oton+to(オトント) > 子育て移住計画 > “オトン”な日南市 > 【“オトン”な日南市】想像したんです。長男が忘れ物をした時のことを。鉛筆がないとか、上履きがないとか、提出物のことを親に言えないとか、その時の子どもの気持ちを。〜共働き子育て
“オトン”な日南市
―お子さんがもっと小さな時からずっと共働きだったんですか?
いえ、妻が働き始めて1年くらいです。それまでは専業主婦だったんですけど、長男が小学校に入学して少し手が掛からなくなったので働き始めました。
―今、下の子は?
男の子です。年長です。アクティビティが好きですね。本当は今日も釣りに行きたいとか海に行きたいとか、温泉行きたい、サッカーしに行きたいって言ってました(笑)。
―やりたいことがいっぱいですね。
はい。なので、時間ができた今、結構子どもを連れて出かけるのが楽しいです。子どもたちの表情を見ても、楽しそうにしていますね。自分たちの思いっきり遊びたいっていう希望が叶っているので。今までは、ドコソコに行きたい、ナニナニがしたいって言われても、今は無理!とか今日は仕事やから、とかばっかり言っていたんで、我慢させていたんでしょうね。これだけ遊べるようになったのは、勤務シフトを変えてからなので、まだほんの2ヶ月ちょっとです。
―先生からお子さんの話を聞いた時の、お父さんとしてのお気持ちは?
ショックでした。長男はしっかりしているというイメージがあったし、親にはなんでも言ってくれると思っていたんで。学校に提出しなければいけない書類も、一人だけ出していなかったようで、提出するプリントがあること自体、親に言ってくれていなかったんです。気を遣うというのは、彼らしいなとも思いましたが、そういうところは気を遣わなくていいぞと(苦笑)。
―今は充実していますか?
仕事の方は今後どう展開していこうかと試行錯誤中ではありますが、プライベートでは今、すごく楽しいと言いますか、ここ数年やれていなかったことが出来るようになりましたから。とにかく時間を劇的に作ったので。
―なるほど、時間を劇的に作った!なかなか時間を作ることができない世の中のオトンたちに、ぜひアドバイスを(笑)。
多分、本当は時間がある人も多いんじゃないかと個人的には思っているんです。時間を作る、時間がないという以前に、子どもと過ごす時間を幸せに感じることが出来ないと、時間は作れない、作らないんじゃないかと思います。私の場合はそれを幸せに感じることができるようになったんですけど、それを苦痛に思うお父さんも結構いると思うんです。
―幸せを感じることができるようになったということは、もともとは違ったんですか?
下の子が人見知りでわがままだったんです。私の言うことを聞かないから、私自身子どもとの距離感を掴めずにいたんです。長男は比較的父親っ子だったんですが、次男は何かあったら私のところではなく母親のところに行きますから。それがあって以前は、一緒にどこか遊びに行こうという気持ちにもならなかったんです。だから出かける時は、長男は私が連れて、次男は母親が連れてというスタイルでした。父母それぞれが言うことを聞く方の子どもを連れて行くっていう。でも今思うと、単純に接する時間が少なかっただけなんですよね。今は2人を連れて行くのが楽しいです。風呂も2人の子と一緒に入ります。今は下の子もなついてくれて、私もそれが喜びとして感じられるようになりました。あっ、時間が作ったっていう話を今していますけど、そうは言っても、私、普通に8時間は働いています。朝8時から中学校で働いているし。今まで14時間働いていたのを8時間に減らしたという感じです。そうすると16時間が残っていますし。しっかり働いてしっかり子どもとの時間を作っています。
河野通博さん
職業:学習塾経営
ご家族:妻、息子(小2)、息子(5歳)
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