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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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父の失敗・悩み・たわごと

2017.5.7

部活の選び方。

高校1年になったうちの長男コタは

ハンドボール部に入部した。未経験だ。

これは予想外だった。

小学校の頃は空手。中学の時は陸上部。

それに小学校から今の続けているライフセービング。

球技とは無縁だった。

以前、ここで書いたことがあるが、

学校でドッジボールをやれば、避ける専門だった。

 

コタが小さかった頃、息子とキャッチボールがしたいという

よくある父親の憧れのようなものが自分にもあって、何度かやってみた。

ただ、コタはボール遊びが好きではないというか

得意ではないというか、そんなに盛り上がらなかった。

 

一方、3つ下のシンは、なんというか、

アンパンマンにもきかんしゃトーマスにも

しまじろうにも戦隊モノにも仮面ライダーにも

ポケモンにもいかず、

ボール遊びがとにかく好きだった。

大きなボールも小さなボールも

家の中でちょっと彼にボールを投げれば

すぐにキャッチボールが始まった。そしてそれは延々と続く。

飽きもせず。

ボールを抱いて寝ていることもあった。

 

少しするとシンも一緒にキャッチボールをやるようになった。

ボール遊びがなんでも好きなシンと、それほどでもないコタ。

球に対する感度は、3つ下でもシンの方が良かったりする。

そしてボールのキャッチの仕方とか

「こうした方がいいよ」

みたいなことをシンがコタに言ったりして。

でもそれが兄貴のコタとしては面白くない。

兄貴としての気持ちはわかる。

何度か言われると、

「うるさい!」みたいなことになってしまう。

そういうことがキャッチボールの途中ですぐ起きる。

結局いつも兄弟喧嘩みたいになって終わってしまう。

「お前ら喧嘩するな」みたいな感じでオトンも怒るみたいな(苦笑)

こともよくあったと思う。

もっとやりようはあったんだと思うが、、、。

だから笑顔でずっと3人でキャッチボール、

ということがあまりなかった。

(海岸でやっていたバットで打って走っての

三角ベースは楽しくやれたんだけど)

 

キャッチボールをコタと楽しくやれなかったというのは、

自分にも心残りみたいな気持ちがある。

でも、好き嫌い、向き不向きというのがあるから、

球技はコタには違うんだろうなという風に解釈していた。

 

その彼が、高校でハンドボール部を選んだ。

驚いた。聞くと、

これまでずっと球技をやってこなかった、

だからやってみたいのだと。

学校の授業なんかでやると、

「みんな上手いなあ、オレ下手だなあ」

という苦手意識もあったんだけど、

ずっと苦手でいるのもイヤだと。

それと、今までは経験してこなかった

チームプレーをやってみたいのだとも言っていた。

仮入部での感触、先輩たちも良かったのだろうと思う。

 

ドッジボールでは避ける専門でやってきた彼が、

(避ける専門でも楽しくやっていたようだが)

高校生でハンドボール部。

こういう選択をする彼を、

なかなかカッコいいではないかと思ったのでございました。

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