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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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サッカー選手 鄭大世(チョン・テセ)さん(33歳)
オトンの流儀とか
アスリート編 Vol. 01

もし息子がサッカーを始めたら、精神論とか説いてそうですね。したくはないんですけど、自分の性格上、黙っていられないかな(苦笑)|清水エスパルス|チョン・テセ

サッカー選手<br class= 鄭大世(チョン・テセ)選手(33歳)">

清水エスパルス 
鄭大世(チョン・テセ)選手(33歳)

職業:サッカー選手 
ご家族:妻、息子(2歳)、娘(0歳)

聞き手:oton+to編集長 布施太朗

―なるほど、まずは謙虚さだと。

はい。謙虚であることが一番大事。でも人は疑わなきゃダメ(笑)。謙虚であることと自分の意見を言わないということは違う話です。契約内容について、エージェントやマネージャーが言っていることを全てハイハイ分かりましたって言ってたら、損してしまうから、そこはしっかり主張しなければいけない。そこはビジネス。契約というのは利害関係が100%の関係なので、守るところは守らなければいけません。だから「謙虚であれ、でも人は疑え」。

―それはプロになってから徐々に気づいていったことですか?

騙されながらですね。もともと僕、「ノー」とは言えない性格なので。「こういうことでいいよね」って言われたら、「ハイ!」って。典型的なサッカー選手と言いますか(笑)。だから今は契約書もすごくしっかり目を通し、弁護士にも見てもらうし、仲の良い友達との間でも、契約のようなことが発生する場合は最初にしっかり書面にします。最初に自分がちゃんとしておけば、詐欺師も詐欺をする気にならないので。やっぱり自分に隙があるからつけ込んでくるわけで。謙虚でありながらも、引いちゃいけないところは引かない。「失う前にちゃんとしなきゃ」というのが、今の教訓です。だからもし息子がプロになるとしたら、契約については僕も口出しします。僕がしっかり読んで、さらにちゃんとこちら側の味方に見せます。

―相手のいいようにされないために。息子さんにとっては心強いですね。

でも、まずは自分がしっかりしなければいけないんです。でもそれっていくら言われても分からないんですよね。経験しないと。そもそも「俺は騙されるはずがない」と思っていたら聞く耳を持たなくて、騙されて初めてアドバイスの言葉が入ってくるわけで。

―ということは、息子さんにも失敗をさせた方がよい?

そこは難しいですね。失敗しなければ分からないことを、失敗する前に上手く伝えることが出来ればベストなんですが、、、。これからその難しさを経験していくんだと思います。そこは父としての力量が試されるところですね。そのためには、そもそも子どもとのコミュニケーションが上手くいっていなければダメですよね。子どもに対して頭ごなしに否定すると子どもは聞かないので。それだとダメなんで。あっ、でも僕、チームの若手にはめっちゃ頭ごなしで言ってますね。直球です(笑)。

―どんな父親でいたいですか?

めっちゃ優しいですよ、僕。怒らないですもん。

―それはお子さんが15歳とかになってもその優しいお父さんのままですか?

どうでしょうね。今みたいに甘えなくなりますからね。まさにこの本のタイトル「父親(オトン)が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない」だと思うので。だから今、可愛がっています(笑)。
特に男の子は飛び立っていくものですから。

鄭大世(チョン・テセ)さん

鄭大世(チョン・テセ)さん

今回の"オトン"なアスリートは、

清水エスパルス
鄭大世(チョン・テセ)選手

職業:サッカー選手
年齢:33歳
ご家族:妻、息子(2歳)、娘(0歳)

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父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

布施太朗・著¥1,300(税抜)

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