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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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2012.6.22

“あそび”こそ最良の「otonの○○○」だ!

まえに紹介した浜野安宏さん1983年の著書

「いい親父でなければ いい仕事ができない」(PHP研究所)

から、また一部紹介します。この本には、とても共感するところが多く

一人でも多くのotonの眼に触れることができればと思っています。

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“あそび”こそ最良の「オヤジの存在証明」だ!

服のセンスと同時に、あそびを知らないオヤジもまた子どもに軽蔑されることだろう。

軽蔑どころか、信用されなくなってしまう。父親があそびのリーダーになれないとする

なら、子どもはオヤジの存在を何で証明していいかわからなくなる。というのも、現代

の社会は狩猟社会ではない。かつてのように、子どもの眼前で食糧となる獲物を手に入

れ、男の存在価値を誇ることはできない。オヤジが外の社会でどれほど汗を流して働き、

それに見合う収入を得ても、子どもがその姿を見ることはない。給料はといえば、銀行

から直接振り込まれるか、あるいは母親に直結しているという家族が多いだろう。子ども

にしてみれば、働いて疲れ果てて帰ってくる父親よりは、家庭の実権を握っている母親の

方が力強くみえるかも知れない。子どもが「どうしてボクにはお父さんがいるのかな?」

ということになりかねない。

だからこそ、オヤジがあそびを知り、子どもたちのリーダーになることが必要なのである。

リーダーになることによって、その存在を確認させ証明するのだ。

たとえばフライ・フィッシングで息子の目の前で匠に毛鉤を巻き、見事にキャスティングを

して魚を釣ってみせる。さらにはガスバーナーやオイルストーブを駆使して、瞬時においし

くクッキングしてしまう。こうなれば子どもはオヤジを尊敬し「オヤジは釣りもうまいし、

その料理も実においしい。ボクもオヤジのように釣りやクッキングが上手になりたい」とい

うことになる。子どもは、フライ・フィッシングを通して父親のトータルな存在を見、確認

するのである。その意味では、キャンピングやアウトドアライフは、オヤジと子の関係におい

て非常に重要な連帯のきずななのである。

また、必ずしもキャンピングといったダイナミックなあそびでなくてもいい。庭に植物を植え

ることでもいいし、日曜大工で本棚や箱、あるいは犬小屋をつくってもいいだろう。そのよう

な父親を、子どもは“クリエイティブなオヤジ” “あそべるオヤジ”だと見るに違いない。

あそびの心を持ち、子どもたちの前で積極的なリーダーシップをとれるかどうかなのである。

この積極的なリーダーシップが次の段階へと突き進むのである。

 

 

つづく

 

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