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相方は父です。相方は娘です。完熟フレッシュです!【第1回】
お笑いコンビ 完熟フレッシュ さん
今回はお笑いコンビとして活躍されている完熟フレッシュの池田57CRAZYさんと池田レイラさんです。お互いの長所短所を生かしあって、日々ネタについて研究したり分析しているそうです。子どものように純粋な一面のある池田57CRAZYさんとしっかり者の池田レイラさん。家族としてのおふたりと、相方としてのおふたりについてとても楽しく、興味深いお話をお聞きすることができました。4回連載です。
聞き手:oton+to編集長 布施太朗
第1回プライベートでは喧嘩しないんですよ。でもネタとか仕事のこととなるとすごく喧嘩してしまいます。
―お父さんは駐車場にバイクを停めに行かれて少し遅れるとのことで、先にレイラさんからお話を聞きたいと思います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
―移動はバイクが多いんですか?
そうですね。基本的にテレビ局の時はバイクが多いですね。特に日テレ、NHK辺りは、大体バイクすね。
―お父さんと二人で風を切って。
そうです(笑)ちっちゃい頃からずっと乗ってます。バイクの方が好きです。電車より。
―将来は自分でバイクに乗りたかったり。
そうですね。でもなんか居眠り運転しちゃいそうで。なんかすぐ寝ちゃうんです。どこでも寝ちゃうんです(笑)。
―今日とかは、もう学校は休みですか?
いや、学校は行ってます!学校行ってから、仕事があります。まぁ基本は学校終わりで一本収録あるかないかぐらいですね。
―大体毎日、お仕事は入ってる感じですか?
そんなことはないです。全然余裕はあります。基本的に月曜日から金曜日は学校行く普通の中学生です。おでかけもよくします色んな人と。学校の友達と原宿も行きますし。あと女芸人さんとかとも原宿ブラブラしたりとかありますね。
―声をかけられることは?
原宿はやっぱり多いですね。ラスタ原宿があって、そこに出てる芸人さんがお客さん呼んでる時に、パパの知り合いが多いので挨拶するんですよ。それで立ち止まると人が集まってきてくれますね。
―それは慣れた?
いや、でも実感はないです。1月1日におもしろ荘が放送されるまで、何にも無かったので。今も全然普通の中学生ですけど、歩いてるだけで、たくさんの人に「あー!」って言われると、戸惑いはすごく大きいですね。
本当に何にも生活は変わってなくて。元々パパがサラリーマンやっていたので、高い物買うとかは全くなくて。強いて言うなら、靴と時計を買うようになりました。何かこう服装はちゃんとしようというのでGUとかしまむらとかでよく買います。自分が身につけてる中で高い物は全然無いですね。「時計と靴は綺麗にしといた方が良いよ」って言われてやってるんです。
―それはパパから?
はい。パパはそういうとこちゃんとしています笑)。時計は仕事してる上では絶対着けておいた方が良いって言われて。靴は舞台に立った時に、やっぱ足元がお客さんからよく見えるから、靴は一番綺麗にしといた方が良いって言われました。
―パパはそういうとこちゃんとしてるんですね。パパはやっぱり尊敬する人になるのかな。
それは多分ないと思いますね(笑)。
―尊敬はない?何があるの?
教えてもらうことが凄く多いですね。私が今まで全く芸能界とか、大人の社会に全く関わった事がなくて。年齢もまだ一応10代なので…。たぶんパパが相方じゃないと、天狗になっちゃいやすいと思います。あと挨拶の事とか、礼儀の事とか、人としての事が多分やっぱ欠けてたと思うんですよ。普通の中学生なのでそこは全部パパが、「こういう時はちゃんと挨拶して、こういう事はちゃんとした方がいい」とか言ってくれます。
―それを教えてもらうようになったのはどのぐらいから?
お笑いを始めてからですね。M1でデビューしたときから、「他の芸人さんにはちゃんと頭下げて」と。年齢が何十歳も下なわけだし、芸暦も全く何もないわけだから、それはもう当たり前にしないといけないよっていうのは教えられました。
―今、中学2年生ですよね。私の子どもが中学生3人なんですけど、今日すごく羨ましがってまして。あんまりインタビューでだれだれに会うよって言ってもそんなに反応しないんですけど、今日の話したら「マジなのー!?」って言ってたので、凄いと思います。
ありがとうございます。だから自分では、あんまり予想してなかった層の方からすごく応援してもらえるので。自分が出たところで、そんなに何にもならないかなと思ってたんですけど。イベントとかに出させてもらうと、同世代の女の子が「同級生なんですー!」みたいな感じで、プレゼントとかお手紙とかを頂いたりするととても嬉しいですね。
―お父さんと喧嘩する事ありますか?
あります。でも、喧嘩…とは言わない喧嘩が多いかもしれないですね。
―小競り合いみたいな?
そんな感じです(笑)。なんか本当に普通の親子で、普段プライベートだったら喧嘩する事全くないんですけど。ただ、お互いを相方として、仕事として考えた時には喧嘩します(笑)。
―どういう事で?
