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プロコーチによる、コーチングマインドを活かしたオトンな子育ての仕方
2021.10.1
かっちょいいオトンの背中を魅せ続けよう
世の中の子育てを楽しんでいる素敵なオトンの皆さま、こんにちは!お父さんコーチの山 田 真伸(やまだ まさのぶ)です。
前回は、「オトンとしての、あり方を考えてみよう」を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
今回は「かっちょいいオトンの背中を魅せ続けよう」です。本連載(全12回)も早いもので、今回が最終回となります。
私自身、コーチングを学び始めて、コーチングマインドで子どもと関わるようになり、スキルやあり方を考えていく中で、我が子たちに「かっちょいいオトンの背中を魅せ続けたい!」そう思っています。
本連載の中でも、コーチングスキルやコーチングマインドのことを色々とお伝えしましたが、私が一番伝えたいことは、結局はオトンが人生を楽しんでいるかどうか、そして、その姿を子どもたちに魅せて、子どもたちが、「オトン、かっちょいい!」と思ってもらえるようになろう!そんなことなのです。
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ミラーニューロンから考えるオトンと子どもの関係
1990年代初頭に、サルの脳内に見つかった、ミラーニューロン(別名 物まね神経)の存在を知っていますか?
ミラーニューロンとは、「目で見た人の動きを、体が勝手にまね(模倣)するように働く。」と言うことです。
例えば、
・目の前の人がワクワクしていて、それを見ている、自分もワクワクしてくる。
・目の前の人が、緊張していて、ソワソワしていると、それを見ている、自分もソワソワする。
というようなもので、皆さんもこのような体験は日々されているかと思います。
このことを子育てで考えてみると、
・オトン自身が、自分の人生を楽しんでいると、それを見ている、子どもも人生を楽しむようになる。
・オトン自身が、疲れて毎日ため息ばかりをついていると、それを見ている、子どももため息をつくようになる。
皆さんは、どちらのオトンでありたいですか?私は、前者であり続けたいと思っています。
「オトン自身が、人生を楽しんでいる背中を、子どもに魅せる」脳科学のミラーニューロンからオトンと子どもの関係を考えてみるのも楽しいですよね。
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自己肯定感は親子とセットではぐくむもの
以前、AERA dot.というwebサイトで、『親の「自己肯定感」が低いと子どもも低くなる? 簡単にアップする方法とは』という記事の中で、
「実は、自己肯定感は親子セットではぐくむものなのです。『親自身の自己肯定感が低いので、せめて子どもだけでも高くしたい』というお話をよく伺うのですが、それは難しい」
そのような一文が紹介されていました。
親であるオトン自身も自己肯定感を高めることは、大切です。それこそ、前述したミラーニューロンの観点から考えてみても、そのことが大切であることは理解できますよね。
オトンの皆さんもお気づきかと思いますが、子どもは、本当によくオトンのことを見ているものです。私自身も、何かある度に、自分の父親と仕草や口癖が似てきたなと思いますが、それと同様に、自分の子どもたちの仕草や口癖も、私に似ているなと思うことが沢山あります。
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「夢は叶うもの、実現するもの」と信じる
子育ての場、家庭内において、“心理的安全性“が確保されていることはとても大切です。
“心理的安全性”はGoogleのプロジェクト・アリストテレスで明らかになった「生産性の高いチームの条件は何か」という問いに対して、「チームを成功へと導く5つの鍵」に含まれる要素の一つで、その重要性に注目が集まっています。
「子供の夢を応援しよう」と、オトンが本気で思えて、実行している家庭は、この“心理的安全性“が、ナチュラルに存在していて、子どもが、「夢は叶うもの、実現するもの」と、未来に目を向けています。そして、そのためには、「オトンも夢を叶えていく」ことも大切です。
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オトン自身が、人生を楽しもう!
