オトンの流儀とか ビジネスマン編
娘たちには、僕が選択できなかったような、愉快な人生もいいなと思っています。
7月に東証マザーズに上場したソウルドアウト株式会社の代表、荻原猛さん。社員は叱れても、娘さんには全く怒ることができないというオトンです。そんな荻原さんが娘さんによく言う2つのこと。2020年以降の生き方、そして、同じ経営者だったお父様への想いなどを伺いました。今回は最終回、お父様も経営者だったというお話を。
人生カッコつけたほうがいい。そのためには美学を貫くこと。
―荻原さん自身はご自身の親御さんから影響を受けたこととかって。
親父は僕の誕生日さえ知らないと思いますし、僕が当時何才だったかも知らなかったと思いますね(笑)。興味が無かったといより仕事の人でした。僕のことが可愛くてしょうがないのはよく分かるんですよ。会話からとか、それは十分に感じる。そして僕の将来にも興味がある。僕が将来何になりたいかってことには興味を持っていました。
―自分が何年生かを知らないということに腹が立ったりは?
いや、全然ないです。別に父親が僕の誕生日を知っていたからといって嬉しいかっていったら別にそんなことないし(笑)そういう意味じゃ期待していなかったです。知らなかったっていうほど、仕事に熱中していた。けど、愛情は感じていた。それだけで十分ですよね。
―息子さんの将来には興味があるというのは?
親父は会社を経営していたんですけど、小学生の頃は商社マンになれってずっと言われていました。商社に行けと。世界に行けと。
―お父様も経営者だったんですね。
はい。経営者でした。でも僕が10歳の時に会社が潰れました。その時から僕は、大人から教えてもらうということをやめて、自分で考えて自立していこう、と思ったんです。自分で考えて自分で判断しようって、ものすごく強く。親戚とかが言ってくるんです。「これからお前がちゃんと母親と妹の面倒を見るんだぞ」って。でもオレ10歳だし働けねえし、金稼げねえしとか思いつつ、言われ続けると自覚してくるんですよ。だから何事も自分で判断しようと。精神的な自立が早かったと思います。
―その頃から親に期待はしていなかった。
もう全然。期待はしていませんでした。倒産してから親父とは一緒に暮らせなくなって、貧乏になっちゃいましたから、小学校の頃はイジメられないように頑張っていました。普通の会社員の子どもだったら、しない経験をたくさんした気もするし、見なくていいものも見ちゃいましたし。今となってはいいんですが、当時はかなり精神的にきつかったです。自分の子ども時代は本当に圧縮されていましたね。親の状況がそんな感じなので、やれることの選択肢がなかったんです、何も。東京に出てきてからです。本当に何も縛られず、羽が生えたように自由な気持ちになれたのは。働いた分だけお金がもらえて、食いたいものを食って。
―選択できるようになったんですね。
そうです。中高生の6年間は、金はない、出掛けられない。外の世界を見ることができない。近所にいるしかない。親父ももう一緒にいなかったので、外にどんな世界が広がっているか分からない。社会が分からない。教えてほしかったということでもないんですけど、そういう会話をしてこなかったから。だから今、娘に対しては選択肢をたくさん持てるように、色々教えてあげたいと思っています。
―他のインタビュー記事にも会社を経営されていたお父様の影響で、ご自身も会社を作られたということを読ませていただきましたが、お父様にはどういう感情を?
親父も息子のことを好きで、将来のことをいっぱい考えてくれて、僕も大好きなんです。でも、親父のせいで、オレの人生がこうなっちゃったんだという気持ちは高校生というか、学生の時はやっぱり出てくるときもある。でも心の奥底ではいつも尊敬していました。親父は挑戦者だった。まじめに仕事に一生懸命だったし、僕が小さい頃でも仕事の話をしてくれたし。
―小学生の頃からお仕事の話をしてくれていたんですね。
はい。それで仕事場に来いとも言っていたし。行くとすごく喜んでくれました。親父が働いている姿を見ると嬉しかったです。なんかカッコよかった。でも残念ながら、経営には失敗してしまった。そして僕の学校や年齢には興味ないけど、能力や将来には興味がある。偏っていますよね、ホント。でも、それらのギャップある幅広い体験が、今の自分の芯になっているというか、強さになっている気がします。
―お母様とは?
母親には、とても感謝していますし、なるべく楽させてあげたい。僕をここまで育ててくれたのは、まぎれもなく母親で、あらゆることを支えてくれました。僕が出来ることは全て、もう一生懸命にやってあげたい。北海道に行きたいと言えば行かせてあげたい、ミシンが欲しいと言ったら買ってあげたい、そういうことをいっぱいやってあげたい。
―そういう想いが強いんですね、、、。最後になりますが、先ほどおっしゃっていた2020年以降の価値観、豊かさということについて荻原さんご自身は?
僕は上場を選択しましたので、成長し続けることを決めました。闘い続けます。ベンチャー企業なので、成長をコミットして、やりきろうと思っています。私は、そういう生き方を選択すると思うんです。ただ、これからは他にも生き方があると思っていて、娘たちは、今の僕たちのような生き方じゃなくていいと思っているんです。自分で何かを信じて、選べばいい。
―動機付けの話ですね。
はい。理由が大切だと思うので。僕は、自分が持っている美学を貫くというか、その美学に沿ってカッコつけてないと意味ないじゃん、ってどこかで思っているんです。つまり自分がカッコ悪いと思ってることを、やっていても意味ねえじゃんと思っていて。人生はカッコつけたほうがいいと思います。だから美学をもつこと、そしてその美学に向けて突き進んでいったほうがいいと。
―自分の美学を貫く、ですね。
ボクシングの亀田3兄弟いるじゃないですか。世間から亀田3兄弟がボロカスに叩かれていた時、僕はすごく応援していたんです。私は皆、あの親子関係が羨ましかったんだと思うんですよ。あんなに父親が息子たちのために時間を作って、自家製のピンポン球を使って練習して、世界チャンピオンに育てるって、ぶっちぎりですごい父親だと思っていて。誰から批判されようが、世界チャンピオンになることだけを子どもと夢見て、周りからあの親子には近づくなとか言われようが、ずっとやってきたんですよね、あのお父さんは。それで子ども3人ともチャンピオンですよ。たしかに一部やり方が間違っていたところがあったのかもしれないけど、僕はあんな父と息子の関係が好きだった。なかなか築けないですよ。羨ましがられて、叩かれたんじゃないか、とさえ思います。
―なるほど、最後にスポーツの話に戻りましたね。
(漫画キャプテンをめくりながら)このシーンですよ。神社の練習で父ちゃんが息子に「いいんだ、よくやった。おめえをみなおしたよ」ってね。本当にヤバいんです。で、次の日に谷口くんが本当のこと、自分は2軍の補欠でしたと言いに行くんですよね、キャプテンに。
―おっ!キャプテンの話にも戻ってきましたね。お話が尽きないようなので、この辺りで(笑)。
とてもいいお話でした、ありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。話しながら色んなことを思い出しました。よかった。とにかくキャプテンは僕の原点です(笑)。
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【第2回】身近な人に、どれだけ自分がやったことを喜んだり泣いたりしてもらえるかが豊かな人生じゃないですか。
―どういうところに遊びにいくんですか?
近所の公園、プール、それと学校にも行きます。そういう近場をローテーションで。
―それは奥様もご一緒ですか?
いえ。奥さんは基本、土日は休暇です。一人になれる時間が必要と思います。
―荻原さんご自身、土日休みたいとかは?
彼女たちの顔を見ちゃうと疲れは飛んじゃいます。娘2人起きてからずっとしゃべっているんです、掛け合いで。それを聞いていると元気になります。
―土日にゴルフが入るとか?
子どもが生まれてからゴルフは1回も行っていないです。娘の方が優先順位が高いなと感じてから、周りにも「もうゴルフは卒業しようかな」って呟くようにして、伏線を張り始めました。
―そのあたりの戦法はお仕事と同じですね。
はい。呟き始めるというね、これすごく大事です。たくさん呟く、これはマネジメントの達人がよくやるテクニックです。
―娘さんとのコミュニケーションで意識していることなどありますか?
