの機会に!
【こんな時の海外篇】ドイツ・フランクフルトのオカンより〜家遊び 海外子育て
イギリス・ロンドンから、昨年秋にドイツ・フランクフルトに引っ越したDさんから、近況をいただきました。とても詳しく書いてくれていますので、ほぼ原文そのままで紹介させていただきます!
以下、Dオカン (夫、息子7才の3人暮らし)
①今どんな状況? 仕事や学校について、外出はどこまで可能?
通勤や生活必需品の買い物、運動等の外出は認められてます。ただし、他人とは接触しないよう、1.5m以上の間隔をあけること、などなど細かく決められてます。
学校は休校、会社は出来る限り在宅勤務です。
語学学校や習い事などもすべて休校もしくはオンライン切替となってます。
また生活必需品以外の商店はすべて休み、レストランもデリバリーとテイクアウトのみ、公共の施設等もすべて閉鎖されてます。
②家族はどのように過ごされていますか? 特に子供はどんな遊びをしてる?
平日、夫は仕事してるので、子供とは簡単に時間割を作って行動させています。午前中は算数や国語、英語、歴史などテーマ別で二科目。午後は運動や図工など。
あとは、現地に住んでる日本人の方が開いているサッカースクールやそろばんスクールでは、子供たちがストレス溜めないように、またお友達とも交流できるように、「休校」にするのではなくオンラインでの講座を拡充してくださっていて、とても助かっています。
毎朝8時からサッカースクールが、柔軟やストレッチなどの運動を配信してくれたり、建築家などの専門家のお話を聞く講座もありました。
▲休日、サッカースクールのオンライン講座に父子で参加している様子
▲オトンと、オンラインで建築家の話を聞きながら、割り箸を組むだけでできるレオナルドダビンチの橋作りをしている様子
他にも、そろばんスクールでは、暗算やロジックの講座があったり・・・。そのかわり、この時間以外は、休日も含めすべて自由なので、ゲームをしたり映画やYouTubeみたり、戦ごっこしたりしています。あとは今まで作ってなかったレゴをやったりですね。
③お子さんが通う学校などからはどんなメッセージをもらっていますか?
日本人学校に通っていますが、あと3日で春休みというところでの休校指示だったのもあり、政府の指示どおり濃厚接触を避けることと通常の春休み同様、生活リズムを整えて1年間の復習をし、事故等にも気をつけて生活するようにと言われてます。
4/20から新年度予定ですが、このまま休校が延長されるようであれば新たに休校中の生活として学校からのメッセージがくるのではないかと思います。
④オトンとの過ごし方に変化はありましたか?
夫は、平日は仕事しているので、姿はそこにあるものの、邪魔しないようにと子供には言い聞かせています。変わったことは夕食をみんなで食べられるようになったことでしょうか。
仕事をしている姿も子供にとってはなかなか見られないものなので、良い機会だと思います。
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