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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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【夏休み】海川山森&キャンプ特集

2015.6.22

今年の夏こそ海で釣る!親子海釣り体験教室

今年の夏は海遊びだ!

日本の国土は世界で61番目。一方、海岸線の長さは、なんと世界で6番目。そう、日本は四方を海に囲まれているんです。島国ニッポン!せっかくだから海の趣味を持ちませんか。子どもと一緒に。まずはお父さんだけでも。とにかく、今年の夏は、海へ!

 

海遊び 其の一

釣る!

父子で船釣りデビューしませんか。

釣りは、やったことのない人にとっては、難しそうに見えるもの。

でも、魚が針にかかる感触はクセになる。この瞬間をぜひ父子で味わってください。

_MG_2004

「子どもが釣りに行きたいというので初めて来ました」という釣り初体験親子。大きなサバをゲット

初心者にはハードルが高すぎる

作家の開高健は、中国の古いことわざ「永遠の幸せになりたかったら釣りを覚えよ」を愛したという。生涯幸せになるためには、釣りが必要なのか!?

釣りというのは、初心者にはとっつきにくい。「どんな竿を選べばいいのか、餌か?ルアーか?糸の結び方が分からない。隣の人に糸を絡ませて怒られるのだろうな」。とにかく分からないことや心配ごとが多い。当然、釣りをしたことがないお父さんの子どもは釣りをする機会が少なくなってしまうだろう。

そこで今回は、全くやったことがない親子でも気兼ねなく参加できる海釣り体験教室を取材した。それもいかにもハードルが高そうな船釣りである。

 

初心者にやさしい釣船

訪れたのは神奈川県藤沢市にある片瀬漁港。江ノ島を見ながら相模湾の魚を釣る。釣り初心者のための釣り教室を開催している、「でいとう丸」に乗り込んだ。用具はすべて、インストラクターとレクチャーまで付いて大人5000円(子ども3000円)。毎回多くの親子初心者が参加。募集からまもなく定員20人がいっぱいになるそうだ。

今回もたくさんの親子が参加していた。みんなクーラーボックスを持参している。必ず魚をゲットする気合い満々である。船にはスタッフが数名乗り込み、ライフジャケットの着方から親切に教えてくれる。自分のことで精一杯、子どもそっちのけになりがちな初心者お父さんにはありがたい。親子そろって楽しめるというものだ。

 

潮風を背に出発進行!

船は、参加者ごとに仕掛けのついた竿が取り付けられていた。「今日狙う魚はイワシとサバです」。公認釣りインストラクターのゆかり先生が、小さな子どもたちにも分かるよう、魚の写真やイラストなどを使って説明してくれる。船長からは竿の使い方などの説明があり、いざ出港。

いよいよ釣りがスタート

空は快晴。顔にあたる潮風が気持ちいい。船に乗って沖に出るだけでも十分にリゾート気分を味わうことが出来る。「では、ここで釣ってみてください」。船がポイントに到着し、船長の合図でいっせいに仕掛けを海に落とす。仕掛けはサビキといわれるもので、疑似餌(釣り針)が何本も付いている。コマセ(撒き餌)をまくと、魚はサビキ針と餌を間違えて食べてしまうそうだ。波を見ながら魚を待つ。こういうワクワク感は久しぶりである。仕掛けを落として、糸の長さを教えてもらった長さになるまでリールを巻くと、まもなく竿から伝わるブルブルという感触が伝わってきた。釣りを趣味にする人は、この感覚がタマらないというというのが分かる気がする。海面から魚が現れた。サバだ。「やったあ!1匹目ゲット!」これは大人も子どもも関係なく、最高の瞬間だ。

周りを見ると、続々とあたりが来ているようだ。歓声があちこちで上がっている。船のすぐ下にはサバの群れがいるようだ。大漁、大漁!いやあ、楽しいぞ釣り!まさに人生を豊かにしたいなら釣りである。

母と子で参加。お父さんはお留守番?

参加している親子に話を聞いてみた。幼稚園の子どもが突然釣りに行きたいと言いだし、お父さんも今回初めての釣りとのこと。別の父子は、今まで何度か堤防で釣りをしてみたことがあるが、釣れたことがなく、どうせやるならたくさん釣りたいと、この船に乗ってみたそうだ。

以前この船に乗ったことで、釣りが大好きになり、今回は自分のお小遣いを貯めて来たという小学生男子が、お母さんと参加していた。お父さんは留守番だという。彼は、自分で魚をさばけるになったそうだ。

さて約3時間半の出航で、みんなのクーラーボックスは魚で一杯に。「この夏の間にまだ参加します」と、力強く宣言した父子も。今晩はイワシの刺身とイワシのフライ、サバのミソ煮かな。

 

写真・米田はじめ

 

_MG_1677「でいとう丸」

 

 

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初めてお父さんも釣りました!イワシでした

 

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江ノ島を沖から眺めながらの釣り。海の上は気持ちがいい

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どこまで深く針を垂らせばいいか、糸の長さをスタッフさんが教えてくれています

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こちらも大きなサバ。お父さんより先に釣れました

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クーラーボックスの中は、魚でいっぱいになりました

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陸にあがって記念撮影

 

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江ノ島・フィッシャーマンズ・プロジェクト代表の「でいとう丸」北村船長(右)と副代表で公認釣りインストラクターのゆかり先生(左)

 

〈取材協力〉

江ノ島・フィッシャーマンズ・プロジェクト(EFP)

「初心者のための船釣り教室」も今年100回目を迎える予定。また新たに「江ノ島の藻場を守り隊」と「江ノ島お掃除隊」の活動を開始。

 

otonto×EFP 

親子船釣り体験教室 (お申し込み受付締め切りました)

7/20(月・祝)海の日

完全予約制・定員20名

午前8時、神奈川県藤沢市片瀬漁港集合
大人5,000円・子ども3,000円(小学生)(税込) 幼児・保護者乗船は(要相談)

※おかげさまで、たくさんのお問い合わせ、お申し込みのご連絡をいただき、

定員を超えましたので募集を締め切らせていただきました。

お申し込みされた方は、抽選後ご連絡をさせていただきます。

詳細・お問い合わせ、お申し込みはHPをご覧ください。

http://enoshimafp.web.fc2.com/

 

 

 

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