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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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俳優、お笑いユニット、アーティスト 片桐仁さん
オトンの流儀とか
アーティスト編 Vol.03

僕の舞台とかライブを子どもに観せて「どうだった?」って訊くと「普通」とか言うんですよ(泣)。

俳優、お笑いユニット、アーティスト 片桐仁さん

俳優、お笑いユニット、アーティスト 片桐仁さん

家族構成:妻、息子(4月から中1)、息子(4月から小1)

聞き手:oton+to編集長 布施太朗 写真:吉谷吾郎

―お父さんが演じている内容については?

あ、でも上の子は6年生なので物語を見続けられるんです。下の子はまだ集中力が続かないんですけど。ただ、お笑いライブでかなり大人向けというか、キツ目の下ネタが入る時とか、それ観てどう思っているのかなと思いますね。ある種、お父さん恥掻いていますから。僕もプロでやっているので、笑わせているんですが、見方によっては笑われていますからね。台本で初めから分かって演じていることなんだけど、子どもからしたらその線引きが分かるのかな?と思ったり。悪役やったりするとイヤなのかなとかも思ったりしますけどね。でも仕事ですからね。

―お子さんが感想を言ったりとかは?

あまり言わないんです。だから感想言えよと思います。

―お子さんからの感想は欲しいですか?

欲しい!聞きたいです!「どうだった?」って訊くと「普通」とか言うんですよ(泣)。「普通ってなんだよ。面白かったでしょ?ちゃんと観てた?」って訊いちゃうんです。「観てた」って言うから、「じゃあどんなネタやってた?」って確めてみたりして(笑)。

―すごく知りたいんですね。

子どもがどう観ているかを知りたいんですよ。先日、鴻上尚史さんのお芝居で、設定は現代なんですが、日本が戦争末期の状態というもので、僕は軍人の役だったんです。今の時勢を反映した考えさせられる話だったんですけど、子どもの同級生の女の子がお母さんと観に来てくれたんです。そしたら「すごくよかった」と。反戦の想いを書いた熱烈なお手紙をもらったんです。お芝居を観せてくれてありがとうございましたって。うわあ、よかった!って。この手紙はもう一生取っておきたいって。それで満を持して、うちの長男が観に来たんです。「どうだった?」って訊いたら、“感想なし”なんですよ。「ちゃんと観てた?」ってまた訊いちゃって。子どもは作文が大の苦手で、自分の想いを伝えるということに対する感度が低いんですね。それと6年生の男女だと、3歳分くらい精神年齢の違いがあるようですからね。でも、記憶には残っているはずなので、いつか「あれはこういうことだったのか」って思ってくれればいいです。そういうきっかけを作るのが親の役目だと思っていますし。

―ちなみに家では「お父さん」って呼ばれているんですか。

はい。僕は両親のことをずっとパパママって呼んでいたんです。それで、結婚した時、僕がパパママって呼んでいるのを聞いて嫁さんがドン引きしまして(笑)。だから子どもがもう年少くらいのときに「今日からお父さんお母さんに呼び方を変えます」って言って、嫁さんが呼び方を変換させていました(笑)。

片桐仁さん

片桐仁さん

今回の"オトン"なアーティストは、

片桐仁さん

家族構成:妻、息子(4月から中1)、息子(4月から小1)

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父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

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