家族が幸せになる、お父さんスタイル

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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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タレント 東京都 照英さん
オトンの流儀とか
アーティスト編 Vol.07

家族という幸せの重圧に、この先耐えられるのかな?と思うんです、僕。

タレント 東京都 照英さん

タレント 東京都 照英さん

家族構成:妻、息子(小5)、娘(小2)、娘(1歳)

聞き手:oton+to編集長 布施太朗 写真:吉谷吾郎

第1回毎日、母親がキャッチボールをしてくれていました。

―子どもがかわいいとか、そういうことを思えるようになったのは?

自分の子どもが生まれた瞬間です(笑)。まあその前からも徐々に実感していました。自分の子どもがお腹に出来て、十月十日が迫ってくる中で、洋服とかを買い出しに行ったりするんです。ベビーZARAとか赤ちゃん本舗とかトイザらスとかに。「赤ちゃんグッズってこんなにあるんだ。これちょっと面白いかも」と。そのあたりがスタートですね。そこから「いろんなもの買ってみよう」「子育ては実験だな~」っていう感覚になってきました。

―出産は立ち会われましたか?

はい。女房が福島の実家で里帰り出産をしたので、予定日に合わせて仕事を3日間くらい休みをとって行きました。そして「わっ、すごい!」って思ったのが、1ヶ月後くらいですかね。妻を車に乗せて実家から東京に戻る時でした。行く時は1人なんですけど、帰りは3人なんですよ。そこには今までいなかった赤ちゃんがいるんです。チャイルドシートに乗って。

―その不思議な感覚、私も確か似たようなことを感じた気がします。

高速道路でもうドキドキです。1番左車線で法定速度以下です。「事故起こしちゃいけない」それがはじめにお父さんを感じた時です。「子どもを車に乗せたお父さんって、みんなどんな運転をしているんだろう?」そんな、今まで考えたことない照英が顔を出したといいますか(笑)。

―新しい照英さんが(笑)。

はい。それで家に帰って涙です。女房が里帰りしている間にベビーベッドとかを用意していたんですが、飾り物みたいな感じがしていたんですね。でも家に連れて帰ってきて、オギャーオギャーと泣いている子どもを自分が作ったベッドに寝かせたら、そこでもう涙がブワーって出てきて。「すごいことが始まったな」と。「家族、赤ちゃん、俺、これからの人生どうやって生きていけばいいのだろう」というプレッシャーといいますか、責任感が課せられたというのはいまだに覚えています。

―そのご長男誕生から10年、3人のお子さんがいる中、そのプレッシャーや責任感は続いていますか?

今でもあの時のドキドキ感はなんとなく残っています。「こいつらは一生俺の子どもだ」とあらためて思うこともあります。でも自分の仕事って不安定なので、稼げる時にがんがん稼がなきゃってやっていると、あっという間に10年過ぎちゃうんですよね。隣の芝生は青く見えるじゃないですけど、「わー、みんなこうやってやってるんだ」ってどこか羨ましく思いながら「でも比較はしない。ウチはウチでいいんだ」って。こう育てたらこうなるっていう保証もないので、ゴールというものがないですね。

【第2回】「 今でも思う時もありますよ。「家族ができてなかったら、この仕事辞めてるかなあ」って。」に続きます。

照英さん

今回の"オトン"なアーティストは、

照英さん

タレント家族構成:妻、息子(小5)、娘(小2)、娘(1歳)

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父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

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