オトンと仲間さんの記事
妻の瞳に映る情景
■oton+to編集部 泉信二 5歳の娘 4歳の息子のオトン
朝は慌ただしく動く妻を横目に、自分の身支度をそそくさと済ませて出かけるのが私の日常である。ある朝、妻から子どもたちのサポートを頼まれた。リビング中央で着替える姉の周りをぐるぐる走り回る弟の姿が目に映る。太陽が由来である娘の名前は「あさひ」。地球の大自然が由来である息子の名前は「栞太郎」。すぐさま父による太陽系の講義が始まる。娘が太陽、息子が地球、父が月になって自転と公転を繰り返す。
「今じゃないよね。」
妻の冷たい一言に我にかえる。
このように、サポートを頼まれても子どもと一緒になって遊んでしまうという的外れな夫。そんな私が、妻の朝を理解するために娘と息子のお弁当作りに挑戦した。考えるよりやってみようと思ったのがキッカケ。
月曜日。
「じゃあ、明日よろしくね。」
妻からの一言にたじろぐ。お弁当を完成させられるイメージがわかない。何から手をつけたらいいか分からないのである。
「何事にも準備が必要だから、まずは日にちを決めよう。」
子どもじみた言い訳により翌日の実施は見送らせてもらった。
次の木曜日。お弁当作り実行の日は3日後に決定した。
火曜日。
お弁当といえばキャラ弁だ。どこかで「はらぺこあおむし」のお弁当を見たのを思い出した。こういうときはGoogle先生に頼る。枝豆とミニトマトを使った「はらぺこあおむし」弁当を見つけた。可愛い、簡単、栄養バランス良し。「これにしよう!」すぐに妻に相談。「可愛いし、枝豆とミニトマトは好きだからいいんじゃない。」とお墨付きをいただき自信をつけた。
水曜日。
会社帰りの深夜、駅前のスーパーに駆け込むも、冷蔵庫の中を把握していないことに気づく。慌てて妻に電話。
「ブロッコリーとミニトマトある?」
「両方ともあるよ。」
電話しながら野菜コーナーを物色。大変なことに気づく。枝豆がない。
「どうしよう?枝豆がないんだけど!」
「冷凍の枝豆ならうちにあるよ。」
この時、冷凍の枝豆の存在を初めて知った。まるで子どもの「はじめてのおつかい」のようである。何はともあれ、ほっと胸をなでおろす。帰宅後は翌朝のお弁当作りに向けた準備をする。キッチンの中を把握することから始めなければならない。何も把握していない夫に少々呆れた様子の妻にレクチャーを受けながらお弁当作りのシミュレーション。使う食材を説明しながら、その都度、ダメ出しをいただく。子どもの好き嫌いを把握していないからである。この時、娘と息子で好みが違うため、それぞれに合わせたメニューにしていることを知った。1種類だと思っていたお弁当は、実は夫の分を含め3種類だったのである。この日の準備の締めくくりは、お米を炊くための炊飯器の予約セットである。お米を研いで、水を入れて、タイマーをセットするだけの幼稚園児にもできる簡単な作業…のはずが、ここで妻の鋭い指摘が入る。お水の量が違うと言う。お弁当のご飯が緩くならないよう、目盛りより少なめにしておくのがキモだと言うのである。まるで、新入社員になった気分である。細かい話に少し憮然としながらも、その細やかな気遣いに感謝の気持ちが湧いてくる。
木曜日。
いつもより早い時間に起床。薄暗い部屋の電気をつける。肌寒いキッチンに眼が冴える。いつもは、家族の誰よりも早く起床した妻が温めてくれた部屋に、寝惚け眼で起きてくるのだが今日は違う。妻の朝を体感した瞬間である。バナナを頬張りながら妻の行動を思い返す。まずはじめに洗濯機を回す。普段は洗濯機の回る機械音を布団の中で聞きながら過ごす。今日の妻は布団の中で静かに寝息をたてながら気持ちよさそうに寝ている。そんな妻と、寝相が悪く四方八方を向いて寝ている子どもたちの姿を見るのも悪くない。
それも束の間、鳩時計の鳴き声が朝の時間との戦いのゴングである。頭の中ではドリフターズの盆回りが流れる。娘と息子を叩き起こし、制服に着替えるよう促す。すんなり起きるがマイペースでなかなか着替えない娘と、「さむい」と言って団子虫のように布団に包まり出てこない息子。二者二様の様が新鮮であるが、これが毎日続くと考えると、子どもに腹をたてるのが分かる気がする。それにしても、親によく似た子どもたちである。娘のマイペースは私似、息子の寒がりは妻似。見事に夫婦に似ているのである。この親にこの子ありである。
「今日はトトが弁当作るよ。」
の一言に子どもの目の色が変わる。
「トトが弁当作るの?やったー!」
喜ぶ息子。
「何を作るの?」
嫌いなものを入れらないか、冷静に中身を気にする娘。
この場面でも二者二様の反応。
ここで、夫のお弁当作りに半信半疑の妻が起き出してくる。子どもを任せ、お弁当作りに集中する。途中、子どもたちからの「みてみて」攻撃や、「きいてきいて」攻撃にペースを乱される。相手をしてやりたいが時間は待ってはくれない。私は聖徳太子ではなく、平凡なおやじなのだ。寄ってくる子どもたちを冷たく受け流すのが精一杯である。なんとかその場をしのぎ、お弁当が完成。気づくと1時間が経過していた。すぐに子どもたちにお披露目。
「はらぺこあおむしだー!」
「かわいいー!」
いい反応だ。
そこへ妻から鋭い指摘。
「この子達、幼稚園バッグ振り回すからぐちゃぐちゃになるかもよ。」
「そうなの?早く言ってよ。」
はしゃぐ子どもたちを背景に、全知全能の妻と無知無能な夫のシュールなやりとり。
「お弁当ぐちゃぐちゃになるから、幼稚園バッグは振り回さないでね!」
すかさず、子どもに忠告するとともに、これが見納めと写真におさめる。
ダイニングテーブルに腰掛けほっとひと息つくと、周りのこと全てを妻が片付けてくれていることに気づく。これが、妻が夫に求める育児の役割なのだ。
その日の夕方、妻からメッセージとともに写真が届く。そこに写ってるのは「空っぽのお弁当箱」と子どもからの「美味しかった」のメッセージ。「2人ともキレイに完食してきたよ!」とのメッセージから、妻が上機嫌であることが伝わってくる。
お弁当を作ったオトンへの子どもたちからのおくりものは、
「ナンニモナイ」
空っぽのお弁当箱にココロが満タンになる。そんなステキなおくりものであった。
妻の朝を知るためのお弁当作りを通して、5ゲン主義の視点から、次に紹介する学びがあった。
<現地>
キッチン内部
<現物>
弁当作り
<現実>
妻が夫に求める育児
<原理>
キャラ弁は幼稚園バッグを振り回すと崩れる
<原則>
子は嫌いなものは食べない
これには続きがある。
帰宅後の夫婦の会話。
「今日はたまたま園長先生とご飯を食べたらしいんだけど、弁当を見た園長先生に、「お母さんすごいね。」と言われて、「違うよ。パパが作ったんだよ。」と言ったんだって。いつもパパが作ってるって思われたかも。鬼嫁だと思われたかも。」
と妻が心配する。
「大丈夫だよ。そんなこと思ってないよ。(しめしめ。こんなイメージ戦略も悪くない。パパのイメージ向上に向け、今後の参考にしよう。)」
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お父さんの絵本ガレージ
【絵本ガレージ ホワイトデー編】お父さんがグッとくる絵本たち
オトンのみなさま!3/14はホワイトデーでございます。奥様に、たまには絵本なんかを贈ってみるのです。新鮮だと思うのです。娘さんにも贈ってみるのです。絵本のプレゼントというのは、なかなかいいのではないかと思うのです。
そんなお父さんにおすすめの絵本を、
フリーアナウンサーで絵本専門士の近藤麻智子さんに選んでもらいました!
