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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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IT企業経営 東京都渋谷区 鈴木忍さん(43歳)
オトンの流儀とか
ビジネスマン編 Vol.14

今まで、子どもと暮らしたことがないんです。でも仲がいいんです、僕たち。

IT企業経営 東京都渋谷区 鈴木忍さん(43歳)

IT企業経営 東京都渋谷区 鈴木忍さん(43歳)

家族構成:妻、娘(小6)、娘(小3)

聞き手:oton+to編集長 布施太朗

―なるほど、パーーフェクトに対する価値観、とはいえ、「29000円チョーダイいたします」とは(笑)。

「いただきます」って感じでしょうか。でも、一般的なお父さんと子どもという関係は結んでいないんです。こちらも子ども扱いしないので対等な関係です。だから向こうも、一般的にお父さんに話しかけるような口調ではないですね。

―対等というのは、小い頃から?

僕は初めから子どものお世話というのをしていないので、お世話している感って出せないんです。いわゆる父親の言うことを聞きなさいみたいなことを僕は一切言いません。言えないので(笑)。でも、最近思うのは、“お世話する”と“育てる”と言うのは違うことだなと思って。お世話はしていないけれど、育てると言う意味では色々教えています。

―例えばどんなことを教えているんですか?

鈴木忍さん

絵ですね。小い頃からずっと、「絵を描く時は色をたくさん使え」って言っています。子どもって面倒臭がり屋なんで、鉛筆だけで書いて持ってきたりするんですけど、色をたくさん使ってから見せにくるように言っていました。

―色をたくさん使えと言うのは、どこからか鈴木さん自身が学んだんですか?

僕、大学を出たあと、セツモードセミナーと言う学校でイラストの勉強をしていたんです。そこで、絵とは「色の構図」だと教わったんです。

―それで、絵を描く時はたくさん色を使えと。

鈴木忍さん

色をいっぱい使うと言うことは、絵を描く時の制約が、対象をしっかり見て描くと言うことではなく、色を多く使うということに変わるんです。そうすると例えば空が青じゃなかったりしてくるんです。青は他で使っていたりして。つまり、塗っていくうちに何は何色ということではなくなってくるんですね。青色じゃない空を描いた時に僕はすごく褒めるんです。「天才だ!」って。そうすると子どもは“色は自由だ”と気付くんです。そうなってくると名作が誕生します。

―奥さまは絵についてはなんと?

鈴木忍さん

母親は、絵のことについて、良し悪しはわかっても、どこが良いのか。というのは分からないんで、そこは僕が言う役目なんですが、よく出来た絵を母親が額に入れたりしていますね。

―それだけ褒められると娘さんは絵を描くのが楽しいでしょうね。

下の子は、ちょっと目を離すと何かしら作っているんです。こないだは旗を作っていて、そしたら僕もハサミを持ってきて、ちょっと難しいギザギザを切って見せたりして、子どもの発想の幅を広げてあげるんです。子どもの目線に降りると言うよりは、子ども扱いせずに引き上げる感じでしょうか。そういうことを常に意識しています。

鈴木忍さん

今回の"オトン"なビジネスマンは、

鈴木忍さん

株式会社ニンニンドットコム 代表取締役
秋田県出身。
家族構成:妻、娘(小6)、娘(小3)

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父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

布施太朗・著¥1,300(税抜)

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