oton+to(オトント) > オトンが体験 > 父親が教える男の世界。父子でバーバーへ行こう!
オトンが体験
2014.7.31
父親が教える男の世界。父子でバーバーへ行こう!
男に生まれたからには、何かしらこだわりをもっておきたいもの。例えば、身なり。身なりの整えにこだわる。時間をかける。男の嗜み(たしなみ)ってやつです。それを息子に教えるのは、男親に課せられた使命です。男の世界観を伝えたい。今回は、そんなお父さんに捧げる企画です。
父子2人並んで髪を切る。2人揃って男を磨く。この空気感を味わうだけでも床屋に行く価値があるかもしれません
床屋。それは男の美学が凝縮される場所
お父さんと息子、ふたり揃って床屋に行く。美容院ではなく床屋ってところがミソですね。無骨な造り。立ち込める男性化粧品の香り。お客さんも基本的に男の人。床屋は、佇まいからして男の美学で固められています。今回、父子で男磨きに挑戦してもらうのは茨城県にお住まいの守谷浩志(もりやひろし)さん(44歳)と長男の智(さとる)くん(9歳)。実は浩志さん、1000円カットのお店で済ます時期もあったそうですが、最近は居心地や気持ち良さを求めて床屋に戻ってきたとのこと。智くんは、お店での散髪自体が初体験。今日が、おうちカットから巣立つ日。お父さんと一緒に、大人の階段を一段登ります。
男なら、そこはリーゼントでしょ
今回ご協力頂いたのは、東京・原宿の「バーバーショップエイト」。オーナーの鈴木さんは、「リーゼントのスペシャリスト」として全国に名を馳せる理容師。全国各地から、中には海外から来店するファンもいるとか。そんな床屋さんで、普通の髪型をオーダーするなんて野暮というもの。ここは迷わずリーゼントに仕上げてもらうことに。床屋×リーゼント。男を磨くには充分すぎる状況が揃いました。2人並んで理容椅子に腰掛け、カットスタート。どことなく緊張気味の2人。でも風景としてはなかなか微笑ましいものがあります。
剃刀と一生付き合っていく男の肌、デビュー
床屋の醍醐味と言えば顔そり。肌に剃刀(かみそり)を当てられる。これ自体、子どもにとっては初めての体験なわけですが、お父さんが髭を当てられている姿を見るのも新鮮な体験。男の肌は、剃刀と付き合っていく。そんな男の世界を初めて覗きます。その後、水性ポマードでセットしてもらい、父子揃って美しいフォルムのリーゼントに。「なんか恥ずかしいですね」と浩志さん、照れ笑い。智くんは初めてのポマードに戸惑いを隠せない様子。「もうこれ取りたい」とか言いながらこちらも照れ笑い。そこでオーナーの鈴木さん、二人を見つめて一言。「息子と一緒に床屋に行くってのは今しかできないことだからなあ。いつか息子と酒を飲みたい、みたいな夢って親父はみんな持ってると思うけど、あの感覚なんだろうね」。床屋は、父親だけが独り占めできる息子との思い出か。男だけで過ごすお父さんと息子の豊かな時間。この週末、あえての床屋はいかがでしょうか。
●文・久保馨 ●写真・木原基行
智くんは家以外で髪を切るのは初体験。知らず知らずのうちに表情に緊張が走ります
オトンには懐かしい、子ども用の補助椅子
床屋の醍醐味、顔そり。鈴木さんによると、顔そりをするためだけに店を訪れる人もいるとのこと。床屋のサービスの一部ではなく、顔そり自体に価値を感じている人がいるということか
最近では見かけることも少なくなったシェービングカップ。理容院にしかないサービスということで、泡にも工夫がある。髭が柔らかい人や子どもには石鹸を泡立てたもののみで十分だが、硬い人には専用のフォームを混ぜて使う。使い分けにプロの技術が光る
髪を整えてもらうオトンを見つめる智くん。身なりの整えにあえて時間をかける大切さ、わかってくれたかな
父子でお揃いのリーゼントに。なんともチャーミング
before
<今回ご協力頂いたお店>
バーバーショップ エイト
東京都渋谷区神宮前3-27-11 tel:03-3405-6070
ファッション業界やショップスタッフ、全国のリーゼントファン、地元のご年配まで、幅広い層から支持を集める名店。ロカビリーやサイコビリーに傾倒するディープな人たちや、50’sカルチャーを愛する本格派のオーダーにもしっかり応える本格派の技術力と、オーナー鈴木さんの気さくなキャラクターによる応対が魅力。昭和の面影が色濃く残る外観や内装も、粋な空気を醸し出している。
こちらの記事も合わせてどうぞ
「親父に認めてもらっていると確信できたから〜」海洋冒険家、白石康次郎さんインタビュー
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます
こちらの記事もどうぞoton+to(オトント)とは?
