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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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タレント、俳優、放送作家 ダンカンさん
オトンの流儀とか
アーティスト編 Vol.05

息子の弁当をずっと作っていました、アフリカ料理とか。それに初めてクリスマスケーキを作ったんです。めでたく海老をドーンと乗せて。

タレント、俳優、放送作家 ダンカンさん

タレント、俳優、放送作家 ダンカンさん

家族構成:娘(28歳)、息子(26歳)、息子(18歳)

オトンなアーティスト、第5回はタレントで放送作家のダンカンさん。2年半ほど前に最愛の奥様を亡くされてから「末っ子の虎太郎が高校を卒業するまで、母親がいた時以上に育てていこう」と心に決めたそうです。泥だらけになった息子さんのユニホームを洗ったり弁当を作ったり。そしてこの春、めでたく高校を卒業し大学へ。ダンカンさんのこの2年半、父親としてのお話を伺いました。

聞き手:oton+to編集長 布施太朗 写真:吉谷吾郎

―よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

―oton+toは、「子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もないよ」っていうことを一人でも多くのお父さんたちに気付いてほしいなっていう思いで、いろいろ情報を発信とかしているんです。それって、言われて初めて気付くっていう人も多いようで。

ああ、そうですよね。僕もまさにそうでしたから。毎晩芸人仲間と朝まで呑んでいる生活だったので。一番下の虎太郎(とらたろう)が兄の甲子園(こうしえん)と8つ離れて生まれたんです。その時は、僕の方も気持ち的な余裕ができていたこともあり、まだ小さな虎太郎を連れて遊びに行くことも多々ありました。ある時、川に遊びに行ったんです。そしたら、遊んでいる時の表情がなんて可愛いんだろうと思いましてね。僕はなんて馬鹿なことをしたんだろうって思ったんです。

―どんな馬鹿なことを?

虎太郎の上に2人いたのに、こんな大切な時間を自分の方から放棄していたんだと気付いたんです。そう思うとショックでした。そして今から2年半くらい前に妻が亡くなって心に決めたんです。虎太郎が高校を卒業するまでは、母親がいた時以上に育てていこうと。そうしたらどんどん不思議な感情が芽生えてきたんですよ。

―不思議な感情というと、例えば?

虎太郎は高校野球をやっていたので、泥だらけのユニホームを毎日持って帰ってくるんです。それって、すぐに洗濯機に入れるわけにはいかないんですよ。すぐ洗濯機に入れると多少綺麗に泥は落ちても、スライディングした時の腰だとか膝だとかはまだ汚いので、僕が手でゴシゴシ洗うんです。翌日の朝早かったとしても、自分の手の皮が剥けそうになるくらいに。でもね、もっと綺麗にしなきゃって気持ちになるんですよ。もっと綺麗にすることで、明日もっといいプレーが出来るんじゃないかと思ってくるんです。

ダンカンさん

―ダンカンさんが息子さんのユニホームをゴシゴシ洗っていたんですね。

はい。その時はもしかすると、亡くなった妻が降臨しているんじゃないかって思うくらいでしたね(笑)。妻が亡くなるまで僕は1度も洗濯なんてしたことがなかったですし、飯も作ったこともなけりゃ掃除もしたことがありませんでした。でも、飯にしても、うまいものを作ってあげると、明日息子にいいことあるんじゃないかとか、そういうことを思うようになったんです。

―次の日、息子さんにいいことがありますようにと?

うーん。不機嫌な時でも、もしかすると気持ちが晴れる方に転換するんじゃないかとか考えるようになるんですね。

ダンカンさん

今回の"オトン"なアーティストは、

ダンカンさん

家族構成:娘(28歳)、息子(26歳)、息子(18歳)

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父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

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