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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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IT会社経営 東京都世田谷区 天本弘毅さん(42歳)
オトンの流儀とか
ビジネスマン編 Vol.17

小学校受験の時、精神的にも経済的にもすごくきつかったです。事業はうまくいっていない。でも、家族に対しては格好つけたい。そういう狭間にいて。

IT会社経営 東京都世田谷区 天本弘毅さん(42歳)

IT会社経営 東京都世田谷区 天本弘毅さん(42歳)

家族構成:妻、息子(中1)、娘(小5)

聞き手:oton+to編集長 布施太朗

―きつかった頃、お子さんとはどう関わっていたか、記憶にありますか?

子どもたちにとって、その1年というのは一生の中で1度しかこないわけじゃないですか。10歳くらいまでは小さな変化成長をし続ける年齢だと思うんです。一生に1度しかない時期だなと思っていたので、仕事のことは家庭には持ち込まず、純粋に子どもと向き合えることは出来ていたと思います。

―お子さんとはどんな遊びを?

唯一趣味というと旅行でして、子どもが小さい時は沖縄、少し外で遊べるようになってグアム、ここ2年くらいはハワイと、年に1回はそういう旅行に行っています。それと四半期に1回、温泉に行ったりとかはしていますね。

―お子さんのことを叱ったりとか、そういうことは?

僕は怒らないんです。いいにつけ悪いにつけ。妻の方が厳しいですね。ただ1度だけ、息子が小学5年生の時に、こちらも真剣にというか必死というか、男同士で話をしたことはあります。

―それは具体的にいうと?

学校で問題を起こしてしまったんです。人に迷惑かけるような。そのことについて本人と話をしたんですが、始めは、友達もやっているからいいじゃんみたいな話をしていて、周りがやるからオマエもやっていいのかとか、そういう話をすごくしました。夜中の3時くらいまで話をしていましたね。彼の部屋で。その時、子どもに手をあげてしまいました。

―息子さんに手をあげた?

はい。最初は対話しようと思ったんです。でもバンバン言い訳してくるので思わずビンタしてしまいました。そしたら反発されて、すぐ睨み返されて、いかん!失敗したと思いながら、しっかり話さなきゃと思って。

―その時、息子さんは納得したんですか?

その日は納得しなかったと思います。でも2日くらいたって、本人からごめんなさいと言いにきたことは覚えています。

―どうでしたか?お父さんとしては。

僕、涙モロいんですけど、ポロっときましたね。ずっと自己理解をさせるっていう教育をしてきたんです。自己理解をしないとものごとは全部解消しないので。最後は全部自分の責任ですから。もちろん親として出来ることはし続けるし、応援するし、金銭的なことも含めてサポートするけど、最後は自分なんだよと。

天本弘毅さん

今回の"オトン"なビジネスマンは、

天本弘毅さん

株式会社 more communication 代表取締役社長
佐賀県出身。
家族構成:妻、息子(中1)、娘(小5)

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父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

布施太朗・著¥1,300(税抜)

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