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これまでのホワイトデーには、奥様や娘さんにどんなプレゼントを送ってきましたか?絵本を贈るなら、どんな作品をイメージしますか?例えば、奥様に日頃の感謝を伝える絵本、奥様の趣味にまつわる絵本、娘さんの好きなものにちなんだ絵本なども素敵ですね。でも今回の絵本ガレージでは、ちょっと照れくさいかもしれませんが、“愛を伝える絵本”を4冊選んでみました。手渡すだけでなく、ぜひ目の前で読んであげてくださいね。絵本は読んでもらうのが一番です、いくつになっても。そもそも絵本を読むこと自体が、「あなたがだいすき」と伝えること。大切な人の声を聴きながら、愛情あふれる物語に没頭できる時間を届けてみませんか?今年は絵本で、Happy Whiteday♡
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【奥様へ】
①『そのままのキミがすき』
作:きむらゆういち 絵:高橋和枝 あすなろ書房
そのままのキミでいいいんだよ
まるごと愛するメッセージを奥様へ
数々の名作を生み出してきた絵本作家のきむらゆういちさんが、男性から女性に向けたメッセージを率直に表現したという大人向けの絵本。ある日ねこの女の子のもとに、1冊の本が届きます。開いてみると、大切なあの人からのメッセージが綴られていました。「たとえばキミが、寝起きのグシャグシャな頭でも、泣いたあとの真っ赤にはれた目をしてても、80歳すぎても……そのままのキミでいいんだよ」。お母さんは、出産して、子育てをする中で、様々変化してきた自分についてよく知っています。どんな自分であっても、この先も、まるごと愛してくれる存在がいるなんて、こんなに幸せなことはありません。手のひらサイズで、リボンのついたおしゃれな表紙デザインも、贈り物にぴったり!私は書店で一目惚れして自分のために買ってしまいましたが、できればプレゼントしてもらいたかった絵本です(笑)。
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②『おくりものは ナンニモナイ』
作:パトリック・マクドネル 訳:谷川俊太郎 あすなろ書房
ナンニモナイを贈るユーモア!
きみとぼくの愛の哲学絵本
世界中で愛されているコミック『Mutts』の主人公、ねこのムーチといぬのアールの物語。いつもと違う特別な日に、ムーチは大好きなアールに贈り物をしようと考えます。でも一体、何をあげたら喜ぶだろう?「ムーチはかんがえた。うんとかんがえた。なんでももってるともだちをよろこばせるものってなんだ?」。思いついた最高のプレゼントは、「ナンニモナイ!」。そこでムーチは、ナンニモナイを探しに出かけます。この世界にはいろんなものがいっぱいあるけれど、ナンニモナイはどこにも売っていません。ようやくムーチはナンニモナイを見つけ出し、大きな箱いっぱいに詰め、赤いリボンをかけて、アールに届けに行きます……。君と僕がいる、ただそれだけでいい。贈り物をすることの本質について、ハッと気づかされる絵本。シンプルな絵と言葉にユーモアも込められて、愛の哲学を感じます。
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【娘さんへ】
③『パパといっしょ』
作:スーシー 訳:高橋久美子 トゥーヴァージンズ
パパと娘が想い合う日常
SNSで共感を呼んだイラストが絵本に!
小さな女の子と大きなパパの何気ない日常を、まるでアルバム日記のように娘目線で綴った1冊。ウクライナ出身の女性アーティストがSNSに投稿した「父と娘」のイラストシリーズが、世界中で共感を呼び絵本になりました。大好きなパパへの気持ちを翻訳したのは、元チャットモンチーで現在は作家として活躍する高橋久美子さん。「ねえねえ パパのおはなしって どんなえいがよりもわくわくするよ」「わたしがかなしいとき パパはよしよししてくれるんだ」。父親と離れて暮らした経験を持つという作者は、パパの姿を描きながら、遠い記憶を思い返していたそう。本文では一言も話さないパパですが、絵の端々から、娘を心から愛する気持ちが溢れるように伝わってきます。この絵本を父子で読む時間こそが、“パパといっしょ”のかけがえのないひとときになることでしょう。
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④『どんなに きみがすきだか あててごらん』
作:サム・マクブラットニィ 絵:アニタ・ジェラーム 訳:小川仁央 評論社
眠る前に読みたい
好きな気持ちを競い合う心温まる絵本
「きみがどんなにすきか」を競い合う、ほほえましく心温まる絵本。おやすみの時間、チビウサギはベッドへ行く途中にデカウサギに聞いてみたくなりました。「どんなに、きみがすきだか あててごらん」。腕を思いきり伸ばし「こんなにさ」と体で表現してみるチビウサギ。今度はデカウサギが、その長い腕を伸ばして「でも、ぼくは、こーんなにだよ」。何度も比べ合いをするうちに眠くなってしまったチビウサギは、「ぼく、おつきさまにとどくぐらい きみがすき」と言って目をとじるのです。デカウサギはチビウサギをベッドに寝かせて、おやすみなさいのキス。そして最後にささやいた言葉とは……? 1994年にイギリスで刊行されて以来、世界各国で愛され続けるベストセラー。一日の終わりにお子さんに読んだら、きっと安心した気持ちで眠りにつくことでしょう。親子はもちろん夫婦にも響く、懐の深い1冊です。
★ 会社帰りのイベントもあります★ 「お父さんの絵本ガレージBar ホワイトデー編」
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日時:2/21(木)
18:30開場、19:00~21:00
□場所: ブックハウスカフェ
〒101-0051 千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
お店の中央のスペースで、みなさん、お酒を飲みながら、絵本を読んでもらっておりました。楽しい絵本、共感する絵本、考えさせられる絵本など。読んでもらっていると、文字を追うことをしないので、絵をまじまじと見てしまいます。そして「この先どうなるんだ?」と、ページをめくられるのを待ってしまいます。大人でも絵本の世界にがっつり入り込める、それは妙に新鮮な体験です。読んでもらった後のみなさんの感想もいろいろなんですね。それを聞くのも面白いです。
会社帰りに神保町へ。絵本を読んでもらいながら1杯いかがですか?
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選書と読書:フリーアナウンサー/絵本専門士 近藤麻智子
進行:oton+to編集長 布施太朗
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オトンだからグッとくる絵本があります。
オトンだから、
子どもにプレゼントしたくなる絵本があります。
そんな絵本を見つけてみませんか?
「お父さんの絵本ガレージBar」は、
会社帰りに、本の街・神保町で、
お酒をちょっと飲みながら、
お父さんにオススメの絵本を読んでもらう会です。
普段、子どもに絵本を読んであげているというお父さんも、
子どもの時以来、絵本なんか開いたことのないお父さんも、
これからお父さんになる人も、
普段、ビジネス書しか読んでいないビジネスマンも、
たまには、絵本を読んでもらいましょう。
きっと、なにか気づくことがあるはずです。
そして、お父さんがグッときた絵本を、
お子さんにプレゼントしてみませんか?
ブックハウスカフェ店内には、「絵本ガレージ」コーナーがあり
oton+toで紹介されている絵本が並んでいます。
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日時:2/21(木)
18:30開場、19:00~21:00
□場所: ブックハウスカフェ
〒101-0051 千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
TEL 03-6261-6177 FAX 03-6261-6178 www.bookhousecafe.jp
(東京メトロ半蔵門線&都営新宿・三田線「神保町」駅A1出口から徒歩30秒!)
参加費:¥500+ワンドリンクオーダー
ブックハウスカフェで1000円以上ご購入のお客さまが
レジカウンターで「オトントを見て来店した」とおっしゃってい
ドリンクサービスチケット(当日のみ有効)をお渡し
500円までのドリンクは、このチケットでお楽しみい
※500円以上のドリンクは、差額をお支払いいただければなんで
※詳細、お問い合わせはE-mailまたはお電話でブックハウスカフェまでどうぞ。
お申し込み先
□予約が必要です。
(店頭/E-mail:yoyaku@bookhousecafe.jp/お電話 03-6261-6177にて)
※メールでご予約の際は必ず、件名に「絵本ガレージバー」として、本文に「お名前フルネーム(よみがな)・お電話番号・ご参加人数」をお知らせください
※詳細、お問い合わせはE-mailまたはお電話でブックハウスカフェまでどうぞ。
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選書と読書:フリーアナウンサー/絵本専門士 近藤麻智子
大人向けの絵本セラピー®のワークショップ「絵本のち晴れ」や、絵本の読み聞かせとヨガをコラボレーションした親子向けイベント「絵本ヨガ」を主宰。2016年に出版した絵本『森のくるるん』(そうえん社)では、コンセプトと文章を担当。企業にてビジネスパーソン向けの絵本ワークショップの講師も務める。一児の母。現在BS日テレ「リーダーズメッセージ」に出演中。oton+toにて「お父さんの絵本ガレージ」連載中。
お父さんの絵本ガレージのその他の記事
その他のカテゴリー
青山お父さん大学
青山お父さん大学 おかげさまで第3期もはじまります!
青山お父さん大学第2期も、おかげさまで好評のうちに終えることができました。
最終日は、第1期卒業生が幹事となり、第2期卒業したてのみなさんと合同で
打ち上げをしました(肉を食べました)!
仲間が増えました!!!!
こちら、受講された方々の感想です。
第3期が2/20(水)からはじまります!
駆け込み申し込みも大歓迎ですので、ご検討ください!