私は、コーチングと出会い、私自身が大切にしているものに気づくことができ、子育てもさらに楽しめるようになりました。子どもが、「自分で考えて、決めて、行動する」その結果、子どもが夢を叶えて、子どもらしい豊かな人生を送ることができれば、オトンとして言うことは何もありません。
そのためには、「オトンの私が、人生をどれだけ楽しんで、そのかっちょいい背中を魅せること」このことを私は意識しています。
「子どもの可能性を信じる」という、オトンとしての私のあり方(コーチングマインド)があり、そこに基づいてコーチングスキルも使っています。
本連載が、オトンの方々(もちろんオカンの方々)の子育てにヒントになって、「オトンもオカンも、子どもも皆が夢を叶える」そんな世界になると、私はとってもハッピーです!
オトンの皆さん、オトン自身も人生を楽しみましょうね!
*本連載は、本当に多くの方々とのご縁、そして支えにより最後まで続けることができました。何より、先輩コーチ、コーチ仲間、そしてマイコーチ、そしてそして何より私の大切な家族のお陰です。この場を借りてお礼を申し上げます。また、このような貴重な機会を与えたいただいたoton+toの布施編集長にも感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
また、何かの機会に、皆さまとお会いできることを楽しみにしています!
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今までの連載内容
【はじめに】
① オトン(お父さん)の日常の子育てにコーチングマインドを (4月16日公開)
【オトンのコーチングマインドスキル編】
② 子どもの話を最後、「。」まで聞くことの効果 ~傾聴~ (5月7日公開)
③ 子どものペースやテンポに合わせて寄り添ってみることの効果 ~ペーシングとリフレイン~ (5月21日公開)
④ 子どもが100点を取った時だけでなく、そもそもの存在を認めてみよう ~承認~ (6月4日公開)
⑤ 子どもには過去への詰問ではなく、未来への質問を ~質問~ (6月18日公開)
⑥ 子どもにはダメ出しではなく、目標や夢に対するフィードバックを ~フィードバック~ (7月2日公開)
⑦ 子どもへのコーチングマインドを活かした、イケてるオトンの声のかけ方 ~コーチングスキルのまとめ~ (7月16日公開)
【オトンのコーチングマインド応用編】
⑧ オトンが子どもの時の、親との出来事を思い出してみよう (8月6日公開)
⑨ オトン同士で、子どもの自慢話をしてみよう (8月20日公開)
⑩ オトンの今の仕事、そして夢の話を子どもにしてみよう (9月3日公開)
⑪ オトンとしての、あり方を考えてみよう (9月17日公開)
【おわりに】
⑫ かっちょいいオトンの背中を魅せ続けよう (10月1日公開)
毎月第1、3金曜日が連載予定日です。
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執筆者プロフィール
山田 真伸(やまだ まさのぶ)
コーチングオフィス Be a Smile代表
お父さんコーチ
言語化コーチ
北海道出身神奈川県在住
3人の子ども(12歳の男の子、4歳の男の子、2歳の女の子)+8歳のチワワ
【保有資格】
国際コーチング連盟アソシエイト認定コーチ
一般社団法人コーチングプラットフォーム認定コーチ
理学療法士
【大切にしていること】
あり方
「私自身が笑顔で、周りの人も笑顔にできる存在であり続けたい。」
ビジョン
「自分の選択に肯定感を持つ。」一人ひとりが笑顔でそう思える世界をつくりたい。
【コーチとしての活動】
2020年6月6日に理学療法士として会社に勤務する傍ら、個人事業主として「コーチングオフィスBe a Smile」を立ち上げ、プロコーチとしても活動を開始。
プロコーチとしての活動は、会社経営者、マネージャー層、子育てに悩むお父さん、医療介護従事者などを中心にパーソナルコーチングセッションやに加えて、コーチング、コミュニケーションに関しての企業研修、セミナー講師。2020年8月からは毎月、お父さんのためのお話し会(日常の子育てにコーチングマインドを)を主宰。その他にも、理学療法士の養成学校に通う学生のために定期的にプロボノコーチングセッションを提供し、未来の理学療法士をプロコーチとして支援している。
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