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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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WEB制作会社経営 東京都西東京市 鎌田 学さん(40歳)
オトンの流儀とか
ビジネスマン編 Vol.16

子どもには、もっと上手く伝えられると思っていたのに。こんなにも伝わらないものかと(苦笑)。

WEB制作会社経営 東京都西東京市 鎌田 学さん(40歳)

WEB制作会社経営 東京都西東京市 鎌田 学さん(40歳)

家族構成:妻、息子(小1)、娘(年少)

聞き手:oton+to編集長 布施太朗

―具体的にはどんなシミュレーションを?

うちの子ども、読解力が多分低いんです。算数の問題文の意味が分からないんです。図形問題があって、このお手本と同じ絵に○をつけていってください。っていう問題なんですが、そこにはいっぱい図形があって。でも、その文章を読んだだけでは何をしたらいいかが分からないんです。大人にしてみたら噛み砕いた文章だと思うんですけど、もっとかみ砕かなければこの子には伝わらないんだって考えた時に、この文章をこれ以上噛み砕くってどういう風にやったらいいんだろう、って詰まったことが一回あって。それでひとつひとつ「お手本とはなんだ。ここにある図形のことだ」「それは分かる」と。で、「これと同じものに○をつけていくんだ」と。「同じっていうのはどういうことだ?」って言うので、別に絵を描いてみて、○と○を描いて、「これとこれ一緒だよね」「□と□…△…でも、○と△は違うよね」みたいなのを一生懸命説明してからもう一度やらせてみたり、っていうのをやったりなんかして。

―なるほど。

こんな簡単なことも自分はこの子に伝えてあげられない、教えてあげられないのかとすごく思っちゃって。行動でみせるっていう時でもありまして、自転車の練習をした時に、子どもにはペダルをこういう風に回すっていう概念が無くて、シーソーみたいにやりだしたんです。「違う、ペダルを回すんだ」って言ったんですけど、回すっていう言葉の意味が分からないから「えっなに?」って言いながらやってるんですよ。子どもは普段、妻の自転車の後ろに乗って、横で僕が自分の自転車で走ってるのを見て、こういう風に漕いでるのを日常的に見てたはずだから分かってると思ってたんです。でも分かっていなかった(笑)。それで長男の前で漕いで見て「自転車のペダルを回すっていうのはこういうことなんだ」と、ペダルをくるくるくるくる回して、そのあと長男に乗らせて、で、最初はこう手をペダルに乗せてこういう風にやる、こういう風にやるっていうのを何回もやって、「ああなるほど」って言って、そうするとすぐ出来るようにはなったんですけど。ペダルの回し方をわかっていなかったのが衝撃的で。

―それは補助輪付きの自転車ですか?

はい。補助員付きです。

―うちの長男も同じでした。ペダルを回すっていうことが出来なくて、私が「歩くみたいに、歩くみたいに」って押しながら言っていたら、しばらくかかりましたけど、ようやく分かったみたいで。後に補助輪なしで乗れる日が来るんですけど、その時よりも、このペダルを回せるようになった時の方がうれしかったですね。涙出ましたから(笑)。

分かります。大人の既成概念を崩されますよね。

鎌田 学さん

今回の"オトン"なビジネスマンは、

鎌田 学さん

株式会社スタジオ・アルカナ 代表取締役
北海道出身。
家族構成:妻、息子(小1)、娘(年少)

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書籍のご紹介

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父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

布施太朗・著¥1,300(税抜)

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