家では、よく動機を言語化するというのをやっています。娘がやりたいと言ってきたことに対して、なんでやりたいのかをという動機を聞いて言語化する。言語化した上で、遊びや習い事をさせてあげようと思っています。そこはものすごく時間をかけていますね。お友達から聞いて、刺激を受けてくるじゃないですか、何々やりたいとか言ってきた時は、対話してちゃんと掘り下げてあげるんです。本当にやりたいかどうかが明確になるし、やりたい場合はさらにその気になる。動機を言語化できると挫折せずに続けられますから。
―本当にやりたいのかを掘り下げて聞くんですね。
はい。やる気をちゃんと引き出すというコミュニケーションですね。あと、子どもの可能性を摘んではいけないと思っているので、出来ないでしょ、というようなは言い方はしません。今度、上の娘が親と離れて二泊のキャンプに行くんです。上の娘は8歳なのに、私はまだ赤ちゃんだと思っているので、ドキドキなんですが。なんで行きたいのかを聞いたら、ペットボトルロケットを実際に飛ばしたい、どれだけ飛ぶのかを見てみたいとか、星の観察で星座を見つけたいとか、やりたい事の理由が彼女なりにあったんです。そういう動機があるんだったらいいんじゃないかなって。
―子どもがやりたいと言ったものは、どんどんやらせてあげたいという考えもありますけど、ちょっと違いますね。
そうですね。できる限りやらせてあげたいんですが、辞めグセがつくのも嫌なんです。やるんだったらやり切って欲しい。それが躾だと思っていて、「お母さんがやれって言うからやっている」ではなく「自分がやりたいから続けている」というところまで持っていかなきゃいけないと思っているんです。可能性の芽は摘みたくないけど、動機付けはしっかりとするというのが親の役目かなと。継続することがものすごく大事だと考えているので。
―それでも辞めたくなったり挫折しそうになることもありますよね。
お姉ちゃんの水泳は、最初それでした。自分でやりたいと言って頑張っていたんですが、友達が出来て自分が出来ないことが出てきたんです。自分だけすぐ顔をあげちゃうとか。それって臆病になっているからなんですが、変な理由をつけ始めるんです。
―例えばそんな理由を?
先生の言い方が嫌いだとか、友達に何か言われたとか、何かのせい、誰かのせいにするんです。自分が原因じゃないんです。それをもう1回諭してあげるといいますか。
―どういうところから諭し始めるんですか?
娘が言う理由は否定せずに聞くんです。「ああ、そうか」と。「なんで、そんなこと言われちゃったのかな?」と。「それはそうと、最近どのくらい泳げるようになったの?」とそういうところも聞いてあげて、話をしていると、自分が出来ていないことというのがたくさん話の中に出てくるんですね。「もしかしたらちょっと勇気が足りないから顔を長くつけられないんじゃない?」と言ってあげて。「このまえ、縄跳びが出来たのも、初めは文句言ってたけど勇気もってやってみたら後ろとびも出来るようになったじゃん」とか事例を出してあげたり。そうすると「もうちょっと頑張ってみる」と、話している間にツイッチが入るんです。「じゃあ、次プールに行ったらまた教えてね」「分かった」って。そういうコミュニケーションを自分の中ではとても大切にしています。
―とても丁寧なんでしょうね。
出来る限り丁寧にやろうと思っています。むしろ、親の役割はそれだけでいいんじゃないかと思っています。それで、継続出来る力をつけるといいますか。僕、イチローが大好きなので。「小さなことの積み上げだけが、とんでもないところに行く唯一の道」っていう彼の名言があるんですが、僕も本当にそう思っていて。A型ですし。コツコツが嫌いじゃないんです。娘にも継続出来る力をつけてあげたいです。
―上の娘さんの小学校は公立ですか私立ですか?
はい。家の近くの公立です。子どもが生まれる前は、こんな風に育てたいとか、それこそいい大学に行ってとか、そんなことを思っていたんですけど、いざ生まれてみて育ててみると、そういう期待値の高さが単一的で押し込める感じで、自分自身でダサく感じ始めてきたんです。今はもう、どうぞご自由に人生を選択して欲しい、という感じです。上の子の小学校受験を考えたことがきっかけでした。ウチは「私立どうしよう、お受験お受験」になってきて、ふと思ったんです。「そもそも何がいいんだっけ」と。段々わからなくなってきたんですね、目的が。このお受験お受験に翻弄されている我が家の状況も、ちょっと違和感があって。ある日それを奥さんに言ったら「そうだよね」って。「やっぱり、いいよね、ウチは」って。ようやく我に返れたといいますか、受験の会話がなくなってから楽になりました。それでウチは公立なんです。
―なるほどー。娘さんにはこんな女性になって欲しいとか、奥様と話されているんですか。
意思をもって、自信をもって、行動できる女性になって欲しい、と。私たちの役目は、娘が選択できる状況を作ってあげることっていう話はしています。選択肢をいくつか持っていることは幸せなことだと思っているんです。そういう意味では20歳ぐらいになった時に、選択肢をいくつか持てるようなところまでは育ててあげようね、と。例えば、こういう仕事がしたいって言った時に、それが出来る状態まで持っていってあげるとか、こんな旅行がしたいとか、こんなところ行ってみたいって言うんだったら、そういうのをちゃんと準備してあげられるとか、何を選ぶかはどうでもよくて、ベトナムで暮らしたいって言われれば、そうかって思うし、ヨーロッパで旦那になる人を見つけたので、あっちで暮らしたいって言われれば、そうかって思うし。彼女が願うことに対しての制限はないんです。むしろ、僕が選択できなかったような、そういう愉快な人生というのもいいなと思っています。僕の人生、けっこう仕事ばっかりやっちゃった反省もあるんですけど、それは時代もあったと思っていまして。でも2020年迎えたあとの日本は、これまでのような成長だけではない価値観も生まれるでしょうし、人生を選択出来て、それを追求して楽しんだ方が素敵だと思うんです。お金をたくさん持ったから幸せ、のような単一的な価値観だけではないと思っています。どれだけ豊かに生きていけたか、これが2020年以降の新しいカタチだと思っているんです。2020年までは確かに多少経済も伸びていくと思うんですけど、オリンピックも終わった2020年以降は全く違う世界になると思っています。
―2020年以降は、人生楽しんだ人が勝ちだと。
そうですね。新時代の到来、というか。なので、2020年以降も彼女が二十歳になった時の日本って、僕らが見てたものと全く価値観が違うと思っているので。そう考えると豊かに楽しんだもの勝ちだし、だから熱中できるものをしっかり選べて、それは仕事だけじゃなく。そうやって充実した人生を選んでもらいたいという想いがとても強いですね。それともう一つありました。今、子どもによく言うのは、友達を大切にしようねということ。これはものすごく言っています。豊かになるのは結局友達って大切ですから。友達というか、仲間というか、半径数m以内というか。その身近な人に、どれだけ自分がやったことを、一緒に喜んだり泣いたりしもらえるかが豊かな人生じゃないですか。ベンチャーの社長の中にもたまにいるんです、金儲けて友達一人もいなくなったっていう人が。誰も信用できなくなっちゃって。そういうのを聞くと「どこがお前、豊かなの?」って。そんな生き方寂しいなって思うんです、僕の価値観でいうと。人を蹴落としてまで成功するというのは面白くない。それよりも仲間と一緒に、困難な事に向き合って、コトを成し遂げていくっていう、本当に谷口キャプテンみたいな、そういうことがすごく大切だと思ってます。娘にはそういうことを言っていますね。友達は大切にしようね、助けあおうね、と。友達がいると楽しいじゃないですか、ワイワイ。友達と他愛もない話をするって幸せですよね。あとは、先ほど言いましたように、熱中する何かを見つけて、継続していける、っていうこと。言っているのはこの2つですかね。
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娘たちには、僕が選択できなかったような、愉快な人生もいいなと思っています。
今回は、7月に東証マザーズに上場したソウルドアウト株式会社の代表、荻原猛さん。社員は叱れても、娘さんには全く怒ることができないというオトンです。そんな荻原さんが娘さんによく言う2つのこと。2020年以降の生き方、そして、同じ経営者だったお父様への想いなどを伺いました。全3回でお届けします。まずはご自身が大好きだという名作野球漫画「キャプテン」の話から。
僕はね、谷口キャプテンになりたいんです。
―もうおんぶに抱っこですね。今は専業主婦ですか?
仕事をしています。今は某大学病院にて働いています。
―下の子は今、保育園ですか?
はい。保育園で年長さんですね、6歳なので。でもこの4月から7月まで毎日違うところに預けていたんです。
―毎日違う保育園にですか?
