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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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人材系グループ企業経営 東京都港区&福岡県福岡市在住 蔵元二郎さん(41歳)
特別連載企画
"オトン"なビジネスマンインタビュー Vol.05

娘とは恋人のような関係でいたいんです。

人材系グループ企業経営 東京都港区&福岡県福岡市在住 蔵元二郎さん(41歳)

人材系グループ企業経営 東京都港区&福岡県福岡市在住 蔵元二郎さん(41歳)

家族構成:妻、娘(中3)、娘(中1)、息子(小2)

“オトン”なビジネスマン、第5回は、グループ7社を経営する蔵元二郎さん(41歳)です。奥様と3人のお子さんの5人家族。娘さんとは恋人の関係でいたいという蔵元さん。この夏は上の娘さんと2人でタイへ海外旅行に行かれたとのこと。うらやましいです。

聞き手:oton+to編集長 布施太朗

―デュアルライフをされているんですね。

はい。かっこよくいえばそうですね(笑)。2009年からです。私は平日、東京の港区に住んでいまして、週末になると家族がいる福岡に帰るんです。福岡は奥さんの母親も一緒に住んでいます。

―きっかけは?

私、もともと家が1個という概念がないんです。家は1個っていう意味が分からなくて(笑)。若いころから家は5個欲しいって言っているんです。仕事部屋は東京がいいし、ダイニングは九州にあったほうがいい。リビングはオーストラリアに欲しいですし、アジアにももう一つ仕事部屋が欲しいと思ってます。

―そういう考えは奥様もご理解されていますか?

奥さんとは結婚する前に約束していました。子どもが小学校に上がるまでには福岡に家を買うって。東京で子どもを育てたくないなというのが、2人にあって、あっ、2人とも九州出身なんです。なんかこう、朝早くにランドセルを背負って風景のない地下鉄に小さな子が乗って通学してるというのに違和感があって。

―福岡は市内ですか?

はい。博多空港からタクシーで5分くらいのところです。でも田んぼもあるんですよ。引っ越したばかりの頃、奥さんから電話が来たんです。長女が田んぼに落ちたって。「それでいいそれでいい」って言いました。そういうふうに育ってほしくて引っ越したんです。

―デュアルライフを始められる前は?

東京の練馬区に住んでいました。石神井というところです。ただ、長女が生まれた直後に私も起業したので、朝6時には家を出て、帰るのは夜中の3時。毎日タクシー帰りです。タクシー代がバカバカしいんですよ。オフィスは銀座で、タクシー代は月20万円超えていましたから。それだったら、ということで平日用の家として、オフィスから近い神谷町に部屋を借りたんです。石神井の家は週末に帰るという、その頃すでにデュアルライフだったんです。まあ、週末も当たり前のように仕事ばっかりだったので、石神井の家に帰るのは月に2回くらい。帰ったら家族とお出かけしたりしていたんですが、そういえば福岡に家を買おうって約束していたことを思い出して。この生活だったら週末の家が石神井だろうが福岡だろうが変わらないしと。それで福岡に家を買ったんですが、結果としては福岡の方が家族の時間が増えましたね。

―なるほど、むしろ家族との時間が増えたんですね。

はい。だいたい金曜日の夜に福岡に帰って、日曜日の夜か月曜日の朝に東京に戻ります。福岡に居るあいだはほとんど仕事をしなくなりました。それはスマホのおかげもありますね。福岡にはパソコンを持って帰らなくなりました。パソコンがあると週末でも朝起きてパソコン開いてそのまま集中してしまって気がついたら11時なんてこともありましたけど、それがなくなりました。パソコンだと書類を作ってしまうじゃないですか。でもスマホだと作ることはできないので、書類の作成は火曜日の朝、とか、スケジュールを入れるだけで終わりますから。それとなにより、会社のメンバーが諦めてくれるというのが大きいですね。実はそれでも仕事は回るんです。

―福岡に移られて、奥様の反応は?

ものすごく満足しています。奥さんは、東京に来る気は全くないですね(笑)。それと、奥さんの母親と住むようになったのも、年をとってカラダが弱ってから面倒を見られるのも嫌だろうと思いました。今はまだ61歳で若いんです。むしろ若い時から三世代が一緒に暮らして子どもの面倒を見てもらうのがいいなと。そうしていると子どもたちもこの先、おばあちゃんの面倒を自然に見てくれるんじゃないかって、そういうことも考えたりします。

―家はいま2つですが、今後の予定は?

