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おとんのこと、勝手におしゃべり!by思春期OG

2018.6.2

【第2回】子どもが一緒にでかけてくれないおとんたちへ(前編)

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思春期を終えたおとんとメンバー二人が、

自分のおとん、世の中のおとんのことを勝手におしゃべり。

 

息子&娘の考えがわからない〜というおとんたちの

ヒントになったらもうけもん!

お気軽にどうぞ!

 

< メンバー紹介 >

・たなか:26歳。おとん・おかん・いもうと。割とおとんと仲がいい。

・おおやま:25歳。おとん・おかん・あに。割と今でも反抗期。

 

< 今回の議題 >

「子どもが一緒におでかけしてくれない、、、」

 

買い物に誘っても遊びに誘っても

「行かない」っていう娘&息子、、、

なんでダメなの?何考えてるのー!?

 

< 本編 >※た→たなか、お→おおやま

お:一緒に外に行きたくない、と。

 

た:行きたくないね。(笑)

 

お:行きたくなかったねー。

 

た:行ってた?行きたくないなりに行ってた?

 

お:あのねー・・・ショッピングはまあまあな確率で断っていて。

 

た:ふふふ、うんうん。

 

お:で、ゴルフの打ちっぱなしはたまに「いいよ」ってついてってた。

 

た:へー!そんなん行ってたの!

 

お:そう。そっちは、ショッピングを断る代わりにというか、、、たま〜に。

 

た:それはショッピングを断ることにそれなりの申し訳なさというか、ごめんよーって気持ちがあったの?

 

お:申し訳ないというか、自分もゴルフの打ちっぱなし好きだったし、関係を100%切るわけにはいかねえなみたいな。

 

た:おお、なんか「義理人情」なセリフだね。(笑)私はそもそもおとんと2人でなにかするとかどっか行くとかあんまりなくて。大体いつも妹と3人だったからなあ。

 

お:兄弟&姉妹がいるとそうなるね。

 

た:ちょっと話が違うかもだけど、私の記憶に残っている2人の記憶というと、東京に就職で出てくるときで。家から駅まで送ってもらって、2人で車の中で過ごすわけですよ。

 

お:お、メモリアルな時間の予感。

 

た:って思うじゃん!それが、何話していいかわからん!ってなって終わった。

 

お:そうだったんだ、お互いの不慣れさが。

 

た:出ちゃったね。大体うちはいつもおとんとおかんが出かけるときに、娘たちを同行させるみたいな感じだったから。お買い物だったりご飯だったり。「~~行くけど一緒にいく?」みたいな。だから親と自分の2人でどっか行くはなくて。でもなんかこう・・・やっぱり一緒に行きたくはなかったな。

 

お:断ってたの?

 

た:んー、行くは行くんだけど、大体お買い物のときとかは現地解散。着いたら解散して、「18時にどこそこね」みたいな。

 

お:あ、それいいじゃん。だって一緒に自分の服とか見てもしょうがなくない?

 

た:そうなのよ!で、自分の気に入って買おうとしてるものに茶々入れられたら、腹たつやん。(笑)

 

お:すごいあるね、それ。しかもうちのおとんは「こっちにしろ」って指示までしてくるんよ。だからそれを見越して、「もう嫌です」ってなってたなー。

 

た:母親とは行ってた?買い物とか。

 

お:全然行く。というか、名古屋近辺って土地柄か、「おかんと娘の買い物」って多い気がする。(※おおやまもたなかも愛知県出身。)

 

た:確かにそうかも!おかんと行っても違和感ないお店も多い気がする。対しておとんは自分の行く&行きたいお店に似合わないんだよね、絵面が。

 

お:絵面!(笑)

 

た:それがちょっと気持ち悪いって思ってたし、見たくないもの見せるのもしょーがないし。

 

お:じゃあショッピング以外で、これは断れなかったとか、行ってたイベントはある?

 

た:「家族みんなでご飯に行くよ」とか全員参加のものは断りにくくて。

 

お:それは確かに。私だけマックで食べるーとか言えないしね。(笑)

 

た:実際行ってみると、家でご飯してるときと様子が違うんだよね。テーブルがちょっと小さかったりして。誰がどこに座るの?ってので毎回ざわついてた。(笑)「私がおとんの隣?え、真正面ですか?」みたいな。

 

お:おうちではどうだったの?