割とパパも子どもっぽいし、私も思ったこと言うんです。言わないまま、改善されないまま進んでいくのは嫌だなっていうのが自分の中であるんです。パパも私に言ってくるし、私もパパに言うんですけど。パパに言われても何か、「自分出来ないくせに」って思っちゃうんですよ。私に言うけど、「私の分まで出来ないでしょ」って。反抗的になってしまいますね。
―それは本番のことですか?
本番の事もですし、やっぱりネタの事が基本的に多いですね。フリートークの時、やっぱり普通の番組で喋るときは大体台本読んで「こういう事言おうかー」みたいな感じで話すんですよ。でもネタの時はかっちり決まってるんです。パパはアドリブが利かない人なんで、めちゃくちゃ練習したがるんですよね。だからパパに「ここはももっとこう言って」とか言われるんですけど、全部言われた通りにやってるのに、なんかまだ言ってくることがあるので。そこに腹が立って私が言い返したらめっちゃピリピリするみたいな感じですね。
―なるほど。パパのネタ面白いです?
構成はすごくしっかりしてるなって思います
―100点満点中でいうと?
あ、ネタのみで考えますか。ネタのみだと、ま、60ぐらいですね(笑)。
―60!?あとの40はなんだろう?
完成度がどうかって問われると、ちょっと欠けてるなってところはありまして。自分的にはMCや進行とか色んなことにもっと挑戦していきたいっていう気持ちはありまして。ネタも求められてる間はずっとやりたいなっていうのもあります。パパって伸びしろ少ないじゃないですか(笑)。しかもパパを逆にタレントとして使うにしても、俳優さんとして使うとしても、お笑い芸人さんとして使うにしても、多分全部2、30点で止まっちゃうと思うんですよね(笑)。個人的に(笑)。
池田57CRAZY おはようございます。
―すごく面白いお話伺えてますよ。
池田57CRAZY あ、本当ですか。
―oton+to(オトント)の布施と申します。よろしくお願いします。
池田57CRAZY 完熟フレッシュの池田57CRAZY(ゴナクレイジー)と言います。
―池田57CRAZYさん、ゴナさんって呼べば良いですか?
池田レイラ お父さんで!
池田57CRAZY いや、ゴナで(笑)。まぁお好きに。
―とても面白いお話を伺ってまして、パパのネタは100点満点で何点って聞いたら「60点」って(笑)。
池田レイラ 構成はあるんだけど、完成度がさ、やっぱ足りないと思うんだ。
池田57CRAZY うるさい!じゃあ書け!(笑)
―凄い楽しそうですね。プライベートではなんか全然喧嘩しないって伺ってるんですけど。
池田57CRAZY あんまり無いですね。最近ちょっと反抗期かなっていうのを感じます。
―どういうところに反抗期は感じられますか
池田57CRAZY 今までは全然感じなかったんですけど、若干今は感じますね。女の子が父親を意味もなく毛嫌いする時期ってあるじゃないですか。そこまで酷くないですけど、なんかちょっと肌で感じますね。
―それは父として?
池田57CRAZYそうですね。しょうがないのかな、今までが無さ過ぎたのかなっていう感じはありますね。
池田レイラ いや、パパの方が拗ねるじゃんいっつも。
池田57CRAZY いや、まぁまぁ、拗ねるのは拗ねますけど。
池田レイラ 拗ねるのは拗ねますけどって、お父さんが拗ねるのはありえないんだよ(笑)。
池田57CRAZY いやいやありえるでしょ(笑)。
池田レイラ いやいや、話しててパパから拗ねますね、先に。「何でそんなこと言うの」みたいな感じで、拗ねてプリプリしながらどっか行っちゃいます。
―どこ行くんです?
池田レイラ 家だったらずっとテレビ見るとか、煙草吸ってるとかですね。私は基本的に部屋にいるんですけど、勉強とかしてる時にパパが部屋に入ってきて凄い騒がしくするんですよ。テスト期間とか集中できると思った時間にバーッと問題集とかやってると、良いタイミングでぶち壊しにくるんですよ、空気を。例えば問題集バーッとやってて、「ねえレイラ!テレビで山崎賢人さんがさぁ!」とか言っていきなり話かけてくるんで、そういうのは止めてほしいですよね。だから「今ちょっと勉強してるから」ってなるんです。そしたら、なんか不満げな顔してどっか行くんです。
―パパはやっぱり一緒に楽しみたいとか、そういう気持ちが
池田57CRAZY ありますね。
池田レイラ そんな気持ちしかない気がします。全部共有しようとしてくるんですよ。面白い看板とかあったら「ねぇあれ見てあれ見て」ってすぐ言ってくるんですよ。
池田57CRAZY 基本2人なんでそれはしょうがないですよね。友達感覚って言うんですかね。
【第2回】に続きます
今回の"オトン"なアーティストは、
完熟フレッシュ さん
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