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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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IT企業経営 東京都 佐野健一さん(48歳)
オトンの流儀とか
ビジネスマン編 Vol.30

うちの娘は高校に行かないという選択をしました。「好きなことをやりな」というのがウチの教育方針なので。後編【家訓づくり 子育て 家族ブランディング】

IT企業経営 東京都 佐野健一さん(48歳)

IT企業経営 東京都 佐野健一さん(48歳)

家族構成:妻、娘(19歳)

oton+to編集長 布施太朗 

第2回中学生が自分の意思で転校しました。それも2回。

―佐野家の家訓はありますか?

一度作ろうと思ったんです、社訓みたいに。でも会社じゃねえしなと思ってやめました(笑)。ただ、たぶん一番大事なことは「自由」だと思います。

―自由が一番なんですね。

ある程度の教育、ある程度の良し悪しが分かる基準というのは大切だと思いますが、あとは自由がいいです。もともと僕が自由に育てられてきましたので。

―なるほど。佐野さんが子どもの時に、自由でいさせてくれたことを実感した出来事はありますか?

小学校の頃、野球をやっていたんです。父はものすごくそれを応援してくれていて、バッティングマシーンを手作りしてくれたり、いろんなことをしてくれていました。ところがある日、僕は「明日からサッカーをやりたい」と言ったんです。父親はそれをすぐに受け入れてくれました。結局4年生まで野球をやり5年生からサッカーを始めたんですが、そこからはもう365日サッカーでした。元旦からボールを蹴っていましたから。

―お手製のバッティングマシーンは?

終了しました(笑)。

―中学もサッカー部ですね。

はい。ただ、僕の校区にある中学校はサッカー部がなかったんです。同好会しか。それがイヤでサッカー部のある隣の中学校に転校したんです。その校区にウチが貸していた家があって、そこに住所を移して引っ越しもして。でも、そのサッカー部はあまり強くなかった。つまんないなと思いましてね、そのサッカー部を中1の1学期で見切って、鹿児島で一番強い中学校にまた転校させてもらったんです。中1の2学期から。

―中1の1学期というと、ボールを触らせてもらえないくらいの時ですよね。

いや、もうすでにレギュラーで出ていました。

―おおっ、なるほど。その時お父様はなんと?

何も言わず「いいよ」と。それくらいやりたいことをやらせてもらっていました。2回転校していますからね。

―中学生が自分の意思で転校、それも2回というのはそうそうないですね。
それは確かに自由を尊重してもらったという実感はありますね。

とてもあります。それは今の自分の仕事、事業にも影響していると思います。

―ああ、だから佐野さんの根本には「自由」があるんですね。ちょっとさきほど訊きそびれたことを。日曜日は娘さんと2人で食事されるということでしたが、日曜日の夜って奥様はどうされているんですか?

日曜日の夜、妻は友達とご飯を食べる日にしてもらっています。外に出かけていって楽しんでいると思います。こないだの日曜日は、妻は友達とカワハギを釣りに行っていました。

―つまり奥様も

自由です(笑)。

佐野健一さん

今回の"オトン"なビジネスマンは、

佐野健一さん

株式会社ビジョン  代表取締役社長
鹿児島県出身。
家族構成:妻、娘(19歳)

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父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

布施太朗・著¥1,300(税抜)

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