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子育てはサーフィンのようなもの。あの時のあの波が、一生の思い出になります。【連載第2回】
車買取専門フランチャイズ運営会社 経営 神奈川県藤沢市 新佛千治さん
家族構成:妻、息子(小4)、息子(小1)
“オトンな流儀とか”ビジネスマン編。今回は湘南、辻堂にお住まいの新佛さん。地元の海をこよなく愛する2人の息子さんのオトンです。サーフィンは大会で優勝するほどの腕前。海に入れば知り合いがいて、今ではご自身が経営する会社もここ辻堂。オンもオフも境目がないんですという新佛さんにお話を伺いました。全3回でお届けします。
聞き手:oton+to編集長 布施太朗
第2回平日は朝、休みの日は一日中、知り合いのたくさんいる海にいます。
―なんで働かなきゃ、は、どういう答えになったんですか?
それがハッピーカーズなんです。先ほども言いましたが、働くっていうことは、要は社会なので、役割を皆で分担しましょうというのが最低限のルールじゃないですか。自分が出来ることっていうのを考えて、社会に提供していけば、それは必ずしも働く=労働じゃなくてもいいんじゃないかっていうところにいくわけですね。で、労働していないのが悪みたいな考え方もあるじゃないですか。でも、ちゃんと社会に対して価値提供していく自分の役割さえ果たせばいいんじゃないと思うんですね。自分なりに何かしら出来ることを。
―その想いがハッピーカーズ。
アフリカであまり上手く行かなくて、輸出業をあきらめて帰ってきて、ほぼ無一文からのスタートでしたので案外覚悟を決めて挑みましたね(笑)。
―2人の小学生の子どもを抱えて。
それもまさかの2人とも私立の小学校です。
―それは大変だ!
格好いいこと言いましたが、ひとまずお金稼がなきゃいけないしみたいな。そこで車の買取りに注目したんです。現金化が早い事業として。でもそこには自分が働く上で社会にどんな価値提供ができるかということが大切で、単に安く買って高く売って儲かればいいなというのはなんか違うなと。そこで徹底的にクレドといいますか、理念づくりに向き合いましたね。何のために誰のためにやるんじゃと。最終的に「車を通じて、関わる人全てをハッピーにしていく」という基本理念を打ち立てて、車買取りハッピーカーズブランドを立ち上げました。とにかく適正価格で、正直に、便利で、地元で一番信頼できる人になろうと思って始めました。思いの外早くて三ヶ月ぐらいで、商売が軌道に乗ってきましたね。そうしたら今度は車買取りのやり方を教えてくれという人たちが現れた。それがきっかけで将来的には全国に拡がるフランチャイズにしようという計画でFC本部の運営会社を作ったんです。今は全国に加盟店が10社以上になりました。
―それはすごいですね。ではそろそろ本題のお子さんたちとのお話を伺いたいんですが、海の近くに住まわれていて、お仕事も地元、お子さんと遊ぶ時間は多いですか。
そうですね、、、。子どもと遊ぶっていう感覚がよく分からないです。家にいるときはほぼ一緒にいますから子どもと。
―ほう!一緒に出掛けたりは?
出掛けないですね。海ぐらいですよ、出掛けるのは。上の子が小さい頃は、色んなところに連れていきましたけど、今はほとんど出掛けない。下の子は小学校になってサーフィンを始めたので、朝、小学校に行く前に一時間ぐらい、6時から7時ぐらいまでサーフィンしています。
―上の子も?
上の子はヨットです。正確にいうとO’pen Bicといいますが、江ノ島で年間を通じてサーキットに出場したり、全日本大会に遠征に行ったりしています。
―下の子も、もう試合に出てるんですか?
もう出ていますね。昨年は茅ヶ崎で行われたグロメッツの試合にも出場させていただきましたし、今年もエントリーしています。また去年から、ムラサキスポーツ主催のMJSLという、フィジカルも含めたキッズの育成プログラムみたいなものに参加させていただいたりています。
―じゃあ、お兄ちゃんのヨットを見に行ったり、下の子のサーフィンの大会を見に行ったりとか、そんな感じですか。
ほぼそれだけです。
―平日の朝のサーフィンは、しっかり教えるんですか。
しっかり教えます。
―教える時のポイントは?
最近は足の置き方とか、目線とかを具体的に。幼稚園の頃、まだ年長の時はただ楽しくやろうっていうので波がきたら後ろからボードを押してあげていましたけど、小学校になってだいぶ分かるようになってきたので、今は自分で波を見させて、選ばせて、波の一番いいところから漕いでスピードをつけて波に乗る練習をしています。たまにロングボードでタンデム(二人乗り)したりして遊んだりもしていますよ。
【第3回】「あの波に乗ればよかったと後悔したところで、その波は2度と来ないんです。」に続きます。
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今回の"オトン"なビジネスマンは、
新佛千治さん
株式会社ハッピーカーズ 代表取締役
広島県出身。
家族構成:妻、息子(小4)、息子(小1)
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