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●他の参加者の話を聞くことで、これまで得ることのできなかった重要な価値観を複数得ることができた。 ・宿題をこなすことで、強制的に家族について考える機会を作ることができた。
●全体を通して素晴らしい内容でした。 通常、大学では半期十数回の講義を受講すると思いますが、それを遥かに凌駕する中身の濃い内容でした。 計3回、3週というのは、少し物足りない気もしますが、初回に臨むにあたっての心と頭の準備や毎回の課題含め、約1か月に渡る「家族」をテーマとする生活は、ちょうどいい期間とも言えます。 平日開催には、業務の調整が必要という点でハードルはありましたが、第1回目の内容に心打たれ、第2第3の業務の調整に熱が入りました。働き方改革が加速しました(笑) 。布施さんの涼しげな雰囲気が心地良かったです。
●全体的大変満足しました。講義時間・講義回数に関しては足りないくらい。宿題に関しては少し気が重かったのですが、考えるたり思い出したりする時間はとても大切で、今後も続けて行ったほうが良いと思います。
●多様な価値観や意見交換をする事で、多くのなるほど!すぐやってみよう!と気づきを得る事が沢山ありました。
●自分の感情を記録に残す作文は、今まで考えたこともありませんでした。が、実際に取り組んでみると、過去の感情が呼び起こされて、その時、その時の気持ちは将来大きくなった息子にとっておいて、見せてあげたいと強く思いました。 受講者同士の意見交換は、自分にはない視点が多く、非常に有意義でした。 ただ、受講生同士の意見交換が有意義であったのは間違いないのですが、先輩パパの失敗からの成功などをもう少し聞きたいと思いました。 それを補完するのがテキストだと思いますが、個人的には、父親が子ども・・・の後日談や、先輩お父さんである布施さんの体験(失敗、成功)などももっと伺いたかったです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いただいたご意見をもとに、第3期、さらにブラッシュアップしていきます!
オトンのみなさま、ぜひご参加ください。
お子さんが4~5歳〜小学6年生までの方、特にオススメです。
■青山お父さん大学第3期(3回完結)
DAY1:2019年2月20日(水) 19:00ー
DAY2 :2019年2月27日(水) 19:00ー
DAY3 :2019年3月6日(水) 19:00ー
料金 :¥15,000
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夏休み最後の週末に向けて「青山お父さん大学 1Day講座」8/28(水)開催
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夏です!海水浴の季節です。 オトン世代が子どものころ、またはさらに遡った世代から比べると 夏休み…続きを読む
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その他のカテゴリー
青山お父さん大学
青山お父さん大学 第2期レポート!
2018年8月におこなわれたoton+to初の講座型の試み、
「第1期青山お父さん大学」。
“お父さんのあり方を考える”企画として好評のうちに終わり、
2019年1月、早くも第2期が始まりました!
この記事では、第2期初回の潜入レポートをお届けします!
▲皆さん、仕事終わりの参加です。疲れを感じさせない集中力!
中には、第1期から続けてのご参加の方も。
「第1期に参加し、お父さん同士でつながれることのありがたさを感じた。
引き続き、いろんなお父さんの意見を聞いてみたかった」
という嬉しいご感想とともに、新たにご友人を誘って来てくださいました。
そう、お母さんに比べて、格段に子育てに関する情報交換の機会が少なかったり、
パパ友がいなかったりと、
“我流”で子どもとかかわりがちなのがお父さん。
今回ご参加のお父さんたちも、そんな“小さな世界”の殻をちょっとだけ破って、
他のお父さんの意見や様子を聞いてみたい、という目的の方がほとんどでした。
さて、初回講座のアジェンダはこちら。
①講師・布施の自己紹介&イントロダクション
②参加者の皆さんの自己紹介
③質問1「子育ての目的とは何か?」
④質問2「父と母の役割の違いは?」
⑤質問3「どんな父親でありたいか?」
「お父さん大学」はそれぞれのお父さんが“お父さんのあり方を考える”講座。
ゆえに、決まった正解はありません。
ですが、
・その中でも、こういうことは知っておいてもいいんじゃないか
・これについては意見交換しておいてもいいんじゃないか
ということについて取り上げ、議論していきます。
▲「父と母の役割の違いは?」で出た意見。「違いはない」という意見もありましたね。
▲議論白熱中。あれ、いつの間にか、お茶がビールに変わっている…?!
話し始めると、
皆さん「そうそうウチも!」「それ、スゴイわかるわぁ!」と
話がドンドン盛り上がり、エピソード共有が止まりません。
あっという間に1時間半が経過し、さらに延長30分!
名残惜しい雰囲気の中、解散しました。
最後に、初回講座を終えた皆さまからの感想をご紹介します。
「参加者の中だけでもたくさんの意見があることを知り、第2回第3回も楽しみでしかありません。あっという間でした。朝までいけるんじゃないかと思います」
「参加前はそこまで期待していませんでしたが、正直、期待以上でした。これは、全国でやったほうがいいんじゃないかと。お父さんは小さい世界でいろいろ考えているなと思わされました」
「第一期からの参加ですが、やっぱり楽しい。気づくこともたくさんあるし、何より共感をもらえることが嬉しいです」
「今日伺った皆さんの実践の中で、1つでも2つでも何かしらアクションを起こしたいと改めて思いました。また、2回目3回目と、より生々しい悩みも共有できたら勉強になるし楽しいなと思います」
「ホント参加して良かったです。特に、自分の子どもへの想いを文字にするべきだなと感じました。写真や映像はたくさんあっても、その後ろ側にある親の気持ち、子どもの表情を見たときに僕がどう感じたかどうかは記録がない。それをどう残そうかなと今日ずっと考えていました」
皆さま、第2回・第3回も、どうぞ宜しくお願いします!
*
さて、第2期が始まったばかりの「青山お父さん大学」ですが、
すでに第3期の開講も決定しています。
布施の本のタイトルにあるように、
父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もありません。
そのかけがえのない時間を、より豊かに過ごすため、
子育て真っ最中の今だからこそ考え、実践できる“お父さんのあり方”を、
一緒に深めていきましょう!
■青山お父さん大学第3期(3回完結)
DAY1:2019年2月20日(水) 19:00ー
DAY2 :2019年2月27日(水) 19:00ー
DAY3 :2019年3月6日(水) 19:00ー
料金 :¥15,000
※下記よりお申し込み下さい
ご参加を心よりお待ち申し上げますー!
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オトンの流儀とか アーティスト編
相方は父です。相方は娘です。完熟フレッシュです!【最終回】
第4回 立ち続ける場所があるなら、舞台は立ち続けたいと思っています。
今回はお笑いコンビとして活躍されている完熟フレッシュの池田57CRAZYさんと池田レイラさんです。お互いの長所短所を生かしあって、日々ネタについて研究したり分析しているそうです。子どものように純粋な一面のある池田57CRAZYさんとしっかり者の池田レイラさん。家族としてのおふたりと、相方としてのおふたりについてとても楽しく、興味深いお話をお聞きすることができました。最終回です。
聞き手:oton+to編集長 布施太朗
―覚悟は、M1から?
池田57CRAZY 僕はM1に初めて出た時に3回戦に行ったんですけど、ほんとにこの時間がずっと続けばいいなって言うのはあったんです。でも、お笑いに関してはその時無理強いは…終ったらそれまで。「そこでやんない」って言ったらそれで良いかなって思った時に、ちょうどオーディションとか、別の仕事が来たんです。それを言ったら喜んでたんで、1年キチンとやってみるか?っていう話がさっきのに繋がるんです。
―事務所入らないのも戦略の一つなんですね?
池田57CRAZY 一つです。事務所に入ると「事務所ライブ」っていうのもあるんです。毎月新ネタを作るんですけど、その時働いてたんです。そうなるとネタが仕上がんないっていうんですか。だったらネタを練ってやることによってM1にかける。2本あればどうにかなるかなっと思ったんですよ。あと僕らが初めて出たときからアマチュア賞みたいなのが出来たんですよ。ちょっとハードルも下がるのと、ベストアマチュア賞っていうのも受賞できるんで、じゃあそこをまず勲章として冠として取りに行こうっていうのもあったんですよ。
―そういう風に考えられるんですね。分かりました。ネタはどのぐらい練習されるんですか?
池田57CRAZY 僕はネタの練習をすごくしたがるんですけど、レイラが嫌がるんです。
池田レイラ 練習嫌いです(笑)。さっきもチラッと話したんですけど、パパはアドリブが利かないからずっと練習練習言ってくるんですけど舞台に出たら、多分何とかなると思うんですけどね。
池田57CRAZY ネタって紙の上で書いてても、いざやるとかなり変わってくるんですよね。だから、やっていく私に変えたくて早くから練習してどんどん変えたいんですけど。もう嫌がるんで、直前でやってます。
池田レイラ めっちゃ嫌いです(笑)。練習(笑)。
―お互いストレスなんですね。
池田レイラ パパは練習したいけどしてくれないっていうストレスで、私は練習しろってうるさいからストレスで、お互いアッーってなるんですよ(笑)。
―練習量としてはその真ん中くらいで落ち着くっていう事ですか?
