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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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タレント、俳優、放送作家 ダンカンさん
オトンの流儀とか
アーティスト編 Vol.05

息子の弁当をずっと作っていました、アフリカ料理とか。それに初めてクリスマスケーキを作ったんです。めでたく海老をドーンと乗せて。

タレント、俳優、放送作家 ダンカンさん

タレント、俳優、放送作家 ダンカンさん

家族構成:娘(28歳)、息子(26歳)、息子(18歳)

聞き手:oton+to編集長 布施太朗 写真:吉谷吾郎

―それは奥様が亡くなられてから芽生えた感情なんですね。

そうですね。そうなりましたね。なんだろう?それと同時にいろんなことがだんだん分かってきたんです。ああそうか!って。僕も中学校高校と運動をしていたのでユニホームを真っ黒にしているわけですよ。その時は、洗ってもらうのは当たり前くらいに思っていたんですけど、母親も夜遅くまで一人で起きていて朝も早く起きていたんですよね。あれって、仕事でやっていたんじゃなくて、愛していてくれていたんだなと。だからお袋にやってもらっていたことを返すとしたら、こういうことなのかなと感じてきたりとかね。

―愛なんですね!ちょっと違う視点でお伺いしますが、奥様が亡くなられた時って虎太郎君は高校1年生ですよね。そうすると、父親としてはそろそろ息子さんに自立を促すと言いますか、部活も大変だけど、洗濯とかそういう自分の身の回りのことは自分でやろうぜという方向で話をするというのもありじゃないかって思ったんですが。

そういう選択も考えましたし、実際そういう風にしている親もいます。でもね、これは父親の僕がやってあげているとかではなくて、やらせていただいているんですよ。

―やらせていただいている?

これを男親に話をすると共感されないこともあって、これから社会に出て行くんだから自分でやらなくちゃいけないんだよっていう人も当然います。野球部の父兄の飲み会とかに行くと、お母さんたちと話が合うんですよ。「やらせてもらっているんだし、社会に出て今みたいに野球をやらなくなったら、もう洗濯が出来なくなってしまう。あと2年しかないなとか思うと、さらに一生懸命、洗濯をしようって思うよね」とか。

―そうやって洗濯を出来るのは今しかないと。

人生で、子どものために直接何かを力入れてやれる期間って、もうそこしかないかもしれないっていう感覚ですね。

―今、一緒に住んでいるのは虎太郎くんだけ?

甲子園も一緒に住んでいますよ。でも仕事が忙しくて朝早く家を出て夜中に帰ってくるので、家には寝るためだけに帰ってくるという感じです。姉ちゃんの方はすぐ近所に住んでいて、しょっちゅう家に来て掃除とかしてくれています。僕がいない時は虎太郎にご飯作ってくれたり。

―ダンカンさんは月にどのくらいご飯作るんですか?

月に6~7回くらいじゃないですか。自分でイチから作るというのは。それ以外は一緒に食べるけど知り合いのお店に行ったり、飲み屋に行ったりとか。今日もこのあと四谷三丁目の「あぶさん」(よく行く居酒屋さん)に行くんですけどね。虎太郎と同じ野球部だった友達が昨日から泊まりに来ていて、今日あぶさんに行くっていうから、「じゃあ俺、金払う役目として行こうか?もし子どもたちだけの方が話しやすいとかだったら行かないけど」って言うと、「いいよ、来てよ」って。高校3年生にもなると親をちょっと煙たがるところがあってもいいのに不思議なもんです。親子と言うより兄弟みたいな感じかな。

―ああ、兄弟みたいな感じですか。

昨日とかも、「どうする?釣り堀でも行こうか」って。そのあと一緒に銭湯に行って。

―よく一緒に行動されていますね。

そうですねえ。よく一緒にねえ。お互い暇だなって。「俺、夜中に原稿書けばいいからどうする?釣り堀でも行く?」そんな感じですかね。

ダンカンさん

今回の"オトン"なアーティストは、

ダンカンさん

家族構成:娘(28歳)、息子(26歳)、息子(18歳)

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父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

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