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お父さんの絵本ガレージ

2019.10.8

【お父さんの絵本ガレージ】芸術編

「以前、親子でイラストを描くワークショップに参加した時に、隣にいた親が「うさぎの耳はもっと長いでしょ」とか「目は赤いでしょ」とか、子どもの描いたイラストにたくさん修正をしていました。そんな親に、自由に描くことの大切さをわかってもらいたいです。子どもの想像力を決めつけたくないといいますか。そんなことに役立つおすすめの絵本はありますか?

4歳の娘のオトンより

① 『えをかくかくかく』

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作:エリック・カール 訳:アーサー・ビナード 偕成社

“色彩の魔術師”エリック・カールの原点

自由に描く大切さを伝える絵本

「ぼくはえをかく。えをかけば ぼくはえかきになる。いまからかくのは とってもあおいうまだ」。という文章で始まるこの絵本には、絵筆を持った少年の描く色とりどりの動物たちが、ページをめくるごとに次々と現れます。現実にはいない、青い馬や赤いワニ、水玉もようのロバまで……

作者は、世界的なロングセラー絵本『はらぺこあおむし』を生み出したエリック・カール。“色彩の魔術師”と呼ばれる彼が、子どもの頃に出合った素晴らしい絵を、みんなに手渡したくて創った絵本です。アメリカで生まれた後にドイツに移住したカールは、生き物と絵を描くことが好きで、美術学校に通っていました。当時は、ナチス政権が人々の生活をコントロールし、自由に絵を描くことも許されなかった時代。12歳のカール少年の才能に気づいていた美術の先生は、見ることを禁止されていたフランツ・マルクの色鮮やかな絵を、こっそり見せてくれたのです。その絵に驚き、のちに多くのことを学んで影響を受けた画家へのオマージュでもある作品。巻末には、マルクの絵画「青い馬Ⅰ」が収録されています。

原題『The Artist Who Painted a Blue Horse』を『えを かく かく かく』と訳したアーサー・ビナードさんの文章も、シンプルで力強く、読み手の心にまっすぐに届きます。絵の躍動感や迫力まで感じられる、大きな本のサイズも魅力的。子どもたちの想像する力を応援してくれる1冊です。カールはこの絵本についてのインタビューで、こんな風に語っています。「まちがった色なんてない。常識にとらわれなくていい。心の目を開いて、自由に描く大切さを伝えたい」。

② 『てん』

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作:ピーター・レイノルズ 訳:谷川俊太郎 あすなろ書房

子どもの絵にどう寄り添うか

お絵描き嫌いの世界を変えた“てん”の物語

ワシテは絵を描くのが大嫌いな女の子。お絵描きの時間が終わっても、紙は真っ白なまま。先生は言います。「なにか しるしを つけてみて」。ワシテは苛立ちながらも、マーカーでひとつの小さな「・(てん)」を記すと、「さあ サインして」と先生。次の週にお絵描きの教室に行ってみると、その紙は立派な金色の額に入り飾られていました。それを見つけたワシテは……「もっと いい てんだって わたし かけるわ!」。これまでに使ったこともない水彩絵の具のセットを開き、自由にのびのびと描き始めるのです。

まさに先生の一言によって、世界が変わったワシテ。絵筆を握る表情は、にこやかで自信に満ち、大好きなことを見つけた喜びにあふれています。そして物語の最後に出会うのは、「まっすぐな せんが かけないんだ」と言う少年。ワシテが彼に贈った言葉とは……

子どもの絵を前にした時に、わたしたち親は、どんな風に声をかけ寄り添えばよいのか。水彩絵の具と紅茶を使って描かれた美しい絵本が、そっと伝えてくれます。お絵描きが好きな子をわくわくさせ、そうでない子を勇気づけ、そして何よりそんな子どもたちと向き合う大人こそ、目を開かれる絵本です。

★ 会社帰りのイベントもあります★  「お父さんの絵本ガレージBar クリスマス編」

※みなさんがオススメの絵本(もしありましたら)、ぜひ持ち寄りでご紹介ください!

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お店の中央のスペースで、みなさん、お酒を飲みながら、絵本を読んでもらいます。楽しい絵本、共感する絵本、考えさせられる絵本など。読んでもらっていると、文字を追うことをしないので、絵をまじまじと見てしまいます。そして「この先どうなるんだ?」と、ページをめくられるのを待ってしまいます。大人でも絵本の世界にがっつり入り込める、それは妙に新鮮な体験です。読んでもらった後のみなさんの感想もいろいろなんですね。それを聞くのも面白いです。

会社帰りに神保町へ。絵本を読んでもらいながら1杯いかがですか?

※みなさんがオススメの絵本も、持ち寄りでぜひご紹介ください!

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選書と読書:フリーアナウンサー/絵本専門士 近藤麻智子

進行:oton+to編集長 布施太朗

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オトンだからグッとくる絵本があります。

オトンだから、

子どもにプレゼントしたくなる絵本があります。

そんな絵本を見つけてみませんか?

「お父さんの絵本ガレージBar」は、

会社帰りに、本の街・神保町で、

お酒をちょっと飲みながら、

お父さんにオススメの絵本を読んでもらう会です。

普段、子どもに絵本を読んであげているというお父さんも、

子どもの時以来、絵本なんか開いたことのないお父さんも、

これからお父さんになる人も、

普段、ビジネス書しか読んでいないビジネスマンも、

たまには、絵本を読んでもらいましょう。

きっと、なにか気づくことがあるはずです。

そして、お父さんがグッときた絵本を、

お子さんにプレゼントしてみませんか?

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ブックハウスカフェ店内には、「絵本ガレージ」コーナーがあり

oton+toで紹介されている絵本が並んでいます。

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日時:12/11(水)

18:30開場、19:00~20:30

場所:ブックハウスカフェ 

〒101-0051 千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F 

TEL 03-6261-6177 FAX 03-6261-6178 www.bookhousecafe.jp

(東京メトロ半蔵門線&都営新宿・三田線「神保町」駅A1出口から徒歩30秒!)

参加費:1000円+ワンドリンク(以上)オーダーお願いいたします!
※詳細、お問い合わせはE-mailまたはお電話でブックハウスカフェまでどうぞ。

お申し込み先

予約が必要です。

(店頭/E-mail:yoyaku@bookhousecafe.jp/お電話 03-6261-6177にて)

※メールでご予約の際は必ず、件名に「絵本ガレージバー」として、本文に「お名前フルネーム(よみがな)・お電話番号・ご参加人数」をお知らせください

※詳細、お問い合わせはE-mailまたはお電話でブックハウスカフェまでどうぞ。

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ブックハウスカフェ

 

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選書と読書:フリーアナウンサー/絵本専門士 近藤麻智子

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大人向けの絵本セラピー®のワークショップ「絵本のち晴れ」や、絵本の読み語りとヨガをコラボレーションした親子向けイベント「絵本ヨガ」を主宰。2016年に出版した絵本『森のくるるん』(そうえん社)では、コンセプトと文章を担当。企業にてビジネスパーソン向けの絵本ワークショップの講師も務める。現在BS日テレ「コーポレートファイル」に出演中。メディアでの絵本に関する執筆、講演など、活動は多岐に。  一児の母。

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oton+to編集長 布施太朗が本を出しました!
書籍のご紹介

祝!第4刷決定!

父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

布施太朗・著¥1,300(税抜)

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