池田57CRAZY いやー、何とも言えないですね。最低でも1日前とかの直前しかやらない時もあればあとはもうちょいやるときもあります。かと言ってやりすぎも良くないんですよね。
池田レイラ やっぱり自然体もちょっとは残しておきたいんですよ。パパが個人的に考えたりとか、練習とかしようとするからいつもガチガチになっちゃうんですよ。
池田57CRAZY ただ、新ネタは早めにやっておきたいんですよね。ほんとにかなり変わるんで。「ネタできました」っていって覚えるのはすぐに覚えられるんですよ。かと言って直前にやると「あ、ここ違う、やっぱ違うな」みたいなの出てくるんで、なるべく早めにしたいっていうんですか。
池田レイラ だから親子の感覚もあるんで、やっぱここ違うよねってなる時も練習してる時によくあるんで。どんどん、もう。ほんとにネタによっては全く変わったりしますね。書いてた時より短くなったり。もしくはこれで良いかってなる時もあります。でもほんとその時そのネタで全然違いますね。
池田57CRAZY まぁ結局一人じゃできないんで、やっぱり意見は取り入れますね。それは前のコンビの時でもそうでしたね。イヤイヤでも良いから毎年R1出てたんですよね。いざ一人で出ると、隣にいるだけで全然心境的に違うんだなっていうのが分かるんです。
池田レイラ この間のM1パパが大失敗して時間切れになっちゃったんですよ。終わった瞬間大泣きして、パパが(笑)。
池田57CRAZY いや、M1がやっぱ特別なもんなんですよね。
池田レイラ で、そのレイラに散々言ったのにほんと自分が情けなくてって言ってたんです(笑)。
池田57CRAZY 悔しかったっすねー。
池田レイラ いや、泣くか!っと思ってました。なんで13歳の女子より40代のパパの方が泣くんだよと思ってました(笑)。
池田57CRAZY いやM1はやっぱり特別ですね。
池田レイラ レイラのありがたみというか、「自分の力の無さに気付けましたね」とかインタビューで言ってたけど、いやその前から気付いとけっていう話ですよ(笑)。こっちが散々やってるんだから(笑)。だからもう、感覚がおかしいんですよ、もう。隣に居てサポートしてくれるのが当たり前と思っちゃってるんで、甘やかしちゃうんですよね、自分を。もちろん私もですが、頑張んなきゃいけないです、もっとパパは。
―そんな風に言われてますけど、レイラちゃんにもし一つのことしか伝えられないとしたら、何を言いますか。
池田57CRAZY うーん「お金は大事だよ」って言いますね。
池田レイラ いやもっと良いこと言いなよ(笑)。
池田57CRAZY いや、結局お金ですからね。
―お金ですか。
池田57CRAZY はい。お金があれば多分、家庭もうまくいきますし、健康も維持できると思うんです。僕はお金が無くて失敗してるんです。まぁだから「お金は大事だよ」っていうのをいつも伝えますね。
池田レイラ もっと良いコメントを待ってたよ(笑)。
池田57CRAZY いやもうほんとにいやらしいとかじゃなくて、そこはもうずーっと言ってるんですよ。生きるうえで。絶対お金大切ですからね。別に愛とか情熱も必要ですけど、結局私も奥さん20年近く一緒に居たんですけど、「金の切れ目が縁の切れ目」じゃないですけど、自分の好きなお笑いもできなくなった、好きな奥さんもいなくなったっていう風に全てを失ってしまったんですよ。だからもう絶対、先ほども言いましたけど情熱だけでやってたのが、キチンと計画を立ててお金になるようにキチンと動かないといけないということで、「お金が大事だから」っていうのを伝えたいです。でも、それじゃなかったかなぁ…もう一個あるんですよ。もう一個も言っておいていいすか?よく言ってるのが「ルールは破ってもいいけど、約束は破るな」っていうのは言ってますね、お金もですけど。そのどっちかですね。
―レイラさんは、なんか最近ネタ考えたいとか思ってることはあるんですか?
池田レイラ なんか1回、私も考えた方がいいのかなと思いました。1回は挑戦として考えてみようかなと思った時期もあったんですけど、やっぱり構成とか色々あるんだということに気付いて、まぁまだちょっと難しいかなというのは感じましたね。
―今は一番何やってるときが楽しい?
池田レイラ なんだろう。お婆ちゃん家に行ったりとか、パパの妹とか、お婆ちゃんと話してる時が一番楽しいですね。あと、ラジオのお仕事まだあんまり無いんですけど、たまにラジオの仕事がある時、凄い好きですね。
―へーラジオか。今後どのぐらいコンビとして続くイメージで向かってるのかっていうのは。
池田57CRAZY いや、僕はずっとしたいんですけどね。僕はやっぱり舞台が凄い好きなんですよ。ずーっと立てる場所があるなら、舞台はやり続けたいです。回数は減ってもしょうがないですけど、まぁコンビとして月1本でも2本でも立てる場があればありがたいですね。未だに師匠クラスの方も舞台にたち続けるじゃないですか。ああいうのってやっぱりカッコイイなって思っていますね。30年も40年も。そういう風にできれば良いっすけどね。元々はタレントになりたいみたいな事をレイラは言ってたし、僕はお笑いやりたい。で、コンビだったらきっかけになりやすいみたいなのもあったんで誘ったりはしたんですけど。だから、本人はずっとやりたいかどうか分かんないですけど、月1本でも2本でも立てれば良いかな。
―なるほど、それも素敵ですね。
池田57CRAZY なんか、オール阪神巨人師匠見たらカッコイイんですよね。未だにバリバリだし。やっぱもう僕が生まれて記憶にある漫才ブームの頃だったんで、5、6歳の時っていう事はもう40年近く前から、今変わらず面白いんですよ。やっぱり若いときは若いときの勢いだったり可愛さだったり、そこから段々年取ってきてもちょっとずつ形を変え進化していって、今の面白さがあって、凄いなぁって思うんです。東京の方って、漫才協会で浅草の方に立たない限りは減っていっちゃうんですよ。僕はスベってても立ち続けるのがカッコイイと思うんです。
―いやあ、父娘で立ち続けられたら素敵ですね。今日とてもおもしろかったです。ところで、今日の晩ごはんは?
池田57CRAZY ありがとうございました。このあと原宿に行ってたぶんレイラの希望でハンバーグとか食べると思います。
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相方は父です。相方は娘です。完熟フレッシュです!【第3回】
第3回小学4年生の時ぐらいですか ね。「ひとりで無理だから」と言ってしまったんですね。それが今の関係に繋がっているのもあり、重荷になっているのかと気にしてもいます。
今回はお笑いコンビとして活躍されている完熟フレッシュの池田57CRAZYさんと池田レイラさんです。お互いの長所短所を生かしあって、日々ネタについて研究したり分析しているそうです。子どものように純粋な一面のある池田57CRAZYさんとしっかり者の池田レイラさん。家族としてのおふたりと、相方としてのおふたりについてとても楽しく、興味深いお話をお聞きすることができました。第3回です。
聞き手:oton+to編集長 布施太朗
―人生言葉が裏目に出るタイプなんですか。
池田57CRAZY いっぱいありまして、そんなに上手くいくとは思ってもないですけど人生なんて。あんまり上手く行き過ぎても、緊張しちゃいますね(笑)。
―今の完熟フレッシュさんのこの状態っていうのは裏目に出たってことですか?
池田57CRAZY これに関しては、僕はもう1年ワタナベに「入る」までの1年でした。「入る」っていうのと「M1で決勝に行く」っていうのが大前提だったんです。そこが駄目になった時に、すぐおもしろ荘にシフトチェンジしました。で、ワタナベに入るのを一旦ゴールにしてました。ワタナベに入る時におもしろ荘に出たんで、その後にこうなるっていうのは、正直ちょっと想像はあったんです。
―そうなんですか。
池田57CRAZY はい、おもしろ荘に出れさえすれば、どうにでも転がるなっていうのはちょっと自信はあったんですよ。もう出た瞬間に勝ったっていうのは正直思ったんです。そこに対する目標まではキチンと動いたんです。
―試合運びはそこまでは順調ってことですね。
池田57CRAZY そこまでは順調っていうか上手く計算通りに行きましたね。その代わりその分キチンとしました。1年間は努力を惜しまずにしました。
―その努力というのは具体的には。
池田57CRAZY ネタをブラッシュアップするということと、顔を売ることですね。で、もちろん場数を増やしました。芸人だと、なんかあんまりカッコ悪いからそんな事するなみたいなところって結構あるんですよ。SNSを使って何かをするとか色々あるんですけど、そういうのも結局顔を売るため、売れるためにはしないといけない。あと、人のツテとかも出来る限りの事は全部してました。ただ、おもしろ荘に出れなかったら、M1が駄目だったんでちょっと難しいかなと思ったんですけど、順位がどうあれ、出た時点で何かしら引っかかるだろうなっていうのは確実にありましたね。
―それは想定内?