はい。元々は上の子と一緒の幼稚園に通い始めました。下の子が4歳の時、奥さんはそのタイミングで仕事を再開したんです。でも女性が働くって本当に大変ですね。幼稚園が午前中だけの時は、昼休みに仕事を抜けて娘を迎えに行って、夕方まで預かってくれる保育所に連れて行き、また仕事に戻るという生活をずっとしていました。すごく大変だったと思うんですが、仕事ができる喜びがあったら続けられていたんだと思います。その後、お姉ちゃんが小学生になって下の子だけになったから、妻の職場近くの保育園が預かってくれるとのことだったので転園させることにしたんです。これでようやく楽になると。ただ幼稚園も2年くらい通っていたので、涙のお別れだったんですね。それで今年の1月から保育園に通い始めたんですけど、4月のタイミングではその保育園に定員に入れず、行けなくなっちゃったんです。たったの3ヶ月でした。それで4月からは毎日違うところに預けざるをえなくて。奥さんが毎日どこかの一時保育のところに電話して「空いてますか?」って。大変でした。娘ももう年長さんなのに幼稚園も保育園も行けなくなっちゃって「私は何で行けないの?」って。
―それをずっと奥様がやっていたんですね。
はい。私がたまに、送りに行ったりはしましたけど、できるのはそれくらいです。あとは全部、妻。彼女が予約して、朝送って、迎えに行ってご飯食べさせて、僕は帰宅が11時とか12時なので会う時間もないです。
―朝食は一緒ですか?
はい。それがウチのルールです。朝ごはんだけは一緒に食べようって。会えるのが朝だけなので。
―その時はどんなお話を?
話はめちゃくちゃします。例えば先日は、「大雨で大変だったから、クラスの子がみんな帰れないでパニックになったけど、スリルがあって面白かった」みたいな話をお姉ちゃんがして、下の子は「雷がなっていたから、○○ちゃんとピカピカしてたのを見てたんだ」とか。昨日の出来事をしゃべるんです。お姉ちゃんがしゃべると妹が刺激されてしゃべるというラリーをずっと僕は聞いています。20分くらいずっとそんな感じで、母親が早く用意しなさいって指摘されるまでが日課です(笑)。
―荻原さんも怒ることはありますか?
これがまた怒れないんです。娘には全然。「コラ!」とか言うけど、迫力はゼロ(笑)自分で分かります。
―社員の方には?
全然怒れます(笑)。本当は娘に教えなきゃいけないことがたくさんあるんでしょうけど、それよりも先に可愛いが立っちゃっていますかね。可愛い可愛いのコミュニケーション。そして土日は彼女たちとの予定で僕のスケジュールを埋めていくわけです。それがもう幸せ(笑)。もう彼女たちの、ただの遊び相手です、僕は。
―漫画、あしたのジョーの矢吹丈ですね。
矢吹丈には僕、全然なれないんですけど(笑)。人から何を言われようがボクシングをやりたいと。もう病気だって言われようが、負けるぞって言われようが、体壊れるって言われようが、拳闘をし続ける。そして真っ白になっていくでしょ。羨ましいですよね。そんな生き方。男として、そんな生き方あんの?と思って。ずるいなと思って。矢吹丈は谷口キャプテンよりはもっと自分自身によっているのでタイプは違いますが、自ら突き進んでいく2人というところが男として憧れます。
―私たちが子どもの頃はよく矢吹丈の真似をスローモーションでやりましたよね。相手の腕を絡めて。
やりましたね。クロスカウンター。でも、あしたのジョーの物語は強いとか弱いとか必殺技とか、そういうことじゃないんですよね。生き様なんですよね。
―また、谷口キャプテンの話に戻ってしまいますが、私は谷口がピッチャーの練習を始めるところも好きなんです。
好き、好き!
―気負わずに、やるしかないと練習を始めるっていうのが。
本当ですね。あれもね、試合中、自分がマウンドに上がる前にファウルボールを取りに行ってベンチに飛び込んじゃうじゃないですか。マウンドに上がる前に爪を剥がしてしまう。あれは別にファウルボールでいいと思うんだけど、取りに行っちゃうんですよね。
―あれは「取りに行くなー」って今でも思います。
あれはねえ。巨人の桑田のと一緒ですよね。
―ああ、桑田のダイビングキャッチ。
ああいう感じだと思うんです。行かなくても別に1球くらいいいじゃんって思うんだけど、そういう生き方じゃないんですよね。谷口くんは。
―これ、お酒が入るとたぶん、
ずっといけますね(笑)。
―そろそろ荻原さんがお父さんとしてのお話を。お子さんはお幾つですか?
うちは娘が2人で、8歳と6歳です。
―奥様と知り合われてからは?
僕が大学生の時からですからもう20数年になります。大学生の頃に出会って付き合って。1回、僕が大阪に行った時に遠距離になったんですが。
―遠距離恋愛だった時もあったのですね。
はい。「俺は仕事だ!」って言ってカッコつけて。その頃は起業という魔力に取りつかれていましたね。でもそれが失敗して、大阪から戻ってきた時にお金がなくて。そして結局は彼女を頼るんですよ。だからもう頭が上がらないです。その後、オプトに入社して会社員になり、お金がちゃんと入るようになってから、僕の方から結婚しようって言っていたんです。でも全然OKしてくれなくて。「お前みたいなやんちゃなやつと誰が結婚するか!」みたいな感じでずっと断られていたんです。でも彼女が仕事で辛い時期があって、これは今だ!と思って「結婚しよう」と言ったら「いいよ」って。弱っているのを見た時に、絶好のタイミングだって思ったんですよ(笑)。付き合ってから10年です。結婚しようと言ってからは5年くらい。もう100回くらい言ったと思います。
―ようやくだったんですね。
はい。それで結婚のOKをもらってからは、逃げられないように取り急ぎ入籍して、マンションを買いに行き、車も買いに行きました。これだけ買ったから、「もう結婚なんてしないなんて言えないよ、絶対」という状況にまで周りを固めていきました(笑)。
―なるほど、逃げられないための購入(笑)。
そうですね。それに僕が夜遅くまで飲んで終電を逃すと、よく迎えに来てもらっていました。「タクシー代ないから迎えに来てください」って。
―もうおんぶに抱っこですね。今は専業主婦ですか?
仕事をしています。今は某大学病院にて働いています。
―下の子は今、保育園ですか?
はい。保育園で年長さんですね、6歳なので。でもこの4月から7月まで毎日違うところに預けていたんです。
―毎日違う保育園にですか?
はい。元々は上の子と一緒の幼稚園に通い始めました。下の子が4歳の時、奥さんはそのタイミングで仕事を再開したんです。でも女性が働くって本当に大変ですね。幼稚園が午前中だけの時は、昼休みに仕事を抜けて娘を迎えに行って、夕方まで預かってくれる保育所に連れて行き、また仕事に戻るという生活をずっとしていました。すごく大変だったと思うんですが、仕事ができる喜びがあったら続けられていたんだと思います。その後、お姉ちゃんが小学生になって下の子だけになったから、妻の職場近くの保育園が預かってくれるとのことだったので転園させることにしたんです。これでようやく楽になると。ただ幼稚園も2年くらい通っていたので、涙のお別れだったんですね。それで今年の1月から保育園に通い始めたんですけど、4月のタイミングではその保育園に定員に入れず、行けなくなっちゃったんです。たったの3ヶ月でした。それで4月からは毎日違うところに預けざるをえなくて。奥さんが毎日どこかの一時保育のところに電話して「空いてますか?」って。大変でした。娘ももう年長さんなのに幼稚園も保育園も行けなくなっちゃって「私は何で行けないの?」って。
―それをずっと奥様がやっていたんですね。
はい。私がたまに、送りに行ったりはしましたけど、できるのはそれくらいです。あとは全部、妻。彼女が予約して、朝送って、迎えに行ってご飯食べさせて、僕は帰宅が11時とか12時なので会う時間もないです。
―朝食は一緒ですか?
はい。それがウチのルールです。朝ごはんだけは一緒に食べようって。会えるのが朝だけなので。
―その時はどんなお話を?
話はめちゃくちゃします。例えば先日は、「大雨で大変だったから、クラスの子がみんな帰れないでパニックになったけど、スリルがあって面白かった」みたいな話をお姉ちゃんがして、下の子は「雷がなっていたから、○○ちゃんとピカピカしてたのを見てたんだ」とか。昨日の出来事をしゃべるんです。お姉ちゃんがしゃべると妹が刺激されてしゃべるというラリーをずっと僕は聞いています。20分くらいずっとそんな感じで、母親が早く用意しなさいって指摘されるまでが日課です(笑)。
―荻原さんも怒ることはありますか?
これがまた怒れないんです。娘には全然。「コラ!」とか言うけど、迫力はゼロ(笑)自分で分かります。
―社員の方には?