-
2012.6.5遊ぶ そとで
日本一の大釜
都内からですと、関越道を使ってクルマでおよそ3時間。 http://www.yakushi-ha…続きを読む
-
2016.12.6オトンの心得・決めごと
オトンの評価はポイント制!?〜父と娘
はいさい!oton+to沖縄支部の寺地です。 最近、人と吞みに行くと、 相手の家庭…続きを読む
-
2016.10.20遊ぶ そとで
親子でピクニック
10月といえばピクニック。 大阪・天王寺にあるテンシバへ。 親子のピクニックグッズがこれから売れ…続きを読む
この記事と同じテーマの記事はこちら
オトンが体験
-
2020.4.3こんな時をせっかくの機会に!
【こんな時をせっかくの機会に!】お父さん、包丁を研ごう!
こんな時をせっかくの機会に! オトンのみなさん!家の包丁を研ぎませんか? 研ぎ石を使い、丁寧に、…続きを読む
-
2020.3.11DIY・工作・自由研究
新型コロナの影響を「せっかくの機会だから」と捉えて。お父さんと子どもの過ごし方、6つの事例〜家遊び パパ 子育て
新型コロナの影響が、多くのご家庭にも影響を及ぼしていますね。いろんなものごとがなくなっているこ…続きを読む
-
2017.8.3オトンが体験
先生との1on1ミーティング(個人面談)
Yoshitomoさん(小3の娘さんのオトン)からの投稿です。 ・・・・・・・・ …続きを読む
「いいね」いただくと、oton+toの更新情報がFacebookのタイムラインに表示されるようになります
oton+to Facebookページ
最近よく読まれている記事をご紹介
週間人気記事ランキング
アーティストなオトンの気になる子育てとは?
オトンの流儀とかアーティスト編
-
vol.05 TOKYO No.1 SOUL SET 渡辺 俊美さん
映画「461個のおべんとう」。原作者のTOKYO No.1 SOUL SET 渡辺俊美さんに、親子の実話を聞きました。
-
vol.04 つるの剛士さん
「お前は父ちゃんと母ちゃんの子だから絶対大丈夫だ」。と言われてきました。僕も同じことを子どもに言ってあげたいです。【2017インタビュー】父親 つるの剛士
-
vol.14 エンターテイナー 山口智充さん
ゲームをやめろとは一回も言いませんでした。「よし、ゲームより面白い体験をさせてやろう!」と。【こんな時をせっかくの機会に!2018年インタビュー最終回】
スポーツの世界で活躍するオトンの子育て体験談。
オトンの流儀とかアスリート編
-
vol.05 プロサッカー選手、元日本代表 大久保嘉人さん
どんなダディになりたいか?ビッグ・ダディになりたいです。
-
vol.04 マック鈴木さん
16歳の時に親父から「アメリカかドミニカに行け」って言われたんです。母親は泣いて止めたんですけど、渡米となりました。
-
vol.02 ガンバ大阪 遠藤保仁さん
長女が20歳になってもやれていたらかっこいいな。娘から「もういいんじゃない」って飽きられるくらいまでやっていたいですね。|ガンバ大阪 |遠藤保仁
忙しく働くビジネスマンの子育て失敗談とか。
オトンの流儀とかビジネスマン編
-
vol.37 株式会社ギャプライズ 甲斐亮之さん
一人で完結することなんて本当存在しないんじゃないかと思っています。後編
-
vol.37 株式会社ギャプライズ 甲斐亮之さん
一人で完結することなんて本当存在しないんじゃないかと思っています。前編
-
vol.36 株式会社スタームービング 山本恒夫さん
子どもは5人ですが、一人ずつと過ごす時間は必要だと思います。絆が深まりますから。【第2回】
オトンが家族で楽しめるイベントや講演のご紹介
イベント情報
-
2020.3.14
3/25(水)絵本ガレージBAR 開催中止のお知らせ
-
2019.10.15
【親子参加イベント】10/27sun 藤沢市鵠沼海岸でビーチスポーツ体験会(入場無料)のお知らせ! いろんなアクティビティがあるよ!
-
2018.12.3
【絵本ガレージ クリスマス編】お父さんがグッとくる絵本たち。
oton+to編集長 布施太朗が本を出しました!
書籍のご紹介
父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。
布施太朗・著¥1,300(税抜)
いいねいただくと、oton+to更新情報が
Facebookのタイムラインに表示されます
Facebookのタイムラインに表示されます