池田57CRAZY そこは想定内です。ただ、その後色々出させてもらったときに、ことごとく上手くいきました。で、今みたいな状況になったのは僕の想像以上でした。そこはもう想定外ですね。やっぱりレイラが凄かったんだなって思いましたね。
―娘さんが凄いなって思い始めたのはどれぐらいからですか?
池田57CRAZY ほんとに思ったのは…多分初めての大きな番組だった「行列のできる法律相談所」の収録の時ですね。ネタはまぁ置いておいて、その後のトークですね。ばちーんハネて、ドカーンてなったんですよ。僕はもうネタのことしか考えれなかったんですけど、そこで上手くやってて。「あ、この子は凄いんだな」て思ったんです。
―それはおもしろ荘から何ヵ月後?
池田57CRAZY オンエアから1ヶ月後くらいですね。
池田レイラ 逆に今までの生活が普通の中学生だったから、テレビでしか見てない、画面越しでしか見てない人が隣に居ても、もう何も感じなくなっちゃってました。現実味がないから、逆に緊張しなかったですね。ありがたいことにどんどん色々番組とかも出さしてもらうようになってたから、このペースがまた良かったのかなと思います。やっぱ1ヶ月以内で、どんどん仕事いただけたのがとても良かったと思いますね。周りの方々の協力もありましたし。パパも計算して1年間やってきてくれてたので、そこはそうですね、ありがとう。
―パパの綿密な計算による試合運びと、そのタイミングにバーンっと乗ったってのとの掛け合わせですね。
池田57CRAZY そうですね。はい。去年までの1年は僕の計算通りなんですけど、その後はもうなるようにしかならないって言うか。
池田レイラ そうなんですよね。今まで、ライブしか出てなかったからこそ、ネットとか直接の評価とかあんまり耳に入ることはなかったんですよ。
なので、テレビに出るようになってから、色んな人の意見とかこうした方がいいかなって思ったり、ネタの喋るタイミングとかを少し前より考えるようになりました。だから今年のM1個人的には色々気にかけることが多かったですね。「こうしようかな」とか「ああしようかな」と考えていました。ただ、今年に入ってやっぱ自主的に考えたりする事が増えましたね。今までライブだけで、パパの方がプロデュースが上手いっていうのは分かってたんで、だからお願いしてたんですよ。言われた通りにしとけば、良かったんです。テレビに出るようになってから、パパの通りにやってたら、逆にパパ失敗する事が増えてきたんですよ(笑)。自主的に行動した方がどんどん上手くいくことが増えたんで、最近は自分で考えたり、他の人に聞いたりとか。やっぱスタッフさんとか、プロデューサーさんとかディレクターさんとかに直接言われた方が、「じゃあこうしよう」っていう風になるんです。だからパパに言われてもその通りには多分しないと思いますね今だったら(笑)。
―その辺はいかがですか?
池田57CRAZY いやもう、やっぱり番組を作るスタッフさんの意見が一番正しいと思うんで、そこは僕も聞くようにしてます。
―些細なことでもいいので、これまでの子育てでレイラちゃんとのコミュニケーションで「これはちょっとやってしまったな」とか後悔してることとか、そういう事ってありますか
池田57CRAZY 母親がいないんで結構手探りで生活してます。思ったことは言いますし、頼るときは頼るんです。僕が一回病気したときに、一人で抱え込むの無理だから手伝ってくれっていうのを言ったんですよ。たぶんそれを言ったから親子関係がこういう面白おかしくなったのかなって思う反面、言ったのが小学4年生ぐらいの時だったんで、もしかしたらそこが重荷になってないかなって思ってますね。
池田レイラ ずっと重荷だよ(笑)ずっと重荷なんだよ(笑)!ずーっと。ママ居なくなってからずーっと(笑)。今も(笑)。
池田57CRAZY ママが居たら?
池田レイラ 半減してたと思うよ。あんまり喋ることはなかったですけどね。
池田57CRAZY そうですね。昼間バイト、夜はもう年間250本分ぐらい舞台出てました。家にいる事が少なかったですね。
池田レイラ そもそも話すことがなかったから、重荷も何もなかったというか、だからやっぱ一緒に居る時間が多くなると、もはや重荷でしかないですね(笑)。
―じゃあ始めはその時はパパの存在なんていうのはそんなになかった?
池田レイラ もうほぼなかったですね。とりあえず働いてるんだなっていう感じでした。
―それが二人になった時にまず感じた事とかっていうのは。
池田レイラ ちょっと怖がりで、やっぱり家に居るとき一人で居る時間が多かったので、ずっと怖いなっていう感じがありました。もう朝起きるのも怖かったですね。ちょっとカタッとか物音がしただけで怖かったです。パパが毎朝5時に家出るときにちょっと私の顔見てから仕事出てたんですけど、とにかく怖いから部屋の電気をつけたくて、パパが家出た瞬間にすぐ起きて、5時ぐらいから朝一人で部屋の中をうろうろしてたんですよ。だから最初自分の家に慣れるまで大変でしたね。
―それがどれくらい続いたんですか?
池田レイラ 小学5年生くらいまでめちゃくちゃ怖がりでしたね。冬とか日が暮れるのが早いじゃないですか。だから6時半くらいになったらもう怖くてどちらかと言えば外にいたほうが気が楽っていうのがあって苦労しましたね。怖いから家中の電気をつけたりとか。あと、他の同級生の子と比べて背が小っちゃかったのもあって、やっぱ何するにしても結構手こずってたんですよ。だから洗濯物畳んだりはするようにはしてましたね。お風呂掃除したりとか。途中からめんどくさくなってやってなかったですけど。
―その頃パパはレイラちゃんの怖い気持ちというのは。
池田57CRAZY いや、もう言ってましたし。気持ちも分からなくもないですけど、もう慣れてもらうしかなかったですね。僕に似てるなっていうのは思いましたね。僕も怖がりで、親が居ない時絶対家に入んなかったんですよ。
池田レイラ 私は二人とも怖がりだったので、そこはとても苦労しましたね。一番苦労したかも知れないですね。
―二人で「やってくぞ!」って覚悟をしたきっかけやタイミングなどは?
池田レイラ 騙されたって言うのはおかしいですけどね。きっかけは2016年のM1だったんです。出る必要は全然なかったんですけど、これは絶対出さないといけないし、止められないってパパに言われたんです。
池田57CRAZY 一回気持ちの整理をつけたかったから出たかったというのもあったんですけど。
池田レイラ だからそれも後付けなんですね。結局出るために嘘ついて騙してきたんです(笑)。
池田57CRAZY まぁ出たのは嘘ついて出しました。
池田レイラ 言い訳しないで。騙し騙しでここまできました。私は覚悟を決めたことはないですね。だから。一人でやろうっていう覚悟の方が強かったですね。早く独り立ちしたいですね。
―それはお笑いとかも関係なく?
池田レイラ そうですね。もちろん芸能界の活動でもいいですし、普通の生活の場合だと、私がちょっとだらしない部分もあるんで、しばらくは先のことになるかも知れないんですけど、やっぱり仕事に関しては早めに独り立ちしたいですね(笑)。
【第4回】に続きます
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オトンの流儀とか アーティスト編
相方は父です。相方は娘です。完熟フレッシュです!【第2回】
サラリーマン時代の計画を立てて、分析するっていうのがとても役に立ってると思います。
今回はお笑いコンビとして活躍されている完熟フレッシュの池田57CRAZYさんと池田レイラさんです。お互いの長所短所を生かしあって、日々ネタについて研究したり分析しているそうです。子どものように純粋な一面のある池田57CRAZYさんとしっかり者の池田レイラさん。家族としてのおふたりと、相方としてのおふたりについてとても楽しく、興味深いお話をお聞きすることができました。第2回です。
池田レイラ 私が他の学校の友達と遊んでる時とかに、平気で割って入ってきたりとか。なんかふざけて皆でtiktokとかを撮ったりしてるときに急にパパが入って来るんですよ。
池田57CRAZY いや楽しそうだなと思って。
池田レイラ 「何やってんのよー!」とか言って入って来るんですよ。普通女の子三人くらいで遊んでて、お父さん入ってこないじゃないですか。
池田57CRAZY いや、入ってくるよ。
―凄い。僕は入れないですね。
池田57CRAZY 僕は入れますね。結構、自分の周りの親もそんな感じだったんですよ。高校生ぐらいまでずーっと。多分そういうところで生まれ育ってるんで、まぁ普通かなと思ってますよ。あとは、ちょっとかまってほしいっていうんですか(笑)。
―大体いつもoton+toっていうインタビューではお父さんだけにお話を伺うことがほとんどなので、珍しい機会で凄く楽しい感じのお話を伺ってるんですけど。じゃあちょっと基本的な事を伺いますが、お仕事のペースは、学校終わって1本仕事がある感じですか?