全然怒れます(笑)。本当は娘に教えなきゃいけないことがたくさんあるんでしょうけど、それよりも先に可愛いが立っちゃっていますかね。可愛い可愛いのコミュニケーション。そして土日は彼女たちとの予定で僕のスケジュールを埋めていくわけです。それがもう幸せ(笑)。もう彼女たちの、ただの遊び相手です、僕は。
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オトンなカラダのつくりかた
人も動物、父も動物、動けてナンボ!!
理学療法士・パーソナルトレーナーのジュンです!
前回のスクワット、ストレッチはいかがでしたか?
予想以上に、体が捻れないことを感じた方も
少なくないのではないでしょうか??
カラダの硬さを感じた方も、お腹が邪魔して、という方も、、、
そんなみなさんが気にするお腹に今日は刺激を
入れてみようと思います!
いわゆる腹筋、背筋のトレーニング、
また体幹のトレーニングです。
体幹のトレーニングというと、みなさんある姿勢をキープして
というのをよくご覧になったことがあるかと思いますが、
タイトルにあげた通り、「人も動物、父も動物、動けてナンボ」です。
私の大好きな、そもそもの話、、、
動物は、読んで字のごとく動く物です。
我々は生きるために本来、動いて捕食する生き物。
今の世の中は、良いも悪いも便利になりすぎてしまい、
カラダを動かす機会が減ってしまいました、、、
極端に言うとヒトが退化している??かもしれません。。。
体幹のトレーニングも、固定することをゴールにせずに
動きの中で、軸を保つことが何よりも大切です!
そこで今回は、腹筋の効果的なトレーニングと体幹の
トレーニングをご紹介します。
まずは腹筋から。
この腹筋は腰痛がある方、腹筋をするとどうしても首が痛い
という方にもオススメです。
まずは仰向けになり、足の裏と足の裏を合わせて、
膝を開きます。
両手を頭の後ろで組み、おへそを覗き込むように顎を引きながら、
上体を丸めていきます。肩甲骨が床から離れるくらいが目安です。
この時に息を吐きながら行いましょう!吐ききるまでは
頭を下さないように10回×2−3セットを目標にしましょう。
腹筋の中でも、胸に近い方が使われるのがよくわかると思います。
続いてのご紹介は体幹のトレーニングです。
プランクと呼ばれるものでご覧になったことがある方も多いと思います。
うつ伏せになり、肘と膝でカラダを持ち上げ支えます。
余裕がある方は膝を浮かして、肘とつま先でカラダを支えてみましょう。
ここに、先ほどお話ししたように動きを入れていきます。
遠くにあるものを取るように片腕を前方に伸ばします。
カラダが傾かないように注意します。また腰が反らないようにも注意します。
そのためには背筋と腹筋にバランス良く力が入っていることが大切です。
伸ばした時に骨盤のラインと両肩を結んだラインが平行になるように
チェックしてみてください。
左右交互に10回ずつしっかり遠くに伸ばします。
お子さんを背中に乗せてできたら、完璧です!!
カラダに芯のあるオトンを目指しましょ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
福田 潤 ふくた じゅん
株式会社J−LIFE CREATION 代表
Personal Fitness Salon J Style 代表
Hawaii SUP Yoga Association Managing Director
J-LIFE CREATION。 この社名には、福田潤のJunであることに加えて、Japan、Joyful、Join、Journeyなど、どこかワクワクするようなプラスの意味を込めています。フィットネスサロンの運営を柱に、様々なことを通じてカラダとココロの健康や癒しをテーマに活動をしています。今、ブームになりつつある水上に浮かべたボードの上で行うSUP YOGAのインストラクターとしての活動、ランニングコーチとしての活動、2年ほど住んでいた経験を活かしてハワイ旅行のコーディネート、また国が推奨する「健康経営」のコンサルティング業務のお手伝い、と言った活動を通じ、一人でも多くの方の素敵な人生創造〜LIFE CREATION〜のお手伝いができればと思っています。
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オトンの流儀とか ビジネスマン編
親父は最高にダサい形で離婚をしました。でも僕の親父が僕の理想のスタイルなんです。【最終回】
第4回親父は子煩悩すぎてネットワークがないっていうか、友達とかも全然少なくて、そこから地元のスナックに通い始めるんです。
―お子さんに一つのことしか教えられないとしたら、何を言いますか。
さっきもちょっと話したと思うんですけど、親父っていうのはこういう人なんだっていうのを見せていくしかないなと思っています。それを見て、良くも悪くも学んでもらえればいいなと思って。でも出来たら、こういう親父にはなりたくないっていう風にはなりたくないので、親父みたいになりたいと。息子に関しては特にそう思っています。僕の親父が僕の理想の親父スタイルになったように。
―池辺さん自身がお父さんを見てきましたからね。離婚されて家を出られたとのことですが、池辺さんが幾つの時ですか?
高校卒業のちょっと前です。ウチの親父、最高にダサい離婚の仕方をしているんです。そんな親父にはなりたくないっていう意味での見本にもなっています。それまで子育てしてきてくれた父ちゃんとしても凄くリスペクトしているし、こんな大人になっちゃいけないっていう意味でもリスペクトしています。
―子育てしてきてくれた父ちゃんのどこにリスペクトを?
僕を「男らしく」っていう軸で育ててくれたそのセンスは、抜群にカッコいいと思うんですよ。僕がサーフィンをやっているのも、スキー、スノーボードをやっているのも全部、親父の影響です。親父はスキーヤーなんですよ。東京人なのに4歳からスキー連れていってもらっていたんです。親父は大会とかまで出ちゃうぐらい本気でやっていた人なので、それを継承してくれたんですね。サーフィンはやっていませんでしたが、毎年夏は海でキャンプをするスタイルだったので、夏と言ったら海、夏と言ったらキャンプっていうライフスタイルを教えてくれたのは親父です。そして親父ワントップっていう最高な家庭を見せてくれたのも親父。でも正直言うと、本当につい最近まで、ダサい離婚の仕方をした親父が大嫌いだったんです。でも結果的にはそこも見せてくれたのも含めて、オレやっぱり親父好きなんだなっていうふうに気づいたというのはあります。
―ダサい離婚の仕方って訊いてもいいですか。
親父はあまりにも子煩悩すぎて、もう家庭ばっかりだったんですよ、飲みにも行かないし。仕事も家から職場までチャリンコで1分。祖父母の家が工場だったので。だから、ここしか彼の生活圏が無かったわけです。でも外に出ることが好きだったので、アクティビティは色んなものを持っていて、そういうところに家族を連れていったわけですよ。小さい時から。何をするにも家族、どこに行くにも家族、僕は小学校の時に野球チームに入れさせられたんだけど、家族の予定があると、試合があろうがなんだろうが休まされるんですよ。家族での時間を最重要視していた人なので。
―家族一緒が第一なんですね。
でも高校に入って親離れをしまして、家族の行動に一緒に行かなくなるじゃないですか。妹もいるのですが、中学生で思春期を迎えて、お父さんと一緒はイヤだと言うようになり、子ども達が離れたんですよね。そのタイミングで夫婦関係も壊れ始めました。それで、親父がひとりぼっちになっちゃったんですよ。これはよくあるパターンだと思うんですが。子煩悩すぎてネットワークがないっていうか、友達とかも少なくて、そこから地元のスナックに通い始めるんです。そこのババアと駆け落ちしちゃうっていうことをやっちゃって。
―地元のスナックのママと駆け落ち?
