oton+to(オトント) > オトンの流儀とか アーティスト編 > 「お前は父ちゃんと母ちゃんの子だから絶対大丈夫だ」。と言われてきました。僕も同じことを子どもに言ってあげたいです。
「お前は父ちゃんと母ちゃんの子だから絶対大丈夫だ」。と言われてきました。僕も同じことを子どもに言ってあげたいです。
俳優、タレント、ミュージシャン 神奈川県藤沢市 つるの剛士さん
家族構成:妻、息子(中1)、娘(小5)、娘(小3)、娘(小1)、息子(1歳)
聞き手:oton+to編集長 布施太朗 写真:吉谷吾郎
―育休の期間はというのはどうでしたか?
短期間でもいいから絶対やった方がいいと思うんです。絶対夫婦円満になりますから。そしたらますます仕事頑張れますし。少しでもやれば奥さんのツラさが分かるから。そしたらその後も「今日ツラいよね。パパやっとくよ」って気軽に言えるようになるんです。イヤミなく。
―つるのさんの周りで、そうは言ってもできないんだよねっていう人は?
ほとんどの方がそうですね。男性の育児休暇の取得率が2%台の社会ですから。僕、それに対して大手を振ってみなさん育休取りましょうとは言いませんが、これから取ろうかなという人には後押ししたいですね。やった方がいいですよって。絶対夫婦円満になりますよって。僕も経験者ですし、何かツラいことがあったらツイッターにグチ言ってくださいって、僕思っています。最初はやっぱりツラいんで。
―ツラかったですか?
何がツラかったかって、仕事をしていると目標を立てて達成して社会で認められるじゃないですか。でも家にいる奥さんって自分の目標を立てても時間に追われてネイルに行けない髪の毛切りにいけない、そんなことが毎日繰り返されてずっと消化不良で終わるんです。目標達成感覚が全く得られない。僕もずっと同じ格好してエプロンしてました。誰とも合わないしツライなこれはって思いました。そういう、日々感じたことを書いたらママたちが響いてくれたんです。そしたらブログが1週間で350万PVいったんですよ。これだけママが共感してくれているのに、パパたち誰も知らないんですよ。僕、それにびっくりしちゃって。
―つるのさんにとって子育てって?
僕、自分の子どもだけでも自分の子どもと思っていないんです。社会から預かっている感じですね。だから社会に戻すという感覚が強くて。だから自分の子どもだからどうのということはないんですが、ただ、僕の人生の助けになっている両親からの一言というのがあります。「お前は父ちゃんと母ちゃんの子どもだから大丈夫だ」って言われ続けてきたんです。根拠はないんですよ。でも根拠のない自信が植えつけられたんです。だから自分の子どもたちにも言ってあげたいなと思って。「お前たちはパパとママの子で、パパはこれだけママのことが大好きで、ママもパパのことを好きでいてくれている。そんな2人の子どもなんだからお前ら絶対大丈夫だ」。そう言ってあげられる親でありたいなと思っています。だから自分もそういう生き方をしていないと、子どもたちに説得力がないですから。今、イクメンとか子育てとかっていう話をしていますけど、やっぱり自分がどれだけしっかり生きられるかということだと僕は思っているんで。だから僕は子どもたちに背中を見せてあげることだと思っています。だから自分の夢を追いかけたいしママのこと好きでいたいし、そういうことがしっかりしていれば子どもたちもそんなに変にはならないだろうと思っています。イクメンなんて言葉はさっさとなくなればいいと思っているんです。まあ、その言葉が出てきたことで子育てに対する敷居が低くなったのはいいと思うんですけど、そろそろ、イクメンという言葉がなくなっていく社会になっていくことが理想かなと。
―「パパとママの子だから大丈夫」。絶対的安心感ですね。
はい。でも長男の勉強のことで学校からの呼び出し受けたので、まずは行ってこようと思います(笑)。
今回の"オトン"なアーティストは、
つるの剛士さん
家族構成:妻、息子(中1)、娘(小5)、娘(小3)、娘(小1)、息子(1歳)
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