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遊びじゃないけど

2014.9.11

わが家に犬がきた

この夏、わが家に犬がきました。

子どもの黒いトイプードル。

まあ、もう何年も前から、犬がほしいなという話はでていたんです。

otonはゴールデンレトリバーとかラブラドールとかの大きい犬、

はたまた柴犬のような醤油顔がいいなあと思ってたんですけど、

otonを除く4名は小さくてフワフワな犬がいいと言っとりましてね。

 

oton対他4名、そこに大きな隔たりがあって、まあ話が進まん進まん。

子どもらは犬の図鑑のような本を友だちから借りてきて、

その中の小さくてフワッフワの犬のページばかり見とるんですわ。

でも、私も大人です。このままひとり自分の意見だけを押し通すわけにもいかんなと。

子ども(人間)もどんどん大きくなってくるし(長男ももう中学生になってしもたし)

できればどうにか今年犬を飼えればいいなあ、と思いまして、

「例えば真っ黒のトイプードルとかならええかもな」

と言ってみたんです。私としては一気に歩み寄った感じ。

なんていうんでしょ、この折衷案、

大きさを黒に転換するという案。

わかるようで全くわからん、自分だけに通じるロジックかもです、これ。

 

そしたらです、速攻ですわ。私たちの前に黒いトイプードルが現れたんです。

 

もう少し細かくいうとですね、

半年ほど前からいくつかの「里親サイト」で探したり、登録したりして

okanがかなりマメにその情報を見ていたんです。

そしたら、1匹の黒い子犬のトイプードルがいましてね。

おおっ!ということで車で1時間ちょいかけて家族で会いに行ったんです。

まあ、かわいいこと。うちの娘なんか抱っこしたきり離しませんでした。

でも、今ウチにいるのはその子犬ではないんです。

その子犬はティーカップと呼ばれるくらいのとても小さな犬で、

ウチのような、ガシャガシャした家、家族だと、やたら踏んづけてしまうのではないかと。

この犬にとって過酷な環境なのではないかと。

俺たちどんだけ気をつけても、やっぱりウチらのガサツさが大きく上回るのではないかと。

そんなことを家族会議で話しまして、やめたんです。

娘は最後までこの子がいいって言ってましたけど、最後は納得して次の出会いを待つことにしました。

その時、同時に「ウチらワガママだな」と思ったんです。

動物愛護団体のようなところには、新しい飼い主を待っているたくさん犬がいるのに

子犬がいいだの黒のトイプーがいいだの小さすぎるだのと自分ら都合ばかり言っていて、

「ウチら、ふさわしくないんだろうなあ」という話をしたりして。

今後どうしよう、この夏はないかなー、なんて思っていた矢先、

日数にして1週間。

子どものオスの黒のトイプードルです。

 

「わぁ、なんということ!縁だ縁だ!行かねば行かねば!」

ということで行ってきまして、会ってきました。

小さいんですが、足が妙にデカい。

聞くと、トイプードルではあるけどギリギリトイ、

つまり、大きなトイプードルになると思いますよとのこと。

こないだ、諦めた理由を今回はクリア。

ということで、一応返事は翌日にするということにしたものの、

家族満場一致の即決でした。

 

そしてotonはひそかに、「どこまでもどこまでも大きくなっちまえ」と

願うのでありました。

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