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キャンプする

2016.10.17

オカンと息子の富士登山、本編です。

今年の9/3~4で小6の息子さんと富士山に登ったという、蔦屋書でアウトドアコンシェルジュをされている羽根志美(はねゆきみ)さんです。オカンと息子の富士登山、いろいろ伺いました。

 

聞き手:oton+to編集長布施(oton)

oton:では、そろそろ富士山のお話を。

羽根さん:はい。私、息子が生まれた時から、小学6年生になったら富士山に登ろうって思っていたんです。息子がもっと成長すると体力的に私がついていけなくなるので、このタイミングで登りたくて。

 

oton:新潟湯沢町への旅行から1週間後に行かれたんですね。

 

羽根さん:は。9月3日〜4日で行きました。7月8月は混んじゃうし、9月10日には山小屋が閉まってしますので、この日しかないなと。8月になってから行く日程を決めたんですけど(笑)。

 

oton:ご主人と娘さんはお留守番?

 

羽根さん:はい。今回は息子と2人で。それと息子の友達とママも誘ったので4人で登ったんです。その友達親子は富士山登るの初めてだったんですが、ママとは一緒にフルマラソンを走ったり、友達は合気道やってたりしているので体力的には大丈夫だろうと思って。

 

oton:富士山までは車で?

 

羽根さん: いえ。以前、車で行ったとき、下山した帰りに車に乗ったら、目の前がグルグルしてしまった運転できなかったことがあったんです。子どもを乗せるし、そんなことになったら危険だと思ったんで、バスか電車で行こうと決めて、結局ツアーを申し込んだんです。

 

oton:どういうツアーなんですか?

 

羽根さん:ガイド付き、山小屋宿泊付きのバスツアーです。ガイド付きというのは初めてなんですが、子どももいることなので、そこは慎重に考えました。調べてみるとツアーとそうではないのとでは値段的にあまり変わらなくて、というより山小屋宿泊付きのバスツアーのほうがかえって安かったので。

 

oton:バスはどこから?

 

羽根さん:横浜に朝6時集合で新宿まで行って、そこで別のバスに乗り換えて行きました。到着して登り始めたのは12時くらいですね。

 

oton:ツアーのお客さんはどんな方達なんですか?

 

羽根さん:初めての人たちですね。お母さんと子どもというのは私たちだけだったんですが、一組、お父さんと5年生の息子さんという親子がいました。根性を鍛え直しに来たと言ってましたけど(笑)。

 

oton:持ち物について教えてもらえますか?

 

羽根さん:まずはガイドブックに書いてある通りのものですね。それに加えてこれは絶対に持っていったほうがいいというのは、「酸素玉」って私たちは言っているんですけど、“食べる酸素”っていう粒状のものとか顆粒のものがあるんです。それを常に食べるんです。酸素を吸うというのは、一時的には気分転換になるんですけど。酸素玉をちょいちょい食べているとミナラルが頭に入って血液の流れがよくなるんです。酸素が作り出されるわけではないんですが、高山病にはなりにくいかなと実感していて。酸素玉は走るときもカヌーに乗るときも私は食べています。それと、友人のガイドさんから「高山病になりそうなときは、吐くという行為が必要だから絶対に風船を持って行って」って言われました。風船を膨らますと完全に腹式呼吸になるのでいいのだそうで、呼吸ができるようになるまで3回膨らませてくださいって。スタート地点の5合目って、もう着いた時点で息苦しいんです。だから急いで行動するとハアハア言ってしまいます。その時点でなんか私頭が痛いかもっていう気分になったりします。頭が痛くなってから酸素吸入しても効かないので、そうなる前にちょこちょこ何かをしているというのがいいですね。

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oton:どのコースで登ったんですか?

 

羽根さん:吉田口から登りました。登り口は富士宮と御殿場と須走と吉田口があるんですが、吉田口から登る人が多いですね。6割以上じゃないでしょうか。山小屋が一番あるので避難できます。1番距離が短いのは富士宮なんですが、急登なので慣れている人はすぐ登れちゃうんですけど、子どもがいるとつらいかな。

 

oton:どのくらいの速さで登るんですか?

 

羽根さん:ガイドさんのペースってどのくらいなんだろうって思っていたら、もう本当にゆっくりなんです。子どももはじめ「こんなにゆっくりなのは耐えらんねえ」って言ってたんですけど、それでもすぐ息が上がっちゃっうんです。5時間くらいかけて8合目まで行きました。もうちょっと早く行けたかなとも思うんですけど、あれくらいのペースだったから高山病にもならなかったのかもしれません。

 

oton:休憩は?