池田57CRAZY あれば良いかなっていう感じです。
池田レイラ 土日の方が割りとバタバタしてることが多いですね。やっぱり夏休みとか長期休暇の時期はイベントで埋まりやすかったりもしますね。
―もう夏休みっていうより、長期休暇っていう言い方ですね。
池田レイラ 休みも色々あるんですけど、その時期毎に「夏休みシーズンだからショッピングモールでイベントやります」とか、「秋だから学園祭やります」ってことが増えることがありますね。やっぱりシーズンによってイベントでも内容が異なりますね。分析するようになったのは、元々パパが昔芸人やってた時や、サラリーマンやってた時からですかね。計画を立てたりとか、分析して冷静に物事を客観的に見たりとかするようになったって話はよく聞きます。自分たちの仕事の出来とかはよく話し合ったりしますね。あとはロケとかで、スタジオでVTR見たときの尺?とかについての話をよくしたりしますね。
池田57CRAZY 仕事終わりに反省会とかよくしますね。二人で。
―仕事終わりにさっきのはどうだとか。
池田レイラ よくバイクで帰ってる時とかに、「いや、今日ちょっとね。ごめん」みたいな感じで話したりしますね。
池田57CRAZY 何が良かったとか。
池田レイラ よくしますね(笑)。パパが生放送の時に、最後の締めのコメントをしなきゃいけないのにダラダラ喋っちゃってブツンと切れちゃった時があって。その時はさすがに皆さんにご迷惑をかけたので、パパが本気でヘコんでましたね。
池田レイラ なんかもうその出来事がショックで罪悪感が凄過ぎて、多分精神的にきてわけわかんない行動してましたね(笑笑笑)。
池田57CRAZY 爆笑してんじゃねーか(笑)
池田レイラ でも二人の性格的に、寝たらすぐ立ち直ったりするんです。だから寝る前に改善をしようとすることは心掛けてますね。寝て忘れて「この間良くなかったけど、まぁいいか」ってなる前に。今日こうなったから次は頑張ろうとしますね。そして次の日スッキリして今後の仕事に挑むのはすごく大切だなって思います。
池田57CRAZY 昔は情熱だけで動いてましたけど、でも結局情熱だけなんですよね。面白い人ってごまんと居るんですよね。何か特徴があるとか、計画性がないと、駄目なんだっていうことに気づきました。前に某大手のスポーツジムで働いてて。僕が入った時ってまだ1年目とかだったんで、そこから伸びるっていう時期だったんですよ。とにかくもう研修とか多くて色んなセミナーとかもあって、すごくめんどくさかったんです。でもその中に何年後に、1年後にこうしてみたいな経営計画とかがあって。ほんとに3年目で業界トップになったんですよ。そういうのもあったのでいざはじめるんだったらキチンと全部短期的・長期的な目標とか色々たてて、そのためにはどう動くかっていうのを全部やらないと、と思いました。
池田レイラ 多分、現役でやってる芸人さんの中で一番まじめなこと言ってるよ(笑)。パパは芸人さんっていう感覚よりも、サラリーマンの感覚の方が強い気がしますね。芸人さんだと私生活もだらしないのが結構求められがちだし、あと父子家庭っていうのもあって、家のロケとか来た時にやっぱ汚いのを望んで来るんですよ。でもカタ過ぎなんですよ、私の家は。だから事前に綺麗にはしてますよとは一応言うんですよ。でもやっぱり家に来て「あー…」って顔されちゃうんです。
池田57CRAZY ちょっと部屋がスベってる感じになるんですよね。
池田レイラ あ、こういう感じかっていう顔されちゃうんです。1から100まで全部きっちり決めて1日動いて、だからネタでもアドリブが利かないんですよ。普段の日頃の行いが、舞台に出たときにどうしてもにじみ出ちゃったりとかよくあります(笑)。
池田57CRAZY 多分そんなに頭も良くないし、機転も利かないっていうのは昔のコンビとかでもう分かってるんで、色んなパターンを用意するんです。パッパッパッて切り替え利くし、芸人でもそういう機転利く人はたくさんいるんですけど、それが利かないんです。とにかく色んなパターンを用意しといたんですね。だから予想してないパターンが来た時にすごいしどろもどろになるんですよ。だから「じゃあこの時はこれを出そう、あの時はこれを出そう」みたいなのを常に用意しています。
池田レイラ ただ考え過ぎて緊張しちゃうなってとこあると思うんですよ。
池田57CRAZY 緊張しますね。いや、芸暦とか関係ないですね。もう才能ですね。それは。何年やっても緊張はしますね。
池田レイラ 一番最近あった具体的なパパのやらかしたことはですね、M1の3回戦がこの間あって、パパがM1の3回戦の前日に他の番組でネタを収録したんですよ。パパはテレビでは嫌われキャラみたいな感じでやってたんで、案の定番組の収録の時、何を発言してもウケないんですよ。もはやウケないというレベルではなく、誰もいなくなるってくらい静かになっちゃったんですよ。その前日のこともあって、M1当日自分の発言でウケたいなっていう気持ちはもちろんあるんですけど、心なしか自分の発言ではウケないだろうなと思ってたと思うんですよ。
池田57CRAZY 要はフ前振りぐらいでと思ってるんですよ。
池田レイラ まぁしょうがないかなって気持ちはあったと思うんですよ。で、実際出たらお客さんが暖か過ぎて、パパの発言でめちゃくちゃウケちゃったんですよ最初に。ここでウケないだろうなと思ったところが、バーン!とウケちゃったんですよ。それで戸惑ってしまいまして。
池田57CRAZY ウケて戸惑う(笑)。スベリすぎてじゃなくって(笑)。
池田レイラ だから、芸人としてはめちゃくちゃ致命的なんですよ。なぜウケて戸惑うっていう(笑)。喜んで調子がどんどん良くなるどころかどんどん調子悪くなっていったんですよ。
池田57CRAZY 前日の件もあったんでちょっと予想外だったんですね。
池田レイラ 予想外の事が色々重なりに重なったんですね。
池田57CRAZY でももう次同じことがあってもそこは戸惑わないです。
―1個引き出しが増えたっていう事ですね。
池田レイラ そうなんです。だから1回学ばないとパターンが考えられないっていう面もあるんです。やっぱどうしてもウケるとどんどん調子がよくなってって、ネタやってても凄い楽しいなっていう感覚は3回戦の時すごく感じました。本番出る前はめちゃくちゃ出るのが嫌で、こんなに緊張するぐらいならやんない方がよかったかなとか、ウケなかったらどうしようとか考えてたんですけど、やっぱウケて安心して凄い楽しいんですよ。パパが信じらんないとこで噛んだりして、その噛み具合が面白くてネタ飛ばしそうになるくらいでした。
池田57CRAZY ギリギリ飛ばさなかったよね。
池田レイラ 大黒柱っていう言葉がネタの途中にあったんですけど、それが出てこなかったみたいですね。普段そこを飛ばすことなかったのに。
池田57CRAZY もう絶対間違わないところっすね。
―それドキドキしました?
池田レイラ ヒヤヒヤしましたよ。ドキドキというより。今日もさっき生放送があって、パパだけ結構喋るところが多くて、スタッフさんが説明してくれたんですけど、終わった後に見てて失敗しないかヒヤヒヤしましたって言われてました。やっぱパパは人をヒヤヒヤさせるのが得意なのかなって思いましたね。何するかわかんないんですよ。なんか空気が読めないんですよ(笑)。
池田57CRAZY 読めなかないよ。でも今日は失敗するのを実は求められてたんですけど、上手くできたんですよ(笑)。
池田レイラ 本番前ずっと練習してて、「コレ言って、コレ言って」とかいって考えてました。
【第3回】に続きます
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オトンの流儀とか アーティスト編
相方は父です。相方は娘です。完熟フレッシュです!【第1回】
第1回プライベートでは喧嘩しないんですよ。でもネタとか仕事のこととなるとすごく喧嘩してしまいます。
今回はお笑いコンビとして活躍されている完熟フレッシュの池田57CRAZYさんと池田レイラさんです。お互いの長所短所を生かしあって、日々ネタについて研究したり分析しているそうです。子どものように純粋な一面のある池田57CRAZYさんとしっかり者の池田レイラさん。家族としてのおふたりと、相方としてのおふたりについてとても楽しく、興味深いお話をお聞きすることができました。4回連載です。
聞き手:oton+to編集長 布施太朗
―お父さんは駐車場にバイクを停めに行かれて少し遅れるとのことで、先にレイラさんからお話を聞きたいと思います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
―移動はバイクが多いんですか?
そうですね。基本的にテレビ局の時はバイクが多いですね。特に日テレ、NHK辺りは、大体バイクすね。
―お父さんと二人で風を切って。
そうです(笑)ちっちゃい頃からずっと乗ってます。バイクの方が好きです。電車より。
―将来は自分でバイクに乗りたかったり。
そうですね。でもなんか居眠り運転しちゃいそうで。なんかすぐ寝ちゃうんです。どこでも寝ちゃうんです(笑)。
―今日とかは、もう学校は休みですか?
