家族が幸せになる、お父さんスタイル

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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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“オトン”な日南市

―全然暇じゃなさそうですが(笑)。でも縁で広がっている感じで楽しそうですね。

僕が独立するくらいだったでしょうか。その時は生活が苦しいわけです。精神的にも厳しくて。上の子の保育園に父母の会があって、ちなみに父母の会の会長もやっていたんですが、その集まりであるお父さんに言われたんです。「お父さんの務めは、子どもたちのためにちゃんと稼ぐことじゃないの?会社に入ってサラリーをもらってくることが父親の務めじゃないの」って。稼げていない時だったから、それを言われた時はガツンときましたけど、その言葉にはちょっと違和感があったんですね。僕も独立前は会社員で、辞める直前なんかはもう人間関係とか悩みが色々あって、家に帰ってくるとため息しか出ないんです。それを子どもが見ると、大人になりたいとか、仕事したいとかは思わんなと。やっぱり周りのお父さんにも仕事を苦しそうにやっている人がいるんです。自分の意に反してしょうがなく、というような感じで暗くなっている感じに見えて。それやったら貧乏でも好きな仕事をしてお父さんが楽しく帰ってくる方がいいなと思うんですよ。家庭を犠牲にしてはいけませんが、好きなことをやりたいなと。親が楽しく生きているところを子どもに見せなイカンと思うわけです。「お父さん、友達がいっぱいいて、なんか知らんけど外で面白いことをやっているなあ」という方が家庭にとってはいい感じがします。

―飲んでお金をもらっているというのは家庭にとっていい感じなんですね(笑)。

はい(笑)。それと、子どもが、地元のテレビに出ている人とか学校に講演をしに来た人とかに「お父さん知ってるよ」とか言われて、お父さんすごいネットワークがあるんだと思ったりしているようです。

―なるほど。お父さん、何やっているか分からないけど、間接的にお父さんのことを聞ける機会があるんですね。

たまにあります。県の教育委員会で、教職に就いて10年経った先生方の研修で講師として話をする機会があったんですが、そこに娘の学校の先生も来ていたらしく、後日、娘に「講師の人、島中のお父さん?」と訊いていたらしいです。講師で行っていたのを娘は知らなかったんですが、お父さん、どっかでなんかやってんだと。でも「ウチのお父さんは何喋ってるっちゃろ」って思っているでしょうけどね。

―そこでは何を話したんですか?

その時は地域づくりの話で、学校以外にも学びの場というのが先生にも必要なんじゃないかと。地域に色々関わることができるのは地方都市の魅力だと思うんです、みたいなことを話しました。たまに、中学校や高校に行って知的財産について話したり、職業講話をしたり、模擬面接の試験官役をやったりしています。そういうことをやっている話も家ではしないんですけど、嫁は僕のフェイスブックを見て知るようです(笑)。

島中星輝さん

島中星輝さん

職業:何でも屋?
ご家族:妻、娘(高2)、息子(中3)、娘(小5)、娘(小3)

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oton+to編集長 布施太朗が本を出しました!
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祝!第4刷決定!

父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

布施太朗・著¥1,300(税抜)

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2016.7.14

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