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オトンが体験

2017.1.6

お茶は酔うものである。

「お酒には世を憂いて酔い、お茶にはその場を愉しんで酔う」。お父さん、台湾茶はいかがでしょう。お茶といえばペットボトルの私たちにとって、お茶は単なる水分補給だったり、脂肪を分解する飲料となってはいまいか。お茶を愉しむって何?お茶に酔うって何?台湾流の大人の嗜み方を教えてもらいました。

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年に何度も台湾へ行くというの『茶通』山道帰一さんが、今回お茶の愉しみ方を伝授してくれました。

 

■様式美、テイスティング、コレクション。お茶の愉しみは様々。

山道さんによれば、お茶の愉しみ方は人によって様々。まずは日本の茶道のように作法を学んで愉しむ方法。細かい手順や動きを美しくまねる、様式美である。それから、お茶そのものの味や香りを追求する愉しみ方。品種や産地も様々、また等級により値段も異なり、4000種類ほどあるといわれる中国・台湾茶。自分の好みのものを探したり、初めてのお茶を試してみる探求の仕方には男性でハマる人が多いのだとか。日本ではあまりお茶会の文化がないが、みんなでお茶を飲みながら会話を愉しむやり方ももちろんある。職人の手作りだったり絵柄の美しい茶器をコレクションする人や、教養としてお茶を学んでおきたい、という人もいるんだそうだ。

 

■台湾茶は香りを聞け。

今回はお茶の味や香りそのものを堪能する、基本的ないれ方・飲み方を教えていただいた。台湾茶の他のお茶との飲み方の大きな違いは、「香りを聞く」ということ。聞香杯という香りのためだけのおちょこのようなものが存在するのだ。お茶をいれたらまずは聞香杯に注ぎ、そのまま飲杯にうつす。空になった聞香杯を鼻元へ持って行き、鼻から息を吸い込んでみよう。これが「香りを聞く」ということ。香水のトップノートとラストノートのように、鼻腔から入ってくる香りに徐々に変化が感じられるのが面白い。お茶を飲むときは飲杯から。のどから上顎にふわっと上がってくる甘い香りも感じよう。ご飯を食べながらでも、打ち合わせをしながらでもない。お茶を五感全てで受け止める、緩やかな時間が流れる。

 

 

■たくさん飲むと、お茶に酔う?

様々な種類のお茶を飲んだら、身体が温かく、ホワンといい気分。外に出てみると、ちょっと冷たくなってきた秋の風が気持ちいい。これはアレだ。飲み会の1件目から2件目に移動しているときと同じ。完全に酔った。「茶酔い」と呼ばれるやつである。茶酔いとは、本当にアルコールに酔っ払っているのではなく、お茶に含まれるミネラル分で血流がよくなり、身体が温かく酔っ払ったような高揚した状態になるんだそうだ(そして、とてもとても眠かった)。お酒に酔ったときは、いい気分だがそこで感じたことや味わったものは記憶に残りにくいことがある。しかしお茶は、いい気分でありつつ頭はハッキリしているのだ。アルコールではなく、香りと味に酔いしれる。時間をかけてじっくり味わう、新しいお茶の愉しみ方。試してみてはいかがだろうか。

 

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<今回ご紹介いただいた代表的な台湾茶>

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■文山包種茶(ぶんざんほうしゅちゃ)

台湾四大銘茶のひとつ。ほのかな甘みと蘭や百合のような華やかな香りが特徴。香りの豊かさはありながら、クセのない味わいなので初めての台湾茶には適しているかもしれない。

 

 

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■東方美人茶(とうほうびじんちゃ)

ウンカという害虫にかじられて発酵した茶葉から偶然出来たお茶。蜜のような甘い香りが特徴で、紅茶が好きな人は東方美人茶を入り口にするのもよい。

 

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■凍頂烏龍茶(とうちょううーろんちゃ)

台湾四大銘茶の中で最も知名度が高い。飲んだあとも口の中に余韻が長く残り、香りを愉しみたい人にはオススメ。

 

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■梅山高山茶(うめやまこうざんちゃ)

カテキンなどの苦味成分が少なく、アミノ酸等旨味成分多くなる高山茶。梅のような甘酸っぱい香りと焙煎された香りのバランスがよく、すっきりとした味わいを好む方に。

 

 

 

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<基本的な台湾茶の愉しみ方>

①  温壺(おんこ)

茶壺(ちゃこ)に熱湯を満たし、温める。茶壷とは日本で言う急須のこと。同様に茶壷から一旦お茶をうつす茶海(ちゃかい)や、お茶を飲む際のおちょこのような聞香杯(もんこうはい)・飲杯(いんはい)も温めておく。

②  賞茶(しょうちゃ)

茶荷(ちゃか)に茶葉を取り分ける。茶葉の種類によって様々な色・形・香りを鑑賞する。

③  洗茶(しーちゃ)

茶葉を茶壷に入れたら熱湯を注ぎ、茶葉表面の汚れを落とす。茶葉が開き、香りやうまみが流れ出てしまうため、お湯を入れたらすぐに中身を茶海に捨てる。

④  泡茶(ぱおちゃ)

茶壷に再度熱湯を注ぎ、蓋をの上もお湯をかける。お湯はなみなみに入れるのが重要。茶葉ごと適切な時間抽出し、茶海にうつす。聞香杯・飲杯のお湯を捨てて、茶海から聞香杯へお茶を注ぐ。

⑤  品茶(ぴんちゃ)

聞香杯から飲杯に注いだら、聞香杯で香りを愉しみ、飲杯からお茶を味わいます。品質のよい茶葉は5煎以上いれることができ、それぞれの変化も愉しめる。

文・山縣 杏  写真・木原基行

 

<取材協力> 茶通

台湾茶の茶通へようこそ!

 

 

 

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