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【夏休み】海川山森&キャンプ特集

2012.8.28

カヌーとキャンプ旅 四万十川のまえの日

ということで、朝7時半ごろに

土佐くろしお鉄道の中村駅というところに到着。

ここは明日から行くカヌーキャンプの終着点になる。

朝早いせいか、駅前の店はどこも空いていない、

いや、店がない。

まだ目は開いていない

 

ボーっとしている子どもらはともかくotonは腹減った。

ひとまずこのあたりのどこかで朝飯食いながら

今日のゆるい1日をどうしようか考えようと

思っていたところの肩すかし。

とりあえず民宿に電話して荷物だけ置かしてほしいと告げる。

宿の人に場所を聞くと、駅からは歩いて10分くらいと言っていた。

i Phoneの地図を見ながら、リュック背負ってキャリーを引いて

ガラガラと歩きはじめる。

道中、何か店あるかなあなんて期待をすることは

間違いだと確信できる風景が続く。

民宿へ

 

1本道を間違えるも、スムーズに宿に到着。

玄関にはスラックスにワイシャツ、白髪オールバックのご主人。

荷物を預けながら、

「このあたりで朝ごはん食べられるところありますか?」

と聞いてみる。

2カ所あるよとの答え。

1つめは、店の先の角を右に曲がって、3つめの角を左に曲がり

少しまっすぐ歩いたら右手にある喫茶店。

2つめは、店の角を右に曲がって、2つめの角を左に曲がって

ちょっと歩くと右手にある喫茶店。

ただ、2つめは店開いてないんじゃないかなとのこと。

宿にあった四万十川屋形船のリーフレットと帆掛け船のリーフレットをもらう。

「今日乗るかもしれないんですけど、どっちも近くですか?」

「どっちもタクシー乗ったら近いよ。そん時は言ってよ。ウチ、タクシー屋だから」

見ると、民宿の玄関のとなりにはタクシーが数台停まっている車庫。

なるほど!どおりで。ご主人の風貌に納得した。

そして喫茶店に向けて出発。

目指すはひとつめ、遠いほうの喫茶店。

ふたつめに紹介された開いていないだろうという喫茶店の看板を

横目に、ひとつめを目指す。

ひとつめに到着。が、なんとお休み。

ナンテコッタ!!

ダメもとでふたつめの喫茶店へ。

こっちの店がやっていた。

ナンテコッタ。

店のドアを空ける。思ったより広い。

低いテーブルに赤いソファが並んでラウンジ感満載の純喫茶といったところか。

2人連れが一組、一人客が2組。いずれもおじいさんに近いおじさん。

奥にはテレビがあり高校野球を流している。

お店のおばさんが腕を組んでテレビを見上げている。

2人連れのおじさんは、奥さんが旅行好きで、好き過ぎてわしゃ着いていけん、という話をし、

1人客の2人は、新聞をテーブルにわさっと広げて読んでいた。

 

大きな動物の置物がちらほら配置され、

棚には新聞と「美味しんぼ」だとかのマンガの単行本がズラリ。

「マンガ読んでいい?」

と、すかさず長男。

「アホかお前は!まずはこの店の、このシブさを楽しめ!

そして、モーニングセットをABCの3つの中から選べ」

と速攻返答。

まあ小学生にこのシブさと言ってもなんとも思わんだろうが。

お店のおばさんが注文をとりにきた。

モーニングセットは

サラダ、ゆで卵、ヨーグルト、飲み物は共通で、

おにぎりか、トーストか、ワッフルで違うようだ。

「oton、俺おにぎり」即答の次男。

「oton 、ワッフルってなんだっけ?」

「アレだ、アレ。朝マックにあるパンみたいなやつ。otonはそれにする」

「じゃあオレも」ということで、

おにぎりひとつ、ワッフル2つを注文。

しばらくしてやってきた。

おにぎりのセットとワッフルのセット。

「あっ、そうだ、ワッフルってこれだった」

マフィンと勘違いしていた。

長男は、朝マックがなんだという会話ももう忘れているようだ。

すでに上からシロップをかけている。

そのままにしておこう。

おにぎりセット

ワッフルセット

サラダをかきこむ。うしろは犬の置物

広い店内

 

飯を食いながら、四万十川の帆掛け船乗るか、と言ってみるものの、

oton自身、気が乗らない。そりゃあそうだろう。

明日から四万十川ざんまいなのだから。

ちょっと考えて、中村駅へもう1度行き、土佐くろしお鉄道に乗って

海を見に行くことにした。

土佐の海はさぞかしキレイだろうと。

ということで、朝飯をすませた3人は、また歩いて中村駅へ。

途中、公園の横を通る。遊具があるけっこう広い公園。人はだれもいない」

「oton、公園で遊んでいい?」と次男。

こういうところがまだ小2。

特に海へ急ぐわけでもないので、ちょっと遊んでいくかということに。

おもろいっ!

蝉をかぞえる

 

 

遊び終わって、また駅へと歩きはじめる。

土手が見える。その先は川があるんだろう。

「あの土手のぼって、川みながら行こか」

と3人土手へ。

こじんまりした幅の川。

「おおっ、なんか高知に着いたって感じがしてきた」

と言ったのはoton。この景色を見て、自分が盛り上がってしまった。

土手にあがって1枚

駅のほうへ歩く

 

タラタラと土手を歩きながら、途中降りて、駅へ到着。

駅の脇にある観光案内所へ行き、

「海に近い駅はどこですか」と聞く。

そしたら土佐入野駅が近いとのこと。

中村駅から10分ちょっと。海水浴もできると。

20分ほど待って電車が到着。

手作り感満載、夏休み列車

 

土佐入野へ着き、田んぼを見ながら

海まで歩く。

「oton、喉かわいた」

「海着いたらお茶買おう」

歩くこと10分弱。

海へ到着。キレイ。砂浜は白い。

海水浴場という言葉が耳に残っていたので、

海の家とか、売店とかなんかあるだろうと思っていたら、

何もなかった。ていうか人もほとんどいなかった。

自分らの住んでいる近くの海水浴場を当たり前だと考える

ことは間違いだ。ということを親子で学ぶ。

たんぼ

ほぼ誰もいない海

 

つづく。ここまででまだ午前中。

 

 

カヌーとキャンプ旅 四万十川まえの日その2

カヌーとキャンプ旅 四万十川のまえの日2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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