いや、学校は行ってます!学校行ってから、仕事があります。まぁ基本は学校終わりで一本収録あるかないかぐらいですね。
―大体毎日、お仕事は入ってる感じですか?
そんなことはないです。全然余裕はあります。基本的に月曜日から金曜日は学校行く普通の中学生です。おでかけもよくします色んな人と。学校の友達と原宿も行きますし。あと女芸人さんとかとも原宿ブラブラしたりとかありますね。
―声をかけられることは?
原宿はやっぱり多いですね。ラスタ原宿があって、そこに出てる芸人さんがお客さん呼んでる時に、パパの知り合いが多いので挨拶するんですよ。それで立ち止まると人が集まってきてくれますね。
―それは慣れた?
いや、でも実感はないです。1月1日におもしろ荘が放送されるまで、何にも無かったので。今も全然普通の中学生ですけど、歩いてるだけで、たくさんの人に「あー!」って言われると、戸惑いはすごく大きいですね。
本当に何にも生活は変わってなくて。元々パパがサラリーマンやっていたので、高い物買うとかは全くなくて。強いて言うなら、靴と時計を買うようになりました。何かこう服装はちゃんとしようというのでGUとかしまむらとかでよく買います。自分が身につけてる中で高い物は全然無いですね。「時計と靴は綺麗にしといた方が良いよ」って言われてやってるんです。
―それはパパから?
はい。パパはそういうとこちゃんとしています笑)。時計は仕事してる上では絶対着けておいた方が良いって言われて。靴は舞台に立った時に、やっぱ足元がお客さんからよく見えるから、靴は一番綺麗にしといた方が良いって言われました。
―パパはそういうとこちゃんとしてるんですね。パパはやっぱり尊敬する人になるのかな。
それは多分ないと思いますね(笑)。
―尊敬はない?何があるの?
教えてもらうことが凄く多いですね。私が今まで全く芸能界とか、大人の社会に全く関わった事がなくて。年齢もまだ一応10代なので…。たぶんパパが相方じゃないと、天狗になっちゃいやすいと思います。あと挨拶の事とか、礼儀の事とか、人としての事が多分やっぱ欠けてたと思うんですよ。普通の中学生なのでそこは全部パパが、「こういう時はちゃんと挨拶して、こういう事はちゃんとした方がいい」とか言ってくれます。
―それを教えてもらうようになったのはどのぐらいから?
お笑いを始めてからですね。M1でデビューしたときから、「他の芸人さんにはちゃんと頭下げて」と。年齢が何十歳も下なわけだし、芸暦も全く何もないわけだから、それはもう当たり前にしないといけないよっていうのは教えられました。
―今、中学2年生ですよね。私の子どもが中学生3人なんですけど、今日すごく羨ましがってまして。あんまりインタビューでだれだれに会うよって言ってもそんなに反応しないんですけど、今日の話したら「マジなのー!?」って言ってたので、凄いと思います。
ありがとうございます。だから自分では、あんまり予想してなかった層の方からすごく応援してもらえるので。自分が出たところで、そんなに何にもならないかなと思ってたんですけど。イベントとかに出させてもらうと、同世代の女の子が「同級生なんですー!」みたいな感じで、プレゼントとかお手紙とかを頂いたりするととても嬉しいですね。
―お父さんと喧嘩する事ありますか?
あります。でも、喧嘩…とは言わない喧嘩が多いかもしれないですね。
―小競り合いみたいな?
そんな感じです(笑)。なんか本当に普通の親子で、普段プライベートだったら喧嘩する事全くないんですけど。ただ、お互いを相方として、仕事として考えた時には喧嘩します(笑)。
―どういう事で?
割とパパも子どもっぽいし、私も思ったこと言うんです。言わないまま、改善されないまま進んでいくのは嫌だなっていうのが自分の中であるんです。パパも私に言ってくるし、私もパパに言うんですけど。パパに言われても何か、「自分出来ないくせに」って思っちゃうんですよ。私に言うけど、「私の分まで出来ないでしょ」って。反抗的になってしまいますね。
―それは本番のことですか?
本番の事もですし、やっぱりネタの事が基本的に多いですね。フリートークの時、やっぱり普通の番組で喋るときは大体台本読んで「こういう事言おうかー」みたいな感じで話すんですよ。でもネタの時はかっちり決まってるんです。パパはアドリブが利かない人なんで、めちゃくちゃ練習したがるんですよね。だからパパに「ここはももっとこう言って」とか言われるんですけど、全部言われた通りにやってるのに、なんかまだ言ってくることがあるので。そこに腹が立って私が言い返したらめっちゃピリピリするみたいな感じですね。
―なるほど。パパのネタ面白いです?
構成はすごくしっかりしてるなって思います
―100点満点中でいうと?
あ、ネタのみで考えますか。ネタのみだと、ま、60ぐらいですね(笑)。
―60!?あとの40はなんだろう?
完成度がどうかって問われると、ちょっと欠けてるなってところはありまして。自分的にはMCや進行とか色んなことにもっと挑戦していきたいっていう気持ちはありまして。ネタも求められてる間はずっとやりたいなっていうのもあります。パパって伸びしろ少ないじゃないですか(笑)。しかもパパを逆にタレントとして使うにしても、俳優さんとして使うとしても、お笑い芸人さんとして使うにしても、多分全部2、30点で止まっちゃうと思うんですよね(笑)。個人的に(笑)。
池田57CRAZY おはようございます。
―すごく面白いお話伺えてますよ。
池田57CRAZY あ、本当ですか。
―oton+to(オトント)の布施と申します。よろしくお願いします。
池田57CRAZY 完熟フレッシュの池田57CRAZY(ゴナクレイジー)と言います。
―池田57CRAZYさん、ゴナさんって呼べば良いですか?
池田レイラ お父さんで!
池田57CRAZY いや、ゴナで(笑)。まぁお好きに。
―とても面白いお話を伺ってまして、パパのネタは100点満点で何点って聞いたら「60点」って(笑)。
池田レイラ 構成はあるんだけど、完成度がさ、やっぱ足りないと思うんだ。
池田57CRAZY うるさい!じゃあ書け!(笑)
―凄い楽しそうですね。プライベートではなんか全然喧嘩しないって伺ってるんですけど。
池田57CRAZY あんまり無いですね。最近ちょっと反抗期かなっていうのを感じます。
―どういうところに反抗期は感じられますか
池田57CRAZY 今までは全然感じなかったんですけど、若干今は感じますね。女の子が父親を意味もなく毛嫌いする時期ってあるじゃないですか。そこまで酷くないですけど、なんかちょっと肌で感じますね。
―それは父として?
池田57CRAZYそうですね。しょうがないのかな、今までが無さ過ぎたのかなっていう感じはありますね。
池田レイラ いや、パパの方が拗ねるじゃんいっつも。
池田57CRAZY いや、まぁまぁ、拗ねるのは拗ねますけど。
池田レイラ 拗ねるのは拗ねますけどって、お父さんが拗ねるのはありえないんだよ(笑)。
池田57CRAZY いやいやありえるでしょ(笑)。
池田レイラ いやいや、話しててパパから拗ねますね、先に。「何でそんなこと言うの」みたいな感じで、拗ねてプリプリしながらどっか行っちゃいます。
―どこ行くんです?
池田レイラ 家だったらずっとテレビ見るとか、煙草吸ってるとかですね。私は基本的に部屋にいるんですけど、勉強とかしてる時にパパが部屋に入ってきて凄い騒がしくするんですよ。テスト期間とか集中できると思った時間にバーッと問題集とかやってると、良いタイミングでぶち壊しにくるんですよ、空気を。例えば問題集バーッとやってて、「ねえレイラ!テレビで山崎賢人さんがさぁ!」とか言っていきなり話かけてくるんで、そういうのは止めてほしいですよね。だから「今ちょっと勉強してるから」ってなるんです。そしたら、なんか不満げな顔してどっか行くんです。
―パパはやっぱり一緒に楽しみたいとか、そういう気持ちが
池田57CRAZY ありますね。
池田レイラ そんな気持ちしかない気がします。全部共有しようとしてくるんですよ。面白い看板とかあったら「ねぇあれ見てあれ見て」ってすぐ言ってくるんですよ。
池田57CRAZY 基本2人なんでそれはしょうがないですよね。友達感覚って言うんですかね。
【第2回】に続きます
今回の”オトン”なアーティストは、
完熟フレッシュ 池田57CRAZYさん(父)池田レイラさん(娘)
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お父さんの絵本ガレージ
【絵本ガレージ 雪の降る日に編】お父さんがグッとくる絵本たち
年の瀬も押し迫ってまいりました。
今日で仕事納めというオトンも多いでしょう。
日本の上空には寒波が押し寄せて、この年末年始、
一気に冬模様になりそうです。
ということで、今回は雪!
