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子どもと会話

2012.11.26

父と娘 お父さん大っ嫌いです2

Yさんが高校3年のとき、お母さんが亡くなった。

 

お母さんが入院した頃から、お父さんはいままで

一切やらなかった家事をやるようになり、

それは亡くなってからも変わらず続いている。

 

掃除、洗濯、そしてお風呂掃除などなど

 

とにかくお父さんがなんでもやろうとする。

お父さんの両親(Yさんのおじいちゃんとおばあちゃん)は今も元気。

今も同じ家に住んでいる。お父さんは子どものころ、

家事なんか全くやっていなかった。だから自分の子どもにもさせたくない。

そういう想いがお父さんにあるんだろうと思う。

 

「お母さんが亡くなったってことは家族みんな平等じゃないですか。

家事はお父さんひとりが抱え込むことじゃなく、

みんなで分担すればいいのにと思っていたんです」とYさん。

 

そして、Yさんが洗濯物を干すとお父さんが文句を言ってくる。

「ダメだ、そんな干し方じゃ。お父さんみたいにこうやって干さないと」

 

お父さんは、自分の決めたルール通りにならないとイヤな人。

 

「お父さん夜洗濯をするんですよ。で、洗濯をするときには

家族全員分の洗い物がでていないとお父さんイヤなんです。

夜、寝る前には洗濯機の中を空っぽの状態にしたいんです。

だから、お父さんが洗濯する前に、早く風呂に入れと急かしてくるんです」

 

Yさんは、そのお父さん都合の感じがイヤなのだと。

「もっと臨機応変でいいじゃん。ひとり分くらい明日に残ったって」と。

 

「一度、お父さんにそう言ってみたんです」

 

〉〉そしたら?

 

「もう早く風呂に入れと言わなくなりました」

つづく

 

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