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お父さんの絵本ガレージ

2019.4.22

【第1回】輝く!絵本ガレージ大賞!!

昨年春からはじまった、オトンにおすすめの絵本を紹介するコーナー「絵本ガレージ〜お父さんがグッとくる絵本たち」。東京、神保町にある絵本専門店ブックハウスカフェには、絵本ガレージコーナーが設置され、oton+toで紹介させていただいた絵本が並んでいました。また、3ヶ月に1度のペースで、開催していた「絵本ガレージBar」では、集まったオトンたち(女性もけっこういらっしゃいました)が、絵本を肴にお酒を飲んでおりました。

そして今回、突然の発表で誠に恐縮ではございますが、

お父さんの絵本ガレージ大賞の発表をさせていただきます。

題しまして、

第1回 輝く!絵本ガレージ大賞!!

昨年度1年間で、お父さんへおすすめしたい絵本として紹介した

絵本の中から、選書(絵本ガレージBarではお父さんたちへの読み聞かせも)をされた近藤麻智子さん、ブックハウスカフェの茅野由紀さん、そしてoton+toの布施が厳正な協議を行い、

大賞1作品、部門賞3作品を選出しました。

気にはなっていたけど、まだ読んだことがないというお父さん、気にもしてなかった、知らなかったというお父さんも、まずは受賞したこれらの絵本、手にとってみませんか。

そして、引き続き、「絵本ガレージ〜お父さんがグッとくる絵本たち」と「絵本ガレージBar」をよろしくお願いいたします。

 

 

【絵本ガレージ大賞!】

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「はじまりの日」

作:ボブ・ディラン 絵:ポール・ロジャース 訳:アーサー・ビナード 岩崎書店

2016年のノーベル文学賞を受賞したボブ・ディラン。彼が息子を想って創った名曲『Forever Young』に、詩人アーサー・ビナードの訳詩と新たな絵が加わった、お父さんの愛情あふれる絵本です。お父さんがグッとくる絵本。いやあ、まあ、これは審査員満場一致でございました。oton+toで紹介するのもこれで3回目!子どもを想う父としての願い、深く頷いてしまう言葉たち。「流されることなく 流れを つくりますように」。子どもに願うとともに、オトンになってもこうありたいと、心から思います。

May your hands always be busy
きみの手が ずっと はたらきつづけますように
May your feet always be swift
きみの足が とおくまで 走っていけますように
May you have a strong foundation
流されることなく
When the winds of changes shift
流れを つくりますように

May your heart always be joyful
きみの 心のうたが
May your song always be sung
みんなに ひびきますように
May you stay forever young
毎日が きみの はじまりの日

コメント:布施太朗(oton+to)

 

【奥様に贈ろう賞】

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『そのままのキミがすき』

文:きむらゆういち 絵:高橋和枝 あすなろ書房

「たとえばキミが、寝起きのグシャグシャな頭でも、80歳すぎても……そのままのキミでいいんだよ」。なんて言葉、直接なかなか言えないよ……!そんなオトンこそ、この1冊を。「絵本ガレージBar ホワイトデー編」のイベントで読んだ後には、奥様にプレゼントしたいと、お父さんたちが続々とこの絵本を手にとっていた光景が忘れられません。愛情を伝えたい、そのきっかけを探しているお父さんが意外と多いことに、ひそかに感動した瞬間でもありました。家族の幸せは、夫婦円満から♡奥様の誕生日や、結婚記念日にもおすすめです。オトンだけでなく奥様もグッとくる絵本を、これからも時々ご紹介していけたらと思います。

コメント:近藤麻智子

 

【たくさんの方に届いたで賞】

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『おおきくなったらきみはなんになる?』

文:藤本ともひこ 絵:村上康成 講談社

「お父さんの絵本ガレージ」棚で、一番売れたこの本に、ブックハウスカフエからベストセールス賞を贈ります。まず、タイトルの「きみ」がとても小気味よく、言葉選びのセンスのよい作家さんに敬意を。そして、絵本の見開きは50㎝×40㎝くらいの大きさなのに、プラネタリウムのように頭上に広がる想像をしてしまうような、大ーーきな絵を描かれる画家さんに敬意を。そしてなにより「大きくなったら」が「いつ」なのかの言及がないことが、とても気に入っています。この絵本は、子どもだけでなく、大人へのエールでもあります。私は大きくなった今、絵本屋さんになりましたが、もっと大きくなったら、何になろうかな?

コメント:茅野由紀(ブックハウスカフェ)

 

【oton+to賞】

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「あのひのクジラ」

作:ベンジー・デイヴィス 訳:村上康成 ブロンズ新社

「子どもと一緒に〜〜〜〜をする」。これは嬉しいこと、楽しいこと、もしかしたらそうじゃないことも、子どもにとってもお父さんにとっても、しっかり心に刻まれる大切ことだと思います。この絵本では、浜辺に打ち上げられた小さなクジラを海にかえしてあげるため、お父さんと息子ノイがボートを漕ぎ出し、2人はクジラとさよならします。子どもと一緒にクジラを海にかえしたお父さん。お父さんと一緒にクジラを海にかえした少年ノイ。子どもがまだまだ子どものうちに、「一緒に〜〜〜する」機会をひとつでも多く作ること、その時の子どもの気持ちを慮ること、そんなことを多くのオトンにおすすめしたいなと思った1冊でした。

コメント:布施太朗(oton+to)

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布施太朗・著¥1,300(税抜)

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