家族が幸せになる、お父さんスタイル

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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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タレント 東京都 照英さん
オトンの流儀とか
アーティスト編 Vol.07

家族という幸せの重圧に、この先耐えられるのかな?と思うんです、僕。

タレント 東京都 照英さん

タレント 東京都 照英さん

家族構成:妻、息子(小5)、娘(小2)、娘(1歳)

聞き手:oton+to編集長 布施太朗 写真:吉谷吾郎

第1回毎日、母親がキャッチボールをしてくれていました。

―家での照英さんはこのままの照英さんですか?

パンツ一丁です。あっTシャツも着てます。「ただいまー」って帰るとすぐ脱いで、脱いだら飲んで、あとはずっと笑ってます。

―なるほど、さらに照英度が上がるんですね(笑)。

あははは。自分の家って宝箱だと思っているんです。家には好きなものしかなくて、最高の家族がいて、こんな楽しい空間はないですよ。仕事より数十倍、数百倍楽しいです。ビールも家でも飲むビールが世界で一番美味しいです。缶ビールですけど。家の中で過ごすのは人生の中で一番の娯楽です。こんなになるなんて思ってもみませんでした。「こういうのが家族なんだ、家なんだ」って客観視している自分もいて、この状況を「すごいな」とよく思います。

―照英さんが育った環境もそんな感じですか?

いや、違いましたね。父親が銀行員ですごく忙しかったんです。昔は週休2日じゃなく週1日の休みで、でも日曜日は毎週ゴルフに出掛けていました。今思えば、それも仕事だと思うんですけど、子どもの頃は全然分からなくて。僕、少年野球をやっていたんですよ。日曜日に野球があるんですが、だいたいお父さんたちが来てるんです。コーチをしていたりとか。でもウチは誰もいない。すごい悔しい思いをしていました。たまに来てくれるのが母親で、普段、キャッチボールの相手をしてくれるのも母親だったんです。父親がキャッチボールする時間がないから。

照英さん

―お母さんとキャッチボールを。

はい。そういう思い出しかなくて、ファミリーレストランに行ったこともあまりないんです。埼玉県の田舎のほうだったから、ファミレスがあまりなかったというのもあるんですけど、近所にすかいらーくが出来たんです。僕はいつも「行きたい!」って言っていたんですが、半年に1回行くか行かないかくらいの家でした。家族みんなで出掛けることとか一緒にいることが少なかった家だな、という印象がすごく残っています。

―なるほど。

父親の代わりを母親がやってくれていたのかなと、今は思います。父親には「勉強しろ」とか「運動がんばれ」とか言われたことなかったです。成人超えても言われなかったですし。だから子育てにあんまり興味があったのか無かったのかっていうくらい関与がなかったですね。でも実は父が帰ってきて「これやってんのか、あれやってんのか」って「こうやって言え」って、夜な夜な言われてたって母親が言ってましたけど。

―時代的にもそうかもしれないですね。

そう。団塊の世代でね。まあ、それが嫌だったから今、自分がこうしているという訳ではないんですが「家族ってなんだろう?」「家族の愛ってどういうものなんだろう?」ということを探るようになった気はします。だから今、僕は家のこともやりたいやりたいって入るんです。あまりに入りすぎるから、女房に「ママは2人はいらない」って怒られたこともあります(笑)。

【第2回】「 今でも思う時もありますよ。「家族ができてなかったら、この仕事辞めてるかなあ」って。」に続きます。

照英さん

今回の"オトン"なアーティストは、

照英さん

タレント家族構成:妻、息子(小5)、娘(小2)、娘(1歳)

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父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

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