僕はそこで20代のキャバ嬢とかを口説いて一緒になっちゃったとかっていうのであれば、まあリスペクトですわ。やるじゃん親父って。でもオレのおかんより年上のババア、婆さんみたいなのと一緒になるって言って出ていっちゃったんですよ。ダッサーと思って。どこに魅力があったのか分からないですけど、そっちはもうオレと同い年か、オレよりちょっと上の子どもが2人いるみたいな家庭で。家庭を捨ててまで飛び込む相手なのかなって。それで裁判の時に1回だけ、その女性も来たんです。まあ不細工なババアだったんですよ。その頃は僕まだ20代なんで、ルックスでしか判断しないもんですから。オレ達を捨てる価値がこんな婆さんみたいなのにあるのか?と。それともう一つ許せなかったことがローンの支払い。家を建て替えた時のローンがまだ2000万ぐらい残っていて、それが僕とオカンに乗っちゃったんですよ。僕はその頃、車も買ったことないのに、いきなり2000万という見たこともない数字の負債を負ったので、頭に来ちゃって。それは逆だろうと。慰謝料とか払うもんじゃねえの?って、なんでオレが借金、肩代わりするんだよって。でも母はね、家を守りたかったんです。残りのローンを肩代わりをしてでも、僕らが帰ってこれる家を絶対に守りたいという母の強い意思があって「2人で連名になるけれども、一緒に頑張って返していこうよ」って言うから、僕は母を守るためにそれを受け入れました。他の女と一緒になるわ、お前が勝手に組んだローンをオレに肩代わりさせるわ、男として最低だなと心の底から思ったんです。相手の女性が20代のキャバ嬢だったら違ったんですが(笑)。
―今はどこにいるのか分からないんですね。
結局いなくなっちゃって。もう、お婆ちゃんも親父の姉とかも誰も連絡取れないんですよ、今。それから僕も20年ぐらい会ってないですね。生きてるのか死んでるのかも分からないですしね。死んではいないと思うんですよね、連絡来ないから。どっかで生きてると思うんですけど。本当に初めて人を殺したいなって思った相手が親父だったっていうぐらい、一時はすごく憎んでいて許せませんでした。でも、こうやって子どもができて、子育てのことを考えるようになった時、結局、親父のトレースをしていると思った自分に気づいたら、だんだん親父への想いを取り戻してきて。
―その頃のお父さんを。
結局、オレは親父好きだったんだなっていう。だから許せなかったんだなっていう素直な感情にも気づいて、だから悔しかったんだな、ババアに取られたっていうのが悔しかったんだろうなとか色々気づき始めたんです。
そしてそのババア(女性)は、その当時の親父にとって何よりも代えがたい拠り所で、絶対に失いたく無い人だったんだろうなって理解できるようにもなりました。だから今、戻ってきたら許せるかなというか、酒飲めるかなって思っていますね。
―酒飲みたいですか。
飲んだことないですもん、親父と。ケンカは負けっぱなしだし、酒飲んだことないしで、大事な親父との節目が無いんですよね。なんで、今さらケンカはアレですけども、酒を飲むとか、オレも親父になってみて、どういう話ができるかちょっと楽しみというか、求めているところはあるんです。
でも再会できたら、1発はぶん殴るかな(笑)そしてハグしたいっす!
―ありがとうございます。すごくいい話でした。
こちらこそ!親父のことは、もうどんどん書いちゃってください(笑)。
今回の”オトン”なビジネスマンは、
池辺政人さん
株式会社ゼノメディアブレンド 代表取締役
東京都葛飾区出身。
家族構成:妻、娘(小1)、息子(5歳)
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オトンの流儀とか ビジネスマン編
親父は最高にダサい形で離婚をしました。でも僕の親父が僕の理想のスタイルなんです。【第3回】
株式会社ゼノメディアブレンド
池辺政人さん
家族構成:妻、娘(小1)、息子(5歳)
第3回お風呂のシーンを思い出すんですよ。泣きながら湯船の中で抱きついてきて。娘の「助けて」っていうのがすごく伝わってきたんです。
―奥様は葛飾の方ですか?
新潟の人です。雪国の女です。実は妻も完全亭主関白スタイルの家庭で育ったんです。
―同じ環境で育ってきたから価値観が一緒なんですね。
はい。本当にラッキーだと思います。妻と巡り会えて。
―どこで知り合ったんですか?
新宿でナンパしました(笑)。
―じゃあ、余計にラッキーですね(笑)。
ただのラッキーでしかないです。
―奥様、今、お仕事は?
ここで一緒に働いています。2人で制作会社を立ち上げて10年になります。彼女がWEBディレクターで、僕は映像を作る仕事をしています。実はさっきまで一緒にいたんです。彼女が子どもを迎えにいくので帰りました。まあ、だからほぼ365日一緒にいるんですよ。これもちょっと気持ち悪いので、夜は真っ直ぐに帰らないんです、僕。
―なるほど!合点がいきました。
夜ご飯は一緒じゃなくていいんですよ。ここは本音なんですけど、もう四六時中一緒にいるから、夜はアメ横に身を置きたいんです、僕。
―それは奥様も同じ気持ちかもしれませんね。
そうなんです。夜ご飯別に一緒にいなくていいと。週末にがっちり家族との時間を作れればいいよっていう感じで、ナイトタイムは解放してもらっています。
―それで週末にがっちりなんですね。
僕、これ本当に薦めています、週末父ちゃん。そんな毎日毎日、夕飯一緒に食べたりとか風呂に一緒に入ったりとかやらなくていいんですよ。父ちゃんがいることが当たり前になっちゃうから。週末時間が作れない状況だったら、ちょっと違うかもしれないですけどね。とにかく週末になると父ちゃんがどこかに連れていってくれるって、子どもも楽しみにしてくれているんです。「今週はどこに行くの?今週はどこに行くの?」って、毎週訊いてくれるんです。だから、平日は夜遅くに帰って子どもの寝顔を見て安心して、僕も寝るみたいな、それがちょうどいいなって。自分の周りだと、無駄に早く家に帰ってるやつらのほうが、夫婦仲良くないんですもん、どこの家も。
―本当ですか?
なんでそんなに帰るの?って思うんだけど、遅く帰れば帰ったで、奥さんは機嫌悪いんですって。起きて待ってるんですって。「なんで待たせてるの」て言ったら「いや、寝ていてくれていいよって言っても、起きて待ってるんだよ。だから、イライラしてるんだ」って。「寝ちゃった方が待たなくていいからイライラしないよって言えばいいじゃん」って言っても「そんなこと言ったら余計に怒られる」って。絶対、終電で帰るなんてあり得ない、みたいなやつがいっぱいいるんです、僕の周りに。いちいち奥さんのご機嫌を伺うやつらが多くいるので、僕はいつも説教しています。「お前ダッセーよ」って。
―なんか失敗したこととかありますか。奥さんに対してとか、お子さんにとか。
今までで一番大反省したのが、この春のことです。ウチは共働きなので、娘は学童に行っているんです。学童って、保育園を卒園して小学校入学するまでの間に始まるんですよ。そのことを僕らはそんなに重く考えていなくて、学童に通い始めるといっても、保育園時代に知っている、1つ上の子なんかも学童に行っているので、すぐに馴染むだろうと思っていたんです。学童がスタートして3日目かな、僕はその日珍しく早くに家に帰ってきたんですが、妻が夕食を作っている時に、子どもたちがお菓子を食べていたんですね。僕、その時なぜか機嫌が悪くて、怒鳴ったんです。「母ちゃんがごはん作っているのに、なに勝手にお菓子食ってんだ!」って。そのあと僕はパソコンで仕事をしていたんですけど、気づいたら娘が号泣しているんです。でも僕が怒鳴るのっていつものことなんですよ。あれ?ちょっと言葉キツかったかなと思いながら、妻はちょっとなだめていたんですけど、僕はまだ機嫌が悪かったので「いつまでも泣いてんじゃねー」みたいなことを言っちゃったんです。それでまたパソコンに向かっていたら、娘がこちらにきて「父ちゃん、さっきはごめんなさい」って謝ってきたんですね。それで僕も「ああ、ごめん、とうちゃんも言いすぎた」って言ったんです。その時、娘の様子がちょっと変だなと一瞬感じたんですが、まだちゃんと気づいてなかったんですね。その後、娘と一緒に風呂に入る時、ぐずりだしたんですよ。面倒くさいなと思いながら、「早く入って早く寝ようぜ」って言っていたら、「お風呂なんかイヤだ」って言いながら娘がどんどん服を脱いで、湯船に入ってきたんです。いつもは向かい合って座るんですが、湯船の中でひたすら僕に抱きついてくるんです。あれ?おかしいと思って、「どうした?」って訊いたら「学童でイヤなことがあった」って。
―学童に通い始めて3日目に。
はい。訊いてみると、その日は誰も遊んでくれなくて、一日中ひとりぼっちになっちゃったらしいんです。保育園の時に仲良くしてくれていた1つ上の子がいたんですが、1年もブランクができているから、昔仲良くしてくれたお姉ちゃんも、今は新しい友達ができているんですね。そっちの友達と遊んでいて、かまってくれなかったらしいんです。娘は友達がまだいないから、どうしてもそのお姉ちゃんに遊んでもらいたかったんですけど、お姉ちゃんたちは一輪車に乗って行っちゃうんですって。一輪車に乗らないと遊んでもらえないと思った娘は、ひたすら練習したんですが全く乗れなくて。その悔しさと、遊んでくれない寂しさと孤立感、心を痛めてしまっていたんですね。早く帰ってきた父ちゃんに甘えたかったのに、僕はそんなこと知らずにいきなり怒鳴り散らして突き放しちゃったんです。
―それはしんどい1日でしたね。
そうなんです。よく考えたら、これまで保育園しか行ったことがない子が学童という初めての場所に放り込まれて、慣れない場所、慣れない人たちの中に朝から夕方の6時までみっちりそこにいなければならないという状況。そこですごく悔しくて寂しい思いをしたんですよ。
―はい。
風呂から上がって、僕と妻と3人で娘の話を訊いたんです。娘はその日の出来事を泣かずに話してくれました。明日も誰も遊んでくれないのかと思うと、行くのが怖いって。でも、人との関係性を作って行くのは、本人に任せるしかないですからね。次の日は早い時間に妻が迎えに行ってくれたんです。どうだったって訊いたら、昨日のアレはなんだったんだというくらいすごく楽しかったようです。「なんでこんなに早く迎えにきたの?」って怒られたって。たったの1日でこんなに変わるんですね。次の日から早く行きたい早く行きたいって楽しんでくれて良かったんですが。ただ、その時はもう反省しました。彼女の救いにならなきゃいけなかったのに、子どもの気持ちを知らないで、イライラした自分の感情を露骨にだしてしまったことに。いきなりのカミナリはいけませんね。
―その日のことは今でも思い出しますか?
