―当たり前だと思ってたことが当たり前じゃないってことを、親は親でしっかりひとつずつ味わせてもらってる感じですよね。今までで一番印象に残ったお子さんとの出来事は？

上の子がハイハイ出来るようになったか、ならないかくらいの時、ウチにいる大型犬、ゴールデンレトリバーに自分からジャレるようになったんです。僕が仕事で家にいないときに、妻から子どもと犬が遊んでいる写真が送られてきて、それを見たときは感動でした。

―大型犬と赤ちゃんと。

そうですね、大型犬っていうのもあって最初どうかなと思ったんですよ、赤ん坊が生まれた時。でも気にしてもしょうがないし、というか自分の家で飼ってる犬なので、大丈夫だろう。仲良くやるよ！って言ったら上手い事なかよくやっているんですよね。雌なんですよ。どうやらちょっと若干母性が目覚めたみたいです（笑）。すごくどうでもいい話なんですけど、すごく便利だなと思ったのが、ウンチすると臭いかぎ出すんですよ。おしりを舐めてあげようとして。遠くにいても臭い嗅ぎ出したと思ったら絶対ウンチしてますね、子どもが。

―犬はお子さんが生まれる前から？

はい。上の子より１歳上です。まだ子どもが生まれる前、大型犬も飼えるマンションに引っ越したんです。２人とも動物好きで。妻はゴールデンレトリバーを飼ってみたいと。飼いやすいっていうのも聞いていましたし。

―温厚ですか？

温厚ですね。それ以上に臆病なんじゃないですかね。もうヘタレなんじゃないかくらい。猫にも負けていますから。

―猫もいるんですね。

はい。猫は１歳半くらいです。

―大家族ですね（笑）。

はい。休日はできるだけ家族みんなで犬の散歩に行きます。
（この取材の後、８歳の愛犬は亡くなってしまいました）

―では、息子さんに何を超えられると悔しいとか、嬉しいとかありますか？

息子というより、ひとりの男っていう視点で見るようにしているので、何を越えられてもたぶん悔しいと思います。ただ全部越えてほしいと願ってはいますけど。僕は先輩や仲間や友人など、人間関係にすごく恵まれてる方だと思っていますので、そういう人たちと出会ってくれたらすごく嬉しいですね。

―じゃあ、娘さんの旦那さんになる人はどんな人が？

どんな男性が来ても、１００％納得は絶対できない。と思うんですよね。ただ、人生楽しんでるやつが来てくれたら嬉しいなって思いますね。たとえ生活が堅実で、あのもうなんか将来有望視されて、まあ将来嘱望されてて、収入的にも安定してる職業についてて、でも楽しそうじゃない奴は来てほしくないです。

―お父さんご自身は？

僕はおかげさまで楽しんでる方だと思います(笑)

今回の"オトン"なビジネスマンは、

鎌田 学さん

株式会社スタジオ・アルカナ 代表取締役
北海道出身。
家族構成：妻、息子（小１）、娘（年少）