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ソフトウェアテスト会社 経営 東京都 丹下 大さん
オトンの流儀とか
ビジネスマン編 Vol.27

子どもにとっての最高の教育は、僕が自己破産することです。でも僕は自己破産したくないんですよ。僕も自分の人生なんでね。【第2回】

ソフトウェアテスト会社 経営 東京都 丹下 大さん

ソフトウェアテスト会社 経営 東京都 丹下 大さん

家族構成:妻、息子(小3)、娘(小1)、息子(3歳)

oton+to編集長 布施太朗

第2回息子は最近、お金の話しかしなくなったんです。それはそれでいいと思っています。

―もう商売の話ですね。

ただ、やっぱり買う人は少なくて「誰が買うの?」って訊くと「幼稚園とか小学1年生の子」って言うので、「いや、そうじゃない。お母さんだよ」と言いました。「お金出すのはお母さんだから、お母さんがメリットを感じないと買わないよね。そう考えたら、おもちゃ箱にいっぱい詰まっているとか、もしくはなかなか手に入らない、当時でいうと妖怪ウォッチのレア系アイテムとか。大人がみてもこれはいいと思えるもの。そう考えていくと、自分がいらないものは売れない。むしろ自分が一番欲しいと思うものしか売れないんだよ」という話をして、色々本人に勉強させたら、本人もすごく学んでくれたようです。

―それはマーケティングという話ですね(笑)。

でも最近はお金の計算ばっかりするようになってしまいました(苦笑)。自分の財布に1円、2円と毎日貯まっていくのが好きみたいで、でも、それはそれでいいと思っています。すごく計算が早くなったし。でもね、お金の話しかしなくなったんです。パパの肩を揉んだら100円あげるというようなことを決めているんですが「パパもやってほしい時とやって欲しくない時があるんだよ」と言って、サービスを受ける側にはわがままなニーズというものがある、という話もしています。そうやって学んで、お金の計算もすればいい。ただ、これを続けていくと、おそらくですが小学校高学年になる頃に、イヤな奴になってくるはずです。友達に対して。でも僕はそのままイヤな奴になればいいと思っているんです。

―イヤな奴になればいい、ですか?

はい。イヤな奴になると、突然、友達がいなくなる日が来ます。その時になって初めて気づくんですよ。社会性が重要だということに。友達に自慢しすぎてはいけないし、自分の欲望を押し付けちゃいけないんだなとか。社会性とか協調性というものが必要なんだということを、小学校高学年から中学生くらいの時に学んでくれればと思って。今はそういう教育方針で僕はやっています。

―以前、丹下さんは「子育ては実験だ」というようなことをSNSで仰っていましたね。

だいぶ前だと思いますけど、実験だと言ったらみんなにドン引きされました。例えば、会社を経営していい家に住んでいて、なに不自由ない生活をしていますっていう家庭の子どもって、はたして幸せなのだろうかと思ったんです。生きる能力の高い人って、コンプレックスを抱えて生きていると思うんです。だから子どもにとっての最高の教育は、僕が自己破産することです。「父親が自己破産してウチは貧乏だったから」みたいなことが、一番いい教育なんじゃないかと。でも僕は自己破産したくないんですよ。僕も自分の人生なんでね。だからウチの3人の子どもたちに最高の教育を与えるにはどうしたらいいかを考え試すのが僕の実験です。

丹下 大さん

【第3回】「息子は生きる能力が大切ですが、娘はいい男を捕まえる努力が重要だと思っています。」に続く

丹下 大さん

今回の"オトン"なビジネスマンは、

丹下 大さん

株式会社SHIFT 代表取締役社長
広島県出身。
家族構成:妻、息子(小3)、娘(小1)、息子(3歳)

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