すごく思い出します。そのお風呂のシーンを思い出すんですよ。泣きながら湯船の中で抱きついてきて。もう完全にヘルプの状態。娘の「助けて」っていうのがすごく伝わってきたんです。忘れられないです。
【第4回 】「親父は子煩悩すぎてネットワークがないっていうか、友達とかも全然少なくて、そこから地元のスナックに通い始めるんです」に続きます。
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オトンなカラダのつくりかた
お父さん!動きの基本は「オナカとオシリ」です。
みなさんこんにちは。
理学療法士・パーソナルトレーナーのジュンです!
前回のテストはいかがでしたでしょうか?
こんなの楽勝! だった方
あれ、できない、、、 だった方
全然無理、、、 だった方
息が上がって大変 だった方
いろいろな反応があるかと思いますが、いまの自身のカラダ
の状態を把握するのに良い機会になったのではないでしょうか?
さて今日からから、自身のカラダに対してPDCAを
回していきましょう!!
今日から生産性の高いカラダへの変化を体感してください!
(あえて流行りの言葉を並べてみました。。。)
テーマにも挙げましたが、「動きの基本はオナカとオシリ」です。
もう少し正確に言うと、体幹、骨盤、股関節。
これらのコントロールがうまくいけば、かっこいい姿勢を保ちつつ、
全身の循環も促され、疲労しにくく、
免疫力も高まりやすいカラダに近づきます!
全身の循環と免疫についてはまた改めてお話の機会を
作れたらと思いますが、まずは、カラダを動かす習慣を
つけましょうということで、オナカとオシリを意識して
前回のテストにも関係するカラダの動かし方を
身につけていきましょう!!
今日取り上げるのはスクワットとストレッチ。
まずはオーソドックスなスクワット。
足を腰幅、肩幅程度に開いて行います。
ここで一番重要なポイントは、スクワットが膝の運動ではなく
股関節の運動だということ。ここを皆さん間違えがちです。
股関節をしっかり動かして、お尻を前後に動かすことが大切です。
写真のように、股関節をイメージしながら、動かすと良いでしょう!
この部位にタオルを挟んで抜けないようにすると
さらに骨盤の動きが掴みやすくなります!
続いてストレッチ。
「かっこいいオトンなカラダ」を作るために大切なのは、しなやかであること!
ただただマシンや重りを使って筋トレをして筋肉をつけても、
その筋肉を使えるしなやかさを身につけないと良い姿勢を保つことができず、
また偏った筋力で怪我のリスクも出てきます。これでは意味がありません。
さらに、各部位を個別にストレッチすることも大切ですが、
我々は関節を1つだけ動かすようなことを基本的にはしません。
連動させて初めて効果的であり、実生活に活かせるカラダになります。
そこでお勧めしたいのが、ヨガのポーズの一つでもあるストレッチ。
上半身の捻りを意識したこちらのストレッチのポイントは
腕を180度にキープすること。
息を吐くことでカラダは緩みますので、吐く息ごとに
上半身の捻りを強めていきます。
続いてはこちら、上半身にさらに股関節のストレッチを追加したもの。
カラダをひねることは良い姿勢を保つため、循環を促すために重要な要素。
スクワットでオシリを使って、ストレッチでカラダをしなやかにする
この相互作用で、強くしなやかなカラダを手に入れてください!!
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オトンの流儀とか ビジネスマン編
親父は最高にダサい形で離婚をしました。でも親父が僕の理想のスタイルなんです。【第2回】
聞き手:oton+to編集長 布施太朗
第2回色んな先輩や仲間を見てきたけれども、みんな母ちゃんに支配されているんですよ。それを見ていて、おれは本当虫唾が走っていました。
―子育てというか教育というか、とにかく子どもに対してご自身が思い描いている感じっていうのがイメージを、実践しているんですね。
実践していますね。思い返すと、自分の親父がやってくれたことを全部トレースしています。自分のことをパパって呼ばせないのもそうです。僕が保育園の時に一度、親父のことをパパって呼んだことがあるんです。そしたら怒号で「ぶっ飛ばすぞ、気持ち悪いな」って言われてしまって。その「気持ち悪いな」と言われたのが今でもすごく残っているんです。
―それを言われた時の気持ちは?
共感です。自分でも、確かに気持ち悪いと思ったんです。僕らの時代っていなかったんですよ、パパって呼んでいるやつが。みんなお父さんだったんですよね。でも、一つだけパパ、ママって呼ぶひとりっ子の家があったんです。絵に描いたような過保護の家で。その一家が確かに気持ち悪かったんですよ、子どもながらに。「○○くーん」って自分の子を君付けする母ちゃんと「ねえ、ママ〜」って言うそいつ。もう、とにかく過保護の家だから、その家は本当おもちゃ御殿で、なんでも買い与えられるんです。それで「マサト君、遊びに来なよ」って言われて、そいつの家に遊びに行くと山ほどおもちゃが広がっているんです。でも一個も触らせてくれない。
―おおーっ!おもちゃを触らせてくれない!
スゴいでしょ。それで、僕が勝手にいじると「ママ〜、マサト君がおもちゃを触った」とか言うんです。そしたらママが登場して「マサトくん、これは○○ちゃんのだから順番に遊んでね」っていうか、触らないでねぐらいの言い方で。もう帰りたい気分です。なんでオレ来ちゃったんだろうって。でも、もともとは、そのママに呼ばれて行ったんです。○○くんと遊んで欲しいから、ウチにおいでって。おいしいお菓子食べさせてあげるからって言われて行ったら、なんだこの待遇は?って。その時に耳にしたママとかパパとかっていう、そいつがまず気持ち悪かったんですよ。だから親父に「気持ち悪い」って怒鳴られた時に。わかる!って思っちゃったんです。保育園児ながら。
―他にお父様に言われて印象に残っていることってありますか?
ケンカで負けて帰ってきたら怒られました。
―なんて言われたんですか?
相手を泣かすまで帰ってくるなって言われて。それも保育園の時だったと思います。その時は団地に住んでいたんですが、同じ階に住んでいるヤスくんっていう奴にいつも意地悪されていたんです。でも泣いて帰ると親父からビンタされるんですよ。「男のくせにケンカに負けて泣いて帰ってくるんじゃねぇ。ぶっ飛ばしてこい!」って家を追い出されるんです。仕方がないからヤスくんの家に行ってピンポーンって鳴らして。ドアが開いたらヤスくんがいたので、その瞬間にバーン!ってぶん殴りました。
―出会い頭のパンチ。
ヤスくんはもう大泣きです。でも僕は、ああ、良かった。これでおウチに帰れるって。「お父さん、泣かしてきたよ」って帰ったら「よくやった!風呂入るぞ」って。
―お父さん、お仕事は?
うちの親父も自営業だったんですよ。町工場です。祖父の代からプラスチック成型工場をやっていました。いつも重いものを運んでいるので、力は強かったですね。腕相撲も1度も勝ったことがないままです。高校生の時に取っ組み合いのケンカをしたんですが、取っ組み合いになる前に思いっきり負けました。最後は負けたままで終わっちゃっているんです。
―今、お父さんは?