 

た:うちは4人家族で、おとんがいて、おとんの隣におかんがいて、おとんの前に妹がいたから、私はおとんのはす向かいだったの。だから、はす向かいをキープできなくなると、ちょっと落ち着かなくなるみたいな。

 

お:あ、一緒だ!私もはす向かいだった。

 

た:真正面とかもう、どこ見たらいいの状態よね。

 

お:なんか体の大きさとかでさ、「もうしょうがないからお前こっち」とか言われるとね。「壁があって狭いから」とか。

 

た:外でご飯のときはそうやっていつもの固定席に座れないし、ちょっと気を使わないといけない感じがあって。「お茶とってあげないといけないのかな」とか。

 

お:それはちょっとざわざわするやつ。私はケータイに逃げるか、メニューをひたすら凝視してたな。

 

た:目線を合わさないのね。自分もおとんもなんだかちょっとよそゆきモードになるじゃん。そのよそゆき同士の顔だから、距離感が余計分からなくなることはわりとあったかなあ。

 

お:よそゆきモード。普段の喋り方してても、店員さんが来たら黙るみたいなこともあったな。

 

た:あと、父親の格好も気になったりしない?高校生くらいになると特に。でも、父親の服装&髪型に対して自分が言うことなのかなとか思ったりするわけで。

 

お:ディレクションしたくない!めんどくさい!

 

た:そこ突っ込みだしちゃうと、ずっとそういう感じに言わなきゃいけないような気がするし、言われるのも嫌かなーとか思うし、、、。で、ディレクションを放棄する。自分としては「おかしいよ」っていう格好で外に行こうとするわけだから出かけるのが余計嫌なのかな。

 

お:父親と一緒にいるっていうのと、その父親はへんてこな格好してるっていうのことのダブルパンチだね。うちの父親は普段はシンプルな格好でそんなに気になってなかったんだけど、一回仲間内で流行ったのか、すごいキラッキラのベルトを買ってきて。「さすがにそれは、ないよ」ってのは伝えたけど。

 

:キラッキラはきついね。それくらい突飛なことをしだすと言うけどね。

 

お:うちのおとんは結構いろいろと「なあ、これどうや~」って聞いてくるんだけど、根本から否定すると、あっちのこだわりあるから嫌なんだよね。だから「どっちでもいいよ」って言うしかないなあ。

 

た:私もあったなあ。おとんがサンダル好きで。サンダルに靴下をはいていたときがあって、女子がお洒落でやってるようなあれじゃないんだよ!それで出かけようとしたときは、「さすがにそれは、やめて!」って言ったけど、本人的には「足に汗をかくから、靴下があるほうがいいじゃないか」ってなんか理由があってさ。「それでもちょっと嫌だ」って言ったら、「俺はお前の短い前髪がちょっと嫌だ」って冗談ぽく言われて。

 

:言い返してくるのすごいね!

 

:「言い返してきちゃうんだ、こいつ」って思ったよね(笑)。こっちがなんか言うと、向こうも普段言わないいろいろを言ってくるのよ。それがもうめんどくさい〜。

 

お: もういいよってなっちゃうね。

 

た:子どもは服装のディレクションをする前に、お出かけ自体を断っちゃうから、子どもと一緒に歩きたいなら、まずある程度見た目はちゃんとしましょうねってことね。

 

お:てきびしーね(笑)。

 

た:「家族と出かけるだけなんだからこの程度でいいだろう」的なのが嫌なもかも。「ちゃんとしてよ」的な。周りに見られたくないというか周りの目が気になるのはそういう年齢だからなのかな?

 

お:んー授業参観に来るくらいの気持ちでいてねってことなのか。

 

た:確かに。見られるんだから、娘が恥ずかしくないようにしてよってことなんだろうね。

 

お:で、一緒にお買い物に行ったとして、意見はするなと。娘の買ったものに対して。「これはよくない」とかね。

 

た:悩んでるときは「こっちのがいいんじゃない」とか言ってくれるのはいいけどね

 

お:「やめとけよー」とかはね。

 

た:ネガティブなことばかり言われるといやいやってなるね。一緒に行ってもいいって子も、とやかく言われたら行きたくなくなるだろうね。あれ、前回よりも要求が激しいね。大丈夫かな、これ(笑)

 

お:できる範囲で、、、。

 

た:できる範囲で、、、。(笑)逆にさ、めっちゃカッコいいお父さんだったら見せびらかしたいのかな?

 

お:たまにいるよね、パパとデート♪みたいな子。

 

た:いるいる!

