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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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俳優、お笑いユニット、アーティスト 片桐仁さん
オトンの流儀とか
アーティスト編 Vol.03

僕の舞台とかライブを子どもに観せて「どうだった?」って訊くと「普通」とか言うんですよ(泣)。

俳優、お笑いユニット、アーティスト 片桐仁さん

俳優、お笑いユニット、アーティスト 片桐仁さん

家族構成:妻、息子(4月から中1)、息子(4月から小1)

聞き手:oton+to編集長 布施太朗 写真:吉谷吾郎

―片桐さんは小中高、好きじゃなかったんですね。

でも僕、けっこうぼんやりしていたので、そういうもんだと思っていました。
流されるタイプとでも言いますか。中学校の時は、まあまあ勉強が出来たんです。それでまあまあ頭のいい高校に行ったんですね。そしたら全然勉強ができなくなっちゃって、自分の価値ってなんだろうって思っちゃったんです。それで絵で行こうと思いまして。それまでずっと絵がうまいキャラできていたんですよ。でも美術予備校に行ったら、これがめちゃくちゃ下手だったようで、僕。絵を描いてダメって言われたの、その時が初めてでした。「あれ?」って。小中高と絵がうまいキャラできた身としては、相当ショックでしたね

―今は創作活動もされて個展も開かれていたりしていますよね、それにお子さんとも一緒に。お子さんも絵とか美術が好きなんですよね。

長男は、実は技術家庭の方が好きなんです(笑)。僕がそういうことをやっているから、美術系に特化した家庭という見られ方をしがちで、息子もそうだろうと思われているふしがあるんですが、絵よりもそっちの方が好きみたいです。
こないだ、自画像を描くっていう授業があって、子どもが顔の正面から描いていたんです。でも正面って難しいんですよ。ちょっと斜めから描いた方が、立体感とか奥行きが出るので「斜めから描きなよ」って軽い気持ちで言ったんです。斜めで自分の顔を描いたことなかったんですけど「じゃあやってみる」って。そしたら右向きの顔を描いたんです。右向きってすごく難しいんですよ。鼻を描く時って、右利きの人ならほとんどが「く」の字で描くはずなんですね。でも逆の「く」の字で描いちゃったことで全然進まなくて、冬休みも学校に来いってことになりまして、自画像を描くために。それで、冬休み1日目が終わった時、子どもが「お父さん、斜めの顔、難しいから正面に変えていい?先生からも正面に変えていいって言われたから」って言われて。ああ、そうか、軽い気持ちで言った俺からのプレッシャーでなかなか言えなかったんだなって思ったんです。絵的には斜めから描くというのは正しいかもしれないけど、これって僕だったら斜めにしたというだけの話なんです。どう描くかは子ども自身が決めなきゃならないんですけど、素直な子だから、親の言った通りやってみようと思ってくれたんですよね。結局正面の顔に戻っちゃったけど。でも、斜めの顔を途中まで書いたってことには意味があると思うんですよ。それはそれで意味のあることなんですけど、でもね、こうやって少しずつ、親のプレッシャーを浴びているんだなって思ったんです。


片桐仁さん

片桐仁さん

今回の"オトン"なアーティストは、

片桐仁さん

家族構成:妻、息子(4月から中1)、息子(4月から小1)

オトンが楽しく暮らすマンション。

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父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

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