ここから、3個4個5個と増やしていきたいですね。まずはアジアに仕事部屋、さっき言ったようにオーストラリアにも。これは趣味とか遊び用ですね。「今週末はどこに行きたい?パパはアジアにいるけど誰か来る?」そういうのを昔からイメージしているんです。

―娘さんとも共有しているんですね。

共有というか強要しています(笑)。「将来そうなるから」って。あと、長女は東京の大学に来たいんです。そしたらパパの家があるから家賃も払わなくていいし、たぶんパパの家は美味しい食材もあるだろうしと、娘は東京でパパと同居したほうが合理的だと打算していいるようです。

―福岡に帰られたときはどんなふうに過ごされているんですか?

先日は息子とミニ4駆作ってサッカーして、次女の吹奏楽の発表会を聴きにいきました。子どもたちも、自分たちのスケジュールがあってちょこちょこ忙しいんですよね。小2の息子はまだベッタリで、パパと遊ぶのが楽しくてしょうがないようです。

―じゃあ東京に戻るときは寂しいのでは?

いやいや、慣れましたし、そういう寂しさは全くないですね。むしろ東京に溜まっている洗濯物が気になります。日曜日に洗濯機回したいから、夕方ちょっと早めの飛行機で帰ろうとか。

―お子さんたちも慣れているんですね。

そうですね。それと普段は離れているから反抗期というのが全くないんです。みんなパパ大好き(笑)。この夏は中3の長女とパタヤに旅行に行きました。周りに言うと驚かれます。

―どうやって誘うんですか?

普通に「海外旅行に行こうか」って言ったら、「時差が少ないところがいい」って(笑)。「スキューバダイビングしようか」って言ったら「おもしろそう!」って。それと、長女、次女それぞれとサシ飲みするんです。私が普段いくおいしい居酒屋に行ったりして。彼女たちはおいしいものが食べれるからって喜んで来ます。

蔵元二郎さん

―蔵元さんが怒ることは?

ほとんどないです。息子はまだ小さいので少しありますけど、娘たちは小3くらいが最後ですね。もともと叱ることをせずちゃんと話しをするということを心がけていたんです。娘たちのほうが精神年齢高いですし、むしろ私のほうが叱られることのほうが多いです(笑)。「ここで寝ちゃダメだ」だとか、「ママにこう言ったらあまりいい顔してくれなかったんだ」って娘に言ったら「それはパパの言い方が悪いよ」って言われたりだとか。

―パパが同じ目線でコミュニケーションしているんですね。抑え付けるような育て方じゃないので、親に反発することもなく、むしろ今も2人で旅行に行けてたりするんでしょうね。

私が鹿児島出身で、家庭が完全に上下の世界だったんで、それが嫌だったというのもあります。私、娘とは恋人のような関係でいたいので。息子ともなるべくそうしたいと思っているんです(笑)。

―ちなみに、今までで失敗したなと思ったことってありますか?

いやあ、ないですね。あっ、でもひとつだけ。子どもを子どもとしてしか見ていなくて、ひとりの人間として尊重していなかったことでしょうか。具体的にいうと、時間に関することで、パパが忙しいから、パパに合わせなさいっていう失礼な接し方をしていたことです。長女が小4の時、仕事も落ち着いて旅行に行く時間もとれそうだったんで、娘に海外旅行に行こうよって言ったんです。でも、娘、チアガールをやっていて、その全国大会がもうすぐあるのと中学受験の準備があるからって言われて、、、。最初わからなかったんです。パパがこの忙しい中、時間を空けているんだから合わせろよって、口には出さなかったんですけどそう思っちゃったんですよね。でも、とよく考えると、「そうか、そうだよな」と。子どもだと思っていたけど、徐々に自立し、自分の人生を歩み始めてるからこそ、子ども自身にも予定はあると。そして、その時、自分は子どもをひとりの人間として尊重していないということを気づかされたんですよね。

蔵元二郎さん

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蔵元二郎さん

今回の"オトン"なビジネスマンは、

蔵元二郎さん

BNGグループ 代表取締役グループCEO
鹿児島県鹿児島市出身。
家族構成:妻、娘(中3)、娘(中1)、息子(小2)

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