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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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ソフトウェアテスト会社 経営 東京都 丹下 大さん
オトンの流儀とか
ビジネスマン編 Vol.27

子どもにとっての最高の教育は、僕が自己破産することです。でも僕は自己破産したくないんですよ。僕も自分の人生なんでね。【最終回】

ソフトウェアテスト会社 経営 東京都 丹下 大さん

ソフトウェアテスト会社 経営 東京都 丹下 大さん

家族構成:妻、息子(小3)、娘(小1)、息子(3歳)

今回は、東証マザーズ上場、株式会社SHIFTの代表である丹下大さん。自分には父性本能がないんですという一方、憧れの父親像もしっかりとお持ちで、自他ともに認める親分肌。以前、子育ては実験だとSNSで発信したらみんなにドン引きされたとか。そんな丹下さんの原体験から、理想の父親とは、息子・娘それぞれに対する教育方針など、いろいろ面白いお話を伺いました。

oton+to編集長 布施太朗

第3回息子は生きる能力が大切ですが、娘はいい男を捕まえる努力が重要だと思っています。

―壮大な実験ですね。

大きなテーマです。家族ぐるみでお付き合いしているところがあるんですけど、先日も一緒に旅行したりして。そこのお父さん、子どもとの接し方がすごく上手いんです。優しくドッジボールを教えてあげたり。そんな中、僕はずっとスマホをいじりながらボーッとしていたんですけど(笑)。そういうことが出来るお父さんを尊敬するんです。子どももそういうお父さんの方が楽しいじゃないですか。でも、僕にはそれがない。今から鍛えてもいいのですが、父性本能のない自分は楽しめないなと。それよりは、子どもが早く大人になって、ビジネスの話をしたほうが楽しい。「お父さん、新しいビジネスを考えたよ」「おーっ、面白いじゃん。一緒にやるか!」みたいな。

―早く大きくなってほしいと。大人になった子どもの親分でいたい感じ?

はい。僕にとっては20歳を越えた子どもが好きですね。それと、マフィアのボスが僕にとっての理想像です。

―マフィアのボスですか?

はい。大家族主義なんです。今度も奥さんの両親と妹夫婦、弟夫婦とみんなでご飯を食べに行くんですが、超憧れるシーンは長い机にみんなが座ってご飯を食べて、全部僕が払ってニヤリとする、みたいなこと。それってマフィアのボスな感じでしょ(笑)。会社でも同じで、会社のみんなで美味しいものをウワーっと食べて僕が全部払う。それが気持ちいいし、みんながおいしそうな顔をしているのを見るのが凄く好きなんです。「おいしい?」「この店いいでしょ?知らなかったでしょ」って、恩着せがましく言うのが好きですね。

丹下 大さん

―そういうシーンに憧れて、親分として生きているんですね。

完全にそうです。親分風を思いっきり吹かせて、子どもが生きる能力を身につけるための援助をなんでもしようと思っています。話はちょっと変わりますが、今年の父の日に、少3の息子が手紙をくれたんです。「来年10歳になるから2人で旅行に行こうね」という内容の。何年か前、僕が息子に言っていたことを、彼が覚えていたんですね。

―息子さんが覚えていてくれていた。

はい。原体験というものができるのが10歳らしいんですよ。記憶力が爆発的に増えると言われているんです。だからそのタイミングで2人旅をしようと思って、息子に言ったんです。覚えていてくれたのは嬉しかったですね。

―それは嬉しいですね。2人でどんなところに旅行したいですか?

息子はロケットが好きなので、ロケットの施設を見に行ったりとか、宇宙飛行士やエンジニアの人に会ったりとか。それと僕、ミヤンマーで活動しているNPOのジャパンハートっていうところを応援しているんですけど、そこに息子と行って一緒にボランティアをしようとも思っています。

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丹下 大さん

今回の"オトン"なビジネスマンは、

丹下 大さん

株式会社SHIFT 代表取締役社長
広島県出身。
家族構成:妻、息子(小3)、娘(小1)、息子(3歳)

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父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

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