雪にちなんだ、オトンたちににおすすめの絵本を、
フリーアナウンサーで絵本専門士の近藤麻智子さんに選んでもらいました!
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あなたの住む地域には、雪は降りますか?あまり降りませんか?雪国新潟出身のわたしは、子どもの頃から雪の降る日が待ち遠しくて仕方ありませんでした。初雪を観測する前の凛とした空気の匂いが大好きで、わくわくと心踊らせたものです。そしてそれは、母親になった今でも。あまり雪の降らない東京に住んでいると、時々雪が恋しくなります。一面の銀世界。雪の眩しさに目を細めてしまう瞬間。新雪を踏みしめる喜び。雪玉を投げ、駆け回る子どもたち。雪の壁に覆われるほど、どこか暖かさを感じる不思議。「潔い白さ」、「冷たさと温かさ」、「厳しさと優しさ」。雪の魅力って一体何でしょう……。かつて少年だったお父さんが、雪が降った日のわくわくを思い出すような4冊を選びました。雪の降る日に、ひとりで、父子で、楽しんでもらえますように。
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①『月夜のみみずく』
詩:ヨーレン 絵:ショーエンヘール 訳:工藤直子 偕成社
神秘的な月夜の体験
みみずくと出会う父子の物語
月夜の雪の森で、わしみみずくに会った少女の胸の高鳴りと、大自然との交歓を見事に描いた詩の絵本。作者の夫が、子どもたちを連れてみみずくを見に行った実体験をもとに書いた物語です。冬の夜更けに、少女とお父さんは、みみずく探しに出かけます。「とうさんといっしょにでかける夜を ずっとずっとまってたの」。月に照らされた美しい雪の森を、お父さんのあとを追いかけて進む女の子。お父さんは、わしみみずくの歌声で呼びかけます。「ほうーほう ほ・ほ・ほ ほーーーう」。会えたり会えなかったり、それがみみずく。しばらくしてついに、みみずくからの返事が返ってきて、二人の前に姿を現します!ページいっぱいに描かれた神秘的なみみずくと、父子がじっと見つめ合う時間……。胸の鼓動が聞こえてきそうなクライマックスは、静かな感動に包まれます。1988年度、アメリカのコルデコット賞受賞の名作です。
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②『ゆきがやんだら』
作・絵:酒井駒子 学研プラス
しんしんと降り続ける雪
お父さんの帰りを待つ母子の時間
真冬のとある一日、うさぎの男の子とお母さんが過ごした時間を、美しく優しく描いた1冊です。夜中から雪が降り積もり、今日は保育園はお休み。仕事で出張していたお父さんは、雪で飛行機がとばずに帰って来られません。雪はしんしんと降り続け、一面の銀世界に。寒くて、静かで、雪の降る音が聴こえてくるだけ。僕は言います。「ぼくとママしかいないみたい、せかいで」。雪がやんだ夜、2人は外へ行き、足跡をつけたり、雪のお団子を作ったり……。この絵本にはお父さんの姿は一切描かれていませんが、母子がお父さんを想う気持ちが強く伝わってくるラストシーンが待っています。読み終えて本を閉じると、『ゆきがやんだら』というタイトルの意味が、グッと胸に迫ります。アメリカ・オランダなどで数々の賞に輝き、世界中で読まれている、酒井駒子さんの傑作絵本。
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③『ナヌークの贈りもの』
写真・文:星野道夫 小学館
写真家星野道夫が遺した絵本
シロクマが少年に伝えた言葉とは
アラスカに住み、極北の自然と人を撮影し続けた写真家・星野道夫さんが遺した写真絵本。「ナヌーク」とは、エスキモーの言葉で「氷海の王者・シロクマ」のこと。シロクマの写真29点と、エスキモーの神話をモチーフにした物語で構成されています。オーロラに誘われ歩いていた少年は、いつの間にか眠ってしまい、夢の中でナヌークと出会います。氷の世界で共に生きていたエスキモーとナヌークは、かつて同じ言葉を喋っていました。ナヌークは少年に、いつか真の狩人になるための、生命をめぐる大切な言葉を伝えます。「少年よ、消えていくいのちのために祈るのだ……」。真っ白な雪と氷に覆われた風景を、歩き、寄り添い、じゃれ合うシロクマたちの写真は、臨場感と優しさに満ち、大自然への畏怖も感じられる1冊。いまこの瞬間も遥か遠くで同じ時間を生きている、シロクマたちに思いを馳せて。
===
④『スノーマン』
作・絵:レイモンド・ブリッグズ 評論社
世界中で愛される名作の愛蔵版
自由に父子で楽しみたい文字のない絵本
少年と雪だるまが過ごした、まるで夢のような一夜のできごとを、文字はなくコマ割りの絵だけで表現した絵本『ゆきだるま』の愛蔵版。世界中で愛されているベストセラーに美しい装丁が施された、贈り物にぴったりの1冊です。ある朝カーテンを開けると、外はすっかり雪景色。男の子はせっせと雪をかき集め、みかんで鼻を作り、炭で目を作り、大きなスノーマンを完成させます。真夜中に目覚めると、なんとスノーマンが動き出しました。家の中で一緒に遊んで食事を終えると、スノーマンは少年の手をとり、雪が舞う夜空へ……!翌朝太陽が昇ると、2人はお別れの時を迎えます。文字がないからこそ想像力が膨らみ、少年の細やかな心情まで伝わってくるよう。お父さんの言葉で自由に語りかけ対話を楽しむことで、特別な時間を過ごせる絵本です。
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青山お父さん大学
青山お父さん大学 第2期と第3期はじまります!
今年の夏に開催した第1期がおかげさまで好評でした
「青山お父さん大学」の第2期と第3期の日程が決まりました。
2019年はじめの学びとして「父親のあり方とは?」を一緒に考えて実践してみませんか?
来年から小学生に入学とか、そろそろ小学校も高学年になってくる
というお子さんがいるオトンのみなさんには旬な話で、
お子さんがもっと小さいというオトンの方が参加されても、
周りのオトンたちの話がとても参考になるようです。
ちなみに第1期に参加されたオトン達とは、その後も何度かお会いする機会が
あって、近況報告や今後の小さな企みなんかの話もするような関係で
お付き合いさせていただいています。こないだも忘年会がありました。
それ以外でも集まれる人でちょっと飲みませんかと誘っていただいたり
定期的に開催しているイベント「絵本ガレージBar」にも参加いただいたり
街でばったりお会いしたり(それはただの偶然ですが)。
第2期や第3期のオトンの皆様とも、いい関係を築いていけたらなと
思っています。
【青山お父さん大学とは】
イクメンという言葉が登場して数年が経ちますが、そこで語られていたのは、主に未就学児のいる家庭における、家事、育児の分担、妻のサポートという意味合いが多かったのではないでしょうか。確かにそれはとても大事なこと。ただ、子どもはその後もどんどん成長し、保育園や幼稚園、小学校、中学校、思春期へ。そして友達や先生、先輩後輩、社会との接点を持つようになってきます。そういう子どもの成長過程での、父親の役割とは何か?あるべき父親とは?ということを考えていく講座です。「oton+to」がインタビューにより蓄積した成功体験や失敗談、歴史から紐解く父親の姿とは等、座学とワークショップで学んでいただきます。
■青山お父さん大学第2期(3回完結)
DAY1:2019年1月23日(水) 19:00ー
DAY2 :2019年1月30日(水) 19:00ー
DAY3 :2019年2月6日(水) 19:30ー(開始が30分遅くなります)
料金 :¥15,000
※下記よりお申し込み下さい
■青山お父さん大学第3期(3回完結)
DAY1:2019年2月20日(水) 19:00ー
DAY2 :2019年2月27日(水) 19:00ー
DAY3 :2019年3月6日(水) 19:00ー
料金 :¥15,000
※下記よりお申し込み下さい
青山お父さん大学のその他の記事
夏休み最後の週末に向けて「青山お父さん大学 1Day講座」8/28(水)開催
近年、母親が仕事・家事・育児のすべてを1人で回す「ワンオペ育児」が増加し、問題視されています。そ…続きを読む
夏だ!海水浴だ!のその前に。海の危険と気をつけるポイントを知りましょう。
夏です!海水浴の季節です。 オトン世代が子どものころ、またはさらに遡った世代から比べると 夏休み…続きを読む
「青山お父さん大学」での一番の収穫は「子どもとの思い出を文字に残す」ということ|とうかいりん男爵|初投稿
はじめまして。東海林(とうかいりん)大介と申します。 千葉県在住の、妻と小学1年…続きを読む
「家族のあいことば」作りワークショップと「青山お父さん大学」第2期・第3期のお知らせ
【もっと家族を楽しくする「家族のあいことば」作りワークショップ】 「家族のあいことば」とは 家…続きを読む