 

羽根さん:たくさんとります。30分歩いて5分休憩です。休憩のときは何かしら食べていますね。だいたい塩分チャージがチョコレート。

 

oton:子どもたち、途中で登りたくないとか言わなかったですか?

 

羽根さん:そういうのは全然なかったです。多少頭が痛いとかは言っていたかもしれませんが、とにかく呼吸に気をつけて、吐くことだけを考えてって言っていたので大丈夫でした。

 

oton:8合目は5時くらいに到着したんですね。

 

羽根さん:はい。そこで山小屋に1泊しました。まずは2段ベッドの自分のスペース、ひとりの幅として50cm分け与えられているんです。そこに荷物を置いてたらすぐにしたに降りてご飯たべてくださいって。カレーなんですけど、3分で食べてって言われて。

 

oton:話には聞きますがゆっくりくつろぐということではないんですね。

 

羽根さん:そうですね。でも環境はよくなっていました。トイレも昔と比べるとものすごくキレイになっていてびっくりしました。

 

oton:急いでカレーを食べた後は?

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羽根さん:ガイドさんから夜中の12時に起きて1時に出発するから、6時に寝てくださいって言われて。でもなかなか寝れないんです。休んでしまうと呼吸が浅くなるから苦しくなっちゃって頭も痛くて。子どもたちも頭が痛いこともあってか、ボーッとしていたみたいです。とにかく行動が遅くなっていました(笑)。

 

oton:それで、12時に起きてから頂上へ?

 

羽根さん:いえ。起きたら外が嵐なんです。ガイドさんからこの状態では出発できないので朝4時まで寝てくださいって言われて、そしたら今度は爆睡でした(笑)。4時に起きたらみんな頭が痛いのも治っていました。それで気持ち良くご来光を見ることができました。これで登れるかなって思ったんですけど、頂上が傘かぶっていたんです。雲に覆われている状態ですね。そこは嵐になっていて雷がなっているようです。

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oton:登ったんですか?

 

羽根さん:いえ。ガイドさんからは、ツアーとしては上に行くのは禁止ですと。このツアーをここで脱退するのであれば頂上に行ってもいいですが、ツアーを脱退することになるので、帰りのバスもご自分で手配してください、自己責任でどうぞ。ということでした。

 

oton:脱退して頂上に向かった方はいましたか?

 

羽根さん:2〜3人いました。私も子ども連れじゃなかったら行っていたと思います。雨具も持っているし装備は揃っていてご飯も持っている、行けないことはないかなと思ったんですけど、岩が滑るので下りが怖いなと。それと、帰りのバスとか電車とか手配し直さなきゃいけないとなると大変だなと思い、ここはガイドさんに従うことにしました。子どもたちはすごく登りたがっていたんですけど。

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oton:ちなみに8合目から頂上まではどのくらいかかるんですか?

 

羽根さん:大人の足で3時間くらいでしょうか。

 

oton:もうちょっとだったんですね。しかし残念ながら8合目で下山。途中はどんな感じでしたか?

 

羽根さん: 6時から下り始めたんですけど、絶景でした!頂上の雲と6合目にある雲の間は晴れていて、その雲を見下ろしながら降りていくんです。雲の上を歩いているような感じでしたね。雲の中に入ってしまうと真っ白でなにも見えないんですけどそれもそんなに長い時間ではなくて。5合目に着いたのは10時くらいでした。景色や山肌を見ながらというのはいいですね。以前登った時は夜だったので。ヘッドランプ付けて登るというのも、それはそれで楽しいんですが眠くて眠くて。休憩ごとに寝るという感じだったんです。子ども連れだと今回のように山小屋に泊まって、景色を楽しみながらの昼間の時間がいいですね。

 

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oton:帰りのバスは?

 

羽根さん:バスは爆睡です。バスでよかったです。そして夜の7時くらいに家に帰りました。

 

oton:息子さんと登ってみてどうでしたか?

 

羽根さん:やっぱり6年生にもなると、私も知らないうちに成長しているところがあるんだなって実感しました。登っている途中に息子が励ましてくれたりして。それと、なんかこう、あれを乗り越えられたからっていう共通の気持ちを親子で持てるのはとても有意義なことだなと思いました。

 

 

oton:息子さん、なんて言っていました?

 

羽根さん:すごく頂上に行きたかったと(笑)。今度は絶対頂上に行きたいから、一緒に登ろうって主人に言ってました。

 

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羽根志美(はねゆきみ)さん

湘南蔦屋書店 アウトドアコンシェルジュ。とにかくアウトドアが大好きな2児の母。子どもから大人まで楽しめるアウトドアイベントも多く企画している。

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写真:柏倉洋介

 

 

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