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IT企業経営 東京都港区在住 木暮 康雄さん(34歳)
オトンの流儀とか
ビジネスマン編 Vol.01

息子にいいチームを作られると…悔しい。

IT企業経営 東京都港区在住 木暮 康雄さん(34歳)

IT企業経営 東京都港区在住 木暮 康雄さん(34歳)

家族構成:妻、娘(4歳)、息子(1歳)

聞き手:oton+to編集長 布施太朗

―息子さんに関してのご質問です。今まだ小さいので分からないところがあるかもしれないですけど、親父を超えるっていう感覚って、どこか男同士だとあるのかなと思うのですが、何を超えられたら嬉しかったり、もしくは悔しかったりしますか。

息子が自分のあらゆるところ全部超えてくれても、嬉しい気持ちになると思います。勉強が自分よりも出来たり、自分よりも稼いでくれたとか、能力があって色んなスキルが出来たりとか、それは嬉しい。ただ、悔しいなと思うとしたらチームですね。息子が自分よりもいいチームを作ることができたら悔しいと思うんじゃないですか。

―なるほど、それは経営者として木暮さんの根っこにある価値感みたいなものですね。

私はずっと会社やってきたので。もちろん、チームって、入れ替わることもいっぱいあるんですが、だけど私の中で常にその時々がベストメンバーなんですよね。で、チーム力って何かっていうと、やっぱり一個の目標に対して、本当に皆でいい物を作ろうと。これは絶対成功させるんだ。これ世の中に絶対いい物なんだ。これがやりがいなんだっていうところに対して、皆が切磋琢磨している。この状態がいいチームだと思っていて。能力が高いとか、そういうことではなく、ちゃんと努力して進んでいる状態。こういうメンバーが前の会社でも、今の会社でも確実にいるんですよ、何人もそういう人達が。お金じゃないところで、これ、ちょっとブラック企業的な発言と捉えられるとアレなんですが、とにかく切磋琢磨して頑張っていく。ちゃんと理念とか、会社のチームとして、皆で神輿を担いでいる感じですよね。でも、個人個人が本当に努力する。今、なかなか人材も手に入れるのが難しく、いくら払ってもいい人材が来ないなと言われている中で、こういう人達が参画してくれてるということ、これが経営して一番嬉しいことなんです。私を越える人なんて世の中いっぱいいると思うし、息子だってもちろん超えて欲しい。だけど私よりいいチームを作られると…。すごい考えたんですけど、悔しい。

―ちょっとしたジェラシーですか。

入りますね。何も悔しくないなと思ったんですよ。なんだろうなって、ちょっと俯瞰で見た時に、そもそも会社にいる人だなと。チームだなと。
例えば他の会社とかに行って、パッと見てこれいいチームだなって思う瞬間があるじゃないですか、その空気感を作られてしまったら、うーん、ちょっと、なんですかね、このなんともいえない気持ちは…悔しい(笑)。

―木暮さんにとって子育てとはなんですか。

自分にとっては復習かな。予習復習の復習。僕にとっては復習で、子どもにとっては予習なんじゃないかなって思っていまして、先ほどのお風呂に入るという話もそうなんですけど、父親にこういうことしてもらったなとか、自分はこういうこと感じたな。母親にこういうことしてもらったなとか、その都度ちょっとしたことだったりするんですが、そういう些細なことによって今の自分って作られていて、ある意味、自分のルーツとなって、今のこういう仕事にもつながっていると思うんです。子どもを見ていると自分の反復勉強をしているような感じになるわけです。かぶってくるんですよ、過去に育てられた思い出が。それは自分にとって復習になっていて、親に言ってもらったことを、もう一回大事にしないといけないなとか思うんです。逆に子どもにとっては、そのとき言われたことは、これからの人生で出会うことの予習勉強になっているんじゃないかって思うんです。大人になって、親父はあの時こうやってくれたから、オレもちょっとやってみるかって。例えば何かで悩んだ時に、父親にこういうことを言われたなってふと思い出してくれればいいなと。

―なるほど。予習、復習。いい言葉ですね。ちなみに息子さんがちょっと大きくなってきたら何を一緒にしたいですか。

私、子どもたちとゲームをやりたいんですよ。自分が育っていた環境って、そういう遊びって親は一緒に遊んでくれず、むしろ「いつまでもゲームしてないで勉強しなさい」って言われていたんですけど、親戚の家庭は、お父さんも一緒にドラクエやっていたんです。それが超うらやましなと思っていたので、例えばWiiとかそういうゲームを子どもと一緒にやってあげられたらいいなと思いまして、なんかちょっと憧れなんですよね。

―自分が子どもの頃にやって欲しかったことですね。

そうそうそう。かなりインドアな発言なんですけど(笑)。あっ、それと今、娘と2人でいて、布団に入ってスマホでYouTubeとか見ていたりするじゃないですか。で、嫁がパッときて、「まだ起きてるの、寝なさい」って言われるんです。その後すぐガバって布団をかぶって、「あと一話だけね」って布団の中でYouTubeを見る。そういう子どもとの、こそこそ感が好きですね(笑)。

―ママには内緒だぞっていう、それはね、とてもわかります。ママには内緒。ょっと男心としてありますね、すごく。ちょっと悪いことな感じ。で、子どもとグルになる感じ。

バレるんですけどね(笑)。

木暮 康雄さん

今回の"オトン"なビジネスマンは、

木暮 康雄さん

株式会社ウリドキネット CEO
神奈川県横浜市出身。
家族構成:妻、娘(4歳)、息子(1歳)

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