 

お:ぜんぜん理解できない。

 

た:分からんよな、あれはちょっとした宇宙人だと思っている。

 

お:そうね、自分は正直財布にしか見えてなかった時もあるし(笑)

 

た:恐ろしいなそれ!でもちょっとあるよね、そういう「あわよくば買ってもらえるんじゃないかしら」的な。

 

お:「買ってあげる」っていうのを餌にされて私は行ってたもん。

 

た:確かに、それはちょっとあるよね。私は悪いかなーと思ってたけど。

 

お:デートみたいな感じで行くのはいまだに無理だなあ。そういう友達がいるんだけど、二人での行きつけのレストランとかあったりして。

 

た:えー!

 

お:また一緒に行こうね、ってインスタにあげていたりして。そのお家は、単身赴任でお父さんだけ離れていて、ちょっとだけ普通の距離よりも遠いのかもしれない。だからか、特別な日は一緒にとか、ちょっとした悩み相談とかもできちゃう関係らしいよ。

 

た:ふむふむ、普段近くに居るから、「なんでいつもいるのに外まで一緒にいかなきゃいけないの」ってのはあるね。

 

お:距離感の違いはあるね。

 

た:んー、よそゆきの顔もざわざわするし、変な格好のおとんといるところを周りに見られたくないし。それって周りを気にして、が一番大きい理由なのかな?

 

お:そうだと思うよ。地元で遊んでたら、自分の友達とか、おとんの知り合いとかに会う可能性はすごく高いよね。特にショッピングセンターとか百貨店とか。

 

た:うんうん、休日はとりあえずショッピングセンターに行く感じね。(笑)

 

お:そう、出かけるってなると大体似たような、そのあたり行こうってところがあるから。

 

た:誰かに会わないかって不安だったな。

 

お:うちのおとんは職業柄、どこに行っても誰にあっても、笑顔で頭下げて挨拶していて、私も教えられてきて。それは理解できるけど、自分が不機嫌な時にはすんごいめんどくさく感じていたな、やるけども。親といたら、私の知らない人でもいいかっこをしないといけないシーンが増えるんよね。

 

た:それに加えて、自分の知り合いにあったら「見られてしまった」っていうのがあるんだね。どっちにしても「ああっ!」ってなるじゃん。

 

お:逃げない?見つけたら逃げない?

 

た:分かるよ、スッ・・・てね、隠れたり目を伏せてみたり。

 

お:「見つけないで、やめて!」って。

 

た:「今はだめだー!」ってね。特に私も父親のほうの知り合いに会ってしまったときの対処法がいまだに分かんなくて、すごい半笑いで「あ、どうも」みたいになってしまう。

 

お:名前も分からないのに、向こうは意外と私のこと知ってたりするし。

 

た:ちっちゃい時に会ってたりするんだよね。

 

お:「あんなにころころだったのに~」とか「こんなに大きくなってどうしたの~」とか言われて。

 

た:「どうしたもこうしたも、おたくはどちら様ですか」みたいなね。急に勃発する事件みたいなそういうのが嫌なんだよねー。

 

お:最初にたなかちゃんが言ってた、現地解散方式がいいかもね。最初は一緒にいって、着いたらもう解散して各々お買い物。で、途中か終わりに集まってお茶でも行くくらいがいいのかもね。人に会うリスクも減るし!そっからだんだんね。ちょっとずつ。

 

た:あはは、リハビリのようだね。(笑)

 

 

 

 

 

☆ちなみに他の子は?

*Aさん 21歳女子・大学生

 

「あんまり誘われなかったので、そもそも出かける機会がなかったです。でも実際に一緒に出かけると楽しかったような記憶があるので嫌ではなかったかな。家族みんなで出かけると私とお母さんが同じ意見になることが多く、行き先やご飯を食べるところも大体女性の意見で決まってました(笑)。お父さんは味方がいなくていろいろ我慢していたのかも、、、。」

 

た:おとんがひとりぼっちになっちゃうのは子どもが姉妹のおうちはあるあるです!(うちは妹が男の子っぽいのであんまりないけど・・・)

お:うちもわたしとおかんの意見がなんだかんだ強いというか、バッサバッサ切ってたけど、お兄ちゃんがいたからバランスはよかったかも。え、なんか我慢させちゃってたかな、、、今年の父の日は奮発しようかな(笑)。

 

 

*Bさん 21歳女子・大学生

 

「特にお母さんと出かけるときと、お父さんと出かけるときで、違いは感じたことがないです。どちらと出かけるのもそれぞれに面白いし、友達と出かけるのとそんなに感覚的には変わらない気がします。」

 

た:おとんとおかんは違うでしょー!(笑)この子はそもそものおとんとの距離感が近いのかもね。やっぱり家族それぞれなんだね。

お:どちらもそれぞれの面白さを感じるっていいね!見習いたい心持ちだ〜。

 

 

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