そのあと離婚してどっか行っちゃったんです。今は生きているか死んでいるかわかりません。離婚する前は、超ワントップなスタイルの家でした。親父がトップでそれを母が支えて、その下に子どもがいるっていうピラミッド。僕も今、それが理想だと思っています。絶対的なリーダーが親父のピラミッド。それは妻も同じ考えです。支えてくれているのは妻です。基本的に本当は妻の方が色んな実権を握ってるんですけど、子どもたちには、まるでお父さんが全部をコントロールしているみたいな見せ方をするんです。
―素晴らしい奥様ですね。
理想的ですね。でも、本当は2人で相談して何事も決めたりしているんですけど、見せ方としては「父ちゃんがここに行くって言っている。母ちゃんは賛成、みんなで行こう!」って。トップとナンバーツー2人が楽しそうだよっていうのを見せて、行こうぜ、遊ぼうぜ、何々しようぜ、ってなって、それを子ども達がワーってくっついてくるっていう、こういう関係性を作っています。今のところは出来ていると思っています。
―奥様と色々話をされて、楽しい家族が出来上がっていくんですね。
でも、ずっと僕は子どもが欲しくなかったんです。なので、まず子どもを作ることから、すごく相談したんですよ。「夫婦だけという人生も良くない?」っていうことを妻にはずっと提案していました。僕は本当に子ども嫌いだったんです。サーフィンの先輩、仲間がどんどん結婚して、子どもを海に連れてくるんですけど、先輩が子どもを連れくるのがすごくイヤだったんですよ。先輩と遊べなくなっちゃうから。
―先輩の子どものせいで先輩と遊べないと。
そうです。先輩の子どもに軽いジェラシーですよ。先輩達もサーフィンバカなので、どうやってでも海に来るんですけど、やっぱり家族を連れてくるわけで、そうすると、今までは波乗りのあとも、飯食いに行ったり、飲みに行ったりしてくれていた先輩が「じゃあ」って言って帰っちゃうんですよ。えー!と思って。とても面白い先輩なのに、子どもが出来たことで、遊んでくれる機会が減ったんです。だから先輩に子どもが出来ることを素直に喜べてなくて、先輩のところに下の子が出来た時も「また作ったんですか、余計遊べなくなるじゃないですか」っていう気持ちだったんです。だから僕は子どもいらないなって思っていました。でも妻から「私は母になりたいです」って言われたんですよ。それはそうだ、夫婦ということはオレだけの人生じゃないからと思って子どもを作ったんです。子どもが出来たら、こんなに素晴らしいもんだったんだ!と、僕自身が激変して、今に至ります。
―なるほど、大の子ども嫌いがコロっと親バカに。
はい。子どもができまして、妻とどういう家庭にしたいかっていう話をした時に「まずオレはパパ、ママなんて絶対に呼ばせない。お前のことをママって呼ぶのすら、オレは許容できない」と言ったら「私も!」となって「おっ、合った!」と。それと、父親が家族の絶対的なリーダーである、という話も。これまでに家庭を作った色んな仲間たちを見てきたけれども、みんな母ちゃんに支配されているんですよ。あんなに怖かった先輩も。あんなイキがっていた後輩も、あいつもこいつもみんな奥さんの支配下。それを見ていて、おれは本当虫唾が走っていましたから。
―旦那はみんな奥さんに支配されていると。
そうです。「遊びに行こうよ」って誘っても返事が「うん、妻に聞いてみる」「嫁に聞いてみないとちょっと分からねえ」って回答するんです、もうダッセーなと思っていたので、ウチは父ちゃんワントップスタイルを絶対に作りたい。子ども作る時に、その話をしたんです。「亭主関白って古いかもしれないけど、でも、理想的な家族のあるべきフォーメーションって、オレ絶対そうだと思うんだ」と。妻はそこに共感してくれたんです。「私もそう思う」「今は女の人が強い世の中ってよく言われているけど、そういう家庭が私も理想とは思えない。なぜなら、旦那さんがカッコよく見えないから」って。「じゃあ、うちは亭主関白スタイル貫き通していくんで、夜露死苦!」ということになりました(笑)
【第3回 】「お風呂のシーンを思い出すんですよ。泣きながら湯船の中で抱きついてきて。娘の「助けて」っていうのがすごく伝わってきたんです」に続きます。

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オトンの流儀とか ビジネスマン編
僕の親父が僕の理想のスタイルなんです。でも親父は最高にダサい形で離婚をしました。リスペクトしていただけに悔しくてね。
今回は、海が好きで江戸川の土手が好きなオトンの池辺さん。平日はどんなに早く仕事を終えても家には帰らずアメ横の立ち飲み屋へ。その代わり週末はどっぷり家族と。理想の家庭は亭主関白親父ワントップスタイル。それもこれも大好きなお父さんの姿をトレースしているのだとか。
聞き手:oton+to編集長 布施太朗
第1回「親父とは週末スペシャルだ」という考えがあるんです、なので、平日は無駄に早く帰らないようにしています。
―よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
―今、お子さんはお幾つですか?
上が小学校1年生女の子です。で、下が5歳の男の子、保育園の年中さんです。
―ご結婚されて今は何年?
えー、なん年だっけ?10年です。いかん、すぐ出ないと(笑)。
―10周年ですね。
はい。今は不意に質問されてすぐ出てきませんでしたけど、妻にはプレゼントをしたんです。シルバーのオリジナルアクセサリーを作って。誰かが作った既製品がイヤだったので、デザイナーさんにオーダーして作ってもらいました。
―デザインはご自身で?
正確に言うと、以前に作ってもらったキャラクターがいるんです。名古屋に住んでいるアーティストの人がスカル(頭蓋骨)をモチーフに、娘と息子をデザインしてくれました。それをステッカーとかにしているんですけど、今回はこのキャラクターでジュエリーデザイナーの友人に作ってもらったんです。
―それは素敵で面白いですね。
ありがとうございます。僕、いわゆる「昭和の親父」っていうキャラを大事にしておきながら、親バカ度はハンパないです(笑)。
―あははは!では早速、基本的な質問からさせてください。平日はどんなスケジュールですか?
毎日6時半に起きます。普通に身支度をして8時に家を出て、僕が毎日、下の子を保育園に送っています。会社には9時半までに到着。ワークタイムはまちまちですね。23時、24時までやっている時もあれば、暇な時はちゃっちゃっと18時ぐらいには上がったりして、アメ横がすぐそこなので、アメ横に行っちゃいます。
―アメ横で何を?
飲んでます。アメ横は、ひとりの時は決まって行く立ち飲み屋があるんです。カドクラっていう有名な立ち飲み屋さん。19時くらいにそこに行きます。そこは1000ベロなんで1000円ぐらいでいいんですよ。2杯、3杯飲んで。なぜ、そこに行くかっていうと、ひとりで入りやすいのもあるんですが、外国人が多くて、すぐコミュニケーション取れて仲良くなれちゃったりするのがいいんです。そうじゃなくても、陽気なおじさんとかいてお喋り相手になってくれたりするので、そこで飲んで喋って、遅くても終電までには家に帰るかなって感じです。
―なるほど!仕事が早く終わっても、すぐに家には帰らないんですね。
はい。「親父とは週末のスペシャルだ」という考えがあるんです、僕の一つのポリシーとでも言いますか。なので、平日は無駄に早く帰らないようにしています。
―週末、親父と遊べる喜びを最大限に引き出すために。
なので、絶対に週末は家族のために時間を割きます。
―どこかに出かけたり?
ほぼ毎週、4月ぐらいから12月までは茨城か千葉の海。僕がサーフィンをするので。娘は4月の冷たい海でもビキニで入っちゃっていたので、今年はウエットスーツを買ったんです。12月から雪がある間はスキー、スノーボード。こちらは毎週ではないですけどね、すごくお金がかかるので。
―海はもう朝からですか?
はい。朝から行って、午前中にサーフィンをしたりして午後はショッピングモールに寄ったり、大きな公園に行ってから帰るんです。だから2つのアクテビティを用意しています。
―ショッピングモールとか公園って具体的にはどこですか?
幕張のアウトレットはよく行きます。公園だと、茨城にハマナス公園というのがあって、そこには何百メートルもの滑り台があるんです。
―海とショッピングモールと大きな公園の週末なんですね。
あとは、家から歩いて3分のところに土手があるんです。江戸川の土手。松戸に住んでいるんですが、池辺家は子どもを土手で育てると言ってもいいくらい土手で遊びます。
―ほう!お子さんは江戸川の土手育ち?
