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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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人材コンサルティング会社経営 名古屋市 徳山求大さん
オトンの流儀とか
ビジネスマン編 Vol.19

全寮制の中高一貫校に入ってすぐに、長男がすっごいホームシックにかかったんです。「パパ、僕は帰りたい」って言われて。

人材コンサルティング会社経営 名古屋市 徳山求大さん

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家族構成:母、息子(高3) 息子(中2)

聞き手:oton+to編集長 布施太朗

―実際体験してみてそうなったんですね。

海陽学園って、全寮制がやっぱり柱なんですよ。で、全人格教育って言って基礎学力は勿論なんだけど、やっぱり人間としての人間力を育んで、日本の次世代を担うリーダーを作るってそういう建学の目的があるんですね。寮は前期ハウスと後期ハウスという名前で中学生と高校生が入っているんです。例えばハウスAには1学年20人ずつの60人で生活するんです。ハウスBにも同じように60人で。ハリー・ポッターのような感じです。前期ハウス6つ、後期ハウスが6つあって、で、このハウスには住み込みで先生が一人いるんです。かつ各フロアにフロアマスタっていう、トヨタとかJR東海とかスポンサーになってる企業の20代の若手社員が出向で来ていて、で、1年間子どもたちの面倒見るんです。

―へえ!面白い。

そういう構成なんです。そこで上下関係とか仲間とかが育まれて。そして全ての行事がそのハウス対抗で行われるわけです。例えば、大きなイベントが2つあって。1つはスポーツフェスタという春の運動会。ほとんど全部団体競技なんです。普段から集団生活してるんだけど、優勝するためにさらに一致団結してどうやるかで、もう盛り上がりますね。一か月以上前からハウス毎に練習して。で、うちの子どもが入ったハウスEでは5連覇がかかってたりして。結局5連覇したんですけど。

―ハウスEは運動会の名門みたいになってるんですね。

そうそう。で、なんでそこがいいと思ったかっていう話に戻るんですが、以前、僕「折れない新人の育て方」っていう本を書いたんです。当時、ゆとり世代の人達が社会に出てくるっていうタイミングだったんですよ。きっかけは、ある企業の方から「徳山さんゆとり世代ってどういう人たちかちょっと調べて」って言われて。調べたら、部活に所属したことのある人の割合5割だったんです。

―5割ですか。

僕らの時って部活に入るのがマストのような感じだったと思うんです。上下関係もあったし、レギュラー争いとかもあったし。水面下のしのぎ合いというか「なんであいつがレギュラーで俺がレギュラーじゃねえんだ」とかそういうのを乗り越えて、一つのチームになっていったりとか。今はそういうのがどんどん薄らいでる。先生も昔は牽引者だったのがお友達先生みたいになっちゃって、親もそうじゃないですか、甘い。受験にしても子どもが多かったから、一生懸命勉強しないと自分の行きたいところに行けない。でも今は定員割れ起こしている状況の中で、比較的ゆるく大学まで進めちゃう。

徳山求大さん

今回の"オトン"なビジネスマンは、

徳山求大さん

株式会社イヴォーグ 代表取締役
名古屋市出身。
家族構成:母、息子(高3) 息子(中2)

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父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

布施太朗・著¥1,300(税抜)

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