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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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芸人、ミュージシャン、小説家 佐賀県&東京都 はなわさん
オトンの流儀とか
アーティスト編 Vol.08

僕、息子の背中を見て育ちました。【後編】

芸人、ミュージシャン、小説家 佐賀県&東京都 はなわさん

芸人、ミュージシャン、小説家 佐賀県&東京都 はなわさん

家族構成:妻、息子(高2)、息子(中1)、息子(小1)

聞き手:oton+to編集長 布施太朗 写真:芳山勇人

第2回長男坊。背も高いし100kg以上あるんですが、かわいいからたまに一緒に寝ます。

―一緒に寝る以外にはどんなふうに愛情を?

スキンシップをとって、大好き大好きっていつも言っています。LINEもいいですね。柔道のいい動画を見つけると送るんです。練習の刺激になるんじゃないかと思って。長男からは返事が来ないことも多いですけど(苦笑)。

―お子さんの育て方について、奥様と結構お話されました?

嫁は、お義父さんがいなかったこともあるし、お義母さんも仕事が忙しくて、愛情を受けたということをあまり感じることなくきた人だから、私がしてもらってこなかったことを子どもにする、という気持ちがあると思います。でも子どもが小さい頃は子育てのことで喧嘩みたいになったこともありますね。もちろんお互い子どものことを考えてのことなので、どちらの意見も正しいわけです。でも、やっぱりお母さんのお腹から生まれたわけで、常に子どもと一緒にいるのが嫁なので。僕は仕事から帰ってきてたまに接する程度。そうやって考えると、子どものことを理解しているのは断然嫁さんなわけです。それで、僕は途中で考え方を変えました。僕は嫁の意見に100%従うことにしました。

はなわさん

―たとえば勉強のこととかは?

塾をどうする?っていう話にもなるんですよ。僕は塾にも行かせたらいいんじゃないかって言うんです。僕、勉強とスポーツはどちらも大事だと思っているので。でも嫁は「それは分かるけど、今、柔道と塾を両方やるとパンクする」って言うんですよ。それでもやっている奴はやっていると僕は思うんですが、長男が学校から帰ってきてバタンキューで寝たりしている姿を嫁は見ているのでね。

―なるほど。

それで僕、長男と話したんです。柔道を頑張れば、大学にも行ける。スポーツで大学を行くことはできる。だから勉強をする代わりに柔道頑張れって話をしたら、「いや、少しは勉強しないとダメでしょ」って長男に言われました(笑)。

―あははは。立派なご長男ですね。

あとは次男と三男が心配ですけど(笑)。

―では、最後に。お子さんに一つのことしか伝えることが出来ないとしたら?

「人間主義」ですね。人として正しく生きろと。このことは常に言っているので「人間主義」といえば子どもたちも分かると思います。

―人間主義、、、。

あっ、いや、ダメですか?分かりにくい?

―大丈夫!はなわさんが発する言葉が全てなので。ありがとうございました。

、、、ありがとうございました。本当に大丈夫?人間主義で?

はなわさん

はなわさん

今回の"オトン"なアーティストは、

はなわさん

佐賀県出身。
家族構成:妻、息子(高2)、息子(中1)、息子(小1)

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父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

布施太朗・著¥1,300(税抜)

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