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ちょい遊び

2015.11.24

遠足で、1番最初に学校に帰ってくるのは面白いか?

家にある木のことを、ここんとこ何度か書いているけど、

今年の秋は暖かい日が多かったといっても、

(そういえば、今年はもう登場しなくなったと思っていた

玄関のヤモリは、ちょっと暖かい日になるとまだ姿をあらわしていました)。

葉っぱが色を変え、どんどん落ちていく様を眺めていたときに、

小学校のころ、歩いて行く近場の遠足のときのことを思い出しましてね。

 

弁当を食べて、遊んだり、

なにかしら見学したりして(なにを見学したのかは忘れた)、

そろそろ学校に帰りましょうとなって、紅葉の路を歩いていまして、

自分は友達の輪からはずれて、どんどこひとり先歩きです。

自分だけ、帰り道を急ぐような感じで。

友達と遊びながら歩くとか、、ふざけあったりしゃべりながら歩くとか、

そういうことに全く興味を示さずに、学校に早くゴールしたいと思い、

ただひたすら早歩きで歩いていおりました。

たまに振り返ると、友達との距離が離れて、どんどん小さくなっていきます。

そのことで、自分がゴールにさらに近づいているということを実感しながら、

自分はさらに早歩き(ほぼひとり競歩)になっていきました。

そして後ろを大きく引き離し、1番で学校に戻ってきたたんですわ。

「なんとつまらん遠足じゃ」

今から考えるとそう思います。

へんな遊びをみつけながら、アホなことを言い合い、笑い合いながら歩く。

その道中が面白いのに、ゴールのために

なんの遊びをすることなく、感度も働かせずの道のり。

(歩くことそのものを楽しみたいというのなら別だけど)

何で早く学校に着きたかったんだろう?と考えてみると、

そもそも、道中が面白くないものと決めつけていたのかもしれません。

だから、面白くない時間を極力短くして、ゴールをしようとしたのかも。

歩くの疲れるし、とっとと着いたほうが楽ですし。

まあ、多くの子どもらは、そんなことなく、なんやかんやと

遊びながら歩いていると思うけど 、そんときの自分はそんな感じだったんです。

 

これ、輝ける明日を夢見て今を犠牲にする、

というようなことに少し似ているなあと思った訳ですわ。

いや、今が面白くないから、早く輝ける明日になろうとする。

っていう言い方のほうが正しいか。

 

なんだか大人の世界にも、よくありそうですけど、

今なら、この急いで歩いている小学生の自分に、

「せっかくだから、今のこの着くまでの時間を面白がったほうが、おもろいぞ」

っていうことを言いたくなるなあと。

そこで面白くやっていたら、学校に着いて解散して、

さらに家までの帰り道も、それまでの遊びをパワーアップさせて

もっと面白く帰れるかもしれない(家に帰るまでが遠足といいますしねw)。

 

ただ、その時の自分にこのことをそのまま言っても、

小学生の自分は、あまりピンとこないのかもしれないなあ。

伝え方を考えねばなあとか、やっぱり体験しないと分からんのかなあとか、

つらつら思ったのであります。

 

ちなみに、ダントツで1番に学校に着いた小学生の自分は、その後、校庭に座って、

ただ、みんなが帰ってくるのを待っていたのでありました。

 

 

kouyou

 

 

 

 

 

 

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