夕方、サンセットがすごく綺麗なので、父ちゃんはスケボー持って、娘はチャリンコ、下の子はストライダーに乗って行きます。朝は海、夕方は土手です。
―とても開放的な週末ですね。
はい。この辺の小学生とかは、スッポンポンになって江戸川で泳ぐんですよ。僕、それを見るのが大好きなんです。フルチンで川に飛び込む小学生は最高ですよ。そういうワイルドな子どもたちがたくさん生息しているエリアなんです。
―いいですね。世田谷あたりにはない光景かもしれませんね。
世田谷だと多摩川ですか。バーベキューのイメージがありますけど、あっちは大人の方がヤンチャなことしているんじゃないですか(笑)。
―江戸川の土手では何をしている人が多いですか?
野球場やサッカー場があるので、それをやっている子どもたちはたくさんいて、大人はジョギング、サイクリングをしている人が多いですね。僕はあと、近所の家族を誘って土手に行ったりもします。片手にビール持って。冬はめちゃくちゃ夕焼けが綺麗ですよ、夕暮れ時にスカイツリーと富士山を見ながらビールを飲むんです。
―無性に土手が見たくなったりもするんでしょうね。
そういうのはすごくあります。何もなくてもとりあえず土手に行くみたいな。家で退屈していると、奥さんから「土手に行ってくれば」って言われますしね。
―ひとりで行くことも?
いえ、絶対子どもを連れて行きます。そこはルールですね。あと、雪が降ると土手でスノーボードができます。2、30メートルですけど、ゲレンデができるので、もう土手最高です。でもここ2年くらいは雪が降っていないですね。
―都内でもすごい雪が積もったのは3年前でしたかね。
はい。関東がパニックになった時ですね。その日は週末だったのでスノーボードを小脇に抱えて行ったんです。近所のお母さんがそれを見て「えーっ!スノボやるんですか?」って。「やるよー。子ども連れてきなよ」って。
―パニックの中、楽しんでますね。
そうですね。この街は面白いです。
―ご出身は?
葛飾です。
―そうなんですね。ということは江戸川には子どもの頃から馴染みがあるんですね。
いえ、その頃に馴染んでいたのは荒川です。
―葛飾で有名なのは、映画「男はつらいよ」の寅さんですが、あれって荒川でしたっけ?
いえ、寅さんは江戸川です。
―葛飾といえばもうひとつ、漫画「こち亀」の両さんがいますけど、アニメの歌に出てくるのは、
あれは中川です。葛飾区は荒川、江戸川に挟まれていて真ん中に中川が流れているんです。
―そうなんですね。
はい。ウチは初詣には子どもの頃から行っていた葛飾の柴又帝釈天に行きます。正月の帝釈天ってやっぱり激混みするんですよ。駐車場なんか止められないくらい。だから、江戸川の対岸に車を停めるんです。そこには無料駐車場があってスカスカなんですよ。それで矢切の渡しに乗って川を渡り、帝釈天にお参りに行くんです。渋滞も駐車場パニックにも合わずにお参りできるんです。
―それは通だし、風流ですね。
でも、今は矢切の渡しにはエンジンが着いちゃって。わずか5分くらいで着くんですが、漕ぎ手がお爺ちゃんですからね。でも明らかに観光客が乗っていると、川の半分くらいまで行くと、エンジンを切って棒で漕いでくれます。
―まあ、それはしょうがないですね。でも池辺家は風情を楽しんでいる。
そうかもしれません。僕は自分が子どもだった頃の環境をなるべく残したいというか、子どもに体験させたいと思っているんです。だからゲームも一切与えません。携帯も触らせていません。おもちゃもあまり買い与えていなくて。あとね、娘にはプリキュアに一切触れさせていなかったんです。大人の思惑が詰まったプリキュアが僕、本当にイヤで、娘がプリキュアな格好をして欲しくなくて、ずっとドクロ、スカルもののTシャツばかり着させていました。でも娘というのはお父さんの意向とは裏腹に、どんどん女の子に育っていくんですね。最終的には、5歳の時にプリキュアに開花しちゃって、いつのまにか観るようになっちゃっいました(苦笑)。そこからは見放題。今はもう卒業した感じですが。
【第2回 】「色んな先輩や仲間を見てきたけれども、みんな母ちゃんに支配されているんですよ。それを見ていて、おれは本当虫唾が走っていました」に続きます。
今回のオトンなビジネスマンは
株式会社ゼノメディアブレンド代表取締役
池辺政人さん
千葉県松戸市在住
家族構成:妻、娘(小1)、息子(5歳)
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オトンなカラダのつくりかた
【オトンのスポーツテスト】動けるお父さんになるために、 あなたのカラダの“今”を知ろう!
「かっこいいオトンってなんだ!?」
みなさんこんにちは!
理学療法士・パーソナルトレーナーのジュンです!
前回は長々と私の自己紹介でしたが、いよいよ今回から、
「オトンなカラダのつくりかた」本格スタートです。
定説のように言われている「太っている=不健康」
「喫煙者=不健康」。。。
これは本当に正しいのかなぁ。。。
と感じたことはありませんか?
確かに色々なリスクが高まることは間違いないですが、
あくまでリスク。
太っていても、ヘビースモーカーでも、長生きであり、
数値的に健康な人はたくさんいます。
(でもやはり、
家では吸わないという方も、
とにかく!と言いますか、
やっぱり「かっこいいオトン」は「動けるオトン」だと私は思います!
運動会で、親子レクリエーションで、ちょっと動いて
息が上がっていたり、短距離走で転んでしまったり、、、
これではちょっと残念です。
まずは自分の体を思うように動かせるようになりましょう!!
日々の仕事でも同じだと思いますが、まずは、何事も
「目標をつくる」こと、そして「現状を知る」ことが大切ですよね!
ということで、今回は早速ですが、テスト項目を用意しました!
目標作り+現状把握にはこれが最適。
もちろん特別な機器類は要りません。
携帯でも腕時計でもいいので時間が測れるものと、タオル。
皆さんのカラダがあれば準備OK!!
【オトンのスポーツテスト】
テーマは5つ
⭐︎柔軟性
⭐︎バランス
⭐︎筋力
⭐︎瞬発力
⭐︎持久力
◎テストその1(柔軟性)
タオルで立位体前屈
◎テストその2(バランス・筋力・柔軟性)
片足つま先リーチ
◎テストその3(バランス・柔軟性)
2ステップ
◎テストその4(筋力)
腹筋 プランク
◎テストその5(筋力・持久力)
バーピージャンプ
◎テストその6(持久力)
ジョギング
それぞれについて解説を加えていきますね
その1(柔軟性)タオルで立位体前屈
タオルを左右の腰骨の高さで持ちます。
そのタオルをお腹と太ももで挟むように前屈をしていきます。
限界にと達したところで、そのタオルを引っ張ります。
お腹と太ももで、しっかりと挟むことができていればOK
テストその2(バランス・筋力・柔軟性)片足つま先リーチ
片足立ちをして、軸足と反対側の手で軸足のつま先を触ります。
10回ふらつくことなく触れますか?
テストその3(バランス・柔軟性)2ステップ
足を揃えて立ったところからできるだけ大きく2歩進みます
ふらつくことなく移動できる距離が、自分の身長の1.4倍以上でOK
テストその4(筋力)腹筋 プランク
1分以上キープでOK
正しい姿勢
これはNG例。腰が反りすぎ。腰を痛めてしまうこともあります。
これもNG。
テストその5(筋力・持久力)バーピージャンプ
起立→しゃがむ→腕立て伏せ1回→ジャンプの繰り返し
15秒以内に10回できればOK
テストその6(持久力)ジョギング
目標20分。少しでもしんどいな、足が痛みそうだなというところでストップ
何分間走れたでしょうか?
以上の6テストを実施し、自分がどこのパーツが弱いかを判定してみましょう!!
次回からはそれぞれの弱点に対するお勧めエクササイズを紹介します!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
福田 潤 ふくた じゅん
株式会社J−LIFE CREATION 代表
Personal Fitness Salon J Style 代表
Hawaii SUP Yoga Association Managing Director
J-LIFE CREATION。 この社名には、福田潤のJunであることに加えて、Japan、Joyful、Join、Journeyなど、どこかワクワクするようなプラスの意味を込めています。フィットネスサロンの運営を柱に、様々なことを通じてカラダとココロの健康や癒しをテーマに活動をしています。今、ブームになりつつある水上に浮かべたボードの上で行うSUP YOGAのインストラクターとしての活動、ランニングコーチとしての活動、2年ほど住んでいた経験を活かしてハワイ旅行のコーディネート、また国が推奨する「健康経営」のコンサルティング業務のお手伝い、と言った活動を通じ、一人でも多くの方の素敵な人生創造〜LIFE CREATION〜のお手伝いができればと思っています。
J−LIFE CREATIONのサイトへは
下記の関連リンクから。
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